満足度★★★
管弦楽編曲版、的な。
初演の脚本を刈り込んだサナギ版がピアノ・ソロとすればこちらは管弦楽編曲版(←「展覧会の絵」のイメージ)、メロディと使っている和音は同じなのにスケールが大きくきらびやか、的な。
また「人と人とのつながり」「意識とは」などを描いた内容は多分に散文的・哲学的で解釈の余地が大きく、人によって受け止め方が異なりそうなのが面白い。…ってか、自分でも受け止めきれなかった感がある(爆)ので何年か後にまた上演して欲しいモノです。
そんなCoRich的に「初めて演劇を観る人に」は「勧められない」内容な上にサナギ版の90分を60分も上回る150分という長尺にもかかわらず、体感的にはそんなに長く感じられなかったのは時折乱舞が入ってアクセントになっているからか?
あと、舞台を広くとり、奈落にミラーボールを仕込んだ装置がステキ。舞台前面を覆わず、スキマがあったのはアレを見せるためだったのね。