最新の観てきた!クチコミ一覧

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現代能楽集 鵺

現代能楽集 鵺

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2009/07/02 (木) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★

複雑
仕掛けはすごいし、役者も豪華、脚本も面白いと思ったのですが、なぜか手放しに面白かったとは言えない・・・。
もしかしたら、ここはもっと笑っていいシーンなのか?というような場面もあって、本当はもっと攻め込んでいるお芝居なんじゃないかと思ったり。でもいまいち伝わってないのが勿体無い、のかどうなのか。田中裕子さんの色気にはメロメロです。

73&88【満員御礼!】

73&88【満員御礼!】

カニクラ

アトリエヘリコプター(東京都)

2009/07/15 (水) ~ 2009/07/19 (日)公演終了

満足度★★★

期待を裏切らず
不思議な感覚のお芝居ながら、飛びすぎない所がうまいな、と感じます。
役者さんの個人的な独白から物語世界へのグラデーションも自然で、ドラマの中にすっと目を向けられる構成も面白いと思います。
玉置さん、坂本さんのお芝居がまた魅力的。

ブロードウェイ・ミュージカル「スペリング・ビー」

ブロードウェイ・ミュージカル「スペリング・ビー」

天王洲 銀河劇場

天王洲 銀河劇場(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/08/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

最高!
久し振りに、GOODな作品に出合いました。
この作品はブロードウェイでも観ましたが、日本版も負けていません。
出演者、一人一人の個性が出ていて、本当によかったです。

溺れる家族

溺れる家族

アロッタファジャイナ

タイニイアリス(東京都)

2009/07/23 (木) ~ 2009/07/27 (月)公演終了

満足度★★★★

もうひとつの家族


波島家、望月家、菊見家、長澤家、田所家、村山家、霧島家の7家族が少しずつ関係性を持ちながらも家族とは何か?を描いた作品。
要するにどこの家庭にも人には言えない問題の一つや二つは抱えてるということ。

以下はネタばれBOXにて。。



ネタバレBOX


波島家の主人・和郎(テレビコメンティーター)には昔付き合っていた望月美緒がいた。彼らは愛し合っていたが和郎の勤め先の上司から家沼衆議院の娘・早苗との縁談を持ち込まれる。早苗は同僚の和郎に以前から好意を抱いていて、父親に相談したのだった。和郎はこの縁談を美緒に話してしまい、美緒は和郎の将来を考え身を引くことを決めて、失踪してしまう。
月日は経って和郎は早苗と結婚し長男・和則、長女・和美が生まれる。

一方で失踪した美緒には和郎との子供・美和が生まれるが、美和は父親は自分たちを捨てたと思い込み母親の死後、父親への復讐を誓い、霧島がそれを手伝う。

この二つの家族が軸になって舞台は動くが、一つの疑問が生じる。それは美緒はなぜ、娘の美和に真実を伝えなかったのか?という疑問だ。この真実を美和に教えていたなら美和は自分の人生を復讐に時間を削る必要はなかったはずなのだが・・。

波島家の長男・和則はエリートの家に生まれて何不自由なく暮らしてきた結果、我侭で幼児性が強い性格になってしまっていた。彼の職場(銀行)の上司はかつての和郎の部下だった菊見裕一。そして菊見の恋人が和則と同じフロアの田所利香と知るや、和則は人のおもちゃを欲しがる子供のように利香にちょっかいを出す。
女って強引な男に弱いよね~、なんだかんだいって好き好き光線を持続して浴びせられると大抵の女は落ちる。だから諸君!宝引きは、そうあっさりと手を離してしまわない方が宜しいようです。じっくり粘ったらハズレからアタリに変わることも御座います!(^0^)

して、利香は菊見とも和則のフタマタをかけることに・・。(失笑!)
しかし、その棚から牡丹餅状態は長く続かず和則との関係は菊見の知るところとなる。菊見と利香の結婚で逆切れした和則は利香にカッターをつき付けて菊見を脅すが菊見は和則を説得し、利香の不貞を知っても結婚する、という大人な判断をする。

長澤了祐は鬱で作家希望の引きこもりで妹・志保から暴力を受けていた。了祐の鬱をサポートするのが大学のうつ病患者を支援するサークルの同志・波島和美と村山沙織。しかし、彼女らのサポートの甲斐なく了祐は志保の罵倒に耐えかねて志保を殺してしまう。

