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武蔵小金井四谷怪談

武蔵小金井四谷怪談

青年団リンク 口語で古典

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/04/17 (土) ~ 2010/04/29 (木)公演終了

満足度★★★

続けてほしいシリーズ
ハイバイの岩井秀人による「口語で古典」シリーズの第2弾。
今回は2本立てで、前半は「四谷怪談」を現代化した4人芝居。後半は落語のいわゆる「廓噺」を、作者が大阪の風俗店(@飛田新地)で体験した話に置き換えての3人芝居。

ネタバレBOX

「武蔵小金井四谷怪談」
四谷怪談のあらすじを奥の壁に映写しながら、それと微妙に対応する現代劇が舞台に展開する。恋人役の古屋隆太と荻野友里。荻野の父親役の猪俣俊明。古屋による父親殺しを目撃して、それをネタに彼を脅迫する端田新菜。古典のストーリーがうまく現代劇に重なっていて、このまま最後までずっとやってくれればいいのにと思ったが、実際には端田に脅されて古屋が第2の殺人を犯すあたりで原作との関わりは消えてしまい、再び最初のやりとりにもどって同じ出来事が別の角度から新たな真相を交えて描き直されるという展開になる。そこはハイバイの名作「て」で使われたのと同じアイデアだなと思う。
個人的には最後まで原作をなぞる形で現代化された芝居を観たかったので、途中から二重構造になってしまったのがちょっと残念だったが、それでも役者4人の演技が抜群に面白かったので別に文句はない。
「口語で古典」の1作目「おいでおいでぷす」といい、2作目の今回といい、父親殺しが作品の重要なモチーフになっているが、これは「て」で描かれた作者岩井秀人の複雑な家庭環境の反映と見なすこともできる。

「落語 男の旅 大阪編」
こちらは山内健司、石橋亜希子、猪股俊明の3人芝居。大阪の風俗店に男3人で訪れた作者自身の体験談という体裁で話が進行する。一応、山内が作者の岩井役。男3人の話なのに、女優の石橋がそのうちの一人を演じるというのが強引というか、人を喰っている。石橋は結婚後初の舞台らしい(おめでとうございます)。出演者は3人だが、風俗店の女の子や付き添い?のおばさんなど、出演者の数を越える人物が登場する。そしてそれを役者3人ですべて演じてしまう。しかもきちんと役を分担するのではなく、かなり恣意的に役をシャッフルして演じる。店の女の子とおばさん、そして客の男。これを二人で演じたり一人で演じたり。この辺の入れ替わりはかなりめまぐるしい。観ているうちに思ったのは、以前、岩井秀人が役者として出演したことのある多田淳之介の「3人いる!」という芝居。あそこでも役者と役がかなり複雑に入れ替わっていた。
落語というのがもともと一人でいろんな役を演じ分ける芸なので、役者3人で役を演じ分けたからといって、それで落語を上回ったとはいえない。個人的な感想としては、落語を演劇化するなら、やはり役者も一人芝居で演じてこそ、落語の芸に拮抗したといえるのではないだろうか。
どどめジャム

どどめジャム

甘もの会

MAREBITO(東京都)

2010/04/23 (金) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

記憶があふれてくるような
茅場町にこんなすてきなスペースがあるなんて知らなかった。
夜の回を拝見したのだけど、明かりの雰囲気がとても素敵でした。
記憶は過去にわたしを引き戻す。でもいつからか未来に引っぱってくれるようにもなっていたのだ。昔を思い出すと涙が出るようになるような歳になったのだなあ、としんみりしてしまった。
思い出せないことと、なんにもないことは違うから、どうかいろんなものをからだにしみこませて生きていたい。そうすれば、ふとしたときに滲んで、わたしを助けるちからになってくれるかもしれないし。
あと、終演後に試食させていただいたどどめジャムがすごくおいしかった。

ネタバレBOX

結婚を前にして去来するさまざまな思いを、ほろほろこぼすように魅せる巧みな脚本。うふ、と笑いながらもいっしょに涙もでちゃうような、せつなさがすごくよかった。
立蔵さん(青年団)が好演。少女から老女まで、ほんとに自在だなあと思う。天上人のような、透明感のあるひとですね。
背伸び王(キング)

