最新の観てきた!クチコミ一覧

165041-165060件 / 190027件中
ハプスブルクの宝剣

ハプスブルクの宝剣

宝塚歌劇団

宝塚大劇場(兵庫県)

2010/01/01 (金) ~ 2010/02/01 (月)公演終了

満足度★★★

お芝居のほうが好き。
骨のあるストーリーを破綻なくまとめたお芝居は見応えがあった。

ショーは、お芝居が重めなのだから、理屈抜きに楽しいものが観たかった。
色彩も明るい・綺麗とはいえず、いじめ、孤独、社会批判?など、暗い印象が残ってしまった。

シンクロナイズド・ガロア

シンクロナイズド・ガロア

ユニークポイント

「劇」小劇場(東京都)

2010/01/26 (火) ~ 2010/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇って面白いね
二つの時代をシンクロさせる方法、演劇だからできる技ですよね。虚構(劇中劇)と現実(大学紛争)の境が無くなって、文字通りシンクロしてゆく様が見ていて快感。

ガロア役の宮嶋嬢、メガネ&あひるちゃんクチビルがキュートでした。

ROMEO

ROMEO

激団リジョロ

シアターシャイン(東京都)

2010/01/14 (木) ~ 2010/01/19 (火)公演終了

満足度★★★★

スピード半端ない。
演劇のことは何もわからないけど、
毎回リジョロの公演に足を運んでしまう。
毎回予想を遥かに超え、いい意味でたくさん裏切られる。
今回の公演もそうだった。

誰もが知りうる「ロミジュリ」をリジョロがやると聞いて、
人間くさい、人間の本能むき出しのリジョロで恋愛もの?って正直結びつかなかった(ごめんなさい)
しかし、今回もやはり人間の本能むき出しの間違いないロミジュリで驚かされた。

スピード感半端ないし、ハラハラドキドキ感もノンストップだし、
切ない恋愛にホロリともくるし、とにかく今回もたくさん裏切られた(笑)

見終わった後、毎回見てるこっちが燃え尽きてしまう(笑)
やっぱり、私はリジョロ中毒なんだと思う。







ネタバレBOX

開始10分くらいで、2人が死んでしまい、
「え?終わったよ?」って思ってしまった(笑)
まさかロミオが生き残るなんて思わなくて。
でも、残されたものの悲しみや、明らかになる真実を受け止める苦悩、
そして多くの犠牲。
2大勢力の抗争の終結となるのか、抗争の一部で終わるのか。
一目ぼれの恋、幼馴染の恋、家族愛、世界愛。
いろんな想いのラストシーンに心を打たれた。

本当に一人ひとり個性が強くて、楽しかった。
けれど、ひとつ苦言を呈するとすれば、
ロミオとジュリアの関係性は、わかるけど
周りとの関係性がよくわからなかった。
これは私の理解力の低さが問題なのかもしれないけれど。

ジュリアの婚約者の腹黒さがもっと出たら面白かったかなって思う。
早川に対する裏に秘めた想いだとか、ジュリアとの絡みももう少しあれば。

昼ドラの見すぎですね、私(苦笑)

とにかく、やっぱりすごく面白かった!
次の公演も期待しています!

HOTEL CALL AT

HOTEL CALL AT

メガバックスコレクション

荻窪メガバックスシアター(東京都)

2010/01/28 (木) ~ 2010/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

ディズニーばりばり!
登場人物のキャラクターの確固たる立たせ方が巧みだ。ホーンテッドマンションやシンデレラ城のような優美で妖しく不思議な物語だ。それでいて、観客の胸にドカーン!と一発ねじ込むような直球勝負だと感じた。衣装、セット、音楽、キャラクター、演出、全てが完璧な舞台だった。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

とにかく素晴らしい舞台だった。舞台が始まるとすぐに、ミス・トライアラスキーや、フェイズランドが登場する。この人間離れした妖怪のようなキャラクターの登場で一気にそして強引に観客を空想の世界に引きずり込む。

降りしきる豪雨の中、8人を乗せたバスは目的地まで急いでいた。落雷が響く音、ブレーキの音、フロントガラスを叩く雨の音、岩に叩き付ける音、悲鳴・・。やがて彼らは「HOTEL CALL AT」に辿りつく。このHOTEL に入る瞬間の演出が素敵だ。まるで霧に覆われた下界と天界の狭間、天空の通り道「HOTEL CALL AT」を思わせる。

