最新の観てきた!クチコミ一覧

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熊

ルドルフ

アトリエ劇研(京都府)

2010/01/22 (金) ~ 2010/01/25 (月)公演終了

満足度★★★★

同じストーリーというだけ
2つの団体によるチェーホフ「熊」の上演。同じストーリーというだけで、全く違う芝居。前者は男性の演出家、後者は女性の演出家、ってことをちょっと思ったりする演出の異なり方でした。見た順は「このしたやみ」→「ルドルフ」。

「このしたやみ」の「熊」は、純粋に二人芝居。会話しているようで、会話してない。空間も同じのようにもみえるし、同じじゃないようにも見える。
最初の長い語りで、若干睡魔に襲われなくもないし、早口でまくし立てられると何を言ってるかわからなくなったりもするし、二口さんが落語をやってるようにも見えてくる。必死で可笑しい、いとおしい熊さん。最後はご褒美、かな。まぁ、相手も人間なんだけど。
と、私は見ましたが、良くも悪くも京都の前衛系。

「ルドルフ」の「熊」はなんとなくロシアな雰囲気を出そうとしてるかもしれないセットに、純日本歌謡から。ただし、それ以外は比較的普通?に進む。チェーホフっぽいダルさとかはあんまりなくて、カラっと気持ちよく見てられるテンポ。
途中、テンションあがってきた後、ラストまでの引っ張りは色々な面でお見事。That's小劇場。なぜかでてきた感想は「オタク系チェーホフ」だったけど、理由は不明。
なので、次は三人姉妹か桜の園をやってください。

同じ芝居を演出違いで見せる上演形態は、過去に京都で何作か見ましたが、どちらにしろ面白いですね。
休憩中(20分)に販売してたボルシチは美味しかったけど、夜とか雨とかだったら寒そう・・・と、思いました。

ルドルフ×このしたやみ 「熊」 
2010/1/23 アトリエ劇研にて

ルドルフ(演出:筒井加寿子):岩田由紀 駒田大輔 中嶋康喜 
このしたやみ(演出:山口浩章):二口大学 広田ゆうみ 

A-TEAM「悲しいことは数々あれど…」/B-TEAM「ブックマーク」

A-TEAM「悲しいことは数々あれど…」/B-TEAM「ブックマーク」

演劇ユニット Player's HEAVEN

OFF・OFFシアター(東京都)

2010/01/20 (水) ~ 2010/01/24 (日)公演終了

満足度★★★

B-TEAM「ブックマーク」を観た!
B-TEAMは「コメディタッチ」との事だったけれど、それほどのコメディではない。だから、大爆笑はない。むしろ、人の良い店長の人情と恋愛を絡めた作品だった。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

客席には劇団関係者、友人がわんさか!(苦笑!)
終演後、役者に聞いたら、旭川からみんなで来たそうな・・笑
で、下北にはホテルなんてないから、それぞれにばらけて大塚とかに泊まってるって。ちょっとした旅行みたいで楽しそうだった。

親父のあとを継いでちっさな本屋の店長になった書店に、人気作家のサイン会と見合いの話が両方持ち上がり、見合い話を断った店長の元に一人の女性が現れる。それが見合い相手だったのだが、その女性を人気作家と勘違いした店長は会話の繋ぎがとんちんかんでオカシイ。

その後、本物の人気作家が登場したものだから、店長は慌てふためく。店長役の島野浩一って、なんであんなに無駄な汗かくんでしょか?とにかく、噴き出る汗の量が半端じゃないのよ。いつもタオルを持ってて劇中も拭いてるんだけれど、それでも後から後から噴き出る・・。その分、水分補給も凄いんだろうなー、とか、砂漠で迷子になっても自分の汗で水分補給できるんだろうなー、とか、余計な事を考えながら観てた!(^^;)

ちっさな本屋の商売の仕方が人情味あふれてて素敵なんだけれど、大型書店にはやはり、敵わない。このまま本屋を続けていくかどうか、迷っているうちに、人気作家と間違えた女性が自分の見合い相手だと気付かされる。そしてこの女性も本が大好きで店長と趣味が同じだったのだ。