背伸び王(キング)

コマツ企画

小劇場 楽園(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白いことぞ。
悪い人に思われたくないからできれば避けたい部分をも掴みにいく、作家小松さんの着眼点が好きだし、先手先手の感じがいつも凄いと思っています。濃いのに飽きない、コマツ企画の役者をじっくり観られて嬉しい。この人たち、ほんとたまんないです。初心者でも大丈夫。

ジェノサイド

ジェノサイド

演劇サムライナンバーナイン

テアトルBONBON(東京都)

2010/04/14 (水) ~ 2010/04/18 (日)公演終了

満足度★★★

う~~~~ん。。。
出演者はよかったのに、脚本が「???」だったのが残念です。
テーマはなんだったんでしょうか。

山岸彩子さんの演技に魅了されました。

リングワンダリング

リングワンダリング

Monochrome Plus

シアター風姿花伝(東京都)

2010/04/22 (木) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

見てきました。
とにかく、不思議な作品でした。

ネタバレBOX

人間の脳というものは、本当によく解りません。もしかすると自分の中にも、いちごさんと同じ、スナークが居るかもしれないと、作品を見終わって感じました。
もし、自分の周りに、いちごさんみたいな人が居たら、ちとせさんみたいにいくか分からないけど、うまく理解し、接する事が出来るのかなと思いました。
私も来年の春、桜の木の下で居眠りしないように気を付けようと思います。
絢爛とか爛漫とか

絢爛とか爛漫とか

祈プロデュース

劇場MOMO(東京都)

2010/04/22 (木) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

秀逸!
モダンガール版を見てきました。
季節の移り変わりと各自の成長がラップしていて自然に見れました。
しっかりした脚本と出演者のしっかりたした演技、照明や効果音のうまい使い方、こんな舞台だったら何度でも見たくなりますね。
4人の出演者の個性の違いも良かったのかな。
モダンボーイ版は日程的に見に行けないですが、次回作品も期待してます。

八百長デスマッチ/いきなりベッドシーン

八百長デスマッチ/いきなりベッドシーン

柿喰う客

タイニイアリス(東京都)

2010/04/15 (木) ~ 2010/04/18 (日)公演終了

さすが!の一言。
2作品とも、さすが。としか言い様の無い作品。

公演情報を入手したのが公演初日で「村上と玉置の2人芝居。しかも七味さんの「イキナリ-」再演の2本立!!!」という事で
仕事上くそ忙しいこの時期でしたが見逃したら後悔必至。

どちらの作品も観れて良かったです。

ネタバレBOX

個人的に「八百長デスマッチ」は今までの柿作品で一番好きかも。
2人のセリフ合わせはどのくらい稽古したのだろうか…
一瞬で引き込まれ、あっという間に終演。
もう少し観ていたいと感じるほどでした。
玉置・村上の素晴らしさたるや!!!


「いきなりベットシーン」は内容を受け付けない人は受け付けないかもしれない。
それでも舞台上の圧した空気感は極上。
ただ…「八百長-」の後にこれは…重い。
美しい手紙

美しい手紙

ライオン・パーマ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/04/22 (木) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★

クスッと笑える・・・
随所に笑いあり、でも、ココってところは、シリアスに。。。最後の結末は僕は、読めませんでした。。どんな終わりなのかなっと?自分なりに想像巡らしましたが。。次回も、違う作品を観てみたいな~なんて思わせる感じでよかったです。。

宇宙エレベーターガール

宇宙エレベーターガール

宇宙食堂

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★

最終的な落とし所は良いのに…
斬新な題材や最終的な落とし所は良いのに細部が杜撰過ぎて醒めてしまうのが残念…を通り越して致命的。

※ 4月21日からスタイルを変え、ツイッている一口レビューをまずアップして後日加筆することにしました

199

199

劇団GIFT

千本桜ホール(東京都)

2010/04/22 (木) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★

凄く
ストーリーがしっかりしてていろいろ考えさせられる舞台でした、あとは~役者陣のレベルが上がれば素晴らしい舞台が出来ると思いますよ~

背伸び王(キング)

背伸び王(キング)