HOTELのロビーではそれぞれのキャラクターが優雅にそしてそれぞれの関係性や思惑を表現していく。ここでのキャラクター達もディズニーっぽい。笑
やがて彼らの様子がオカシイことに気づく。そう・・、彼らは死んでいたのだ。彼らは自分が死んだ事を認めたくはなかったが、ミス・トライアラスキーの説明「ここは現世の長い旅の疲れを癒し、天国に行く為の準備をするところ。貴方達の乗ったバスはあの日、崖から墜落して全員即死でした。当時の悲鳴や岩に叩きつけられて天地が何度も入れ替わったことを憶えているはず。」に納得する。ここでのそれぞれの人間関係が面白い。

やがて、この中の一つの魂が生きてることに気が付いたミス・トライアラスキーは、一つの提案を出す。それは生き返らす一人を8人の投票によって決める。ということだった。この提案により、生への執着やら、業やら、欲やら、色んなものが入り乱れる。笑
しかし、本来の人間の持つ良心によって観客も登場人物をもが納得する人物が選ばれるのだ。ここにたどり着くまでの演出も巧みだ。この劇団は初見だったが、全てにおいて完璧だと感じた。妖しくて優美な情景のなか、彷徨える魂たちの焦燥感や深層心理を見事に舞台化していた。
キャストらの演技は秀逸でした。

 『F』

『F』

青年団リンク 二騎の会

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/01/29 (金) ~ 2010/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

「F」というトリガーから広がる世界
近未来の話として観ていたはずなのに・・・。

とても、近しく切ない感覚に浸潤されました。

ネタバレBOX

舞台が始まって少しの間は
近未来の話をのほほんと観るような感覚でした。

冒頭のお花見の感覚、
男性がアンドロイドであることから
それが近未来の話であることがわかる。
執事ロボット杓子定規な言葉づかいから
急に砕けた言葉に代わって、
少しずつ互いの理解が生まれていきます。
ちょっとヴィヴィドで楽しげな雰囲気さえある。

でも、二人の会話から
女性の背景が明らかになるにつれて
彼女の口調とは裏腹の、
舞台上の心を締めつけるような世界観が明らかになっていきます。

明日がこない、
永遠に今日が続くような貧困から
命と引き換えに抜け出した彼女。
彼女の利益を守るという前提の中で
次第に彼女の感覚を理解していく・・・、
でも彼女の愛を受け取るすべを知らないアンドロイド。

彼女が通過する四季、
季節のシンボルと交わる、
切ないほどにいびつな感覚が
観る側の心を繊細に強く締めつけます。
浴衣の着付けをするふたりの滑稽さ。
自らが夏にいることを確認するようにはしゃぐ女性が
火のつかない線香花火をもって花火と確認する姿から、
彼女のうちに刻まれたどこかうすっぺらな時間への
切実さとはかなさを感じて。

彼女が命と引き換えに得た富で得られるもの。
命が満たすものの重さ。
正しい意見はいらないと女は言います。
楽しくないからと・・・。
その感覚がとても自然でナチュラルなものに感じて、
近未来の感覚がふっと消えて
その世界の今で彼女を観ていることに気がつく。

秋の味覚、
一緒にできない食事。
彼女が求める時間とアンドロイドが差し出す満足の乖離。
ただ、食事をしただけで、
それを秋と自分を言い含める彼女の姿に
涙があふれてしまいました。
「小さい秋みつけた」に編み込まれた
うつろうような秋の気配が
劇場内を満たすひととき。
彼女の唇から発せられるその秋が
数口の味覚に置き換えられてしまうことが
あまりにも切ない。
あまりにも切ないのですが、
でも、その数口がまるでモルヒネのように
彼女のひと時の痛みを和らげていることが
観る側に諦観を与えていく。

冬、クリスマスツリー、
彼女に漂う終末の雰囲気。
七夕の偽物で
クリスマスツリーに祈る。
その祈りに、彼女の想いが溢れる・・・。。
彼女のうちに膨らんだ愛する気持ちが
静かにまっすぐその部屋に広がっていく。
その言葉の行き場のなさを覆い隠すように
彼女に言われたアンドロイドが
かりそめのクリスマスを祝う。
その死は,物語のなかではしごく当然にやってくることで・・・。
だから、アンドロイドのチアと裏腹の
彼女の最期自体は淡々と観ることができました。
でも、抱きあげられた彼女の姿を観て
彼女が刻んだ思い出の行く末が
どこにもないことに気がついて。
アンドロイドの言葉に再び目頭が熱くなった。

