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スーパースター

スーパースター

劇団鹿殺し

青山円形劇場(東京都)

2010/01/21 (木) ~ 2010/01/28 (木)公演終了

満足度★★★★★

人生の素敵な応援ミュージカル!
 全編を流れる郷愁。何から何まで懐かしい。そして子供のころのあこがれのヒーロー。そう、子供のころのヒーローは永遠だ。

 売れない漫画家が劣等感を感じながらも、ただひとり自分を愛してくれた今は亡き母親への思いを込めて、今や壊されそうとする公団アパートを守ろうとして闘う。昔から落ちこぼれで、才能のかけらもなく、劣等感の塊だが、でも昔の思い出は光輝いている。そして思い出の中にはいつもヒーローがいた。

 登場人物は皆ブザマで不格好だが、愛すべき奴ばかり。観ているだけで勇気が湧いてくる。そして人生の応援歌。観終わった後、いろいろ人生つらいこともあるけど、でももう少し頑張ろうという気持にさせてくれる。

 音楽も素敵だ。そして、菜月チョビの声がとても魅力的だ。ノスタルジックなミュージカルを堪能させてもらった。

ネタバレBOX

 バスケのシーン、ピカイチのはなったシュートは入らず、ボクシングのシーン、我らがヒーロー、ブッチャーは倒されてしまう。しかし、それでもめげずに、何度でも挑戦すればいいじゃないかというメッセージがとても素敵だ。
ケプラーの憂鬱

ケプラーの憂鬱

シアターノーチラス

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2010/01/22 (金) ~ 2010/01/24 (日)公演終了

観ました
チラシを見たときに受けた印象どおりの舞台で満足です!
印象的なせりふが多かったです。

The Stone Age ブライアント『胸に突き刺さった5時43分21秒』

The Stone Age ブライアント『胸に突き刺さった5時43分21秒』

The Stone Age ブライアント

サンモールスタジオ(東京都)

2010/01/27 (水) ~ 2010/01/31 (日)公演終了

満足度★★

あつかった
演技も熱けりゃ、会場も暑かった。
役者さんも汗だくでしたね。
SF・コメディ・熱血学園ドラマが、程よく混ざって楽しかった。
チラシのインパクトに惹かれて大正解でした。

ネタバレBOX

いきなりの全身迷彩タイツ(?)姿は、インパクトありましたー。

前半の主人公、大石君のダメップリ。
なんかもうグダグダで笑えました。

古典SFなぞるような訓練の紹介や感想など、導入の仕方。
観客の引き込み方は上手です。説明わかりやすかったし。

おしむらくは、オチに向けてのパラレルワールド世界の説明を、
ところどころに入れて、最後のシリアスで暗いオチに、
観客引きずりこむ準備が、なされていなかったのが悔やまれますね。

草むしりが、精神落ち着けるという話ネタは大変笑えました。

本気トークや、シスターの学園ドラマ。
いかにもな美人のシスターは、はまってましたねー。

気になったのは、観客から見て舞台左手側の出入り口付近。
足音が響き過ぎて、演出なのか。
微妙に舞台上とズレがあって、違和感感じました。
なんかマットレスひくとかして改善するべきではなかろうか?

それにしても各キャラクターは、しっかり性格付けされていて。
すんなり名前覚えられました。演出家の手腕に拍手!

でもバスの運転手さん、ドーラン(かな?)
アゴ下と首周りにしっかり塗って欲しかったかな。
い~いキャラクターでしたし。
タイムマシン直せない事もよかったかな。

台詞のテンポも良く時間も短く感じられましたね。
シスターの赤いパンツも、上手に見せていたし(^^)

ちなみに、会場の空調調製最悪です。
とっても暑かった!気分悪くなる人でたんじゃなかろうか?
な・の・で、ほし2つ引かせてもらいます!
残念ですよー まったく

ゆらぎり【脚本:成島秀和(こゆび侍)×演出:古川貴義(箱庭円舞曲)】

ゆらぎり【脚本:成島秀和(こゆび侍)×演出:古川貴義(箱庭円舞曲)】

FOSSETTE×feblabo×エビス駅前バー

エビス駅前バー(東京都)