コマツ企画

小劇場 楽園(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い
よいです。

見えそうで見えない

見えそうで見えない

パセリス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★

見えない仕掛け
それは時間軸の前後にあった。だから・・当初、リーディングなんか必要ないから本番いってよ。なんつって胡坐でもかきそうな意気込みだったけれど、ストレートプレイを観終わって、「ああ、なるほど・・。」と思ったのです。最後の展開で謎?の残った方は見るべし。笑

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

リーディングの前に観客全員に台本を配るが、これは必要ないように感じた。目の前でリーディングしてるのにわざわざ台本に目を通す必要はないからだ。

ストレートプレイの序盤、ハヤテとリエは倦怠期を迎えたカップルだったが、ハヤテに浮気相手がいることが発覚したのをきっかけに2人は無事結婚を迎える。という設定なのだが・・、終盤で、ハヤテの浮気相手かと思っていたチエコが二人が居る部屋に帰ってきて「え?!ちょっとうちのダンナと何してんの?!」なんつってリエに抗議する。この展開が度肝を抜いたが、なんてことはない。元々、自分の夫だったハヤテの浮気現場を見たチエコはハヤテと離婚し、後に妻として収まったのがリエだったという謎解き。

これが「見えそうで見えない」真実という物語。笑
ワタクシはまた、「見えそうで見えない」のは、ってか「解りそうで解らない」のは、ノボーっとしてうだつのあがらないハヤテが何故オンナにモテルのか?こっちのほうが見えない謎なんだけれど、案外こういったうだつのあがらなそうな癒し系のマメ男がものすっごくモテルらしい。

だから・・なんでモテないんだろ?って考えてるそこの君!ボーっとしながらも「好きです!好きです!好きです!・・・・」と性懲りもなく一人のオンナに100回くらいコクりまくってると必ずモテル。そう、君はモテル!モテル・・・。

12人の怒れる学校へ行こう!

12人の怒れる学校へ行こう!

劇団うえのの本

ART THEATER かもめ座(東京都)

2010/04/23 (金) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★

観てきました!
面白くて真面目な内容でした。

ネタバレBOX

高校生自治会の裁判が終わり、陪審員が陪審員室に入るところから始まるお芝居。本家取りのとおり、やる気の無い人、早く帰りたい人、ちょっと怖そうな人など揃っていましたが、皆さん高校生っぽくみえました。

笑いどころもあり、最後実証的に事件を見直すという真面目で真摯な内容でした。

最初の座り方云々はちょっとしつこかったです。つかみとしてはへこみました。

事件を発見した生徒が職員室ではなくなぜ自治会室に駆け込んだのか、学校側でなく自治会が行う裁判とは何ぞや、先生の「ごっこ」発言といったところから垣間見られる生徒と学校側との諸事情の説明があれば良かったと思います。それによって、判決の及ぼす効果が変わりますから。

お芝居前の小ネタをやったときの黒い衣装の上にそのままYシャツを着たのは如何なものかと思いました。特に真面目な学生はそんなことしません。

陪審員長のおどおどした態度、目に涙を溜めての発言などとても良かったと思います。
僕たちの失敗~もう誰も信じない…~

僕たちの失敗~もう誰も信じない…~

ラブリーヨーヨー

駅前劇場(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★

あと一つ欠ける感が払拭できない
局員3名の小さな郵便局に2人組のマヌケな強盗が押し入り、しかし通報されて退散しようとしたところに銃を持った新たな強盗が押し入って5人を人質に立てこもる…という状況のコメディ。
既視感はありつつ面白い題材であり、いろいろ趣向を凝らしてよく出来てはいるのに、何かあと一つ(か二つ?)欠ける感が払拭できないのが惜しい。
野球に喩えれば長打を含む毎回安打で満塁にもなるのに決定打が出ず残塁の山、結局両チーム無得点のまま時間切れ引き分け(←「完封負け」ではない)みたいな?
個々の場面は面白いのに全体を通しての流れで見ると平板なまま終わってしまう感じなんだな。前夜に「緩急自在に進行し終盤で盛り上がった上にさらにそこから大噴火する」というお手本のような作品を観ているだけにその感ひとしお…。
が、終演後にメンバーであった多田岳雄(本作には出演せず)の引退セレモニーがあり、そのユルさ、ヌルさが初めて観る身にとっても愉快(しかしあの SPEED は見苦しいか(爆))だったので、それも含めてそれなりに満足。
ただ、開演が定刻よりも10分程度押すことはよくあることでそれ自体は問題ではないものの、開演前・終演後を通じて全くそのことに触れないのは頂けない。
器の小さい身ゆえ「10分以上遅れたのに詫びどころか申し開きの一言すらナシかい」という気分を引きずりつつ観たのも前述の「不発感」の一因かも。

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劇団やったるDAY!