帰りの電車の中で、本当にいろんなことが頭をめぐりました。
貧困が奪うもの、命の重さ、人の平等という建前と現実。
思い出ってなんだろう。彼女は不幸だったのだろうか。
すこし醒めた見方をすれば、
よしんばリアルな世界であっても
愛されたいと思う気持ちや人を思う気持ちの虚実って、
実は彼女とアンドロイドの関係にも似ているかもしれないとか思ったり。

さらには、アンケートにもありましたが、「F」ってなんの象徴だろうか・・・。
Fake,Future、Feel, Feed, Fortune, Free, Forget, Fear、Fare。
さまざまな[F]がこの物語に溶け込んでいることに気づく。
「F]のトリガーから浮かび上がる物語の奥深さに
再び息を呑んだことでした。
北枕動物園へようこそ

北枕動物園へようこそ

K.B.S.Project

高田馬場ラビネスト(東京都)

2010/01/30 (土) ~ 2010/02/07 (日)公演終了

満足度★★

次回を期待しています すみません
「北枕動物園へようこそ」 高田馬場ラビネストこけら落とし公演 K.B.S.Project
1月30日 14時の部

 新しい劇場のこけら落とし、しかも初日、最初の時間帯です。縁起がいいですね。

 内容は、「かわいそうなゾウ」の大人版といったもの。
 軍の理不尽な命令により、動物は処分され、そこで働く人たちは引き裂かれ、多くが殺されていく、といった「重い」テーマを持った劇です。社会性のあるテーマに、大いに期待して会場に足を運びました。

さて劇について。残念ながら、見終わって「満足した」とは言い難いものでした。
 一言で言うと、「浸れない」のです。それはどこから来ているか、考えてみると、次の4点になるかなと思います。

 ① 下ネタを入れる必然性。重いテーマの劇の中であっても笑いを入れて、所謂「緩急をつける」ことを否定するものではありません。ただ、それは「どこに入れるか」が大事な要素であると思うのです。あまり詳細に例示すると「ネタばらし」になるので、一例だけ。園長の娘が、事務所の園長の椅子に座り、「さなえちゃ~ん、あとで寝ようね」(女性事務員の椅子に向かって)「結婚しないと、蜘蛛の巣が張るよ」(すみません、正確なセリフではありませんが)と言う前後二度の場面。会場は誰一人として笑っていませんでした。別のセリフに替えたほうが、より効果的だったのかなあと思いました。計算尽くで挿入したとも思えるのですが、私には効果がなかったと思いました。

 ② ストーリーの急展開について。終盤で突然、実は~として、「工作員」「実の子」(こんな程度の最小限の表現にしました)が出てきますが、それまでの「リアル性」からアクションドラマ風にと展開を急ぐものとなってきます。とりわけ、前者については、この劇の中に盛り込まないでも、十分に「見せる」ものになったのにと、残念に感じました。

 ③ ②とも関連していますが、たくさんの銃殺場面について。最後に園長の娘だけにする設定のために、と考えて、登場人物を「抹殺」していったのでしょうが、これも私には「安易な方法」「逃げ」と感じました。上演時間との戦いといった側面も否定しませんが、もっともっと人物を生かしながら、それでいてそれぞれの苦渋を表現できる台本に練り上げてほしかったと思います。

 ④ 役者さんについて。若い人が多い劇団です。ですから、「飯島さん」のように、比較的安心して見られる役者と、「ちょっと無理があるかな」という役者との差が大きかったようです。限られた人数の中で配役を決めるのですから、その点しかたないと思うのですが、それは今後の可能性のある課題として。ただ一つ言えることは、役者の一人一人を見ていると、みなさんかなり個性的な(個性的になる)可能性を持った原石ばかりだったと思います。このスタッフで、例えば宮本輝の「夢見通りの~」、三浦しをんの「まほろ駅前多田便利軒」のような市井のものを上演すると面白いかもとも思いました。

マレーヒルの幻影

マレーヒルの幻影

森崎事務所M&Oplays

本多劇場(東京都)

2009/12/05 (土) ~ 2009/12/27 (日)公演終了

満足度★★★

麻生久美子
観想としては、彼女を生かしきれていないような歯がゆさが残った。しかし、それが彼女の実力か?逆に他の出演者の方がとても良かった。正直、麻生久美子さんだけ他の役者に替われば、とても良い作品になったような気がする。これも、舞台経験の差かもしれないが。麻生久美子さんの今後に期待。

ワタシ末試験 追試(再演)

ワタシ末試験 追試(再演)

baghdad cafe’

