最新の観てきた!クチコミ一覧

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いらない里

いらない里

ホチキス

吉祥寺シアター(東京都)

2009/11/07 (土) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

満足度★★★

歌いだしたくなる ♪ 
元気でポップでファンシーで面白い!
見どころ満載でした。

ネタバレBOX

贅沢なキャストでしたね。 
可愛いし カッコイイし 歌うし 踊るし コスプレするし そして脱ぐし!!!w

どんな観客もそれぞれにぐっとくるポイントがあったんじゃないでしょうか?

後半に兄弟・親子・友情と 本筋以外のやりとりが多く(上演時間も長く)、欲張りすぎた感が・・・
あるので★3つにしますが

見応えがあり、丁寧に作られたのが伝わってくる作品でした。 


まんぞくw ですww


 
てのひらに滲んだら

てのひらに滲んだら

年年有魚

OFF・OFFシアター(東京都)

2009/11/06 (金) ~ 2009/11/10 (火)公演終了

満足度★★★★

松下が
いつもの飛び道具的でなく意外。当パンの文章ががっつり染み入る

汚い月

汚い月

乞局

笹塚ファクトリー(東京都)

2009/11/06 (金) ~ 2009/11/12 (木)公演終了

満足度★★★★

最後にどんより
キモチ悪さも中くらいなり

smallworld'send

smallworld'send

時間堂

王子スタジオ1(東京都)

2009/10/21 (水) ~ 2009/11/03 (火)公演終了

満足度★★★★

外が見えるスタジオ
外からも。最初は気になったが、そのうち集中。

サードパーティー

サードパーティー

演劇ユニット・リッチ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/11/05 (木) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

コントではない
何か逆転があるのでもない展開ではあるが、なにか惹かれるキャラと流れ

ラフカット2009

ラフカット2009

プラチナ・ペーパーズ

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2009/11/04 (水) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★★

堤作品は手堅いですな
谷山作品は、原案がどこまでなのか気になる

いらない里

いらない里

ホチキス

吉祥寺シアター(東京都)

2009/11/07 (土) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

舞台美術が秀逸
タイトルからはかけ離れすぎたクライマックス。
それはそれでよし

翻案劇 サロメ

翻案劇 サロメ

アトリエ・ダンカン

J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)

2009/11/03 (火) ~ 2009/11/03 (火)公演終了

満足度★★★

森山開次
篠井さんも良かったけど、彼はもっと良かった。
セリフもあったのが驚き。今までしゃべるのを聞いたことが
なかったので。

ネタバレBOX

ちょっと物足りなかったのは、シリーズ3作品を観てないから?
そうやって放り出されたものに私はいちいち立ちどまる

そうやって放り出されたものに私はいちいち立ちどまる

渡辺美帆子事務所

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/11/06 (金) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★★

面白かった!
面白かったですが、小編があともう一本あれば1時間半くらいになって丁度いいかなあと思いました。

アンケート用のカチカチ方式のボールペンは、上演中にカチカチする人が出てきて、困ったアイテムになってしまいます!!

ネタバレBOX

水ぶくれのインチキ霊媒師の手法って、「眩暈」の精神科医の調査と同じだったんですね。

ともだちのいもうと

ともだちのいもうと

RONNIE ROCKET

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/10/20 (火) ~ 2009/10/25 (日)公演終了

ふむむ
気持ちが
ほっこりしました

クレームにスマイル2009

クレームにスマイル2009

ニットキャップシアター

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2009/11/06 (金) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しかった
自身の都合のみを優先し 
怒り、焦り、痛み、葛藤の責任を 
その場にいない誰か(何か)に転嫁しようとする者たち 
 
が 
本来、その責任は誰か(何か)にあるのではなく 
やっぱり自身の中にあるんじゃないだろうか 
 
最初は知らない誰かの死に向けられていた苛立ちが 
やがて切ない想いへと変化してゆく… 
 

ネタバレBOX

 
っていう内容だけど 
これを重たいばかりの話にしないのがいいね 
 
いやいや 
重たいどころか 
予想どおり(以上?)の下ネタが炸裂するし  
見事としか言いようがない天丼や 
ネタなのかアドリブなのかわからない小声でのボヤキ等々… 
 