ウッディシアター中目黒(東京都)

2010/03/10 (水) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

もう神ワザ?(というのは褒めすぎ…(笑))
友人・あずきと2人でシェアハウスのオーナーとなった主人公・ちえがあずきの死により生きる意味を見失い、ハウスからも去ろうとしているのを知ったハウスの7人の住人はちえに生きる意味を見つけてもらおうとし…な物語。
その意味では十八番のファンタジー寄りハートウォーミングストーリーだし、お得意の複数の人物によるユニゾンのリアクション(台詞・動作とも)なんて演出やノリツッコミも健在で、終盤の盛り上がりはいかにもここらしくて「真骨頂だね」と満足していたら、そのあとにさらなるサプライズがあって感服。
シェアリングハウスの住人が7人であることから、プロローグに出てくるあずきが子供の頃に描いてその後出版されるに至った絵物語「女の子と7人の妖精」(だったっけ?)に準じた展開になるのは予想通りだったものの、まさか7人の住人が妖精そのものだったとは…。
それも、序盤で見せたそれぞれの登場のしかたが絵物語の内容まんま(その部分はプロローグでは示されない)で、終盤でそこを音読しつつ登場シーンを回想として見せるのが巧くて、もう神ワザ?(というのは褒めすぎ…(笑))
いやぁ、ホントにヤられたわァ。

空間ゼリーEse「僕たちだけで大丈夫!」

空間ゼリーEse「僕たちだけで大丈夫!」

劇団たいしゅう小説家

MAKOTOシアター銀座(東京都)

2010/03/12 (金) ~ 2010/03/16 (火)公演終了

満足度★★★

演技のジャムセッション
今回は脚本がなく、各自にキャラクターを創造させ状況設定だけ与えるという「戯曲もない、インプロでもない」(←チラシより)即興芝居で、エチュードの積み重ね的な感じ?(…とか言って、「インプロ」「即興芝居」「エチュード」の区別・定義がよくワカっていないんだが…(爆))
んなワケで一言で表現すれば「アヤしいキャラ見本市」で見せる「演技のジャムセッション」。ほら、各自の楽器(キャラ)とコード進行(設定)だけ決まっているところが共通でしょ?
が、ジャムはジャムでもテーマの提示などなくいきなりインプロヴィゼーションが展開される感覚は70年代後半に来日した頃のマイルス的とか?
また、劇中の照明やS.E.は毎回変わる(この回のS.E.は銃声・雨音・サイレンなどだったが前日は幽霊が出るような音もあったとか)そうで(アフタートークで明かされる前、観ていて察した)、それも演出家の指示ではなく、照明さん・音響さんの判断によるとのこと(こちらはアフタートークより)。
キャラの可笑しさと何が起こるかわからない(あるいは何が起きても不思議はない)緊張から生み出される「グルーヴ感」(笑)が独特で、あんまり長く演っていてもまとまりがなくなりそうなところ、75分という上演時間も程良かったのではあるまいか。

W氏の帰れない夜

W氏の帰れない夜

円盤ライダー

@quos(東京都)

2010/02/26 (金) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

トンデモ系コメディ
残業で遅くなり、それを持ち帰って自宅でも仕事、の前に立ち寄ったバーでW氏は店員に見えたトロント星人から「地球侵略演習隊の隊長」と誤認され、想像を絶する体験をする…なトンデモ系コメディ。
もうこれが「なんておバカな!(笑)」なブッ跳んだ設定満載で、にもかかわらずモロモロについてことごとく理由をキチンと(?)説明しており、そのこじつけっぷりに脱帽。まさに「無理を通せば道理が引っ込む」状態で、もうそのオカしさ(=funny,strange のダブルミーニング)といったら「想像を絶する」。(笑)
で、そんなことから西田シャトナー(今回の作・演出)ってこんな引き出しも持っていたんだ、と思ったものの、惑星ピスタチオ時代にチョコチョコ挟まれていたムチャな笑いの部分を発展させたと言えるし、『Believe』での大阪城ロボや超ミクロ忍者など荒唐無稽な設定もあったので、そう考えればこれもモロにシャトナー風。終盤の宇宙空間の表現なんてまんまだったし。
が、円盤ライダー的には異色作だったかも。2時間をちょっと超えるという上演時間も含めて。