ここでの登場人物は心に何らかの闇を持っていて、それはエリートの父親を持ったが上の重いプレッシャーだったり、思い込みによる被害者意識だったり、過剰な自尊心だったり、現状に不満しか見出せない感情だったり、不条理な思いだったり・・。
それらが少しずつ繋がって大きな渦となり、闇はどんどん広がって大きくなってやがて漆黒の夜に飲み込まれる。闇が悪魔だとしたら、悪魔は決して目立たない。悪魔でございという顔もしていない。いつの間にか百年の知己のような顔をして静かに隣を歩いているのだ。
そうして彼らが気が付いた時には悪魔に半分の魂を取られてるかもしれない。残りの半分の魂が健全ならば、美和のように真実を知った後、復讐という呪縛から解き放たれて、自分に戻ることができる。
家族とは良い事も悪い事も含めて共感して生きていくものだ。そうやって、偽りの家族から本当の家族になれるのだから・・。

和則(太田)と利香(青木)の絡みは面白かった!
松枝の本は比喩のセンスが絶妙で好きだ。

しかし・・アフタートーク(斉藤先生)では政治がらみの話が多く、いつもの精神論は聞けなかったのが難点。
ナカヤマミチコが頑張ってました。客入りから終演後の「すなっくミチコ」でも。彼女の手作りの肉じゃが・パスタなどが有料で販売されます。価格表が欲しかったかも。トークと同時に作り出すので、トークに集中できない。どちらか一つで良かったような気がする。

溺れる家族

溺れる家族

アロッタファジャイナ

タイニイアリス(東京都)

2009/07/23 (木) ~ 2009/07/27 (月)公演終了

満足度★★★★

松枝氏のセンスの良さが光っていた!
舞台を挟むようにして、入って左右に客席がある。私は前の会社の社長が左側にいたから左側に行った。多分どちらから観ても楽しめるように演出されているけれど、クライマックスだけは、主人公の役者の表情が右側の人にしか見えない様だったから、右側に座った方がいいかも?!


お芝居自体は、結構満足した。脚本の”巻き戻し”的部分とか演出とか、作・演出の松枝さんのセンスの良さが今までで一番表現されている公演ではないかと思うので、お時間がある方はぜひ!!

ネタバレBOX

母子家庭で育ち、自分たちを捨てたとされる父親を見つけた望月美和を中心に、波島家(夫婦+兄妹)、長澤兄妹、田所姉弟など合計13人がいくつかのプロットでつながっているけれど、衣装の色などが工夫されていることでわかりやすかった。

各プロットが同時進行ではないし、間に他のプロットが入ってから一度終わったシーンの続きが始まったりするんだけれど、全然こんがらがらなかったし、すぐ続きからやるのではなく、ちょっと巻き戻って一度聞いたやりとりから始まるという構成がかっこよかった。

特に波島家の妻・早苗と、長男・和則の心情がリアルだと思った。
演技の迫力を一番感じたのは長澤志保役の井川千尋さん。
霧島役のイケメンの和知龍範さんは、アイドル系かと思って調べたら、劇団を主宰されている方なんだね!彼が演じた霧島の後半の心情がよくわからなかったな。。。

衣装は、それぞれの関係性がわかりやすいような色分けがされているのに、トーンが合わせてあるからか統一感があった。全部、舞台上の机同様白いペンキがかけてあってかっこよかった。照明も長澤家に和美と村山佐織がやってくるシーンとかすごく好きだった。

演出は、今まで観たアロッタの公演の中で一番好きだった!!
前半はどんどんシーンが変わるから気にせずぐいぐい引っ張られたけれど、観終わると、美和のメインプロットが少々弱かったかなと思った。起承転結が時系列できちんと描かれていて、プロットの主人公のゴールや動機がきちんと描かれているのは美和のメインプロットだけだったから、もう少し他のプロットより目立ってもよかったかも。
長澤兄妹+波島家の長女・和美+その先輩・村山のプロットだとかは、メインプロットには直接影響しないから、設定はおもしろかったけれど、ちょっと尻切れトンボ感があったかも。波島家の長男・和則+田所利香+菊見のプロットも、前述のサブプロットよりはメインプロットに関係があるけれど、結末がメインプロットに何らかの影響を及ぼしてほしかったなと思う。

と、ストーリーは改善点があるように思うけど、”巻き戻し”的部分とか演出とか、作・演出の松枝さんのセンスの良さが今までで一番表現されている公演ではないかと思うので、お時間がある方はぜひ!!
血縁~飛んで火に入る五兄弟~【10周年記念公演】※本日千秋楽!

血縁~飛んで火に入る五兄弟~【10周年記念公演】※本日千秋楽!

