
オマルコホンポタス
7%竹
新宿Fu-(永谷ホール)(東京都)
2009/07/22 (水) ~ 2009/07/31 (金)公演終了

Live the LiFE
東京オレンジ
駅前劇場(東京都)
2009/07/22 (水) ~ 2009/07/28 (火)公演終了

アルバトロス
ホチキス
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/07/23 (木) ~ 2009/07/28 (火)公演終了

盗聴されてるッ
グワィニャオン
萬劇場(東京都)
2009/07/23 (木) ~ 2009/07/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
未知数!!!
はじめ「あれ?いつもとなんか雰囲気が違う」と思いながら見てると、あれ?やっぱ違う…と戸惑いながら、随所に入る笑いに爆笑し、と思ったら、上の人達と下の人達が融合しはじめて、と思ったら、あれ?戻った…と、思ったら真っ暗な中で演じてる!!!

cover
ペンギンプルペイルパイルズ
本多劇場(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
複雑なシチュエーション、暗くい過去、重い運命、でもディテールはコミカル。個性的な内容が「劇団公演」ならでは。鈴木砂羽さんの漂う感じがいい。
まずは、冒頭の夜の山道でのカー・チェイス!
映像を一切使わずに、
ガードレールと飛び散る火花や鹿まで再現。
もう、ちょっとチープでも、結構うまく表現されていて、
面白い!
そこから始まる、なくなった姉を持つ兄弟と、
山奥のツタに覆われた離れに住む三兄弟の
風船のメッセージをめぐる奇妙な話。
これに、風船の手紙を持ったタコを釣った男、
家政婦として働く元愛人がからみます。
徐々に明かされる物語の背景、
複雑なシチュエーション、
よく考えると非常に悲惨でシリアス、
なのにそれぞれのしぐさや場面では笑ってしまう。
この個性的な内容が「劇団公演」ならでは。
鈴木砂羽さん演じる姉の悲しい運命が、
ずしっと重い。
砂羽さんは本当に独特の雰囲気がある人で
話の重さを中和させる、
漂うような「アンニュイな感じ」を醸し出しています。
ぼくもとさんは、今回は物語には直接関係しない
(他の人に比べれば)普通の人。
(パンフによると何も背負わない役というご本人のリクエスト)
そろそろキツイ役を期待します。
気になったのは、12才の子供の役。
大人が演じると、常に怒鳴って怒っている、
わがままな子供のやかましさ、うるささが、
本当にわずらわしくて参りました。
終わって、題名の「cover」って何?と思いましたが、
倉持さんの話をパンフ(1000円で内容充実!)で読むと、最初に浮かんだ題材が、何十年後に見つかった「風船のメッセージ」と、ツタに覆われた大木が枯れて木の形だけ残る「からっぽの木」だったそうです。
それで、仮チラシの仮題が「覆われる・・・」だったわけで、そこから「cover」になったのですね。
納得。
PPPPの初、本多劇場。
そして今回は地方公演を組んでいないので、
ホンダ特有のものが見えたでしょうか。
そして、次回は来年3月ザ・スズナリ!!!
だそうです。

旅がはてしない
アマヤドリ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/21 (火)公演終了
満足度★★★
管弦楽編曲版、的な。
初演の脚本を刈り込んだサナギ版がピアノ・ソロとすればこちらは管弦楽編曲版(←「展覧会の絵」のイメージ)、メロディと使っている和音は同じなのにスケールが大きくきらびやか、的な。
また「人と人とのつながり」「意識とは」などを描いた内容は多分に散文的・哲学的で解釈の余地が大きく、人によって受け止め方が異なりそうなのが面白い。…ってか、自分でも受け止めきれなかった感がある(爆)ので何年か後にまた上演して欲しいモノです。
そんなCoRich的に「初めて演劇を観る人に」は「勧められない」内容な上にサナギ版の90分を60分も上回る150分という長尺にもかかわらず、体感的にはそんなに長く感じられなかったのは時折乱舞が入ってアクセントになっているからか?
あと、舞台を広くとり、奈落にミラーボールを仕込んだ装置がステキ。舞台前面を覆わず、スキマがあったのはアレを見せるためだったのね。

明けない夜
JACROW
サンモールスタジオ(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了
満足度★★★★
外伝~それぞれの事情
本編の登場人物たちによる5分ほどの一人芝居12本。
本編で描かれた「その日」の1年前のエピソードから始まり次第に「その日」に近づいて本編の内容との関わりが強くなり、「その日」の3日後までを描いて葬儀の日の母の後に「その日その時」の娘で締めくくるのがインパクト大。
他にもその場に他の人物もいる設定のものでは、誰がいてどんなことをしているのか?を想像する面白さがあるし、「一人芝居見本市」的な?

