
富士見町アパートメント
自転車キンクリーツカンパニー
座・高円寺1(東京都)
2010/02/27 (土) ~ 2010/03/14 (日)公演終了
満足度★★★★
Aプロ見ました。
「魔女の夜」は「ほ~、そう来たか。」みたいな意外な展開が楽しめました。「夜へ」は、隣のおじさんが夢を語る場面がすばらしかったです。「ロミオとジュリエット」のクイーンマブ(だっけ。。。)の夢を語るマキューシオを思わせました。ひょっとしてこの場面が一番先に出来ていて、後の場面は付け足していったかな?と、思うぐらい素晴らしい場面でした。

マクベス
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2010/03/06 (土) ~ 2010/03/20 (土)公演終了
満足度★★★★
光と影
野村萬斎さんの芝居を見るのは今回が2回目。舞台装置はシンプルであるが、光と影、音響そして役者が見事に調和されたすばらしい作品。

喫茶久瀬
文月堂
サンモールスタジオ(東京都)
2010/03/02 (火) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★★
昭和の風景
懐かしかった。
喫茶店って、高校生のときは校則違反を知りながらドキドキして入店。
大学生、社会人になってからは生活のスケジュールに組み込まれたたまり場だったし、そこは社会の縮図だった。
今回の舞台はそんな懐かしい光景が甦るいいテーマの舞台だ。
ただ、一部演出過剰というか、不要だったのではと思える部分もあったと思う。でも全体を通じてよくできた本といえる。
今ではカフェばかりで、サテンと呼んでいたころの面影はない。劇中のピラフやスパゲッティはまさにサテンの定番中の定番といえるメニューだ。なんとも懐かしい光景。
そこで起きるドタバタも、じっさいに当時のサテンにはあったような・・・・。
三谷さんの本は毎回心温まるテーマが貫かれていて、観ていて安心できる内容だ。次回作にも期待したい。

昆虫大戦争
こゆび侍
RAFT(東京都)
2010/03/05 (金) ~ 2010/03/08 (月)公演終了
満足度★★★★
意見は別れそうですが
観てきました!
ちょっと女性には
意見が別れそうですが
僕は 大好きな作品でした
こゆび侍さんの
ロマンチックな部分とエグさの部分が
うまく融合されていて
最後まで引き込まれました
当日券の価値ありです!

WHAT A WONDERFUL LIFE!ver.2010
東京セレソンデラックス
シアターサンモール(東京都)
2010/03/02 (火) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

昆虫大戦争
こゆび侍
RAFT(東京都)
2010/03/05 (金) ~ 2010/03/08 (月)公演終了
満足度★★★★
もうひと捻りほしかった
凝縮されたシリアスな物語があった。
そして、シリアスと紙一重なコメディ的な雰囲気もあったのだが、シリアスさに引っ張られすぎて笑うことはできなかった。
熱演で、惹きつけられる舞台だった。

『トロカデロ・ライモンド』!!実験終了☆次回は6月中野ポケットにて初の音楽劇『巨人達の国々』!!
舞台芸術集団 地下空港
ギャラリーSite(東京都)
2010/03/06 (土) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
絵本のような世界
白い空間が古そうな小さな家に変わって、大きくてブサ可愛い猫が真ん中に寝ころんでいると思うと、いつの間にか観客ごとトロの胃の中に落っこちてしまった。
舞台と観客席といった概念がないので、隣に座っている人が役者で周りを走り回っている人も役者で、、今話しかけられた人は?お客さん?あれ、じゃ一緒に拍手しているあたしは?
と客として観ているというより、自分も物語に存在している感覚だった。
いつもだけれど衣装、メイクは人のイメージにぴったりだし、道具もトロの口は面白い表現だし、照明もリアリティがあった。そして効果音と口笛と歌が素敵すぎ!すごく好きです!
役者さんの濃くてしっとりした雰囲気と劇場全体の雰囲気が混ざり合って、もう最高でした
なんていうか、あんまり表現できない、、体感できて幸せっ!