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2010/01/29 (金) ~ 2010/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かった。
初めから3/4位まで、淡々と最後に物語が見えてくる。
約2時間のお芝居に、いろんな人がしっかりと描かれている。
内容が濃いために、ドラマの1クール向きとも思われます。 
2時間のお芝居で、かなり疲れたって感じる位に、内容が濃い。
観劇後 頭が、お芝居に酔っている感じになりました。
友達が“チラシの意味がわかった”と、イメージが盛り込まれています。
2ヶ月後位に、、もう一度みたい、また違った観方が出来ると思う。
このお芝居を作られた皆さん、楽しい一時を有難う御座いました。
面白かった。 2ヶ月後位に、、もう一度みたい。

ネタバレBOX

死神やったのか、
死神は、いま いち子 に惚れてたのか。
ちょっと無関心な、今頃の子供たちが、大人の優しさを持った人に成長できました。
未来を自分で変える、強さ、
犬が、悲しかったが、最後には良かったと思いました。
The Stone Age ブライアント『胸に突き刺さった5時43分21秒』

The Stone Age ブライアント『胸に突き刺さった5時43分21秒』

The Stone Age ブライアント

サンモールスタジオ(東京都)

2010/01/27 (水) ~ 2010/01/31 (日)公演終了

満足度★★

うーむ
東京進出第1回目ということなのでしょうか


まぁ、、、私は関西の笑いは好きなので
あまり苦ではなかった、、、気がしますが


随所に散りばめられていたであろう
笑うところだよってところが

どうにもうまく紛れてないというか

ラストの印象が強すぎますが
あまりの急展開。


あのラストにするならば

もう5分でもいいから
何かしらのフォロー(、、、といっていいものか)を

台本上で書いても良かったのでは

H・アール・カオス×大友直人×東京シティ・フィル

H・アール・カオス×大友直人×東京シティ・フィル

H・アール・カオス

東京文化会館 大ホール(東京都)

2010/01/30 (土) ~ 2010/01/30 (土)公演終了

満足度★★★★★

あまりにも美しく、あまりにも強い舞台に、圧倒されるのみ
「中国の不思議な役人」の幕が開いた瞬間から、「ボレロ」 で幕が閉じられるまで、息をするのを忘れそうなほど、気持ちが持っていかれ、見入った。
そんな生やさしいコトバでは表現できない存在感がそこにある。

私は、それを観るだけである。

ネタバレBOX

「中国の不思議な役人」
空中までも使い(宙づり)、舞台装置や照明がとにかく美しい。
どのパート、どの場所、どの踊り手を観ても、影までも計算されたような整然さと、肉体の存在感を強く示す溢れんばかりの躍動感がある。しかもそれは一瞬でも途切れることがない。
不気味さと不安と耽美的な美しさが同居する「中国の不思議な役人」がそこにあった。

「瀕死の白鳥」
白河さんのソロ。
舞台裏や袖を隠している覆いをすべて外し、裸になった舞台の中央にはイスがただ1つあるだけ。
オープニングは、その舞台を無音で踊る。観客は息をのむのみ。ぴりぴりした緊張感の中、しなやかに舞う。
そこへ「瀕死の白鳥」の旋律が優しく重なる瞬間は鳥肌モノだ。
曲と合わせて踊る姿には、ダンスというカタチではなく、音楽が見えているようにしか思えない。音と肉体が融合していくような感覚だ。
音楽が終わった後の余韻のような無音の中の踊りは、最初のような緊張感ではなく、静寂が広がる。
白河さん1人だけしか舞台の上にいないのに、舞台の広さはまったく感じない。

「ボレロ」
曲の高まりとともに舞台の上が朱色に染まっていく。曲のボルテージの上がり方と踊り手たちのシナジーが生み出す、美しさは圧巻! 震えるほどの感動が身体を走った。
強靭な肉体たちがボレロの強い曲を軽々と乗り越え、さらに天上へ突き抜けていく。

それにしても、なんというダンスの存在感。
H・アール・カオスというカンパニーの全員がそれを持っているということが素晴らしい。奇跡のようなことなのかもしれない。

上手いとか何とか、軽々しく口にできないほどの存在感と確かさがある。
東京文化会館大ホールの広い舞台が、彼女たちの存在で溢れるようだ。
そして観客を虜にさせてしまう。
次回も必ず観なければならない、と心に誓った。



「瀕死の白鳥」と「ボレロ」の間には、白河さんが息を整えたり、セットの設置などのため、対談が行われたが、申し訳ないが、やはり間つなぎにしか見えず、せっかくの余韻が分断されてしまうようだ。
「瀕死の白鳥」は短い曲なのだが、休憩を入れたほうがよかったように思う。
演目ごとに休憩を入れても、問題はないと思うのだが。

それと、「ボレロ」。演奏にミスがあったように聞こえたのだが(管楽器で)、それは私の聞き違いだったのだろうか。
パッチギ!

