満足度★
神林美智子 is dead!
飛龍伝が黒木メイサのためにあるのではないのだから、
黒木メイサがこの芝居のために身を捧げるべきなのです。
けど、どうでした?
指導者へ担ぎ出され、外ではカリスマとして振る舞うものの、
家庭へ入れば女性をであることを解放し、弱さをさらけ出す。
そんな二つの自分を持つことになった
悲しい神林の姿が、黒木メイサさんに表現出来ていましたか?
これがないと御破算になってしまう、
そういう演目なのではないのかな・・・?
子どもが生まれたのに母性が全然ないもんだから、
本当はもっと強く出る物語の辛さが半減の半減で0に収束っていうか・・・・
初飛龍伝だったので観劇を楽しみにしていたんですけど・・・・
何もないこの公演にスカっスカっスカっされましたあ!!!
神林美智子は死にましたぁ! 今この時代に死にましたぁ。
またの世ならばと現れて、花咲かせることをユルされずぅ
散って散って散ってぇ、いったのです!!!
↑は、飛龍伝以外につか芝居を2つしか見ていない私が
遊びで書いてみたものです。
ていうか、そうです、つかさんが演出出来てないからしょうがないですよね。
結局誰が臨界を止めたのかセリフの整合性が取れてなかったです。
私はそれを、
「本来は勢いでそんなこといい気分にさせちゃう作風なのに、至らなかっただけ」
かと思ってたのですが、つか芝居常連さんに聞いたらそうでもないらしいですね。整合性は取るらしい。
あと、ガンツ的に言えば、「みきひち 0点 手ヌきすぎ」
一座を陰から支えるベテランの俳優がいなかったのがいけないんじゃないでしょうか?
黒木メイサさんが必死になるような桂木がいたら、情況は変わっていたかも。
徳重さんはとにかく真面目で、それが良かったです。
必死に、精一杯の仕事をとがんばっているように見えました。
あと、渾身のギャグ・東海大"沖縄"ですが、
馬場徹さんも真面目でした。
彼は彼なりに考えて演じていたように見えました。
カラテカの人は、何故いたのか分かりません。
みんなつかさんに鍛えて貰う(企画者の)予定が狂ってしまったのかなぁ、と邪推。
すべてを飲み込んで、強引に持って行って、あぁこれはこれでいいんだ!!!と納得させられるような、パワーが生まれていなかった。
これは本当に残念でした。
補追>>
花火、とか、アバター、とか、いろいろな楽しいお笑いのアイディアがイチイチ面白かったです。