明けない夜
JACROW
サンモールスタジオ(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了
満足度★★★★
本編
娘を誘拐された会社社長自宅客間での一夜(と回想場面)を描いており、昭和中期の「社長宅」の客間をリアルに再現した装置(ステレオやテレビはどうやって調達したんだろう?)での緊張感にあふれた息詰まるドラマに往年の黒澤映画…ってか誘拐を描いた昭和の日本映画や警察ドラマ全般を思い出す。
95分というコンパクトな上演時間に娘を誘拐された親の事情や所轄と本庁の軋轢など人間ドラマをギッシリ詰め込み、回想シーンも交えて進めながら冒頭のシーンを再現して終わる構造も巧み。

溺れる家族
アロッタファジャイナ
タイニイアリス(東京都)
2009/07/23 (木) ~ 2009/07/27 (月)公演終了
満足度★★★
初見です!
登場人物家族の名前、関係などプログラムで確認しながら観劇。展開は一つ一つ見ると案外ベタですよね(無くてもいいような話もあるけど)
「痛い」話になっていればとのことですが別の意味で体が痛い。

借景芝居「A面・B面」 (両日とも最終回完売!!)
渡辺源四郎商店工藤支店
青森屋台村さんふり横丁 纏 & あきら(青森県)
2009/07/25 (土) ~ 2009/07/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
進化する「借景芝居」
1つの店に客(観客)はたった7人。
「あきら」と「纏」にそれぞれ偶然居合わせてしまった客は、
なんだか込み入った他人のドラマを目の当たりにする。
私だけのために役者が演じてくれるといっても過言ではない
濃密で贅沢な空間に酔いしれた。
隣席の会話を堂々と盗み聞き、盗み見できる楽しさは
「臨場感たっぷり」どころの話ではない。
観客をもセットの一部にしてしまう
工藤千夏の「借景芝居」、恐るべし。

NINAGAWA十二夜
松竹
大阪松竹座(大阪府)
2009/07/05 (日) ~ 2009/07/27 (月)公演終了
満足度★★★
初演、再演、再々演と観ましたが…。
当然ながら、もう、初演のようなピンと張り詰めた空気はなかったです…。
だからといって、回を重ねるごとに人間ドラマが深まるようなお芝居でもないので…。
再演までの麻阿は、もっと可愛かったのになあ…(涙)

溺れる家族
アロッタファジャイナ
タイニイアリス(東京都)
2009/07/23 (木) ~ 2009/07/27 (月)公演終了
満足度★★★★★
観てきた!
内容が非常に重い!そして濃い!そして長い(2時間15分)!あまりにも生々しくて正直観ててしんどかった。観たくもない現実を無理やり見せられてる感じで決していい気持ちはしなかった。
でもスゴイ、最後まで引き込まれてしまったし、話しがテンポ良く流れていくので上演時間の長さをまったく感じなかった。基本的に映画や舞台は観に来てくれたお客さんに、ほんのひと時現実を忘れてもらうもの、観終ったあといい気分で帰ってもらうものと思っているので、こういうタイプの作品は個人的には嫌い。でも作品としては本当に素晴らしかったと思う。

死ぬまでにしておきたいこと
パセリス
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2009/07/23 (木) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

明けない夜
JACROW
サンモールスタジオ(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
本編2回目
見た回:本07/18 15:00→外07/20 17:30→本07/26 15:00
本編2回目で最初に思ったのは、本編の構成がかなり変わったということ。
ストーリーは一緒なのだが、順番を入れ替えたり、効果音・照明が付け加えられたり、あるシーンでの登場人物が増えたり、新しいシーンが増えたり、まるで別の公演かのよう。
例えば、最初は夫婦2にで誘拐犯から電話がある場面から始まるが、その次の場面は一度完全に暗くなった後、明るくなると本庁の刑事二人と妻の3人がいて、電話への対応方法について説明するんだったと記憶している。
でも、今回は短い間隔で暗くなったり明るくなったりしている中で登場人物が動き回ることにより状況説明がされていて、どういう状態なのかわかりやすくなった。
ジュラルミン(アルミ?_)ケースの中身がなんであるのかも1回目は良くわからなかったのだが、2回目ではお金が入っていることが理解できた。
全般に話は判りやすくなったのだが、多少説明的になったり、同時に板の上にいる人が増えたため、ひとりひとりの登場人物のふるまいをじっくり見るのが難しくなったように感じた。1回目は登場人物をじっくり見て、これは何を意味しているんだろうかと一生懸命考えてみてもなかなか状況が見えなかったのだが、2度目では登場人物が増え状況はわかりやすくなったが一人一人の登場人物をじっくり見るのが難しくなった。
どちらがいいのかは議論があると思うが、私は1回目の方が好みだったりする。
終演後に、まだ疑問に思うことのうち2点を中村さんに直接尋ねてみたが、外伝で説明されているということだった。そこそこ注意深く見てたつもりだったんだけど、見てもきずかなかったり忘れてしまうことってやっぱりあるんだ。
もう一度外伝を見たくなったが、別の予定があったため泣く泣く会場を後にした。