2010/01/22 (金) ~ 2010/01/28 (木)公演終了

満足度★★★★

剥ぎだされ感のすごさ
舞台の狭さを武器にして、
関係性の晒される部分と隠される部分が、
絶妙に編みこまれていく。

そこに流れる時間から次第に醸し出される、
剥ぎだされるような感覚に息を呑みました

ネタバレBOX

化粧品会社に勤めるとある男性の物語。

エビス駅前バーの小さな空間を逆手にとって、
いくつものシーンを同じ場所に重ねて
彼と彼を取り巻く人々を会話を中心に描いていきます。

見えるものと見えないもの、
舞台に透明なパーテーションが巧みに出し入れされるような感覚。
その囲いの中で、
八方美人のように周りとの関係をやりくりして
自分の立場を作る男・・・。
さらに男には見えない周囲の会話。

うまくやっているつもりの彼なのですが・・・。

彼の癖、携帯電話のメッセージ、
チャイナブルーというライチ系のカクテル・・・。
それらのアイテムが、シーンに組み入れられて
まるで魔法のように
それぞれのキャラクターの
虚実が剥ぎだされていきます。
個々のキャラクターの内も外も
実は観る者にとってフェアというか
あるがままに描かれていて、
にもかかわらず、その姿や変化が、
想像しえないような色で浮かび上がってくるのです。

役者達ののタイトなスペースでの濃縮された演技、
しなやかで絶妙なシーンのつながり。
武藤氏原案のもと
成島作劇と古川演出のそれぞれが目を見開くほどに秀逸。
凋落していく男の姿が
ぞくっとするほどリアルな感覚とともに浮かび上がって・・・。

終わってみれば
一時間強のお芝居の
印象の強さに愕然としたことでした。

八百屋のお告げ

八百屋のお告げ

グループる・ばる

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2006/11/17 (金) ~ 2006/11/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

もう一度観たい
もうね、これは、本当に、最高でした!
聡さんと裕美さん、両鈴木さんの、最高傑作のひとつだと思います。
松金さんのあの演技、もう一度生で観たいです。
再演してくれないかなあ?

The Stone Age ブライアント『胸に突き刺さった5時43分21秒』

The Stone Age ブライアント『胸に突き刺さった5時43分21秒』

The Stone Age ブライアント

サンモールスタジオ(東京都)

2010/01/27 (水) ~ 2010/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かった
皆さん本当に面白かった!
ノリも良く、見やすかったし!
でも未佳ちゃんもっと出て欲しかったな…あの衣装と演出はナイスです!
また観に行きます!

TVロード

TVロード

劇団東京乾電池

ザ・スズナリ(東京都)

2010/01/20 (水) ~ 2010/01/27 (水)公演終了

満足度★★★

初見なので
なんとも断言しにくいのですが、、
ビーフとシーフードが放り込まれた、
塩コショーが効いていないシチューってカンジ。

1つ1つは成立しているかもしれないけれど
トータルでは、、いまいち、みたいな。

少し見直せばすごく良い方向に行くような気がしなくはないけど。。

悪ノ娘

悪ノ娘

X-QUEST

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2010/01/27 (水) ~ 2010/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑いと涙!感動!
ダンスもあるし、戦いシーンが多いので、迫力の立ち回りも見応えありです!
衣装も素敵だし、笑えるところもいっぱいで、最後は泣けるし・・・ 満足の舞台です!

スーパースター

スーパースター

劇団鹿殺し

青山円形劇場(東京都)

2010/01/21 (木) ~ 2010/01/28 (木)公演終了

満足度★★★★★

良い
初めて見る劇団だった。鹿殺しという劇団名から、また、いかつい男たちがたくさん並んでいるチラシの写真から、危険な匂いのする、男くさい、肉体派の、エネルギッシュな舞台を想像していた。エネルギッシュはエネルギッシュだったが、想像していたエネルギッシュとは少し違うエネルギッシュだった。強い男が、その強さを誇示しようとするエネルギッシュではなく、弱い男が、ダメな男が、悩み苦しみながら成長しようとするその過程が、歌やパフォーマンスなど、ありとあらゆる手段によって、エネルギッシュに表現されているのだ。
それこそ、演劇という表現にしかできない、実に贅沢な表現だと思う。
最後の方は泣きながら笑って、めちゃくちゃ感動した。
円形劇場を出てから渋谷駅まで、本当はすごく寒いはずなのに、さっきまでの熱気のせいで、全然寒く感じられなかった。
次の公演も必ず観たいと思う。