腹の底から笑わった笑った((●≧艸≦) 
 
照明、小道具の使い方、間の取り方も 
ホント上手いよね~ 
 
役者が楽しんで演じてるのがわかるし 
客も大ウケしてるんだもん 
 
楽しかったっす(*・∀-)☆ 
 
 
昨年の第24回公演では10人で演じられた戯曲だが 
今回の再演では 
出演予定だった内一人が体調不良で降板… 
 
しかし 
代役を立てることなく9人での上演となったらしい 
 
公演後(本来の10人用の)台本を買ってきたので 
後日、ゆっくりとその違いを探ってみよう^ω^ 
 
岡田以蔵

岡田以蔵

劇団め組

「劇」小劇場(東京都)

2009/11/04 (水) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

殺気と血の臭いと悲しみプンプン
以蔵の人生のドラマ性を余すところなく描いている傑作です。歴史の流れのあらましは既に皆が知ってることなので、そういう説明は排して、人間ひとりひとりの心理に焦点をあてたことで、深みのある物語になっていたと思います。

終演後、出演者のみなさんが道路に出て来てましたが、サムライの衣装で、しかも全員カッチョイイので、雑踏の中でかなり目立ってましたね。

印獣

印獣

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2009/10/13 (火) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★★

今流行の,作:宮藤官九郎+演出:河原雅彦+出演:三田佳子+三銃士の顔合わせが見物.でももっとイケたはず!
今流行の,作:宮藤官九郎+演出:河原雅彦+出演:三田佳子+三銃士・生瀬勝久・池田成志・古田新太の組み合わせが実現するのがすごい。
なかなか見物でした。
ミステリー長の話の進行もいい。
が、これだけそろえれば、面白くならないわけがない・・・ので、この程度楽しめるのは普通かも?
もっとイケたはず!

それよりも、三田さんがこれまでにはやったことがないだろう扮装や役、たとえば、ヒーロー物の怪人やコントのようなランドセル小学生を演じるとき、「有名な大女優がこんなことしてるのが面白いでしょう」感が、わかってしまって、素直に楽しめない感じがしました。
最近こういうの多くないでしょうか。
ひねくれ物なのか、見る目がないのか・・・。

ガス人間第1号

ガス人間第1号

東宝

シアタークリエ(東京都)

2009/10/03 (土) ~ 2009/10/31 (土)公演終了

満足度★★★★★

超傑作SFモダンホラー・ラブストーリー誕生!後藤ひろひと氏は真面目な東宝特撮映画マニアだった。
後藤氏の舞台はいずれも劇団piperでの「ひーはー」「恐竜と隣人のポルカ」
しか観ておらず、そして【お笑い芸人を配した】キャスティングに、
かなり心配でしたが、実際は…【素晴らしい出来でした!】感激です!

異形の者と孤独な歌手の悲恋・純愛物語として、最高の完成度です。
映画版のテーマをより「純化させている」ともいえます。
その意味では「ガス人間第一号」というそっけないタイトルに、物悲しい特別の意味を感じてしまう。
これだけある意味誰よりも人間的なのに、実験対象の名称が。

また、SFモダン・ホラーでも犯罪ものとしても楽しめる。
そのまま舞台となる劇場を、実際の客席ごと演技空間にしたのもうまい。
(唯一、唯一ラストはもっと盛り上げてほしかった気はしますが。)
映画当時のノスタルジーに頼らず、現代の日本の話である点もいい。
映画では能狂言だったのを、ポップスにしたのも正解。
時代に合わせるとこの方がよりしっくりときます。

そして問題の、ガス人間の特殊効果が巧み!
体からまさに噴出すガスの表現は、決してドライアイスや
普通のスモークではない、最高の効果。
そして、ガス人間からほかの人間に対して、腕から
「ガスのリング」(ぜんじろうの実験の空気砲に似てる)を発射、
それが当たった人間(役者)が、体から煙を出して苦しむという表現が見事!

