
旅がはてしない
アマヤドリ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/21 (火)公演終了
満足度★★
5月のプレ公演の方が良かったかな?
5月にわざわざ一夜限りのプレ公演を行い、それを経ての
今回の本公演。
で結論からいうと
5月のプレ公演の方が良かったかな?
今回の公演でも、話の核の「ミネストローネ」などの不思議要素は結局よく分からず。
要所要所に笑いどころもあって、それほど飽きないが、
やっぱり、よく分からない話を2時間半(休憩なし)はつらい!
プレ公演の方が粗い部分もあったが、分からないなりに短くまとまっていて良かった。
配役もプレの方がしっくりきてたような。
でも、やっぱり乱舞(ダンス)の部分は圧倒的にかっこいい!

ヘッダ・ガブラー
メジャーリーグ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2009/07/08 (水) ~ 2009/07/14 (火)公演終了
満足度★★★
特に山本亨さんがよかった
場面転換のBGM以外音楽もなく、非常に淡々と進んでいった印象。
100年以上前の古典といわれる作品でしたが、楽しめました。
主役は、名作昼ドラ「牡丹と薔薇」の小沢真珠さん。
今回も人の運命を弄ぶの大好きななかなかの悪女役でした。
やっぱり、人の不幸をくすくす笑う姿がさまになってる
小野哲史さん、伊達暁さん、町田マリーさんもそれぞれ良かったが、
特に山本亨さんがよかった。
毒にも薬にもならないが、非常にクセのある人物を見事に演じていた。

ケモノミチ
ブルドッキングヘッドロック
ザ・ポケット(東京都)
2009/07/08 (水) ~ 2009/07/12 (日)公演終了
満足度★★★★
ここの高評価をみて、いってきました
休憩無しの2時間半、高評価はだてじゃなかった!
こういう面白い舞台を観るとかなり得した気分。
作・演出の喜安浩平さん
ナイロン100℃の所属ということで
確かに作風はケラさんに似ている。
あえて気になったところを言うと、
冒頭とその後の部分の空気が違い、少し違和感。
それに、いろいろな部屋で同時進行で話が進む場面、
もう少しうまい見せ方というかスムーズにつながればなあ。
まあ、そうした点もチャラにするくらい
ステキな人物たち、魅力的な作品でした。
ブルドッキングヘッドロック次回公演も観にいこう。

NINAGAWA十二夜
松竹
新橋演舞場(東京都)
2009/06/07 (日) ~ 2009/06/28 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かったです
面白かったです。
さいたま芸術劇場でやってる同じ蜷川さん演出の
シェイクスピアシリーズも過去に何本か観たけど
それより数段おもしろいかった。
普段は敷居の高い歌舞伎、その役者さんが
コメディを演じてるというギャップがいいのかな?
麻阿を演じてた市川亀治郎さん(大河の信玄の人)特に良かった。

アンドゥ家の一夜
さいたまゴールド・シアター
彩の国さいたま芸術劇場 小ホール(埼玉県)
2009/06/18 (木) ~ 2009/07/01 (水)公演終了
満足度★★★★★
さいたまゴールド・シアター、ナイスな企画だなあー
評判良かったので、直前にチケットとって観てきました。
ケラさんの脚本、はずさないなあー。
今まで観た蜷川さん演出の舞台の中で一番面白かったなあー。
それにしてもさいたまゴールド・シアター、ナイスな企画だなあー。
役者さんはみんなおじいちゃん&おばあちゃん!
確かに演技がまだ素人臭い部分もあるが、そうしたところも含め
みな存在がある。
今回は書き下ろし作品で登場人物の設定も実年齢に合わせてあるので
おじいちゃんとおばあちゃんしかいないことに、それほど違和感なし。
2部(休憩15分)で3時間半弱。(出演者の方が倒れないか心配)
1部の後半とか少し長いなあとも感じたが、
観終わったあとは、なんか満足。
蜷川さんは舞台袖周辺にいて
台詞を忘れた時の為にプロンプターとして舞台をみてた。
1部の大半、自分の真後ろで見ててちょっと緊張した。

東京原子核クラブ
俳優座劇場
俳優座劇場(東京都)
2008/08/30 (土) ~ 2008/09/07 (日)公演終了
満足度★★★★
1部と2部でだいぶ雰囲気が違う
埼玉市民劇場の会員の方にチケットをもらい埼玉会館で観劇しました。
マキノノゾミさんの作品一度みてみたいと思ってたのでラッキー。
面白かったです。
1部はかなーり軽いノリだが、
後半の2部は、うってかわってシリアスな舞台に。
日本も登場人物たちも太平洋戦争に向かい進んでいく。
2部への布石とはいえ前半少し長いかな。
単純に戦争反対みたいなメッセージで
終わっていないところがいい。