モダンスイマーズ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/08/02 (日)公演終了

満足度

祭りと言われれば・・・
10周年。内輪だけで盛り上がっちゃたね。
モダンファンだけみればいーんじゃん。

Little Alice ―少年アリスの時間割―

Little Alice ―少年アリスの時間割―

ルドビコ★

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2009/04/29 (水) ~ 2009/05/05 (火)公演終了

満足度★★★★★

マッドハッターが・・・
舞台自体の雰囲気がとてもかわいらしくてよかったです。
あと歌も歌唱力どうこうよりも曲がファンシーで好きでした!!
もともとあることから逃げ出して気晴らしに見に行った舞台だったため、この舞台の伝えたいことと自分の心境がダブってしまいそのせいかとても大きなものを感じました。
ちょっと設定にこじつけはあったかなとは思いますが充分楽しめた舞台でした。

ケモノミチ

ケモノミチ

ブルドッキングヘッドロック

ザ・ポケット(東京都)

2009/07/08 (水) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

ありふれた日常が・・・
どこにでもいそうな人たちがいきなり巨大生物(?)によって日常を壊されしまって、てまたその人たちによって日常を壊される人たちがいて・・・
最初の方の音が凄く大きくてビビッてしまいましたが、それによって静寂や心境などが際だって見えたのかな・・・?とおもいます。
母親役の永井さんの最後のひとことがとても悲しく残酷でありながら一番好きな台詞でした・・・

SHURABA

SHURABA

劇団たいしゅう小説家

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2009/07/18 (土) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

あったかかった!
出演者のブログなどでドロドロなお話だと言っていたので覚悟して見に行ったのですが、お笑い担当のキャラクターがいたり会話の端々にギャグ(的なもの?)があったり・・・・・・
でも人間臭さとかも十分にあって大御所さんと若手かほどよくマッチしていたと思う。
ラストは、とても優しい終わり方でとてもよかったです(>_<)

明けない夜

明けない夜

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

 
観劇

溺れる家族

溺れる家族

アロッタファジャイナ

タイニイアリス(東京都)

2009/07/23 (木) ~ 2009/07/27 (月)公演終了

満足度

もがく姿が輝かしいのではないでしょうか
初めて見にいきました、アロッタファジャイナ。
以前からよく名前を耳にしていたので楽しみに劇場に足を運びました。

僕の、この劇団との出会いは、はっきり言って最悪でした。
観劇の感想書くときってたいてい僕は良いと思ったことを書くようにしてますが、今回は無理です。相当口が悪くなっているので、この先読みたくない方はここまでで止めてください。
僕はアロッタファジャイナの芝居を見るのは初めてです。
たまたま今回、作風が肌に合わなかっただけかもしれません。
あくまで、今回の『溺れる家族』に対する感想です。

ネタバレBOX

開演ぎりぎりの到着になってしまいそうだったので1分でも早く着こうとタクシーに乗り込み、なんとか劇場に着いたのが開演3分前。
本当に迷惑な客で申し訳ないとは思いつつも、遅れ客は僕のほかにもいたようで、数分押して始まる芝居。
ギリギリに到着してしまって、本当に申し訳ない。
しかし、席に着くまでの間に、制作の客への対応でいささか不満な点があり(詳しく書くのは無粋なのでやめますが、簡単に言うと、3500円払ってるのに客として扱われなかったって事です。)若干不機嫌な状態で溶暗する舞台。

いくら芝居前に不機嫌な状態でも、いい芝居が観られればそんな事は終演時には忘れちまいますからね。

ところが、そうはいかなかった。

芝居が進むごとに、僕の心の中の不機嫌は嫌悪感へと、苦痛へと、そして怒りを通り越した諦めへと変わりました。

『溺れる家族』とあるように、この芝居にはいくつかの家族の像が登場します。

家族の崩壊
うつ
DV
セックス
所得格差
エリート
家柄
近親相姦
略奪愛
殺人

そして、家族の再生

そんな、現代社会の闇にするどく切り込み、人間そのものを描き出した作品





とでもいえば耳障りがいいですね。

僕は感じました。
「現代社会の闇をニュースで見たんだけど、それを盛り込んだら面白いんじゃない?」

ぐらいの感覚の、問題に対して踏み込んで考える真摯さが全くない作品だと。
闇をあつかうなら闇に対して本気で向き合わないと何もならないと思うんです。
人の痛みなんて、どんなに「分かるよ」って言ったって結局わかんないですよ、自分で経験したことじゃないと。
そういう、人の痛みを単なる好奇心と知識だけで踏みにじっているように思えてならず、見ていて激しい嫌悪感を覚えました。

