最新の観てきた!クチコミ一覧

163481-163500件 / 189914件中
19 ナィンティーン 春 〜旅立ち編〜

19 ナィンティーン 春 〜旅立ち編〜

経済とH

シアター711(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

おかげ様でそこそこ好評です。
ハチャメチャな突っ込みどころ満載なお芝居ですが、おかげ様で好評です。本当にありがとうございます!

もう一回の、乾杯。

もう一回の、乾杯。

空晴

ウイングフィールド(大阪府)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/18 (木)公演終了

満足度★★★★★

もう一回、乾杯を!
めちゃくちゃ面白かった。
約束していた乾杯を、やり直したい乾杯を、何度でも、もう一回、もう一回。
人の優しさを、思いっきり感じた、お芝居。
自分に合うお芝居があると感じた。

13日昼 満席

ネタバレBOX

最後の乾杯のシーンは、ほんまによかった、最高の場面が最後に、上手い構成、とても観やすいく面白い、最高のお芝居でした。
従兄弟が集まる時は、そうそう こんな感じや、親族の個性が出る食事、習慣、色んなことがあっても、従兄弟と言う事で繋がっていて、また会おうと、でもなかなか会えない、何もない時にもう一回乾杯をしたいと思った。
月並みなはなし[2010]

月並みなはなし[2010]

時間堂

座・高円寺2(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

繰り返し上演することで深化する
時間堂での再演に続き、今回もプレビューで観劇しました。
プレビューでも十分なクオリティを提示できる程に作品と向かい合った演出家、俳優との姿勢と、チラシ、舞台美術、上演とトータルカラーを細部にわたりこだわる、繊細さはとても素敵だと思いました。
決して派手な物語ではないのですが、登場人物たちのそれぞれの思いが、複雑に交差しながらも、その交点を鮮やかに描き出した演出は秀逸です。

月並みなはなし[2010]

月並みなはなし[2010]

時間堂

座・高円寺2(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

やぁ、また会ったね。
標榜される「普通」から生まれる遣り取り。あくまで日常。劇的すぎない「普通」。
始まってからしばらくは何も始まっていない様な感覚でした。やがて思い出した様に少しずつ行く末に向けてゆっくり流れ出す。結果、何処で道を間違えたのか決定的なポイントが見付からない辿り方をする。だから最後はモヤモヤ感が残ります。このモヤモヤとどう接するかが、この作品との向き合い方。この作品が持つ温もりは人のそれに近い。余韻に思いを馳せるのは人を思い遣るのと似ています。誰かと遣り取りをしていて『は?こいつ何言っての?分かり合うの無理だわ』と切り捨ててしまう人には多分この作品はつまらないでしょう。くれぐれも勘違いに御注意頂きたいのですが、この作品が面白く感じなかった人への人間性否定ではないです。要素の話。
思い遣りが絆と足枷になるから、誰かにとっての幸せが他の全ての人々にとっても同じく幸せであるとは限らない。追うべきはその部分。月に行く事をそのまま受け入れて共感しようとしたらそりゃあ無理があっても当然。未来の話です。「都会に出る」とか「外国に行く」くらいに捉えたほうが吉。

ネタバレBOX

自分が観た5パターン目の「月並みなはなし」でした。黒澤演出としては時間堂07年版と朋友版に続いての3パターン目。それぞれに違う在り方。その違いは更なる成長があったからではないと思うのです。同じ親でも子供の育ち方には違いが出るもの。どの子供の出来が良いかなんて比べても仕方がない。
けれど。今回ならではに思えたのは「ほんのり」感。月移民グループになぁなぁ感がありました。舞台から降りた時の役者同士の関係も友人として良好なのでしょうが、それが演技をなぁなぁにさせていたとかではなく。登場人物に明らかな上下関係があればその擦れ違いで物語の生まれどころは分かり易くなります。しかし今回はそうせずそれぞれにお互いを同じくらい思い合うなぁなぁな人々だったからこそ、ゆくゆくの『なんでこうなっちゃたんだろう』感が色濃く。業を背負って当然なんて人はあの中にいなかったはずなのに。願いが叶ったのに幸せになれなかった人々と、願いが叶わなかったけど新たに別の幸せの可能性を得たコウドウ。これまでは能力を持ちながら選ばれなかった彼の遣る瀬なさを感じていたラストが、今回はかなり明るい未来を示唆していたかと。ただし彼以外は微妙。誰かの幸せは誰かの犠牲の上に。幸せになる事への責任。感謝よりも深く。しっかり「いただきます」と言って動植物を口にするのにも似ているかも。
個人的には音響と照明が豪華すぎました。07年版はシネマプライスシリーズで、朋友はアトリエ公演だったからそれらが簡素だったのかな?初演はどうだったのか。目の前に役者がいる事、人の遣り取りから生まれるものこそのみを体感していたかった。
ヘンリー六世

