最新の観てきた!クチコミ一覧

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配置と森

配置と森

神村恵カンパニー

SuperDeluxe(東京都)

2009/12/22 (火) ~ 2009/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★

物質になるダンサー
パフォーマは5人。(神村さん含む)
白い立方体を小道具として使う。
タイトルどおり、パフォーマも立方体も、配置と再配置を繰り返す。
だんだん、ひとと立方体の境界がゆらいできて
まるで分子の運動する様子を見ているような気持ちになる。
物質と身体の距離をぐいぐい縮めて、摩擦のない状態を持続するダンス。
慣性の法則にしたがい、どこまでも滑り、ぶつかればまっすぐ跳ね飛ぶ。
融解や沸騰、凝固を思わせるような関係を多重的につくり
ざわめく黒い森のような底知れ無さを醸し出す。

方法論の先にある思想がもっと透けるとよい、かもしれない。

スポーツ演劇「すこやか息子」

スポーツ演劇「すこやか息子」

柿喰う客

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/12/25 (金) ~ 2009/12/27 (日)公演終了

満足度★★★★

健康というしあわせ
この劇団は、ひとの一生さえこんなにもポップにデフォルメしてしまう。
上演時間は40分。
2回ほど軽いストレッチのシーンがあっただけで、あとは全員ずっと
エアロビをしているのでまあそれぐらいがちょうどよいのでは、という時間。

流れるような家族の一生があざやかで涙腺がゆるみそうになる。
こんなにふざけた上演形態なのに。笑
勢いのあるパフォーマンスに、感情ごとさらわれてしまう。

ネタバレBOX


アフタートークは主宰の中屋敷さんと看板俳優の玉置さんが担当。
自分の芝居に出るひとには幸せになってほしいし
見てくれるお客さんも幸せになってほしい、と語る中屋敷さん。
芝居を作ることで自分も幸せになりたいらしい。
「芝居を本気でやるために彼女と別れる」とかいうのは納得できなくて
芸術のために何かをすり減らしたり追いつめられたりすることが必要
みたいな風潮があるのはちょっと、という話にもなる。
どうしてみんな幸せになっちゃいけないのだ?と。
で、幸せのためには健康って大事だよね、というところで今回の
役者を健康にするためのスポーツ演劇上演に至る。
うれしいことがあってもおなか痛かったり虫歯だったらだめでしょ、と。
これはとってもわかる。
誰かを幸せにするには、健康は大事な要素なんじゃないかと
言う中屋敷さんは、なんだか、ある種の愛情のためにはどんなことも厭わない
鋭利さを漂わせていた。いつもながら漠然と無敵っぽくて、素敵だった。
不躾なQ友

不躾なQ友

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/12/26 (土) ~ 2010/01/03 (日)公演終了

満足度★★

物語に意外性はなく引き込まれる要素も乏しい
場面にあわせた舞台美術の転換は面白く照明も効いているが物語に意外性はさしてなく引き込まれる要素も乏しい。
終盤の演出は面白いと思うが、ただそれだけのことで全体を膨らませるに至ってない。

LOVE

LOVE

ロロ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/01/01 (金) ~ 2010/01/04 (月)公演終了

意外にもこれが第二回公演。【追記】
毎月ペースでたくさんやってるけど本公演は二回目。
閃きをセンスで具現化した作品でした。一つ一つの場面がとても綺麗。ただ、何か一貫した流れが欲しかった。「次はどうなるんだろう?」じゃなくて「これからどうなるんだろう」と思いながら観られる様に。途切れ途切れのものを100分観続けるのはちょっと辛い。今の状態だと最初から観た人と途中から観た人とで印象や満足度がさほど変わらない気がします。高まっていく何か。高ぶっていくて何か。そういった何かがあれば更に見入れる様になるはず。
舞台美術も素敵。それだけに仕掛けが劇中と同化してなくて使い方が勿体無いかな。なんとなく一緒になってるだけで相乗効果はあまりなかった印象。第一回公演の舞台では水を使って、今回がこう来ると第三回公演ではどうなるのか。火や音や風でも使うのかな?

【2009.01.15 追記】
これを書いてから、上手くコメント出来た気がしなくてロロの事ばっかり考えていました。ロロのせいじゃなくて言葉を纏め切れなったせいです。むむむ。
個人的に演劇で面白い奴らは荒削りでも最初から面白くて、センスみたいなものは見えてるから段々と面白くなったりはしない気がしています。なんだけどロロは段々と面白くなってきている。何処に行くのやら。どういう目で見てれば良いのかこっちが構え切れてないから評価に戸惑うのかなぁ。

ネタバレBOX

冒頭?の3分が面白かった。登場人物を記号化させる遣り方は力技でありながら絶対的に分かりやすい。冒頭かもしれないし前座かもしれないその構造自体は意図が見いだせなくて特に惹かれなかった。
初めて観たはずのヒロインに妙なデジャブ。後半まで来て「あぁ、声が折笠富美子さんに似てるんだな」と思い至る。で、光になっちゃったあの場面。もしや…と思っていたら、ちせの常套句「ごめんね」が台詞に登場。多作品のパーツをリミックスするのはアリだと思う。けれど初めから綺麗な場面として使われていたものを同じ使い方で扱うのはナシだと思う。要素として使うのは良しとしても、そのものを使うのはただの借り物ではないかと。ここまで指摘して意図的にやってなかったら肩透かしなんだけど。
『ヘアカットさん』 / 『朝焼けサンセット(朝公演:朝食付き)』

『ヘアカットさん』 / 『朝焼けサンセット(朝公演:朝食付き)』

岡崎藝術座

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/10/16 (金) ~ 2009/10/25 (日)公演終了