ネタバレBOX

まったくの初見で、予備知識みたいなものがなかったので、演じている人の名前などさっぱりわからなかった。ただ、丸尾丸一郎や、菜月チョビの名前だけは何となく知っていた。
主人公の子供時代を演じているのは、ずいぶんと背の小さな男で、声も少年みたいで、一体どういう人なんだろうな、と思って見ていた。物語が後半部分に差し掛かったころ、これは男ではなく女なのかもしれない、と思った。そう考えると、いろいろ納得できる部分があった。
最後に物語が終わって、その子供時代を演じた女性が締めのあいさつをした時、もしかするとこの人がこの劇団内の重要人物なのか、と思った。
帰りの電車の中で、パンフレットをもう一度開き、ピカイチを演じていたのが演出もしている菜月チョビだと知って、あっと思った。 
あの小さな体で、こんなすごいエネルギッシュな劇団を引っ張っているとは思わなかった。何だか、すごく感動した。
人形演劇”銀河鉄道の夜”

人形演劇”銀河鉄道の夜”

せんがわ劇場

調布市せんがわ劇場(東京都)

2010/01/21 (木) ~ 2010/01/24 (日)公演終了

満足度★★★

『銀河鉄道の夜』の夢
本作は『銀河鉄道の夜』を熟知していることを前提に作られた芝居だそうで、原作を知らない人には物語の流れがわかりにくいかもしれない。ということを書いた注意書きのような紙がパンフレットに挟まっていたので、それはそれで親切だなと思いました。私も決して『銀河鉄道の夜』について熟知しているとは言えず、ストーリーを思い出しつつ、「あてはめながら観る」という感じでした。
劇化されたものを数多く観ている人にとっては、原作をなぞるかたちの上演では新鮮味がないと判断されたのでしょうか。
ひとことで感想を表現すれば、私は『銀河鉄道の夜』の内容が出てきた“夢”を見ているような気分で、観劇前に想像していた内容とはだいぶ違ったものでした。
『銀河鉄道の夜』の世界を人形演劇としていかに表現するかということよりも、人形の遣い手にもスポットを当てたいという日頃の黒谷さんの想いがまさっているような印象でした。詳しくはネタバレで。

ネタバレBOX

原作を熟知した人にとっては「宝探しの楽しみがあります」と注意書きにありました。冒頭の赤い果実の皮が破れ、人が出てくる場面。なかなか面白かったのですが、最初、ほおずきかなーと思い、原作に出てくる果実は林檎とくるみの実なので「じゃあ、これはどっち?」なんて考えてしまって(笑)。また、必ずしも原作通りの時系列で描かれていないため、場面ごとに「?」がいっぱいになってしまうのが困りました。汽車ひとつとっても、ミニチュアの汽車のほか、手筒状の汽車の中に人形を入れて動かしたり、人間で汽車の動きを表現するなど、多様です。黒谷さんの考えでは、ジョバンニとカムパネルラの人形は単なる「人形」ではなく、俳優として演技をするとのことでしたが、観た限り、俳優にはなりえていないように思えました。だからといって、人形の遣い手が分身としてうまく機能しているとも言いがたく、人形のジョバンニとカムパネルラよりも、人間のパフォーマーたちの動きに気をとられてしまいがちでした。主役2人の人形が造形的にも素晴らしく、魅力的なので、使い方が中途半端に思えたのは残念でした。シーンがぶつ切りのようになっているため、最後、ジョバンニが駆け出していく原作では感動的なシーンも何か唐突に見え、いかにも人間が人形をカタカタ動かしているように見えてしまいました。『銀河鉄道の夜』は、彼らと共に旅をしているかのような一体感が魅力なのですが、それが体感できませんでした。そして、ジョバンニとカムパネルラの友情や、ザネリの事件がはっきりと描かれないため、肝心のテーマがぼやけてしまった気がします。エピソードが浮遊する中で、2人の人形も浮遊しているという感じでした。原作ではジョバンニが心の中で感じる「鳥を捕る人」と「野原の菓子屋」の二面性を、実際に俳優と俳優が使う「小道具としての人形」で表現した場面は面白かったです。しかし、これも原作を知らない人が見たら、よく意味がわからなかったと思います。
この芝居を観たあとに、かねてよりほしかったアート作家清川あさみさんの絵本『銀河鉄道の夜』(リトルモア)を本屋で購入しました。ビーズ、刺繍、紙、布などを使って原作の世界を表現した美しい絵本ですが、清川さんが紙や布で作ったジョバンニとカムパネルラのほうが、この人形よりよほど「人間」らしく見え、宝物のように感じました。新聞の書評でも最近取り上げられているので、興味のある原作ファンはぜひ一度手にとってごらんになることをお勧めします。
黒谷さんは、日本の人形劇における「出遣い」への不満を感じて、人形遣いと人形を同等に扱う演劇を作ろうと努力されていることがせんがわ劇場の広報でも紹介されています。このあたりの事情は、日本の人形演劇の文化の特徴でもあり、代表的な「文楽(人形浄瑠璃)」では、いまだに主遣いの人形遣いが黒子でなく顔を出す「出遣い」について異を唱え、名指しで非難する評論家がいることでもわかります。しかし、これは、人形浄瑠璃が本来、義太夫の語りと三味線が主で、人形は従であり、序列も人形遣いが三番目ということが原因とも言えます。最近は文楽人形の美しさに注目が集まり、人形の動きを観る客が主流になりましたが、本来は人形は脇役でした。ですから、中には「きょうびの人形遣いには、三味線は頭(かしら。人形のこと)に合わせてくれとか言う勘違いもおって、困ります。人形が合わせるのが筋でっせ」と苦言を呈する太夫さんもおられるほどです。
ともあれ、文楽においては、たとえ、主遣いが黒子ではなく、紋付や裃を着て出遣いをしても、人形の演技はあくまでも俳優として立派に成立しています。それに比べ、今回のお芝居では、人形を遣う人も俳優の演技とは程遠く、人形もあくまで人形にしか見えなかったのは私だけでしょうか?
「どこまでもどこまでも僕たち一緒に進んで行こう」という今回のコピー。ジョバンニとカムパネルラにおいて、このテーマが伝わってきませんでしたが、黒谷さんは、このテーマで「人形と人形遣いが2人で1人」ということも表したかったようです。ただし、それも成功したようには見えませんでした。人形の演技を主にして、人間は生きた背景のように使う方法もあったかに思われますが、それでは黒谷さんは不満で、あくまで人間と人形を等分に扱いたい
というお考えのようです。
その場合、人間が今回のようにたくさん動き回るのであれば、もう少し人形のサイズを大きくしないと難しいのではと思います。
好色一代女

