
おうもの
アメウズメ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/02/23 (火) ~ 2010/02/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
世にも美しく恐ろしい寓話
どこだかよくわからないその陰鬱で閉鎖的な村社会にはそこだけにしか流通していない独特の声のトーンや、這いつくばってでも逃げ出したくなるどろっとした不気味な重苦しい空気感、血の匂いが渦巻くような気配がある。
理性が音を立てて崩れ去るその一歩手前、いつ何時誰が死んでもおかしくない綱渡りの危うい世界で疑心暗鬼になりながらも生きることを選択しつづける人間の執念を見た。

かげぜん
dash
あうるすぽっと(東京都)
2010/02/17 (水) ~ 2010/02/25 (木)公演終了

プリン
かやくごはん
「劇」小劇場(東京都)
2010/02/10 (水) ~ 2010/02/17 (水)公演終了
満足度★★★
地域興し的演劇!
下北沢のケーキ屋さんを巻き込んだアイデアは良かったのではないでしょうか!
八百屋のお姉さんの方、うん、きょろきょろって、頭と目の動かし方が可愛かったです!!

LIVE雅咆2008~桜春の陣
the CRAZY ANGEL COMPANY
シアターアプル(東京都)
2008/03/07 (金) ~ 2008/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
すごい!!
一言で言うと衝撃でした。
ひとりひとりがいろんなパワーを持っていて、見入ってしまうステージ!!こんな団体他にはない!!
曲もカッコイイし元気をもらえます☆

『世界の終わり』を囲む短編
Minami Produce
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/02/23 (火) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

桜ノ森ノ満開ノ下
THEATRE MOMENTS
シアターX(東京都)
2007/11/11 (日) ~ 2007/11/13 (火)公演終了
満足度★★★★★
「桜ノ森ノ満開ノ下」を見ました。
モーメンツの作品を初めて観たのが、この作品でした。
“鑑賞”のつもりでいたのですが見終わった時には熱さや痛みのような“感触”が残る不思議な感覚でした。
シアター・モーメンツの作品は“見るだけでなく触れる”
老若男女を問わず、同じ瞬間に同じ気持ちになれる。ちょっと他にない感じ。
オススメです。

KANNAZUKI 2010
リンムーメン!!プロデュース
テアトルBONBON(東京都)
2010/02/09 (火) ~ 2010/02/14 (日)公演終了
満足度★★★★
はっとしました!!
社長の弟さんや男性従業員の演技は素晴らしかったと思います。
女優陣はちょっと自然さが不足していたように思いました。
途中ではっとしてから、急に奥深いものになりました。

NECK※板尾創路が体調不良により降板。代役は河原雅彦。
ネルケプランニング
青山円形劇場(東京都)
2010/02/12 (金) ~ 2010/02/24 (水)公演終了
満足度★★★★★
やっぱり河原雅彦!!!!
個人的に最強の演出家だと思っている河原雅彦さんの演出によって、
客席を驚かせる演出の連続で、
舞台がバッサバッサと顔を変えて転換されていく様が痛快でした。
しかも首が舞台から覗く芝居という新しいスタイルに
演劇の限界を底上げされた感じがして、感服でした。
しかも役者陣がすばらしく、もう一度見に行きたいほどの作品。
板尾さんの出演も見たかったが満足でした。

ビリビリHAPPY
突劇金魚
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/02/23 (火) ~ 2010/02/24 (水)公演終了
満足度★★★★
サリngROCK
演劇雑誌にサリngROCKと渡辺えりの対談が載っていて、興味をひかれて観に行った。感動したりはしなかったけれど、面白い部分もあり、観てよかったと思う。頭を使って観るような演劇じゃない。アフタートークで柴幸男が言っていたように、サリngの夢を観ているような感じがある。自分の中の無意識に耳を澄まし、それを役者を使って演劇という手段で表現している。僕も、サリngの中の無意識に何らかの共感を抱けたから、最後までそれなりに退屈せずに観れたのだと思う。