cover
ペンギンプルペイルパイルズ
本多劇場(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了
満足度★★★
ど真ん中の肩すかし。
倉持作品の中でも随分とストレートど真ん中の作品である。
本多初進出ということで、相当気合が入っているのかと思ったが、
謎がすっかり戯曲内で完結してしまう点も、物足りなさに拍車をかける。
メインの謎めいた姉でさえ、全然謎ではなく退屈に感じられる。
それでも、会話の機微は流石の倉持戯曲。なかなかに笑わせる。
そういった違和から謎が発展していったりするのだが……。
初めてのPPPPならば、お薦めできる作品だったかも知れない。

旅がはてしない
アマヤドリ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/21 (火)公演終了
満足度★★★★
広田の旅がはてしない。
初演『旅がはてしない』から、明らかにひょっとこ乱舞が変わった。
その変化はあまり好ましく感じられなかったから、一時的なものだと思った。
が、いつの間にかそれが当たり前になり、5年くらい経ってしまった。
その違和の始まりをまた見られるという。
150分見させるだけの物語の強度は確かにある。
物語には新キャラクタというアクセントはあったが、ベースは変わらない。
懐かしいミネストローネがそこにあったという感覚を強く持つ。
しかし、回収されるはずの違和は、別の違和を残して去っていった。
広田淳一は本当にどこに行こうとしているのだろうか。
物語の中のダンスの迫力は何物にも変えがたい静かな昂奮がある。
役者のフィジカルの疲れを差し引いても、見応え十分だった。
(ただ、トラムや吉祥寺のような傾斜のある客席から見たかったように思う)

明けない夜
JACROW
サンモールスタジオ(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了
満足度★★★★
外伝、最終日に。
公演終了しているのでここに。「1人5分」の芝居と聞いてあの少女が5分も演じるんだろうかの疑問と、刑事の腰痛の要因が何かあるのかしらと思ってやっぱり行くことに・・・・結果特に腰痛に関してのエピソードはないんだけどもラスト、雷光の中で佇む少女には「ヒィッ」と思わず言ってしまいました(恐怖レベル5段階中3)。一瞬これは自分だけが見えているんじゃないかと周囲を見回しホッとする。生身の人間がそこにいるのだけど、子供の残酷で怖くて美しい姿に息が止まる。存在の力強さ。
外伝は本編と違いユーモアもあって楽しい60分。
DCPOPの堀さんがひとつ階段を上がった気がした。

溺れる家族
アロッタファジャイナ
タイニイアリス(東京都)
2009/07/23 (木) ~ 2009/07/27 (月)公演終了

<夏目浩光氏、トーク特別生出演決定!>まるごとA面・B面 〜両面リーディング&トーク〜
渡辺源四郎商店工藤支店
アトリエ・グリーンパーク(青森県)
2009/07/24 (金) ~ 2009/07/24 (金)公演終了
満足度★★★★
リーディングの魅力
違う場所での同時進行、すなわち二点を一本の線で結ぶリーディングの
演出・・・という点に興味を持っていた。
朗読者たちのスムーズな動きが違和感なくリスナーたちをリードしていた。
芝居としての本番を観たい!という感想がロビーで交換されていたのも頷ける。
また、アフターの夏目氏を交えた店主、支店長のトークは、本題からの逸脱ぶりが三者三様にすごくて、客席を沸かせた。とはいいながら、最後はそれぞれテーマにぴたりと納めて、またぜひ聴きたいという秀逸なトークショーであった。

いってきますの、あと
空晴
OFF OFFシアター(東京都)
2009/07/23 (木) ~ 2009/07/26 (日)公演終了
満足度★★★
大いには笑えなかったけれど、
ハートフルな家族の物語。姉役の岡部尚子が大阪弁まるだしで好演でした。
以下はネタばれBOXにて。。