社会の問題に、闇に面している登場人物たちの、
台詞がまず浅い。
ニュースや雑誌などでよく耳にするような台詞を吐く人物たちの言葉には、
一切、その闇と苦闘し悶絶し、悩みぬく様子が見受けられない。
「分かるよ」って簡単に人に言える人間の台詞にしか聞こえませんでした。

そして、この脚本上の台詞の浅さを、役者陣がさらに浅く
「分かるよ」と表現していることに絶望を感じました。
人の心に届く台詞を話せていたのはほんのわずかの役者だけ。

闇を扱う台詞って、それを発する時に「覚悟」するもんじゃないんですか、役者って。真摯に闇と向き合って、悩みぬくから役者なんじゃないんですか。
人の痛みは本当の意味ではわからないもの。
でも、そういったものを扱う時に、少しでも、少しでもその本質に近づこうと闘うからこそ、人は芝居を観て感動するんじゃないですか。

ほとんどの役者が「分かるよ」って平気で言っているように思えてなりませんでした。人の痛みの千分の一もわからないかもしれない、けど、それを千分の二にでも、千分の三にでも出来るようにもがくからこそ役者は輝くのではないでしょうか。

「あぁ、この闇ね、わかるよ」

自分の想像のつく範囲の、千分の一の痛みを、実際の闇と同じ重さと思えちゃう役者の芝居なんてどれだけ薄っぺらいのでしょう。
脚本上浅い台詞だったとしても、
せめて、それを言葉に出す役者はもがいてくださいよ。
「あなた、少しでももがきましたか?」って思ってしまう役者が大半でした。
千分の一で止まらないでくださいよ。
自分が闇を表現できてると思うなんてとんでもなくおこがましい行為ですよ。
あなたは役者で、役じゃないんです、どんなにがんばっても。
なら、最後までもがきましょうよ。
簡単に「分かった」なんて言わないでくださいよ、せめて舞台上だけでも。
自分の芝居が「かっこいい」とか「上手い」とか思って
自分の芝居に自分で酔ったらそこでおしまいですよ。
相手に影響与えるのが台詞でしょう。
その場の空気を変え得るのが台詞でしょう。
人の心を震わせるのが台詞でしょう。
相手役を意識の片隅にも置かずに、
自分の発する台詞に酔ってるだけじゃ
客の心をゆさぶる事なんて夢のまた夢ですよ。

本当に、台詞が心に届く場面が、片手で足りるほどしか無かったように思えます。
残念でした。芝居を観てこんなに嫌な思いで帰ったのは久しぶりです。

加えて言えば、前半の場面転換の多さには疑問を感じました。
各エピソードのさわりをやって、その後深く切り込む、
みたいな手法だったのですが、その度に場面転換があり、正直舞台でこれはないなと思いました。
シーンがすぐに切り替えられる映像媒体ならば効果的でしょうけど、こんなに序盤で場面転換ばかり見せられてはまったく入り込めなかったです。
映画でやればいいのに、なぜ舞台で、と思ってしまいます。

ラストシーンの照明が、とてもキレイでした。普段照明とか全然気にしない方ですが、あれはキレイだったな。

こんなに色々と書いてしまうのは久しぶりですが、どうしても譲りたくないことなんです、僕にとって。
アルバトロス

アルバトロス

ホチキス

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/07/23 (木) ~ 2009/07/28 (火)公演終了

満足度★★★★

100万分の1の奇跡
タイトルのアルバトロスとは、ゴルフ用語で、ホールインワンの 100倍以上 出すのが 難しい と言われる。パー 5 の 2 打目、稀に パー 4 の 1 打目を入れて 規定打数 (パー) より 3打少ない打数でホールアウトすれば アルバトロス (アホウドリの意) となる。或るバトルの出る確率は100万~200万回に1回の割合といわれる。
それくらいの確率で、奇跡的に出会ったお笑いコンビの7日間を描く。

「テレビどっきり」という設定を借りて、新たに、相方を探すこととなった自分本位な男と、ひょんなことから、お笑いコンビを組むこととなった、リストラ男。
水と油のはずのふたりが、周囲の人々の応援を得ながら、立派なコンビ芸を披露するまでの7日間の出来事。

ありがちな設定ながらも、いくつもの伏線を活用しながら、人と人の出会いの面白さ、切なさを婉曲的に訴える。

それなりに楽しめる作品となっているのではないだろうか。

ジプシー

ジプシー

ゲキバカ

新宿シアターモリエール(東京都)