VACUUM ZONE
Dance Company BABY-Q
シアタートラム(東京都)
2010/03/05 (金) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★★
リヴェンジな再演
公演中に怪我をして、中断された因縁のある作品の再演。私は幸い初日に出かけたので前回も見ることができたし、忘れていた部分も含めて、今回は初演以上に面白かった。

棄憶~kioku~
G-up
青山円形劇場(東京都)
2010/03/05 (金) ~ 2010/03/11 (木)公演終了
満足度★★★★★
確かに異種格闘技戦でした。
第二次大戦時、満州に実在した「731部隊」の生き残りと、戦後未解決事件としても有名な「帝銀事件」を絶妙に絡ませた物語。キャストの演技は非の打ちどころがなく完璧!
以下はネタばれBOXにて。。

ミツバチか、ワニ
あひるなんちゃら
駅前劇場(東京都)
2010/03/04 (木) ~ 2010/03/08 (月)公演終了

あーなったら、こうならない。
Nibroll
横浜赤レンガ倉庫1号館(神奈川県)
2010/03/05 (金) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
ヒグマと鮭
横浜赤レンガ倉庫でニブロールの新作を見てきた。小雨の寒い日だったが、客席はちゃんと埋まっていた。チェルフィッチュの公演が横浜美術館で上演されているので、掛け持ちで見に来た人もけっこういたのではないかと想像する。
前半の出演は男女6名。テレビの受像機がいくつか舞台に置いてあり、そのうちの3つが客席を向いていて、そこにおなじみ高橋啓祐の映像が流れた。白い積み木細工のロボットが延々と落下していく映像にしばし目を奪われる。たとえダンサーが舞台にいても、映像にひきつけられたらそっちを見てもいいのではないか、映像への興味にダンサーの動きが勝るまでは無理にダンサーの動きを追う必要はない。今回はそんなことを思いながら作品を見ていた。
矢内原充志の衣装はパッチワークを思わせるツギハギの衣服。セーラー服のブラウスの一部が緑の植物柄になっているのを見て、なんだか体の一部に苔が生えているような印象を受けた。
男2人(陽茂弥・橋本規靖)と女4人(カスヤマリコ・小山衣美・衣川明奈・永井美里)は似たような小柄な背丈。ニブロール独特の小刻みで、すばしっこい動きには、あの体型が重要だと感じた。去年見たシルヴィ・ギエムとアクラム・カーンのダンス公演では、手足が長く上背のあるバレエダンサーのシルヴィ・ギエムと、武術的な民族舞踊を下地とするアクラム・カーンのずんぐりとした体の違いがとりわけ印象的だったのを思い出す。
マラソンのピッチとストライド走法の違いに似ているかもしれない。
それにしても矢内原美邦の振付というのは、彼女の欲求不満というか、苛立ちみたいなものが動きに色濃く反映している気がする。プログラムのあいさつ文にも、踊ることは大っキライなんて書いてあるし。
そんな彼女も後半には舞台に登場した。後半はニブロールの作品としてはかなりの新趣向。フィリップ・ジャンティの作品かと思うような、送風機で風をはらませた大きな布が舞台いっぱいに広がる。布の色は黒で、着替えたダンサーたちの衣装も黒。舞台の上手には開演前からヒグマが鮭をくわえた白い置物がたくさん並んでいたが、後半ではそれを黒い布の上に重石のように並べたりする。内容の解釈はさまざまだが、もしも作者の心象風景だとしたらそれはあまりにも殺伐としていて、ちょっと心配になる。