クローバー【終了】

クローバー【終了】

東京アシンメトリー舘【閉舘】

レンタルスペースさくら・中目黒(東京都)

2010/04/16 (金) ~ 2010/04/26 (月)公演終了

満足度★★★★

オススメ!
ギャラリー内に入った瞬間からの自由な雰囲気と空間!間近での迫力ある芝居も、そのせいかとてもリラックスして楽しめました!正直!終わってからもずっとその空間にいたくて…帰りたくなかった〜!

ラ・ムーの一族

ラ・ムーの一族

劇団阿佐ヶ谷南南京小僧

明石スタジオ(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

この心温まるファンタジーぶりは何?(笑)
桜の園に住む両親と一男二女の5人家族の父親が出奔してしまうが自称「桜の妖精」が末娘を優しく見守り…って、何なの、この心温まるファンタジーぶりは?(笑)
通常は基本的にブラックでシニカル(ただしユーモラスではある)なのに、今回は180°方向転換みたいな?
いわば「笑ゥせぇるすまん」に対する「喪黒福次郎の仕事」(喪黒の弟・福次郎が主人公でハッピーエンドのシリーズ=wikipedia情報:未読)的ポジションか?(笑)
いや、でもこれも好きですよ、と言うよりむしろイイ意味で期待を裏切られた快感アリ。
また、チラシにあった「色とりどりの「さくら」SONGを散りばめ」通りの選曲には大ウケ。まさか「檄!帝国華撃団」や「六本木心中」まで使うとは…。
しかし、そんな曲もイントロですぐにワカったばかりでなく、どこが「さくら」SONGなのかまで瞬時に察したσ(^-^) って…(笑)

シューマンに関すること

シューマンに関すること

劇団東京イボンヌ

サンモールスタジオ(東京都)

2010/03/09 (火) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★

そう取り込みましたかぁ
シューマンの特集を組むことになった雑誌の新人女性記者・夏樹、シューマンをテーマにした小説のアイデアが出ずに筆が進まない女流作家(=記者と偶然知り合う)、かつてコンクールで優勝し「シューマンの第一人者」と呼ばれたピアニスト・芦屋(=記者の取材相手)の三者を中心に描きながら、そこからシューマンの人生(後半だけなので「半生」か?)が浮き上がってくるシカケ。
で、芦屋は事故で指が動かなくなりピアノを断念し精神を患っているとか、自分をシューマンの生まれ変わりと思い込むとか、そのあたりで予習が利いてくるワケさ、「そう取り込みましたかぁ」みたいに。
また、芦屋の様子が劇中事実なのか、それとも夏樹から聞いた話にヒントを得た作家(当日パンフの役名も「作家」のまま)が著している小説の中のフィクションなのか、と疑問を抱かせておいて終盤で「あることないこと書き連ねて…」と響子(芦屋の妻)に言わせて少なくとも全てが事実ではないことを明かすのが上手いし、「(芦屋の)クララになりたくてなれなかった」響子が芦屋から「クララ…」と呼びかけられるラストも切なく美しい。
暗めの照明の中で流れる台詞がエラく文学っぽくて(笑)「作風が変わった?」と思ったらシューマンからクララへの手紙だったというプロローグもその後の展開を示唆して巧みで、後から振り返ってモロモロ納得。
そんな中、編集部のシーンはコミカルでメイン部分のどちらかと言えば悲劇気味なトーンをうまく緩和していたな、と。
対象となる人物を直接描くのではなく、メインとなる別のストーリーを進行させる中にその生涯を練りこむ手法は今年1月のユニークポイントの『シンクロナイズド・ガロア』と通ずるものアリ。

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