我儘な人気作家の対応に追われながらも店長を助ける周りの人々。コメディというよりも人情劇のカラーが強い。そして、どうやらこの見合い相手と結ばれそうな雰囲気で物語は終わる。中盤に阿藤さんが書いた自費出版の本を売り込みに来るのだが「アカシックレコード」と思わせるような本の内容を、もっとホラー的に広がりを見せてほしかった。ってか、阿藤さんの本の中身を描いた芝居を観たいと思ってしまったんだよね。つまり、そっちの方がより興味深かったという感想でした。

TALK LIKE SINGING

TALK LIKE SINGING

TBS

赤坂ACTシアター(東京都)

2010/01/23 (土) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

なかなか♪
昨年11月アメリカNYオフ・ブロードウェイで初演を行った舞台の凱旋公演
出演者さんたちみんな曲者ぞろい、それぞれの魅力を存分に出していました。
主演の香取慎吾は生まれつき、メロディに乗せてしか話すことができないターロウを好演。
慈英さんは冒頭英語でジョークを一発…客席反応なしw
字幕が付いてみんな反応w
今回のミュージカルは英語と日本語が混合したものになっているのですが、歌でない英語のパートの7割は慈英さんが喋ってたのでは?
NYでは日本語の部分をほとんど字幕なしで演じていたということでプレッシャーが凄いものだったでしょう…
新納さんもオカマキャラからボンベーヘッドDJまで曲者キャラを独特に演じわけていましたw
三谷幸喜さんが書く登場人物はそれぞれおもしろい。
紅一点の堀内敬子さんも好演。
女キャラ全部担当w
キャストそれぞれが楽しんでやっているなというのが伝わってきて手拍手も自然に出てしまいました。
他の国でも上演を視野に入れているそうな。

ネタバレBOX

ターロウの頭の中のバンドメンバーを治療のため抹殺していく慈英スタローンw
1人1人抹殺されてくごとに音楽が消えていって…
最後ターロウが歌えなくなって…手拍子も消えて音楽がなくなった。
うまい演出だなと思った。
三谷幸喜さんは「ミュージカルというよりストリートプレイ。生まれつき歌でしか話せない主人公の物語」といっていたのがなるほど納得。
楽しい音楽がなくなったとき主人公は人に奇異の目で見られない安心を手に入れた。
しかし、それで本当にいいのだろうか…観ていてとても悲しい気持ちになりました。
そしてクライマックス!
少し強引な終わり方でしたがw
天才・三谷幸喜を感じた舞台でした。
ロング・ミニッツ-The loop of 7 minutes-

ロング・ミニッツ-The loop of 7 minutes-

FOSSETTE×feblabo×エビス駅前バー

エビス駅前バー(東京都)

2010/01/22 (金) ~ 2010/01/28 (木)公演終了

満足度★★★★

ルールが見えて、はまってしまった。
2回目はちょっととまどったけれど、
3回目のルーティンあたりから
舞台上のルールが理解できて・・・。

そこからは、
がっつりとはまり込んでしまいました。


ネタバレBOX

昨年末に上演されたプレイルームを観ているので
主人公のバックボーンはすぐに理解できて・・・。
でも、冒頭のシーンをほげっと観た後、
次にやってくるシーンについては
何が起こっているのかその意図がいまいち理解できなかった・・。

しかし、3度目あたりで芝居のタイトルを思い出し
舞台のルールが理解できるようになって
4度目あたりの7分間あたりから一気に面白くなりました。

ルーティンを重ねるごとに主人公のテンパっていく感じが
どんどん見る側を引きずっていく。
周りが多少の変化をしても、それはワンショットのことで
その閉塞から抜けられない主人公のみが疲弊していくという
前半だけでも結構笑える。

しかし、本当に面白いのはそのあと、
主人公がその時間の結末にいたる
いくつもの分岐点に気がつきはじめてから。
主人公がまるでパズルを解くように
苛立ちとともに試行錯誤をしていく姿が
観る側の感覚に共振して
ある種の疾走感とグルーブ感をかもし出し。

最終的に何度そのループが繰り返されたのかは
よく覚えていないのですが、
その世界の外側が明確になったとき
観る側には疲労感がしっかりと重なった
突き抜け感がやってきて・・・。