パッチギ!

フジテレビジョン

新国立劇場 中劇場(東京都)

2009/12/04 (金) ~ 2009/12/23 (水)公演終了

満足度★★★

加藤和彦さん
個人的に加藤和彦さんが大好きで、演劇と言うより、音楽の方がメインで観に行った。直前に加藤和彦さんが自殺したこともあり、より感慨深く観ていた。ストーリー自体に新しいところも特筆するところも無いが、イムジン河は本当に良いタイミングでかかっていたので、結構泣いてしまった。。。

 『デストロイヤー花』

『デストロイヤー花』

junkiesista×junkiebros.

新宿FACE(東京都)

2009/12/18 (金) ~ 2009/12/21 (月)公演終了

満足度★★★★

ギャクセンスに脱帽…
もちろんミュージカルなので、踊りと歌もよかったですが、とにかく細かく散りばめられたギャグと俳優陣の絶妙な演技センスがとてもツボに嵌りました!今後も是非観て行きたい劇団ですね。

かわうそ

かわうそ

横町慶子

ラフォーレミュージアム 原宿(東京都)

2009/12/19 (土) ~ 2009/12/20 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった
事前期待よりストーリーもしっかりしていて、作品の演出・展開もしっかりあり、横町慶子さんの魅力はタップリ伝わったんではないでしょうか。個人的にはとても面白かったと思います。もちろん、横町慶子さんの抜群のスタイルと美貌にも圧倒されましたが。

太陽と下着の見える町(庭劇団ペニノ)

太陽と下着の見える町(庭劇団ペニノ)

フェスティバル/トーキョー実行委員会

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2009/12/05 (土) ~ 2009/12/13 (日)公演終了

満足度★★★

なるほどね。
またも、内田慈さん狙いで観に行きました。彼女の演技(衣装?)については、全く文句無く、逆にタニノクロウさんにお礼を言いたいくらいです…。作品自体の内容についてですが、この作品をどのジャンルの作品として観劇するかで、評価が大きく変わると思います。事前の期待に比べると、そんなには満足してないかな。

【ご来場ありがとうございました!】あのひとたちのリサイタル

【ご来場ありがとうございました!】あのひとたちのリサイタル

FUKAIPRODUCE羽衣

シアタートラム(東京都)

2010/01/30 (土) ~ 2010/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

トラムを制した羽衣!
 シアタートラムが有望な若手劇団を発掘する企画シアタートラムネクスト・ジェネレーションvol2に選ばれての公演。いつもより一回り大きなステージだが、見事に使い切った。
今回も、作・演出・音楽・振付・美術を一手に担当する糸井幸之介、どれだけ才能があるのかとあらためて感心した。

 今年はこの後、東京芸術劇場で2週間の公演、その後、小さめの劇場で1カ月公演なども企画しているらしく、羽衣にとってまさに飛翔のきっかけになる年だが、そのスタートを切る公演として、劇団がいかにこの公演に賭けているかがひしひしと伝わってきた。間違いなく、今回の公演、FUKAIPRODUCE羽衣の代表作として評価されることだろう。

 役者では伊藤昌子、藤一平というベテラン勢が光った。伊藤昌子の体を張ったコミカルな動きと、藤一平の哀切たっぷりのセリフの確かさ(そして声がいい)、それに二人とも歌がうまいのだ。

 鯉和鮎美の演技は相変わらずかわいらしく、この劇団のかわいさ部門を一手に引き受けているが、声はハスキーで(セクシーで)そちらにもしびれた。また召田実子の軽快な動きも新鮮で素敵だった。なかなかあの動きは出来ない。貴重な役者だ。

 シアタートラムに立ち見まで出るほどの活況。前説にさえ拍手がわくほどの盛り上がりで、終始観客を味方につけていた。二日で終わってしまうのがもったいないくらいだ。

ネタバレBOX

 物語は暗闇の中からスタートする。この暗闇意外と長いのだが、とても想像力をかきたてられる。そして最初に舞台上に明かりが当たったとき、夜明けのようにステージが光り輝いてみえた。

