ロング・ミニッツ-The loop of 7 minutes- 公演情報 FOSSETTE×feblabo×エビス駅前バー「ロング・ミニッツ-The loop of 7 minutes-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ルールが見えて、はまってしまった。
    2回目はちょっととまどったけれど、
    3回目のルーティンあたりから
    舞台上のルールが理解できて・・・。

    そこからは、
    がっつりとはまり込んでしまいました。


    ネタバレBOX

    昨年末に上演されたプレイルームを観ているので
    主人公のバックボーンはすぐに理解できて・・・。
    でも、冒頭のシーンをほげっと観た後、
    次にやってくるシーンについては
    何が起こっているのかその意図がいまいち理解できなかった・・。

    しかし、3度目あたりで芝居のタイトルを思い出し
    舞台のルールが理解できるようになって
    4度目あたりの7分間あたりから一気に面白くなりました。

    ルーティンを重ねるごとに主人公のテンパっていく感じが
    どんどん見る側を引きずっていく。
    周りが多少の変化をしても、それはワンショットのことで
    その閉塞から抜けられない主人公のみが疲弊していくという
    前半だけでも結構笑える。

    しかし、本当に面白いのはそのあと、
    主人公がその時間の結末にいたる
    いくつもの分岐点に気がつきはじめてから。
    主人公がまるでパズルを解くように
    苛立ちとともに試行錯誤をしていく姿が
    観る側の感覚に共振して
    ある種の疾走感とグルーブ感をかもし出し。

    最終的に何度そのループが繰り返されたのかは
    よく覚えていないのですが、
    その世界の外側が明確になったとき
    観る側には疲労感がしっかりと重なった
    突き抜け感がやってきて・・・。

    振り返ってみると
    ひとつずつのシーンの作りこみに加えて
    シーン間のコンテンツのずらしが、
    とても丁寧に為されていると思うのです。
    それぞれの役者がきちんと
    場に応じたキャラクターの匂いをかもし出しているのも
    すごくよい。
    観る側を巻き込むパワーと、見せ方のセンスが
    狭い空間に充満して、しっかりと機能して・・・。
                                                    広瀬×池田ワールドに、がっつりと取り込まれてしまいました

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    2010/01/27 14:21

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