振り返ってみると
ひとつずつのシーンの作りこみに加えて
シーン間のコンテンツのずらしが、
とても丁寧に為されていると思うのです。
それぞれの役者がきちんと
場に応じたキャラクターの匂いをかもし出しているのも
すごくよい。
観る側を巻き込むパワーと、見せ方のセンスが
狭い空間に充満して、しっかりと機能して・・・。
                                                広瀬×池田ワールドに、がっつりと取り込まれてしまいました
アンチクロックワイズ・ワンダーランド

アンチクロックワイズ・ワンダーランド

阿佐ヶ谷スパイダース

本多劇場(東京都)

2010/01/21 (木) ~ 2010/02/14 (日)公演終了

満足度★★★

レビュー書きにくっ!
悩める作家が迷い込む、時間軸や構造原理さえも曖昧な精神世界。不条理で難解なものは個人的には苦手だが、奇妙な登場人物(特に村岡さん)と台詞に惹きこまれた。主人公と長塚氏がオーバーラップしてしまい、だから、その、ここにレビュー書きにくっ!。

ハッピー・マン

ハッピー・マン

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2010/01/24 (日) ~ 2010/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かった♪
歌が始まるタイミングとかも凄く良くて、笑いどころ満載の見所満載ですよん♪ストーリーも演出も役者さんも、かなり満足できた舞台でした。(2観劇する予定です)

ケプラーの憂鬱

ケプラーの憂鬱

シアターノーチラス

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2010/01/22 (金) ~ 2010/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

「観てきた!」
楽しめました。
何かものすごく揺さぶられました。
今回で5回目の公演ですか。
出会うのが遅すぎた気がします。

音楽劇「雨を乞わぬ人」

音楽劇「雨を乞わぬ人」

黒色綺譚カナリア派

ザ・ポケット(東京都)

2010/01/20 (水) ~ 2010/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★

凄かった!怖かった!
とにかく強烈で刺激的でいつまでも余韻の残る舞台でした。 この舞台は、記憶に残る舞台なのは、間違いないですね。
千秋楽も観劇しました。☆*:・’゜☆*:・’゜(2観劇)

アンチクロックワイズ・ワンダーランド

アンチクロックワイズ・ワンダーランド

阿佐ヶ谷スパイダース

本多劇場(東京都)

2010/01/21 (木) ~ 2010/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★

演技は満足でも考えた・・・
プレビュー公演を観劇しました。未来・過去・虚構・現実が、入り混じっていて、油断すると・・・ あれ?どうなってんの??? って・・・ ん??? 考えることが多かった・・・逆に病みつきになりそうな感じさえあるかなぁ?
役者さんの演技はやっぱり素晴らしかったなぁ~

アンチクロックワイズ・ワンダーランド

アンチクロックワイズ・ワンダーランド

阿佐ヶ谷スパイダース

本多劇場(東京都)

2010/01/21 (木) ~ 2010/02/14 (日)公演終了

満足度★★

うーんんん
客席は最後列であった。客の入りは満員で、皆さんの期待をひしひし感じた。しかし、話の展開が唐突であり、かなり難しくて付いていくことができなかった。事前にストリーをある程度理解してからでないとわからないのでは...
期待が大きかっただけに残念。

ままならぬtour 2010/2011

ままならぬtour 2010/2011

もしもしガシャ~ン

Quarter Studio(クォータースタジオ)(宮城県)

2010/01/23 (土) ~ 2010/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★

相変わらずパワフル
 私は、どちらかと言うと不条理劇は苦手だ。
 でも、もしもしガシャ~ンのは観たいと思う。
 そして、観て良かったと思う。

ネタバレBOX

 あの、決して広いとは言えない空間で、よくあそこまで暴れられるものだと感心。
 時に暴力的で、時にダンス的で、時に組み体操っぽい。
 雑巾や小麦粉が宙を舞い、客席に被害が及びそうなギリギリのライン。

 いつも凄いと思うは、私には即興のガチンコにしか見えないのだけれど、相当計算されて稽古に稽古を重ねているのかも知れないということ。
 それって凄いことだと、私の中では分類されている。

 猫が本物に見えて、かなりビビッた。(汗)苦笑w
志の輔らくご in PARCO 2010

志の輔らくご in PARCO 2010

志の輔事務所「オフィスほたるいか」

PARCO劇場(東京都)

2010/01/05 (火) ~ 2010/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑って、笑って、ホロリ。
 念願かなって、拝見。
 とにかく凄かった!