 舞台は芸術家のアトリエからスタートする。舞台装置の全てが今回アートであり、背景で糸井が書き続けることも、また日高啓介が走り続けることさえ、アートであると感じた。そして、春夏秋冬、人間の生死、戦争と平和、そして芸術論に至るまで、象徴的に展開される。糸井幸之介のセリフは全編詩であり、それゆえ、繰り返しが多用され、繰り返しのリズムの中で心地よくこちらの胸に突き刺さってくる。

 前回の羽衣の芝居を私はシャーマニズムであり、豊穣の祭りだと感じたが、今回は神話だと思った。今回繰り広げられたのは、古事記や日本書紀のような神々の物語ではないのか。そう思った瞬間、糸井幸之介が愛の営みにこだわる理由がわかったような気がした。それはまさに神話そのものだからだ。

 舞台が広いためか、暗転にやや時間がかかった。それだけが気になった。それと、私の好きな役者高橋義和の活躍の場が少なかったような・・・。
それ以外は満足。
舞台版『妹と油揚』

舞台版『妹と油揚』

metro

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2009/12/03 (木) ~ 2009/12/13 (日)公演終了

満足度★★★★

キャスティングは抜群。
他の方も書かれている通り、キャスティングは抜群で素晴らしいと思うが、基となる作品にそんなに魅力が無いため、話の展開が殆ど無く、ダラダラとホームドラマのような展開になってしまっていたのは、物凄く残念だと思う。でも、metroのお二人をはじめ、芝居に対する姿勢にはとても感銘しているので、今後も応援していきたいと思う。

卵を立てることから―卵熱(山海塾)

卵を立てることから―卵熱(山海塾)

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2009/12/04 (金) ~ 2009/12/06 (日)公演終了

初観劇
子供頃からずっと気になっていた「山海塾」と言う謎の白塗り集団の作品を、やっと観劇することが出来て、少しは彼らを理解できたかな?自分の持っている「山海塾」イメージとは大きく違っていたが、それは良い意味で裏切られたと言う感じで不満ではない。でも、やはり自分の趣味の領域ではないかな。

社会派すけべい

社会派すけべい

毛皮族

駅前劇場(東京都)

2009/11/19 (木) ~ 2009/12/01 (火)公演終了

満足度★★★★★

ただ楽しむのみ!
江本純子さん作品は結構観ていたし、町田マリーさんの作品も観ていたけど、「毛皮族」の本公演は今回が初めて。やっぱり事前期待通り、エロ面白く、ナンセンスで、心空っぽにして楽しめた!それにしても、普通にしてれば、とても可愛い女の子やキレイなお姉さん方が、最後にはあんな姿で…。まぁ、本当に感動・感激で、ご馳走様でした。。。ずーっと、観て行きたい劇団です。

【ご来場ありがとうございました!】あのひとたちのリサイタル

【ご来場ありがとうございました!】あのひとたちのリサイタル

FUKAIPRODUCE羽衣

シアタートラム(東京都)

2010/01/30 (土) ~ 2010/01/31 (日)公演終了

満足度★★★

パワーに押し切られる
初観劇。

ネタバレBOX

暗闇の中で聞こえてくる男女の声。
延々と続く。
少し長い。長く感じる。
早く終わらないだろうか、明りがつかないだろうかと思わされる。

そのあとは役者、パワー全開。
これでもか、これでもかという力強さ。動き。表情。

短い物語が役者によってひとつひとつ紡がれていく。
短さの中に強烈なインパクト。
個々のおもしろさも光る。

後半大勢の演技者が登場。
ワンシーンで去る、そのすごさ。

長さを感じるシーンもあったのだが、最終的には
「なんだかすごいものを観てしまった」という感覚におそわれる。


パワーに押し切られてしまったようです。
異説 卒塔婆丸綺談

異説 卒塔婆丸綺談

しゅうくりー夢

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2010/01/28 (木) ~ 2010/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★

滅びの美学!
歌舞伎の筋書きのような容赦のない殺戮が行われ、滅びの美学を堪能しました。

ネタバレBOX

坂本竜馬も登場、混沌とした幕末期の青春群像劇。

禍福が縄のようにねじれあい、観客がほんわか、ちょっとハッピーかなと感じ始める頃に、これでもかと打ちのめす…、ジェットコースター型のはらはらどきどきの手法にはやられました。

こちら側の人間がほとんど死ぬという滅びの美学を堪能しました。

ラストシーンの生と死の表現はすばらしいと思いました!

このページのQRコードです。

拡大