飛龍伝2010―ラストプリンセス【作・演出 つかこうへい】
松竹
新橋演舞場(東京都)
2010/02/03 (水) ~ 2010/02/21 (日)公演終了
満足度★
神林美智子 is dead!
飛龍伝が黒木メイサのためにあるのではないのだから、
黒木メイサがこの芝居のために身を捧げるべきなのです。
けど、どうでした?
指導者へ担ぎ出され、外ではカリスマとして振る舞うものの、
家庭へ入れば女性をであることを解放し、弱さをさらけ出す。
そんな二つの自分を持つことになった
悲しい神林の姿が、黒木メイサさんに表現出来ていましたか?
これがないと御破算になってしまう、
そういう演目なのではないのかな・・・?
子どもが生まれたのに母性が全然ないもんだから、
本当はもっと強く出る物語の辛さが半減の半減で0に収束っていうか・・・・
初飛龍伝だったので観劇を楽しみにしていたんですけど・・・・
何もないこの公演にスカっスカっスカっされましたあ!!!
神林美智子は死にましたぁ! 今この時代に死にましたぁ。
またの世ならばと現れて、花咲かせることをユルされずぅ
散って散って散ってぇ、いったのです!!!
↑は、飛龍伝以外につか芝居を2つしか見ていない私が
遊びで書いてみたものです。
ていうか、そうです、つかさんが演出出来てないからしょうがないですよね。
結局誰が臨界を止めたのかセリフの整合性が取れてなかったです。
私はそれを、
「本来は勢いでそんなこといい気分にさせちゃう作風なのに、至らなかっただけ」
かと思ってたのですが、つか芝居常連さんに聞いたらそうでもないらしいですね。整合性は取るらしい。
あと、ガンツ的に言えば、「みきひち 0点 手ヌきすぎ」
一座を陰から支えるベテランの俳優がいなかったのがいけないんじゃないでしょうか?
黒木メイサさんが必死になるような桂木がいたら、情況は変わっていたかも。
徳重さんはとにかく真面目で、それが良かったです。
必死に、精一杯の仕事をとがんばっているように見えました。
あと、渾身のギャグ・東海大"沖縄"ですが、
馬場徹さんも真面目でした。
彼は彼なりに考えて演じていたように見えました。
カラテカの人は、何故いたのか分かりません。
みんなつかさんに鍛えて貰う(企画者の)予定が狂ってしまったのかなぁ、と邪推。
すべてを飲み込んで、強引に持って行って、あぁこれはこれでいいんだ!!!と納得させられるような、パワーが生まれていなかった。
これは本当に残念でした。
補追>>
花火、とか、アバター、とか、いろいろな楽しいお笑いのアイディアがイチイチ面白かったです。

カフカの「変身」
パルコ・プロデュース
ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)
2010/03/06 (土) ~ 2010/03/22 (月)公演終了
満足度★★★★★
森山未來くん身体能力圧巻!
森山未來くんの身体能力には、圧巻です!!バーコフ演出で、グレゴール・ザムザの役をできる人は、なかなかいないでしょう。動き、台詞、影、音、リズム・・・ この5つが感性に響いた!シンプルな舞台で、これだけの表現を魅せられたら、感動しちゃうでしょう。

恋2 【満員御礼!ありがとうございました!】
ろりえ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/03/03 (水) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★
観てきた
最前列であるが故に見難いという舞台だったが、全○ダンスに免じて許す。
好みの芝居ではないけどエネルギーに圧倒された。なんか自分の歳を感じちゃったよ。

恋2 【満員御礼!ありがとうございました!】
ろりえ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/03/03 (水) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★
しこり!しこり!
深谷さん柿喰う客公演でもあそこまでエロいのは無いかと。扇風機の人の背中に「アボリジニ」細かいなあ(笑)中央の席に座って良かった。

明日の幸福論
劇団HOBO
テアトルBONBON(東京都)
2010/02/23 (火) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
落語のような貧乏長屋の人情話。中年男優6人と高橋由美子さんという構成も面白い。
劇団HOBOの第2回公演。
太宰治「貧の意地」をモチーフにしたそうですが、
まるで落語のような、貧乏長屋の人情話。
人情長屋もただ居心地がいいだけの、そこを
抜け出せない者たちの場所でしかないのか…
笑いの中にもドキッとするようなセリフが
突然出てきたりして凄いです。
中年男優6人と女優1人が出る芝居という構成
の話というのも珍しく、劇団員全員がすでに
実績のある俳優さんたちなので、安定した演技
を安心して楽しめます。
特に、高橋由美子さんは今回のような100人の
小劇場から、ミュージカルの大舞台まで、
本当にさまざまなスタイルの芝居に次々に
出演されていて、そのバイタリティと
各作品での的確な演技、何よりその笑顔。
本当に、勇気づけられるし、尊敬してしまいます。

『LOVE 2010 Yokohama ver.』
東京デスロック
STスポット(神奈川県)
2010/03/05 (金) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