ネタバレBOX

 最初、世間話風に観客の私達に話し掛けてくれるのだけれど、その内容が実はそのまま本題とリンクしていて、そして、いつの間にか本題に入っている。
 面白くて楽しくて、大笑いしちゃいながら、最後はホロリと感動させられた。

 「身代わりポン太」
 凍結を逆手に取った観光地化計画!
 お見事でした。

 「踊るファックス2010」
 間違いファックスから始まる誤解、そして勘違い。
 だけど、間違いだと気付いて親切心から「間違ってますよ」と送り返してあげたのに、「人のもの勝手に見たわね!?」と、卑怯者呼ばわり。
 だけど、それが生命力となって。。。w

 「中村仲蔵」
 血筋ではなく、ポッと出で歌舞伎役者になった仲蔵のお話。
 その昇進振りが有り得なく、仲間達からいじめを受ける。
 名代になって初めての役が、「忠臣蔵」五段・定九郎の一役。
 それは、嫌がらせ以外の何者でもない。
 しかし仲蔵は断わらず、役作りに悩んだものの、結果、今まで誰もやったことがない、最高の定九郎を演じ切った。
 いやぁ。感動。
暗くなるまで待って

暗くなるまで待って

梅田芸術劇場

仙台銀行ホール イズミティ21・大ホール(仙台市泉文化創造センター)(宮城県)

2010/01/11 (月) ~ 2010/01/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

凄く面白かった。
 今年は、見たもの全部の感想を残そうと思いながら、なかなか言葉にならないまま日が経ってしまった。
 でも、この芝居は本当に凄く面白かった。
 オードリー・ヘップバーンの映画を観たことがなかったのだけれど、これを機会に観てみようと思った。

急襲キルフィールド

急襲キルフィールド

芝居流通センターデス電所

駅前劇場(東京都)

2010/01/24 (日) ~ 2010/01/26 (火)公演終了

満足度★★★

若干肩透かし気味
七つの露天風呂がある温泉郷の二軒の対立する旅館と宿泊中のアヤしい客を描いた「音楽劇」(と言っていいのか?「時々歌とダンスが入る芝居」にとどめた方がいいのか?(笑))、相変わらず内容は不道徳(爆)ながら、今回はヤケにマイルドな印象。
最終局面をS.E.だけでスキップして一旦結末を見せた後でエンドクレジトバック(J.チェン映画のNGテイクとか)のようなカタチで殺し合いを描写したからか?
これはこれで悪くないのだが、思いっきり不道徳とか血まみれとかを期待していた(爆)分、肩すかし…みたいな?(笑)
一方、電子ピアノ&鍵盤ハーモニカ(←これが一般名称)の生演奏も伴う音楽(歌モノ+インスト)はいつもながら愉快っちゅうか楽しいっちゅうか、満足度高し。

爾汝の社 再来

爾汝の社 再来

THE REDFACE

d-倉庫(東京都)

2010/01/20 (水) ~ 2010/01/26 (火)公演終了

満足度★★★★

脚本・演者・キャスティング・演出の相乗効果で観応えアリ
吉原の遊廓「くるり籠」を舞台に12人の遊女と女将が織りなす物語、当日パンフによれば、新宿2丁目のゲイバーの物語を書こうとしていたら江戸時代の吉原が脳内を占拠して結局男性だけで遊女を演じる作品が出来上がり、しかし初演の稽古場を訪れた女優さんたちが演ってみたい!と言ったので今回の男組・女組(&シャッフル版)での再演になったそうで。(フトコロ具合の関係で女組のみ観劇)
各遊女が個性的な上にそのそれぞれにドラマを持たせた脚本とそれを演ずるキャスト陣、さらにはキャスティングとその演者の個性に合わせた(←推測)演出が相俟って観応え十分。それぞれのチカラが存分に発揮されている、な感じ。
女将に怨みを抱く霊によって悲劇が起こるも残った者たちが力強く歩き始める締め方も良く、ちょっと桟敷童子に似た感覚もアリ。
また、途中で命を落とす遊女の霊が終盤の大ピンチの時にみんなを導くなんてあたりも上手いと言うかσ(^-^) 好みと言うかイイ感じ。
さらに、装置の背景には古色蒼然たる屏風が2枚使われていて、美術さんの作品ではなく本当に古いものなんだそうな。これがまたシブくて、芝居をより説得力のあるものにしていたかも。
ただ、音楽を使いすぎるのはいかがなものか? かなりの場において音楽が煩わしく感じてしまう。σ(^-^) の世代にとってはスタンダードな映画音楽で思い入れさえある『ある愛の詩』なんかを使われてしまうと気が散るというのもあるし。
それどころか台詞があるシーンに日本語の歌詞の付いた歌を流すのは台詞の妨げ以外のナニモノでもなく、なんでそんな選曲をしたのか理解に苦しむ。
静寂がコワいのかもしれないが、もっと役者の演技を信頼しても良いのでは?