ヘンリー六世

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2010/03/11 (木) ~ 2010/04/03 (土)公演終了

満足度★★★★★

流石だ
かなり高いレベルの舞台だった。脇の人達まで見事な役者がそろった。とても見ごたえあり、今まで観たヘンリーの中でも頭一つ出てる感じ。蜷川演出も流石。休憩入れて、全・後半、約9時間。お疲れ様でした

ネタバレBOX

赤と白の薔薇が降る演出は秀逸。シンプルな舞台・センター舞台など、蜷川の特色も見事。エンディングは、各人の心の内面を表現するもって行き方は、本当に上手いと思った。リチャード三世との関係も上手く繋いでいた。
上川隆也さん-ちょっと軟派なヘンリーを見事に演じきっていた。素晴らしい。
大竹しのぶさん-ジャンヌとマーガレットの二役を見事に演じきった。流石としか言いようが無い。
高岡蒼甫-彼がリチャードとは思わなかったが、見事に演じていた。今回は一番良かったんじゃないかな。
池内博之-コーストオブユートピアに続いての出演だが、前回よりは確かに良かった。ただ、他の役者さんの方が断然良かった。
草刈民代-上手くなってきたと思うけど、まだせりふの間違いも多く、表現力も今一つ。出番も少なく残念。
吉田鋼太郎-ちょっと、過信してたんじゃないかな?せりふの間違いも多く、演技も鋼太郎さんのいつものレベルに比べればいまいち。
瑳川哲朗-瑳川さんは、いつもどおりカッコいい。
ゼロからはじめる

ゼロからはじめる

東京タンバリン

アトリエ春風舎(東京都)

2010/03/10 (水) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

爽快
爽快。

木佐貫邦子+néoダンス公演 -空、蒼すぎて-

木佐貫邦子+néoダンス公演 -空、蒼すぎて-

木佐貫邦子

吉祥寺シアター(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/13 (土)公演終了

満足度★★★

約90分
木佐貫邦子と彼女の教え子6名の公演。上村なおかと入手杏奈は前に見たことがある。楠美奈生、板垣朝子、井上大輔、辻田暁は初。
これまでにも何度か見ているはずだが、木佐貫邦子のダンス作品としては今回がいちばん面白かった。
すべてのダンスを木佐貫が振付しているわけではなく、木佐貫メソッドみたいなものを学んだうえでダンサーそれぞれが自分のダンスを踊っているという感じだった。ソロやデュオのダンスを並べながら、ところどころで群舞が入る。また群舞でも各自が自由に動くところと、ユニゾンで動きをそろえるところがある。ダンサーの動きそのものとは別に、ダンスの見せ方というか構成の面で、飽きさせないように工夫されていた。

LIVE雅咆2010~FINAL!

LIVE雅咆2010~FINAL!

the CRAZY ANGEL COMPANY

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2010/03/13 (土) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白い!演劇以上に演劇的!!
 ひとことで言うと、楽器演奏とダンスを融合したようなパフォーマンスだが、ありとあらゆるエンタメ的要素を縦横無尽に取り入れて、全く新しい分野を切り開いているところが凄い。

 そのすべてがパフォーマンスとして完成度が高く、その迫力と訴えかけてくる力に心から感動。初めて拝見したが一回で虜になってしまった。すべての演者が楽器もやるし、踊りもやる。そして楽器を演奏しながら踊ったりするのだ。

 第一部はクールでかっこよく、第二部はお祭りとして、どちらも良くできていた。パフォーマンスの中には演劇的なものをどんどん取り入れているが、逆に既存の演劇界がこういったものをどんどん取り入れていくべきだと思った。そういった意味も含めて必見のステージと言いたい。

ハコブネ【作・演出 松井周(サンプル)】

ハコブネ【作・演出 松井周(サンプル)】

北九州芸術劇場

あうるすぽっと(東京都)

2010/03/05 (金) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

過剰な毒
人間模様を毒気たっぷりにサンプリングする松井周の作品。今回は工場の単純作業に従事する人々がそのターゲットだった。
北九州芸術劇場プロデュース公演ということで、いつものサンプルの作品に比べると、古舘・古屋が出演しているとはいえ、出演者の演技面ではイマイチな感じがあった。

ネタバレBOX

舞台の奥には積み上げられたコンテナ。工場の作業時間にはローラ-式のコンベヤーが舞台中央に設置される。
仕事の具体的な内容は不明。コンベヤーをひたすら往復するダンボール箱の動きが作業の単調さを強調する。
舞台装置を見ているうちに、ヨーロッパ企画が上演した芝居「火星の倉庫」や「インテル入ってる」を思い出した。どちらもSF的な設定ではあるが、単純な肉体労働に従事する若者たちの姿をコミカルに描いたものだった。