好色一代女

劇団ショーマンシップ

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2010/01/27 (水) ~ 2010/01/27 (水)公演終了

満足度★★★★

ひとり芝居
昨年後半からひとり芝居を鑑賞する機会があり今回も見応えあって良かったな

熊

ルドルフ

アトリエ劇研(京都府)

2010/01/22 (金) ~ 2010/01/25 (月)公演終了

満足度★★★★

同じストーリーというだけ
2つの団体によるチェーホフ「熊」の上演。同じストーリーというだけで、全く違う芝居。前者は男性の演出家、後者は女性の演出家、ってことをちょっと思ったりする演出の異なり方でした。見た順は「このしたやみ」→「ルドルフ」。

「このしたやみ」の「熊」は、純粋に二人芝居。会話しているようで、会話してない。空間も同じのようにもみえるし、同じじゃないようにも見える。
最初の長い語りで、若干睡魔に襲われなくもないし、早口でまくし立てられると何を言ってるかわからなくなったりもするし、二口さんが落語をやってるようにも見えてくる。必死で可笑しい、いとおしい熊さん。最後はご褒美、かな。まぁ、相手も人間なんだけど。
と、私は見ましたが、良くも悪くも京都の前衛系。

「ルドルフ」の「熊」はなんとなくロシアな雰囲気を出そうとしてるかもしれないセットに、純日本歌謡から。ただし、それ以外は比較的普通?に進む。チェーホフっぽいダルさとかはあんまりなくて、カラっと気持ちよく見てられるテンポ。
途中、テンションあがってきた後、ラストまでの引っ張りは色々な面でお見事。That's小劇場。なぜかでてきた感想は「オタク系チェーホフ」だったけど、理由は不明。
なので、次は三人姉妹か桜の園をやってください。

同じ芝居を演出違いで見せる上演形態は、過去に京都で何作か見ましたが、どちらにしろ面白いですね。
休憩中(20分)に販売してたボルシチは美味しかったけど、夜とか雨とかだったら寒そう・・・と、思いました。

ルドルフ×このしたやみ 「熊」 
2010/1/23 アトリエ劇研にて

ルドルフ(演出:筒井加寿子):岩田由紀 駒田大輔 中嶋康喜 
このしたやみ(演出:山口浩章):二口大学 広田ゆうみ 

A-TEAM「悲しいことは数々あれど…」/B-TEAM「ブックマーク」

A-TEAM「悲しいことは数々あれど…」/B-TEAM「ブックマーク」

演劇ユニット Player's HEAVEN

OFF OFFシアター(東京都)