うわー
おもしろすぎる・・・

ろじ式〜とおくから、呼び声が、きこえる〜

ろじ式〜とおくから、呼び声が、きこえる〜

維新派

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2009/10/23 (金) ~ 2009/11/03 (火)公演終了

屋台村もすてき
初維新派堪能しました。

生きてるものはいないのか

生きてるものはいないのか

五反田団

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/10/17 (土) ~ 2009/10/31 (土)公演終了

役者見本市
ネタは知っていたので、
それを固める役者さん達の名演をたのしむたのしむ。。

でも、ラストで震えがとまらなく
やはり脚本の力思い知る。

新春 滝沢革命

新春 滝沢革命

東宝

帝国劇場(東京都)

2010/01/01 (金) ~ 2010/02/06 (土)公演終了

満足度★★★★

エンターテイメント
完全にエンターテイメントです。
とにかくダイナミック。
ストーリーどうのこうのよりも、噴水すごすぎ。
映像では体感することのできないライブ感満載です。

LOVE

LOVE

ロロ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/01/01 (金) ~ 2010/01/04 (月)公演終了

200912311800
200912311800@王子小劇場

細雪

細雪

明治座

明治座(東京都)

2010/01/02 (土) ~ 2010/01/28 (木)公演終了

満足度★★★★

美しい
さすがに歴史のある舞台で、しかっりしてました。
セットを見るだけでため息がでます。

いつか、あそこまで登り詰めたいなぁ。

小劇場とは違うよさがあります。

不躾なQ友

不躾なQ友

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/12/26 (土) ~ 2010/01/03 (日)公演終了

200912312230
200912312230@赤坂RED/THEATER

Second Lesson

Second Lesson

タカイズミプロジェクト

青山円形劇場(東京都)

2009/05/28 (木) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

抜きん出た高泉の存在感
よくもわるくも、一色。

深き深き闇…

深き深き闇…

旬の観たいもの展

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/11/28 (土) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

おもいもかけず
いい舞台だった。

夜の口笛

夜の口笛

chon-muop

cafe&gallery niwa-coya(東京都)

2009/09/19 (土) ~ 2009/09/23 (水)公演終了

ほくほく
すばらしいひと時

なぜ熱帯は、亜熱帯になったのか

なぜ熱帯は、亜熱帯になったのか

熱帯

駅前劇場(東京都)

2009/09/24 (木) ~ 2009/09/28 (月)公演終了

コントコント
お客さん満席

15 Minutes Made Volume7

15 Minutes Made Volume7

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/11/12 (木) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

やっぱりいい企画
もっと人はいるといいのになぁ。。

15 MINUTES MADE  VOLUME6

15 MINUTES MADE VOLUME6

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/06/25 (木) ~ 2009/06/28 (日)公演終了

企画に賛同
つぶぞろってるなー

山の手・女祭り・男祭り「お茶とおんな」「おとことお酒」

山の手・女祭り・男祭り「お茶とおんな」「おとことお酒」

劇団山の手事情社

小劇場 楽園(東京都)

2009/11/04 (水) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

「お茶とおんな」
酒ビンが割れたりしたけど
キュッとつまった濃密な時間でした。

10年前に見ただけなのに
顔ちゃんとおぼえてた女優さんのインパクトは健在。
久々山手的な動き見たかったな。。
もうやらないのかしら。

スポーツ演劇「すこやか息子」

スポーツ演劇「すこやか息子」

柿喰う客

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/12/25 (金) ~ 2009/12/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しかったー!
柿を追いかけて2年ほど経ったけど、全く新鮮味が失われないです。
毎回新しい事にチャレンジして、それを自分たちのものとして確立する中屋敷氏の手腕は凄い。
そして今回も中心になっていた深谷さん玉置さん。
演劇への愛が溢れる素晴らしい舞台でした。

ネタバレBOX

エアロビみたいな振りを延々続けて、リズムに乗って笑顔で言葉を発する。
役に固有の名前はなくて、むすこだったり母親だったりという関係性だけを表してます。
セリフも感情を廃して言葉を並べているだけなのだけど、その言葉の選び方、並べ方が秀逸で、一定のリズムに乗って繰り返される動きと言葉だけでしっかり「演劇」してました。

アフタートークで「これは演技力要らないので、沢山の人に広めていきたいです。」と語り、「スポーツ演劇の普及をライフワークにしたい」という中屋敷氏の独創性には頭が下がります。
ぜひ「サラリーマンや公務員の方に、こっちの方が楽しいから仕事なんてやめて演劇やりなよ」と言えるようになるように頑張ってください。

これから半年、東京で柿喰う客を見れないのが残念です・・・。
男舞~オトコマイ~

男舞~オトコマイ~

MENSOUL PROJECT

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/12/17 (木) ~ 2009/12/28 (月)公演終了

満足度★★★★

極道×HIPHOP
優勝すれば芸能界デビューというダンスコンテストに出場する一人娘の芸能界入りを心配する組長が、その優勝を阻止するべく組員を率いてコンテストに出場しようとするが…な物語。
極道×HIPHOPというミスマッチなものを、リアリティはともかく(笑)芝居のウソとして十分に成立させているばかりでなく、コメディ要素や親子ネタまでバランス良く取り入れて見事。
その「極道」についても「美学」と「コワい部分」を共に描いており、しかも極道関連の面々がメイクのためもあってかいかにもいそうな感じで…(笑)
親子ネタに関しては「私が踊っているところなんて見たことないくせに」から「踊ってみる?」を経ての「ドック・オブ・ザ・ベイ」で涙をこらえきれず、ってか「ベッドを抜け出して…」のあたりからすでにヤバかったし…やはりソレが弱点なσ(^-^) なのであった。

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