俳優さんたちもよかった!
特に中村中さんの存在感が光ってます。
音楽も中村中さんが担当、都会波ミステリー+ホラーの雰囲気。
映画版の宮内國郎氏に似たフレーズも聴かせてくれました。

高橋一生さんは静かな愛情を表現、クライマックスでは「体形も崩れていくような」様子は、まさに異形の者の演技で見事でした。
また、重く暗くなりすぎない中山エミリさんの配役。
伊原剛志さんの、劇中の登場人物の物まねがとても可笑しい。
飄々としながらも的確に話を進めていくポジションとして、普通の部分をちゃんと進める枠組みは非常に重要です。

そして、三谷昇さん!いつもは怪演が多いのですが、今回は名演というのがふさわしいと思う。
水野久美さんは出番少な目でしたが、やっぱり只者ではない役で!
何より意外だったのは、南海キャンディーズの山チャンのコメディ演技が、とっても笑えて良かったことです。
違和感がなくなじんでました。後藤さんのキャスティングの妙でしょうか。
(ただし水野さんのほうは予想通りか…)
(悠木千帆さんは、樹木希林さんの名前を買った人から名前を譲ってもらったという…。)

後藤ひろひと氏は真面目な東宝特撮映画マニアだった!
先ほどのBGMだけでなく、本編にも【適度に】(これが最も難しい。センスが問われる!)
リスペクトがあり、東宝特撮映画を本当に愛しているのだなと。

H3(グルーポ・ヂ・フーア)

H3(グルーポ・ヂ・フーア)

フェスティバル/トーキョー実行委員会

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2009/11/07 (土) ~ 2009/11/11 (水)公演終了

満足度★★★

疾走ストリート
ブラジルから来たヒップホップ系のダンスグループ。出演は男ばかり8名。ヒップホップ、ストリートダンス、ブレイクダンス、こういう言葉の定義もよくわかっていないうえに、実際にナマで見るのも映像で見るのに比べたらずっと少ない。なので、このグループのダンスがヒップホップの中でどういう位置を占めていて、どういうタイプに分類されるのか、そういったことはよくわからない。身体能力の高さ、迫力のある動きはそれだけで充分に楽しめる。

とりあえず見て感じたことを書いておくと、

もっと音楽に乗って踊るのかと思ったら、意外とそうでもなかった。序盤は舞台前方、最前列の客の目の前を横に移動する感じで1~3人が交互にパフォーマンス。バックには街の騒音がスピーカーからのどかな感じで響いていた。ダンサーたちは自分の体の中にあるリズムで動いていて、ノイズは動きを合わせるときのきっかけ程度という感じ。流動的なエネルギーが体の中をかけめぐっていて、その流れが体の動きになって現れているという、ヒップホップらしいダンス。それに加えて2人が絡み合うときの、互いに体の接触を寸止めしながら動いている感じは武術的でもあった。男たちのすばしっこくて喧嘩慣れした雰囲気は、この間「吾妻橋ダンスクロッシング」で初めて見たcontact Gonzoのようなガラの悪い不良っぽさも感じさせる。序盤のこのパフォーマンスを間近で味わうという意味では、座席は最前列がオススメ。

中盤からは後方の広いスペースが使われる。バスケットボールを投げ込みたくなるくらいのスピードでダンサーたちが走り回るところは、私のヒップホップのイメージにはなかったもの。頭の上下動が少ない摺り足で、ブーメランふうというか、U字を描いてかけだし、かけもどる。また、スクワットふうに腰をかがめた状態で、かなりのスピードで体を回転させながら弧を描くように移動するというのもあった。