2010/01/20 (水) ~ 2010/01/24 (日)公演終了

満足度★★★

B-TEAM「ブックマーク」を観た!
B-TEAMは「コメディタッチ」との事だったけれど、それほどのコメディではない。だから、大爆笑はない。むしろ、人の良い店長の人情と恋愛を絡めた作品だった。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

客席には劇団関係者、友人がわんさか!(苦笑!)
終演後、役者に聞いたら、旭川からみんなで来たそうな・・笑
で、下北にはホテルなんてないから、それぞれにばらけて大塚とかに泊まってるって。ちょっとした旅行みたいで楽しそうだった。

親父のあとを継いでちっさな本屋の店長になった書店に、人気作家のサイン会と見合いの話が両方持ち上がり、見合い話を断った店長の元に一人の女性が現れる。それが見合い相手だったのだが、その女性を人気作家と勘違いした店長は会話の繋ぎがとんちんかんでオカシイ。

その後、本物の人気作家が登場したものだから、店長は慌てふためく。店長役の島野浩一って、なんであんなに無駄な汗かくんでしょか?とにかく、噴き出る汗の量が半端じゃないのよ。いつもタオルを持ってて劇中も拭いてるんだけれど、それでも後から後から噴き出る・・。その分、水分補給も凄いんだろうなー、とか、砂漠で迷子になっても自分の汗で水分補給できるんだろうなー、とか、余計な事を考えながら観てた!(^^;)

ちっさな本屋の商売の仕方が人情味あふれてて素敵なんだけれど、大型書店にはやはり、敵わない。このまま本屋を続けていくかどうか、迷っているうちに、人気作家と間違えた女性が自分の見合い相手だと気付かされる。そしてこの女性も本が大好きで店長と趣味が同じだったのだ。

我儘な人気作家の対応に追われながらも店長を助ける周りの人々。コメディというよりも人情劇のカラーが強い。そして、どうやらこの見合い相手と結ばれそうな雰囲気で物語は終わる。中盤に阿藤さんが書いた自費出版の本を売り込みに来るのだが「アカシックレコード」と思わせるような本の内容を、もっとホラー的に広がりを見せてほしかった。ってか、阿藤さんの本の中身を描いた芝居を観たいと思ってしまったんだよね。つまり、そっちの方がより興味深かったという感想でした。

TALK LIKE SINGING

TALK LIKE SINGING

TBS

赤坂ACTシアター(東京都)

2010/01/23 (土) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

なかなか♪
昨年11月アメリカNYオフ・ブロードウェイで初演を行った舞台の凱旋公演
出演者さんたちみんな曲者ぞろい、それぞれの魅力を存分に出していました。
主演の香取慎吾は生まれつき、メロディに乗せてしか話すことができないターロウを好演。
慈英さんは冒頭英語でジョークを一発…客席反応なしw
字幕が付いてみんな反応w
今回のミュージカルは英語と日本語が混合したものになっているのですが、歌でない英語のパートの7割は慈英さんが喋ってたのでは?
NYでは日本語の部分をほとんど字幕なしで演じていたということでプレッシャーが凄いものだったでしょう…
新納さんもオカマキャラからボンベーヘッドDJまで曲者キャラを独特に演じわけていましたw
三谷幸喜さんが書く登場人物はそれぞれおもしろい。
紅一点の堀内敬子さんも好演。
女キャラ全部担当w
キャストそれぞれが楽しんでやっているなというのが伝わってきて手拍手も自然に出てしまいました。
他の国でも上演を視野に入れているそうな。

ネタバレBOX

ターロウの頭の中のバンドメンバーを治療のため抹殺していく慈英スタローンw
1人1人抹殺されてくごとに音楽が消えていって…
最後ターロウが歌えなくなって…手拍子も消えて音楽がなくなった。
うまい演出だなと思った。
三谷幸喜さんは「ミュージカルというよりストリートプレイ。生まれつき歌でしか話せない主人公の物語」といっていたのがなるほど納得。
楽しい音楽がなくなったとき主人公は人に奇異の目で見られない安心を手に入れた。
しかし、それで本当にいいのだろうか…観ていてとても悲しい気持ちになりました。
そしてクライマックス!
少し強引な終わり方でしたがw
天才・三谷幸喜を感じた舞台でした。
ロング・ミニッツ-The loop of 7 minutes-