単純な肉体労働がつまらないことは誰だってわかっている。それをトホホな感じでコミカルに描くか、みじめな状態として皮肉をこめて描くかは、作り手の資質・気質の違いによるところが大きいのだろう。
政治権力とかカルト宗教といった大きな力を持つ存在に対しては、風刺や戯画化という表現は有効だと思うが、単に工場の労働者の生態を描くのに、これほどの毒気や悪意は必要だろうかという疑問を感じた。
シューマンに関すること

シューマンに関すること

劇団東京イボンヌ

サンモールスタジオ(東京都)

2010/03/09 (火) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

劇構造がシューマンの交響曲のようだ。
 シューマンの物語かと思いきや、シューマンの生まれ変わりと思っている男の物語。そしてそれを小説にしようと思っている作家がいたりして、物語は二重三重の構造を持つ。

 そしてその生まれ代わりと思う男とその男を愛する妻の物語がある。この妻がとてもかわいそうだったが最後に少し救われた。

 役者では作家役の奈良崎まどかと夏樹役の太田亜希が魅力的だった。また個性的社長役の秋定里穂がとてもチャーミングだった。

ネタバレBOX

 東京イボンヌはクラシックと舞台の融合を目指している劇団。こういうふうに方向性がはっきりしている劇団はいい。

 最後に妻がクララと呼ばれたとき、今までの苦労がすべて解消したような感じがして涙が流れた。

 太田亜希が新人編集者を演じるときと、クララを演じるときでがらっとタイプが変わり、その変化の見事さに感心した。
国道獣号線

国道獣号線

ハリケーンディスコ

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2010/03/12 (金) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

駄弁ならぬ駄男気芝居かも
小ねたのゆるさがちょうどいいの

泡/底

泡/底

うさぎchan

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2010/03/09 (火) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

底がいい
塚田まい子はそれっぽいのがなんともです。

月並みなはなし[2010]

月並みなはなし[2010]

時間堂

座・高円寺2(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

タイトルに全てがある
アフタートークゲストでもあったので、ここではあまり発言しません。
でも、『月並みなはなし』というのは秀逸なタイトルだと思う。
色んな要素が含められていて、これが全てを表している。
そして、とてもセリさんらしい作品だった。
あと、Tシャツかわいすぎて買ってしまった。
鈴木浩司さんは、今まで私の拝見したセリ作品の中で、今回の役が一番好きだった。

ゼロからはじめる

ゼロからはじめる

東京タンバリン

アトリエ春風舎(東京都)

2010/03/10 (水) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

テンポの上演時間もちょうどよい
単純に楽しめるってのは重要

月並みなはなし[2010]

月並みなはなし[2010]

時間堂

座・高円寺2(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★

観てきた!
決して嫌いじゃないけど、ハマらなかった。

ミライは僕等の手の中

ミライは僕等の手の中

カラスカ

アイピット目白(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

分かりやすいし、笑える
過去と未来のつながり。ともすると、ややこしくて脳みそがパンクする展開ですが、おバカでも分かるような、そして笑える因果関係が組み込まれていて、よくまとまっていたと思います。女優さんたちは可愛い&凛としているし、男優さんは男らしい&インチキくさく、キャラクター性を楽しめる舞台でした。

富士見町アパートメント

富士見町アパートメント

自転車キンクリーツカンパニー

座・高円寺1(東京都)

2010/02/27 (土) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

Bプログラムには文句なし!
今日も、セット券で、先日と同じ席で、またアパートの壁が正面でした。(笑)
それに、観る前は、Bプログラムの方が、個人的不安が大きかったのです。「モスラを待って」で、途中退席したい程だった作家さんの作品やら、テレビで観てあまり好きでない若い俳優さんがご出演だったりで…。
ところが、どっこい!観てビックリ!どちらも、文句ない上出来作品でした。
Aプログラムしかご覧でない方には、是非、こちらもご覧頂きたかったと、人事ながら、とても残念無念です。
4作の好きな順を書くと、「リバウンド」→「ポン助先生」→「魔女の夜」→「海へ」となります。今回の鄭作劇には心酔しました。

そして、4作観て思うのは、やはり、鈴木裕美さんは、日本でも屈指の名演出家だということ!
今後は、食わず嫌いはやめて、裕美さんの演出舞台は、欠かさずに行こうと決めました。