2009/07/11 (土) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★

別れの部分が強くても・・・
劇中劇の手法を取っていましたが、面白く楽しませてもらいました。
少しイロイロなものを詰め込みすぎ(というか持って来すぎ?)な感があり、劇中劇の比率がちょっと多すぎて、登場人物のほとんどが幽霊という設定少し生きてこなかったかなと感じたかな。もう少し別れの部分は部分は描いてもよかったかも。
でもまあ、よくまとめたなとも思いましたね。
ただ、もう少しダンスは見たかったかも。

しかし、ブスコーは強烈過ぎだ(笑)(ちょっと持っていき感があるが)

- 初恋

- 初恋

世界名作小劇場

シアター711(東京都)

2009/07/15 (水) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★

乙女だ(笑)
乙女チックな男(ゲイ)達の話なのだが、アパートに住んでる役を演じる各役者陣とも見た目は男だけど、きっちり乙女の心を見せてくれました。
しかし、酒巻さんキレイすぎ(笑)(一瞬誰かわからなかったww)

女優陣は二人だけですが、アパートの管理人である小百合を演じた津留崎夏子さんは、男たちの中にいるのが自然と感じるのを感じさせてくれる演技でした。
ラストの「一緒に行っても・・」のセリフは、柔らかい言い方だが、凄くズシンと来る。凄いの一言。
毛利さんを演じたこいけけいこさんは、他の役者陣に比べセリフが少し大きすぎるのが気になったが、アクセントとしては十分の存在感であった。

超科学戦闘機スーパーホーク1号の着陸

超科学戦闘機スーパーホーク1号の着陸

劇団鋼鉄村松

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★

単純なヒーローモノではない
ヒーローを題材にしてましたが、単純なヒーローモノではなく、ヒーローを夢見る男がヒーローになりかけたが挫折し、その後の現実と向かうというのを描いてました。
笑いも所々に散りばめられており、ヒーローの訓練場面、挫折したその後の日常も丁寧ね描かれており面白かったです。
物語もよかったですが、完全暗転せずに役者が1回転して場転する手法が今回は生きてました。役者陣も雰囲気や気持ちの切替りがきちんと伝ってきたので、前の場面を引きずること無く観れました。

旅がはてしない

旅がはてしない

アマヤドリ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/21 (火)公演終了

満足度★★

うーん
うーん物語はよく分かりませんでした。(前作「プラスチックレモン」の方向性に近い感じを受けましたが)
また、長い割りに各キャラの描き方が足らない感じがする。
やはり、伝わりが少ない中での2時間30分は長いです。

73&88【満員御礼!】

73&88【満員御礼!】

カニクラ

アトリエヘリコプター(東京都)

2009/07/15 (水) ~ 2009/07/19 (日)公演終了

満足度★★★

アイディアは面白い
73や88はアマチュア無線の用語との事で、そういう情報は入ってたので、アマチュア無線の話かと思ってましたが、テレパシーのお話となっておりました。(無線の概念をテレパシーに置き換えたと言ったほうがいいのかな?)
ただ、テレパシーで重要な話を扱うわけではなく、話してることは、ほんと日常会話です。
で、その合間にそれぞれの役者が自身の紹介+フィクション?を織り交ぜる構成となっておりました。
設定や日常会話は面白かったですが、それにプラスして、4人が絡む芝居が欲しかったかな。

明けない夜

明けない夜

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★

濃密な時間
重い題材ですが、役者が与えられた役を演じ、またそれをきちんと見せることにより重い題材だと感じさせない仕上がりになってました。面白いです。

ネタバレBOX

過去を見せる場面は白幕を下ろして見せるようになっておりましたが、この演出さらに舞台の引き締める効果を担ってました。
アメリカ村芝居バトルフェスティバル G-1 GP

アメリカ村芝居バトルフェスティバル G-1 GP

Kiss-FM KOBE

SoapOperaClassics(大阪府)

2009/07/11 (土) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

Aプロを観ました。
Aプロのみを観たので、全体の半分の4劇団しか観ていませんが、課題テーマの解釈も演出方法も全然違う劇団を立て続けに観られたのが面白かったし、新たな発見もありました。

そして、自分のお気に入りの劇団が、やっぱり私の目は間違ってなかった!と思わせてくれる活躍をしてくれたので、大満足でしたv

20世紀累ヶ淵

20世紀累ヶ淵

非・売れ線系ビーナス

大博多ホール(福岡県)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/18 (土)公演終了

満足度★★★

ごった煮の鬼才
元ネタの数にものを言わせ、見事に構成しきった稀有な脚本。
観ていて飽きない。なるほど、なるほどとずっと頷かされていた。

ネタバレBOX

本の完成度にあと一歩演者の力量がついていってない印象。残念。

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