ロング・ミニッツ-The loop of 7 minutes-

FOSSETTE×feblabo×エビス駅前バー

エビス駅前バー(東京都)

2010/01/22 (金) ~ 2010/01/28 (木)公演終了

満足度★★★★

ルールが見えて、はまってしまった。
2回目はちょっととまどったけれど、
3回目のルーティンあたりから
舞台上のルールが理解できて・・・。

そこからは、
がっつりとはまり込んでしまいました。


ネタバレBOX

昨年末に上演されたプレイルームを観ているので
主人公のバックボーンはすぐに理解できて・・・。
でも、冒頭のシーンをほげっと観た後、
次にやってくるシーンについては
何が起こっているのかその意図がいまいち理解できなかった・・。

しかし、3度目あたりで芝居のタイトルを思い出し
舞台のルールが理解できるようになって
4度目あたりの7分間あたりから一気に面白くなりました。

ルーティンを重ねるごとに主人公のテンパっていく感じが
どんどん見る側を引きずっていく。
周りが多少の変化をしても、それはワンショットのことで
その閉塞から抜けられない主人公のみが疲弊していくという
前半だけでも結構笑える。

しかし、本当に面白いのはそのあと、
主人公がその時間の結末にいたる
いくつもの分岐点に気がつきはじめてから。
主人公がまるでパズルを解くように
苛立ちとともに試行錯誤をしていく姿が
観る側の感覚に共振して
ある種の疾走感とグルーブ感をかもし出し。

最終的に何度そのループが繰り返されたのかは
よく覚えていないのですが、
その世界の外側が明確になったとき
観る側には疲労感がしっかりと重なった
突き抜け感がやってきて・・・。

振り返ってみると
ひとつずつのシーンの作りこみに加えて
シーン間のコンテンツのずらしが、
とても丁寧に為されていると思うのです。
それぞれの役者がきちんと
場に応じたキャラクターの匂いをかもし出しているのも
すごくよい。
観る側を巻き込むパワーと、見せ方のセンスが
狭い空間に充満して、しっかりと機能して・・・。
                                                広瀬×池田ワールドに、がっつりと取り込まれてしまいました
アンチクロックワイズ・ワンダーランド

アンチクロックワイズ・ワンダーランド

阿佐ヶ谷スパイダース

本多劇場(東京都)

2010/01/21 (木) ~ 2010/02/14 (日)公演終了

満足度★★★

レビュー書きにくっ!
悩める作家が迷い込む、時間軸や構造原理さえも曖昧な精神世界。不条理で難解なものは個人的には苦手だが、奇妙な登場人物(特に村岡さん)と台詞に惹きこまれた。主人公と長塚氏がオーバーラップしてしまい、だから、その、ここにレビュー書きにくっ!。

ハッピー・マン

ハッピー・マン

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2010/01/24 (日) ~ 2010/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かった♪
歌が始まるタイミングとかも凄く良くて、笑いどころ満載の見所満載ですよん♪ストーリーも演出も役者さんも、かなり満足できた舞台でした。(2観劇する予定です)

ケプラーの憂鬱

ケプラーの憂鬱

シアターノーチラス

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2010/01/22 (金) ~ 2010/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

「観てきた!」
楽しめました。
何かものすごく揺さぶられました。
今回で5回目の公演ですか。
出会うのが遅すぎた気がします。

音楽劇「雨を乞わぬ人」

音楽劇「雨を乞わぬ人」

黒色綺譚カナリア派

ザ・ポケット(東京都)

2010/01/20 (水) ~ 2010/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★

凄かった!怖かった!
とにかく強烈で刺激的でいつまでも余韻の残る舞台でした。 この舞台は、記憶に残る舞台なのは、間違いないですね。
千秋楽も観劇しました。☆*:・’゜☆*:・’゜(2観劇)

アンチクロックワイズ・ワンダーランド

アンチクロックワイズ・ワンダーランド

阿佐ヶ谷スパイダース

本多劇場(東京都)

2010/01/21 (木) ~ 2010/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★

演技は満足でも考えた・・・
プレビュー公演を観劇しました。未来・過去・虚構・現実が、入り混じっていて、油断すると・・・ あれ?どうなってんの??? って・・・ ん??? 考えることが多かった・・・逆に病みつきになりそうな感じさえあるかなぁ?
役者さんの演技はやっぱり素晴らしかったなぁ~

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