おうもの
アメウズメ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/02/23 (火) ~ 2010/02/28 (日)公演終了
子守唄の威力
劇中に出てきた子守唄でどぎつさが増してました。
神経が研ぎ澄まされる芝居でしたね。
これからもがんばってくださいね。
楽しみにしています。

CLOSER
avex live creative
サンシャイン劇場(東京都)
2010/02/19 (金) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

二月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2010/02/01 (月) ~ 2010/02/25 (木)公演終了
満足度★★★★★
仁左衛門さんの芸は別格だね
終演後のアラフォー世代の女性客の言葉です。
私も、全く同感!孝夫さん時代から、もう40年来のファンですが、こんなに拝見する度、芸が磨かれている歌舞伎役者さんは、私の知る限り、他にはいません。
18代目勘三郎さんは、初舞台から拝見していますが、最近、ほんのちょっとですが、芸が荒れていないかと心配しています。
お二人とも、すっとファンでいる身として、今日の観劇は、ちょっと複雑な思いが交錯しました。
爪王…素晴らしかったらしいです。友人が、一番良かったと言っていて、楽しみにしていたのに、遅刻し、着いた時には、割れんばかりの拍手が聞こえていました。お隣の席の方も、「最初のは良かったね」と話していましたし。ただもう、残念。
俊寛…ダントツ、勘太郎君の成経が素晴らしく、彼の役者さんとしての進化に目を見張りました。七之助君の千鳥は、まだ型だけの芝居で、心根が伝わらず、残念でした。勘三郎さんの俊寛は、意志の強さは出ていましたが、人間の弱さを表出する部分が欠けていたように感じました。俊寛の悲哀があまり伝わって来ませんでした。ただ、「来世で」の台詞は先代への個人的な思いが感じられて、ちょっとほろっと来ましたが。最後は、得心して笑みを漏らす方の型で、私はこの方が好みでした。
口上…文字通り、久しぶりに、本当の「役者」が揃った口上で、先代勘三郎さんへの思いが口先だけでないことが伝わり、気持ちの良い、ご挨拶でした。
ぢいさんばあさん…何度観ても、3幕目では、泣いてしまいます。ハートフル歌舞伎の1級品演目。仁左衛門、玉三郎の当代随一のコンビの名演はもちろんのこと、甥夫妻の橋之助、孝太郎等、脇の好配役も手伝って、本当に心温まる素敵な舞台でした。37年というキーワードが出て来ますが、まさに、私がこの演目を最初に観たのは、40年近く前なのでは。あの時は、1幕の実年齢に近かったお二人が、今回は3幕のぢいさんばあさんの年齢に近づいて、終幕の老夫婦の愛情溢れる場面がより繊細に演じられて、お二人の円熟の演技に、何度も涙を拭いました。お二人とも、可愛くて、本当に素敵な老夫婦ぶりでした。

時代×時代劇 TWO DASH
IQ5000
笹塚ファクトリー(東京都)
2010/02/17 (水) ~ 2010/02/21 (日)公演終了
満足度★★★
レベルは高いと思うのだけれど
前説!面白かったです。
お話の内容は心温まる感じでした。
が、芝居としては引き込まれ感が少なかったです。
前半は前説とかぶり、すこし眠い感じでした。
芝居の構成や小道具使いの技量などはすばらしいな!と思うのですが,
小劇場としてのエネルギーは、うまいとかやるなあとかとはまた別な気がします。

飛龍伝2010―ラストプリンセス【作・演出 つかこうへい】
松竹
新橋演舞場(東京都)
2010/02/03 (水) ~ 2010/02/21 (日)公演終了
満足度★★★
いろいろ感想はあると思います・・・
飛龍伝ということで,黒木メイサということで、2回見に行きました。
初日は,かみかみ王子もいたので、私もすごく緊張して肩に力が入りました。が!2回目は中日すぎで,安心してみていられました。
正直何回もこの芝居を見ているので,つかさんの芝居が好きという前提で観ているので、他にもそういう人は大丈夫だと思うのですが,いきなり見た人は訳が分からないかも知れません。それは,俳優の方達の台詞まわしの力量のせいなんて言ったらだめでしょうか?私はそんな中で,カラテカの方が,見事に芝居にとけ込んでいるのがとても嬉しかったです。