アンチクロックワイズ・ワンダーランド

アンチクロックワイズ・ワンダーランド

阿佐ヶ谷スパイダース

本多劇場(東京都)

2010/01/21 (木) ~ 2010/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★

果てなき挑戦に拍手!
 人気絶頂の阿佐ヶ谷スパイダーズ代表の長塚圭史が、文化庁の芸術家留学制度で1年間の海外留学をし、その成果を見せつけようと、満を持して行った公演が今回の『アンチクロックワイズ・ワンダーランド』。期待に胸を膨らませて観に行ったが、その期待はうれしくも(?)裏切られた。

 長塚圭史は過去の栄光や功績にとどまることなく、あえて今回冒険とも思える公演を打った。さまざまな人の感想を聞くと賛否両論である。あまりに難解であまりに理解することを拒絶したような作り。舞台装置もほとんどなく、音響や照明に凝ることもなく、ストレートプレイでありながら、ストーリーはわかりづらく、笑うシーンなど全くない。

 終わった瞬間もここで終わったのかと観客はとまどい拍手をする手もためらいがちだった。海外留学からの凱旋公演。本来なら溢れる拍手でカーテンコールを繰り返し、長塚圭史をひきづり出したいところだが、そんな雰囲気ではなかった。

 しかし、長塚圭史はその光景にしてやったりと思っているのではないだろうか。(以下ネタバレで)

ネタバレBOX

 物語は作家の夢の中の物語、ネットの劇評で袋だたきになるシーンは、今回の公演を予見し、開き直ったと考えるとなかなか面白い。見る側と見られる側、そして物語の中と外、未来と過去、それらがたくさんの象徴的なキーワードとともに、想像力をかき立てながら縦横無尽に展開してく。

 人形、猫、殺人事件、取り調べ、バーの女、病院、そしていつも誰かに見られている気がする男。パラノイアの男の頭をのぞき見たように、物語は分裂しながらも一人の作家像を象徴的に見せてくれる。この作家こそ長塚圭史そのものではないのか。
 
 とすると、今回の公演ほど奥深く興味深いものはない。人気劇団として、客受けする芝居を安易に選択しなかったことに、長塚圭史の志しを見た気がする。
柴幸男演出「ワイルダーで、ままごと」

柴幸男演出「ワイルダーで、ままごと」

公益財団法人神奈川芸術文化財団

神奈川県民ホール(神奈川県)

2010/01/26 (火) ~ 2010/01/26 (火)公演終了

急襲キルフィールド

急襲キルフィールド

芝居流通センターデス電所

駅前劇場(東京都)

2010/01/24 (日) ~ 2010/01/26 (火)公演終了

柴幸男演出「ワイルダーで、ままごと」

柴幸男演出「ワイルダーで、ままごと」

公益財団法人神奈川芸術文化財団

神奈川県民ホール(神奈川県)

2010/01/26 (火) ~ 2010/01/26 (火)公演終了

観客が巨大なディナーテーブルに
ワークショップ発表会にびっくりするほど沢山の観客が!劇場全体を使ったリーディング公演。戯曲の中の家族と長い(ロングな)時間をともに過ごせました。上演時間は約40分。

YUKIMURA-我が心 炎の如く-

YUKIMURA-我が心 炎の如く-

OSK日本歌劇団

サンケイホールブリーゼ(大阪府)

2010/01/22 (金) ~ 2010/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

迫力のある舞台でした!
桜花さんの幸村は迫力。才蔵の高世さんはかっこいい。
劇団員全員の気迫の伝わる舞台でした。

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