上演時間は50分ほど。ヒップホップのダンス映像を見ると、あまり長い時間踊るというものは少ない。この作品では照明や美術や音楽で変化をつけたりして最後まで退屈することはなかったが、それでも序盤に比べると印象度は弱まってくる。途中で、首を前後に動かして鳥の動きを模していたのが唯一、コミカルな息抜きだった。

ときどきダンサーが上体をのけぞらせ、喉仏を空に向ける感じで何度も反り返っていた。あれは単に振りの一つなのか、それともああすることで呼吸が楽になったりするのか、そんなことも見ながら考えた。

百合の季節

百合の季節

劇団朋友

俳優座劇場(東京都)

2009/11/04 (水) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

熟年演技陣に拍手!
昨今の高齢化社会が抱える人間模様をユーモラスに演じる熟年演技陣のパワー、間合いも感心するところ多々あり、久しぶりに安心した、また満足出来る笑いを楽しみました。近い内に、自分も踏み入れることになる世界に不安を覚えつつあるものの、ものの考え方次第では、+/-が逆転し、ポジティブな考えも出来るのかな?と共感しました。
それにしても、熟年演技者の上手さは、安心して芝居を楽しむことが出来ました。それと近石真介さんは、マスオさんの声以来久しぶりに接しましたが、この方は声だけで演技出来る、素晴らしい声調、声質をお持ちですね。テッド・K

黴と鉄道

黴と鉄道

地球割project

pit北/区域(東京都)

2009/10/29 (木) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

闇の中に醗酵するもの
究極の環境に置かれた時、人間はどんな行動を取るのだろう。もしも何者かに試されているとしたら?それが姿を現さないとしたら?あまりにも恐ろし過ぎて身震いすることすら忘れてしまいそうだ。本作は、生物兵器の実験台になったとある町の話。人々が恐怖感を抱く隙を与えずに生物兵器を投入したため、人々はただ、崩壊してゆく様を見届ける間も無く息絶えていく。悲しくて、絶望的だ。

蜘蛛の巣に囚われ、身動きのとれない小さな虫のように無力な人間たちの複雑な境地が、妖しく醗酵する黴と艶やかに絡みあう。体をくねらせ宙に舞うように町を泳ぐ黴。心に届くまえに皮膚の上をすべり落ちる言葉。とぎれとぎれの会話。断絶された線路。絶滅する生命体。歩いても歩いても光のない、温かさのかけらもない世界で人間の本能が絶叫する。

ネタバレBOX

リレー方式で行われる今回の公演はセットも楽屋もないらしく、舞台に上がった4人の役者がウォーミングアップをするところからはじまった。柔術を応用したような動きが合図によって繰り返され、瞬く間に世界が作られた。リラックスしていていいですよ。主宰はそうアナウンスしていたが、客席にいる誰もが目を見張り、その張りつめた空気感の中に息つく間もなく取り込まれてしまっていた。

簡素な照明装置と音響、何もない真っ黒な舞台で4本の白いロープを使い、物語のすべてを構成する発想力にも脱帽した。特に目立った演出は、Pit 北区域の特徴でもある宙二階の二階部分の柵に2本のロープを引っ掛けたものを両サイドで引っ張り、行き止まりを表現していたこと。この町が、外部と遮断されていることがより強く伝わってきた。

又、ウォーミングアップ時に見た柔術を応用したような動きは手の施しようのない町や町を侵食し、人々をストイックに追い詰めていく黴を立体的に造形していて、見えない何かは確かに見えた。

パンフレットの挨拶を読み、この作品が主宰の亡き祖父へのオマージュを捧げたものなのだと知る。最後、夜空に降り注ぐ星のような雪黴が先人が笑って希望を与えているような。そんな風に受け取れた。

それから本編には直接関係はないが終演後、主宰自ら出口に立ち、観に来た一般客に対して挨拶をする姿は好印象だった。こうした誠実な姿勢が、作品にも顕著に表れていると感じた。
いらない里

いらない里

ホチキス

吉祥寺シアター(東京都)