ネタバレBOX

「リバウンド」…もう、幕開けから、心を鷲づかみされました。シュープリームスさながらの、かなりふくよかな女性3人のコーラスグループが、コンサート会場に出向く直前の衣装姿の部屋。そこで、稽古がてら歌い踊る三人の姿の楽しげな様子に、歌い終わると、客席から満場の拍手が沸き起こり、あー、ホントに彼女達のコンサートに行ってみたい気分に。それが、暗転後は、一転、数年後の、引越し荷造りに余念のない、ジャージ姿の場面に変わり、その転換の鮮やかさに、心の中で喝采を叫びました。何と言っても、3人の太めコーラスガールを演じた、平田さん、池谷さん、星野さんの、チームワークの良さと、体を張った演技表現の見事さに、感服!
秀逸な人間模様を活写した脚本、心得た才気溢れる演出力、体に反比例するような細かい心象表現の見事な3人の女優陣と、3拍子揃った素敵な舞台作品に、本当に、心打たれました。最後のシーンが、これまた素敵!弥生の携帯着信メロデイが、嵐なのも、とっても受けました。そのことに、誰も突っ込まないのが、実に気が利いていました。

ポン助先生」…マキノさんの作劇は、やはり終始安心して、観ていられます。
山路さんは、こういうお芝居の時の見慣れた演技パターンではありますが、巧いから、いいんです。山路風味のポン助先生、大好演!会場から度々心地良い笑い声が生まれるのは、山路さんの遊び心溢れた好演のお陰。この方がいれば、どんな芝居でも、一定基準をクリアされる、なくてはならない名役者さんだと、改めて惚れ直しました。西尾まりさんは期待通りの、素敵な演技。そして、心配だった、黄川田さんも、田舎出の若手漫画家を、なかなかに体現されていて、ほっとしました。きっと、前回の舞台で、裕美さんのお陰で、演技開眼されたのでしょう。これからは、彼のご出演舞台も、安心して観に行けます。
僕たちの失敗~もう誰も信じない…~

僕たちの失敗~もう誰も信じない…~

ラブリーヨーヨー

駅前劇場(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★

笑らせてもらいました
70分弱の内容ながらも、笑いのとシリアスのオンパレードでまるで二時間ものと間違えるほどの熱演でしたね。

月並みなはなし[2010]

月並みなはなし[2010]

時間堂

座・高円寺2(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★

脚本改訂により人気演目がさらに深化
 『月並みなはなし』は時間堂のオリジナル作品。劇団で再演が重ねられるだけでなく、俳優養成所の発表会や他劇団でも上演されている人気戯曲です。私もこれまでに3プロダクション拝見しています。

 近未来の東京。月移民を目指してきた6人の仲間の中から、たった1人だけ月に行ける人を選ぶことに。つらい試練をともに乗り越えてきた友や恋人たちは、自分の望みを叶えるために相手を蹴落とさなければならなくなる。

 舞台はほんのり木の香りが漂ってきそうな、おしゃれなレストラン。カラフルでロマンティックな衣裳を着た若い男女が、優しさで柔らかくつながったコミュニケーションを生んでいきます。

 拝見したのが初日前日のプレビューだったせいもあると思いますが(むしろそれが主な理由かもしれません)、演技の面で時間堂クオリティーを達成できているようには思えず、期待が大きかっただけに少々残念な鑑賞となりました。

 脚本のラストが大幅に変更されたことにより、これまでとは全く違う後味を残す作品に変貌していました。ハッピーとアンハッピーが混在し、揺れ動くのがとても良かったです。

ネタバレBOX

 月面初のエレベーターガールをめざすキリン(髙島玲)の父親のエピソードが加えられたことにより、彼女が月移民を目指す動機の確かな裏付けができて、切実さが増しました。

 月移民を選抜する側のハナちゃん(木内コギト)は会議で選ばれたコウドウ(鈴木浩司)を失格とし、残りの5人を月移民にすると宣言します。これまでは「私たちが欲しいのは選ばれる人間ではなく、選べる(選ぶことができる)人間なのです」と述べていたのですが、そのセリフはカットされ、代わりに「法律により理由は公表できない」というお役所らしい返答となっていました。

 その理不尽さに耐えかねたパン屋のアマネ(金子久美)は仲間にも絶望し、「もう二度と顔も見たくない」と言い捨てて部屋を出て行ってしまいます。つまり模範解答を導き出して試験に合格したものの、彼らの心はバラバラになってしまう悲しい結末でした。

 地球に残ることになったコウドウとまだ彼に妊娠を告げられずにいる恋人(原田優理子)との、無言のシーンで終幕。このラストシーンは今まで観た中で一番の出来だったように思います。
東京★サイケデリック

東京★サイケデリック

高襟〜HAIKARA〜

池袋GEKIBA(東京都)

2010/03/03 (水) ~ 2010/03/04 (木)公演終了

満足度★★★

不思議な体験
これは私の感性の問題でダンス自体はよくわからないのだが、同じ振りでもダンサーによっては色気があったりなかったり・・・言葉では説明できないがとても色気がある、官能的なダンサーがいて、目が釘付けになってしまった。別に好みだったわけでもないので、あの感覚は不思議だ。次回公演も観にいくことになりそうだ。

このページのQRコードです。

拡大