ビリビリHAPPY
突劇金魚
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/02/23 (火) ~ 2010/02/24 (水)公演終了
衣裳、可愛すぎ♪
とくに、不思議生物たちのが。あと、スミ子(七味まゆ味)とアラタ(片岡百萬両)のシーン、舞台美術と照明でまるで糸杉の森のような美しさ。ちょっとゴッホ☆

ビリビリHAPPY
突劇金魚
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/02/23 (火) ~ 2010/02/24 (水)公演終了
満足度★★
ごめんなさい
まったくノレませんでした。
面白そうな雰囲気はあるんだけど、イマイチ面白くならず、音楽以外はまったく引っかかるところがなかった。
勝手な憶測だけど、関西の劇団だからもっと笑えるところがあるんじゃないかと思っていた・・・それはどうやら違っていた。

東京パリ帝国合同公演
ロスリスバーガー
RAFT(東京都)
2010/02/12 (金) ~ 2010/02/14 (日)公演終了
満足度★★★
また別の味わいアリ
今回は東京パリ帝国(未見)との合同公演ということで、作・演出と出演をたすきがけで、という企画。そのうちのロスリスバーガー側が出演する方のみ観劇。
互いにコードネームで呼び合う黒服の男女3人を中心としたナンセンス系コメディ…というよりはむしろ長篇(約40分)コント?なオモムキは過去2回観たロスリスバーガー作品とはやはり異なるが、また別の味わいアリ。

そして彼女はいなくなった
劇団競泳水着
サンモールスタジオ(東京都)
2010/02/11 (木) ~ 2010/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★
ここまでテイストが異なるとは
CMなどに出始めた新進(なのか?)女優の失踪をめぐる物語、「ミステリー風味」というのは事前に告知されていたとはいえ、ここまでテイストが異なるとは。なんたって、当日パンフに「今回が初めての方は是非次回以降も」みたいなことが書いてあるくらいで…(笑)
で、基本的には2人の人物の会話シーンの積み重ねというスタイルとサスペンスフルな内容の相乗効果によって、緊張感の高いことといったら!
まずはいろんな組み合わせによる登場人物たちの会話をバラまいて様々な可能性を示し、それによって「木の葉を隠すのは森の中」的な状況を作っておいて、次第にその中から失踪とは関係のないものを消去して真相に辿り着くのが、最初はどうやってもほぐれそうにないように思えた糸の絡まりを、ほぐし易いところから順に根気良くほぐしていったらようやく解けた、的な感覚。
また、実は序盤でキモとなる部分の表面を見せておいて、最終幕でそれの「完全版」を改めて見せるという構造もスゴいっちゅうか面白いっちゅうか。
そんなシカケで語るのが「悲劇の起こり方」といおうか、ちょっとした「ボタンの掛け違い」や勘違いがたまたま重なってしまって大事に至る、なストーリー、どれか1つでも要素が欠けていればあそこまでは行かなかったのではないかという「不幸な偶然」の重なりが巧い。
「第四幕」のタイトルにもなっている「トライアングル」もある意味変形のもので、これも活きているんだなぁ。
(リピートした17日の分はネタバレBOXへ)

ビリビリHAPPY
突劇金魚
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/02/23 (火) ~ 2010/02/24 (水)公演終了
満足度★★★★
初見
面白いところあり、わからないところありで楽しめました。アフタートークの柴くん面白し。サリngROCKさんがかわいい。勿論七味さんもいい。

『世界の終わり』を囲む短編
Minami Produce
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/02/23 (火) ~ 2010/02/28 (日)公演終了
満足度★★★
Bコースを観た!
芥川龍之介の作品を題材にした物語はここのところ、良く観ている。だから予習としてはバッチリだ。
「羅生門」にしても、「鼻」にしても「竜」にしても「地獄変」のあのおどろおどろしさは敵うものではない。
以下はネタばれBOXにて。。