満足度★★★★
昭和の風景
懐かしかった。
喫茶店って、高校生のときは校則違反を知りながらドキドキして入店。
大学生、社会人になってからは生活のスケジュールに組み込まれたたまり場だったし、そこは社会の縮図だった。
今回の舞台はそんな懐かしい光景が甦るいいテーマの舞台だ。
ただ、一部演出過剰というか、不要だったのではと思える部分もあったと思う。でも全体を通じてよくできた本といえる。
今ではカフェばかりで、サテンと呼んでいたころの面影はない。劇中のピラフやスパゲッティはまさにサテンの定番中の定番といえるメニューだ。なんとも懐かしい光景。
そこで起きるドタバタも、じっさいに当時のサテンにはあったような・・・・。
三谷さんの本は毎回心温まるテーマが貫かれていて、観ていて安心できる内容だ。次回作にも期待したい。