『トロカデロ・ライモンド』!!実験終了☆次回は6月中野ポケットにて初の音楽劇『巨人達の国々』!!
舞台芸術集団 地下空港
ギャラリーSite(東京都)
2010/03/06 (土) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★★
解体され新しく語られる童話の塊
<<感想>>
ラストは、素直でなんてことはないシーン、なのに純粋に超感動。そして大満足!
ライモンドの演技はちょっとクサいくらい、それでも感動できるのは何故? これには言葉が見つからなくて、つまり「ナマ」のなせる技だろう。月並みだが、やぁ演劇ってやっぱりいいですよね、としか言えない。座席が絶好のポジショニングだったってこともあるかもしれないけども。
どこにいても役者を間近で観られるステキな会場構成。
主に外周を使うアイディアは少し新鮮で、
自分(観客全員)もお腹の中に飲み込まれたもの扱いで芝居の一部になったのは楽しかった。
この公演は地下空港としては番外実験公演なのでlightな作品。いつもなら、うねってうねってぐるんぐるん回わるとこ、今回は持ってかれるようなグルーヴ感はナシ。いつもと同じとは限らない、それが実験の旨みと心得たり!
で、物語はダンテの神曲が下敷きになっているというが、神曲だと分かって面白いことはなんだろう? 不勉強にして神曲の筋を知らないのだが、古典ならではの重厚な部分は醸せていなかったのではないかと思う。地獄っぽさはない。むしろ「神曲です」と先に言うことで地獄を感じてくれということかと。
それよりも、能のエッセンスの方が効果を発揮していた気がする。どこでそれを感じたかというと、種明かし的なシーン:腹の中の案内人・トロがライモンドを喰おうとするところ。ここでは、幽玄さが出ていたように思う。トロが中央に立ってシテのように衣を被り正体を明らかにすると、遠巻きに囲う役者、ライティングで青くなった空間、驚きを誘う上手い流れがカチっとかみ合って、ファー!っと幽玄、入ったーーーーみたいな。予想出来なかった。このことはよく覚えておきたい経験となった。
あと書いておきたいのは効果音。ヒュードロドロドロとか、敢えて古典的な音に徹していてくすぐったい面白感を出していた。それを違和感なく受け入れている自分がいて、童話の教育って凄いな、と今改めて思わされた。
総じて、古典的なものをいろいろ混ぜて独特の作風が感じられた。
テーマについては何なんだかイマイチ分からなくて、キヨが語るメッセージにも唐突感があったけど、横山大地の人柄がなせる技か無限の兄性愛が伝わりまくって、これはこれでまとめちゃっていいのでは?
童話にあるウザイ道徳とは無縁に、観客がそれぞれストーリーから思い出したことを頼りに得るもの得て納得すればいいと思う。
し、か、し、敢えて発破として書かせて貰いますけれども、
幻のセールスマン以降、いのちを削るような脚本に出会えていないのはどうしたことだろう?
(注:幻のセールスマンは、演出の方が7年暖めた物語だそうで、いのちを削ってはいないけど賭けてはいた…ような特別な本、だと思われます)
次の6月の本公演に大いに期待!! 今から超楽しみ!

喪服の時間
弾丸MAMAER
なかのZERO(東京都)
2010/03/03 (水) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

テトリミノ=ファクトリー・プラス【ご来場ありがとうございました】
アガリスクエンターテイメント
タイニイアリス(東京都)
2010/03/03 (水) ~ 2010/03/08 (月)公演終了
何やってんだか。
とか思いながらも見ちゃう、小学校高学年〜中学生くらいの時に描いた漫画みたいなアイデアの結晶。カカフカカみたいにネタ元に怒られないかのギリギリ感。下らない。下らないから面白い。もっと練ったほうが面白くなる部分もあったものの、練ってないから面白かった部分もあった。それを具現化するのに多大な力を発揮していたのが映像の完成度。これまでの他の公演の時にも映像は使ってるのかな?
見た目での役者と役の親和性が高かった。「っぽさ」は大事。オッサン役を若い役者がやってなかったのは正解。女優二人は個人的に何か惹かれるものがあったけど、理由はそれぞれ全然違うベクトル。
ポストパフォーマンステトリスにも参加したかったなぁ。他のお客様が割とサーッと出て行っちゃったから自分も出てしまって、それが悔い。