2009/11/07 (土) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

お見事!
小玉さんは相変わらず凄いけれど,全員が良かった。舞台の造り,役者さんの動き,ストーリー,全く文句なしです。最初から最後まで楽しめます。○○さんが○○人だってことはすぐわかるけど,あんな仕事できていたってことまでは読めませんでした。最終的にうまくまとまって,良い観劇感を残す舞台となりました。ホチキスって後味が良いから好き。それにしても,今回も観ました玉置さんの尻,相変わらずいい尻してんなぁ^^;

吉例顔見世大歌舞伎

吉例顔見世大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2009/11/01 (日) ~ 2009/11/25 (水)公演終了

満足度★★★★

さすが伝統芸能!
多分最後となるであろう改修前の歌舞伎座,楽しんできました。演目は通し狂言で仮名手本忠臣蔵。筋書きは頭に入っているし,仁左衛門や幸四郎を堪能できました。舞台や大道具はさすが伝統芸能,隙がありません。たまには歌舞伎もいいものです。ただ,いまの歌舞伎座が無くなるってんで,歌舞伎には興味もないのに来たっていう感じのオバサンが多いのには閉口しました。劇場はおしゃべりの場じゃないっていうの!それさえなければ最高の観劇だったのにね^^;

ろじ式〜とおくから、呼び声が、きこえる〜

ろじ式〜とおくから、呼び声が、きこえる〜

維新派

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2009/10/23 (金) ~ 2009/11/03 (火)公演終了

満足度★★★★

原始を巡る旅の果てに・・・
進化論を軸に、創世記からこれまでに人間が深く関わり合ってきた物々(亀類、魚類、恐竜の化石、おたま、しゃもじ、運動靴、ツボ、鍋、杖、アンモナイトなど)がざっくばらんに標本化されうず高く積み上げられた無数の箱をルーティンワークさながら機敏な動作で繰り返し移動して組み替える個を排し無に徹した人々は舞台装置のとして機能し、反復される素朴な単語の数々はドラマティカルな響きを放ちながら、言葉の無意味さを裏付けているかのよう。変拍子の電子音は脳髄に響く。ショーケースの中でくるくると回り続けるお人形を見ているような舞台だった。

ネタバレBOX

漆黒の宇宙空間に浮遊する無数の隕石のプロジェクターを背に、突如として姿を現した原人が、少しづつ進化して程なく知恵を獲得し、文明を築きあげていく。立方体の中には、人類が関わりあってきたモノやコトが収められ、手際のよい積み木遊びを観ているよう。

構築、解体、反復を繰り返しながら積みあげられていく歴史。
断片的な原始のかけらの集積が示す時間の流れ。
移動し、消化される箱の群れ。
未来への道しるべの陰で0.1ミリの弾丸をつくる機械工。
歯車の一部として機能する歯車と化した人間の精密な運動。
工場のすぐ横を駆け抜ける虫取り網をもった純朴な子供は戦前、あるいは戦後の高度経済成長時の古き良き日本の情景を思わせる。
だいだいいろの夕陽。夕陽が照らす人々の営み。春夏秋冬。路地裏のノスタルジア。非日常的な事柄を電話で話す3人の郵便配達員。
やがて日常の単調さを象徴するものへと変わっていく積み木遊び・・・。

モノに頼らずに人類が大地を踏み鳴らし、踊る、原点回帰。
アジアを目指して歩き出す原人の大陸移動のようなラストに強い戦慄を覚えた。

それから特記すべきは会場の門をくぐると、つげ義春原作、石井輝男監督の映画「ねじ式」で主人公が迷い込む世界が具現化されたような木造の屋台村が現れて、その先に縄文時代の竪穴住居を模した物、更に地球のような、太陽のような巨大な円形のオブジェ、その奥に聳え立つ体育館にくねくねと会場に繋がる底板が、現実と非現実世界の境界線をつないだ”ろじ”として機能していた空間。とても素敵だった。

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