溺れる家族
アロッタファジャイナ
タイニイアリス(東京都)
2009/07/23 (木) ~ 2009/07/27 (月)公演終了
満足度★★
惹きつける工夫がない
アロッタファジャイナさんは初見でした。良い評判を耳にしていたので、劇場に当日足を運んでみた。
舞台に入ると客席は対面式になっていて、簡易だがオシャレな舞台が作られていた。
何が起こるのか、たくさん想像しわくわくしてしまった。が開幕から、終幕までもう一度想像力をかきたてられることはなかった。
場面転換が多いと私も思うが、それは転換の仕方の工夫で何とかなるはずだろう。
転換が気になってしまうのは、やはり登場人物の多さに問題がある。
何か問題を抱えた家族や兄弟を紹介してるだけにしか思えない。さらには物語全体での人物の役割も、シーンの意味も薄く、意味ないじゃんと思わせるところもある。
これらは多くの問題を見せたいという、脚本を成り立たせるためのご都合主義を浮き彫りにする。
そしてそのことを毎度場面転換ごとに思ってしまう。
全く熱が感じられない。
TVニュースのように無機質なものをやろうとしているなら話は別(それならそそれなりの表現があるはず、しかしどうも今回は違うと思う。)
ニュースじゃ伝わらない深い部分や闇を表現するために舞台にしているんじゃないのか。
ニュースより人物の境遇を詳しく説明してくれているのに、生々しくない。むしろ見えないところの多いニュースのほうが怖い。
それはこの舞台が、まったく想像力を必要としないところにあると私は思う。
見たり聞いたりした社会問題を、そのまま全部紹介されても、演劇としては全くこちらに伝わってこない。
もっと想像して、イメージを飛躍させ、大げさでもいいから自分の考えや意見を観客に伝えようとするくらいの姿勢がなと、演劇ならではの熱は発生しないと私は考える。
なんか思い切りのよくない、保守的な芝居に感じてしまった。
やはり的をもっと絞るべきだった。
誰も溺れもがいているようには思えないし、いろんな家族が作用しない、物語の構成上関係が並行である。やはり想像力をかきたてない。
演劇なら観客の目線を離させない工夫をしないと、観てる人は一人ぼっちになってしまう。
そーなると目の前の人間は無力と化す。
舞台装置は無限の可能性を秘めていてよかったと思う。

ジプシー
ゲキバカ
新宿シアターモリエール(東京都)
2009/07/11 (土) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

喫茶シャコンヌ
劇団東京イボンヌ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/07/15 (水) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

お祝い
ラックシステム
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2009/07/29 (水) ~ 2009/08/02 (日)公演終了

アタシだけ超怒られた
バナナ学園純情乙女組
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/07/30 (木) ~ 2009/08/03 (月)公演終了
いまアングラ
台詞は何を言ってるか分からないし、別にこれといって何かを言いたいわけでもないが、若い俳優たちがこの舞台を愛していることは伝わって来た。ネット時代のアングラって。面白い俳優さんを発見したので得した感じ。

ラーメンすすって、泣いちゃって!
悲願華
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2009/07/31 (金) ~ 2009/08/02 (日)公演終了

算【永野宗典×本多力×ムロツヨシ】
muro式
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2009/07/29 (水) ~ 2009/08/03 (月)公演終了
満足度★★
予想が的中しちゃいました。
今回はテンション高くして笑わせる舞台ですね。
脚本はそれぞれ3人で、永野さんの脚本は結構上手いと思いますが
それでも、前2公演がよかったので、少々物足りなかったです。
ムロさんの目、動き、濃さ、には笑ってしまうのですが
戦場で捕虜なのにテンション高く奇跡を起こすのは楽しい場面多し
一位番は、カテコのムロさんトークだったりして。
次回は、ますもとさん含めて脚本は専門家でお願いしたいです。

ベルゼブブ兄弟
劇団鹿殺し
赤坂RED/THEATER(東京都)
2009/02/04 (水) ~ 2009/02/15 (日)公演終了

イヌ物語
劇団サーカス劇場
シアター711(東京都)
2009/06/24 (水) ~ 2009/07/05 (日)公演終了

73&88【満員御礼!】
カニクラ
アトリエヘリコプター(東京都)
2009/07/15 (水) ~ 2009/07/19 (日)公演終了

漂流画祭
マヤ北島くんを大さわぎで偲ぶ会
大博多ホール(福岡県)
2009/08/01 (土) ~ 2009/08/01 (土)公演終了
まさにお祭り!
劇団ぎゃ。、ギンギラ太陽’S 、劇団きらら、非・売れ線系ビーナスが、それぞれマヤ北島さんをしのんで、マヤさんのために書き下ろした作品の数々。どれもとても楽しめました。

家族
かもめマシーン
遊空間がざびぃ(東京都)
2009/07/30 (木) ~ 2009/08/02 (日)公演終了
満足度★★★
シクラメンの花が象徴的!
劇団のホームページから台本がダウンロードすることが出来る。難解な芝居が苦手という人はそれを読んでから公演に行くといい。
もちろん、芝居というのは事前に台本など読んでなくても十分面白いものでなくてはならない。しかし、この公演の作者は細かい説明をはしょるというのが作風のようだ。
パンフレットで詩人と書いてある登場人物がいる。この人物がどういう存在なのかを考えながら芝居を見るというのもひとつの楽しみ方かもしれない。
シーン転換のたびに象徴的に浮かびあがるシクラメンの花がとても素敵だった。

花とアスファルト
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2009/08/01 (土) ~ 2009/08/09 (日)公演終了
満足度★★★
想像力の使わせ方
きれいだなと思うシーンが、いくつかありました。
どのシーンもとても丁寧に作られていて、非常に心地よい時間でした。
要所で観客に想像力を使わせ、演劇ならではたのしさも味わえました。

肩の上で踊るロマンシングガール
「佐藤の、」
新宿眼科画廊(東京都)
2009/07/31 (金) ~ 2009/08/02 (日)公演終了