最新の観てきた!クチコミ一覧

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夢の裂け目

夢の裂け目

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2010/04/08 (木) ~ 2010/04/28 (水)公演終了

満足度★★★★

当日券で
元々行こうかどうか迷ってて
井上ひさしさん死去のニュースを聞いて
やっぱり観ときたいなと思って当日券で行ってきました。

出演者も、多少地味だが豪華な(←矛盾してるな)メンバー。

今回もお得意の生演奏の音楽劇スタイル。
4人編成の楽団の演奏いい感じ。
ミュージカル苦手だが、井上さんの舞台は
セリフも聞き取りやすくて、好き。

話は太平洋戦争の責任は
A級戦犯だけでなく、庶民にもあるんじゃないか
という重い内容だが、
笑いも交え疲れずに観れた。

これまで見た井上作品の中で
特筆して面白かったというわけではないが、
最後の方の木場さんのセリフ等
考え感じさせる良作でした。

劇団Beポンキッキ

劇団Beポンキッキ

フジテレビジョン

めぐろパーシモンホール(東京都)

2010/05/01 (土) ~ 2010/05/05 (水)公演終了

満足度

子ども向けとはいえ、これは酷い!
元々は
個人的に好きなギンギラ太陽’sという劇団の
大塚ムネトさんが演出・出演する予定だったが
体調を崩し降板。
スタッフリストを見る限り、ムネトさんもギンギラも関わっていないよう。

7つの短い話のオムニバスだったが
が~まるちょばの持ちネタ以外は、救いようがないくらい壊滅的!
これは、大人も子どももおそろしく退屈、
テンポ悪く、なんかチャチ、そもそも物語がまったく面白くない。

がーまるちょばの時は、子どもも集中してよく見てた。
やっぱり、子どもでも面白い面白くないはしっかり分かるんだよね。

☆1つはがーまるちょばの分。

ピテカントロプス・エレクトス

ピテカントロプス・エレクトス

劇団古今和可集

萬劇場(東京都)

2010/05/02 (日) ~ 2010/05/05 (水)公演終了

満足度★★★★

観てきた
面白かった一方で、待合室となっている舞台上の長椅子の足がなぜかかなり傾いていて、途中で壊れやしないかと気が気でなかった。当パンのデザインがシンプルながら素敵。

2人の夫とわたしの事情

2人の夫とわたしの事情

シス・カンパニー

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2010/04/17 (土) ~ 2010/05/16 (日)公演終了

この人に出てもらうんだ!
と思うと身が引き締まりました!

ピテカントロプス・エレクトス

ピテカントロプス・エレクトス

劇団古今和可集

萬劇場(東京都)

2010/05/02 (日) ~ 2010/05/05 (水)公演終了

満足度★★★

最後の台詞が心に響く
シニカルな幸福論として既視感や教訓臭満載だが、オチを知っている古典落語の滑稽噺に笑えたり人情噺に泣けたりするのと同様、最後の「進化したピテカントロプス・エレクトス(直立猿人)になります」という台詞は心に響く。

シュシュが見た最後の夢

シュシュが見た最後の夢

メガバックスコレクション

荻窪メガバックスシアター(東京都)

2010/05/05 (水) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★★★

心洗われる感動ドラマ。
初見の劇団。初日のステージを拝見した。とても素敵で感動的な物語。オリジナル作品だそうだが、今すぐにでも世界名作童話のひとつに数えられそうなよく練られたストーリーだ。

主人公シュシュを演じた子役の女の子がかわいい上に演技がうまく、あんな子に好演されると周りがいくら頑張ってもおいしいところを全部持って行かれてしまう。

シュシュの父親ペンネを演じた中野優一はジャニーズ系のイケメン。かっこいい上に演技が達者で子供に対する愛情と悲しみを見事に演じていた。その他の役者も持ち味をうまく出してそれぞれ魅力的だった。

ラストシーン、会場のあちこちですすり泣きが聞こえた。

ネタバレBOX

たまたま私の前に座った人が大柄な人で、舞台の真ん中部分がほとんど見えなかった。私も大柄な方なので、その人を責めることは出来ない。それがとても残念だった。

客席の作りをもう少し工夫すれば、解決できないかな?
R.F.D

R.F.D

PLAT-formance

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/04/29 (木) ~ 2010/05/02 (日)公演終了

満足度★★★★

疑う間もない怒涛の表現
見事としか言い表し様がないほど、
華麗なストーリー転換と役者さんのテンポ。
息もぴたりと合っていて、
15分間目が離せなくなりました。

確実な実力を見せつけて頂きました!
あっぱれ!凄いかっこいい!

シュシュが見た最後の夢

シュシュが見た最後の夢

メガバックスコレクション

荻窪メガバックスシアター(東京都)

2010/05/05 (水) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★★★

キャストが素に戻るとき
前作の公演があまりにも幻想的で素晴らしかったので、今回はどうしても前作と比較されてしまうのは否めない。それでも、どう甘く捉えても今回は一部のキャストの演技力がイマイチだった。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

物語は説明にあるようにシュシュの生い立ちから、シュシュがまだ生まれる前に、半ば与えられた使命のごとく父・ペンネと母・アリアを結ばせるキューピット役を担う。やがて二人は結婚してシュシュが生まれ、ペンネは絵を描くことに専念し、時は幸せの絶頂の中だった。しかし、世の中は黒い雨雲がニョキニョキと不気味に広がりを見せるように隣町との不穏な空気が流れだし、いよいよ戦争は始まってしまう。

そんな折、シュシュは病に倒れ入院し、余命を宣告される。悪い事は重なるものでペンネは王の命令で広場に「平和と自由の象徴の絵」を描いていたが未完成のまま、召集されてしまう。暗雲に囲まれたような広場はかつての楽しい広場ではなかった。こうして人々は希望や夢を失い、ダンサーになる夢を持ったラッパは挫折し絶望し自害してしまう。

その一週間後、戦争は中断され広場に再び陽が射し始めたとき、ペンネは帰国し広場の絵を完成させる。しかし、シュシュは絵の完成と同時に永遠の眠りについてしまう。ペンネはシュシュと会うことが出来なかったが、シュシュは亡霊となってペンネのもとにやってきて、完成した絵を観て満足そうに微笑む。

絶望の淵から這い上がった人々の力強さや友情、希望を描いた作品だったが、物語についぞのめり込めなかった。見事に結末が解ってしまうこと。物語のテンポがややスローだったこと。前作と比較してちょっと雑だったこと。ララの演技が時々、素に戻ってしまうこと。これはキャスト自身も解ってるはずだと思うが、自分の役になりきってないものだから、目が時々、泳いでいたり、素に戻ってしまう。観客はそういうところは決して見逃さない。見逃さないから、こちらもソッチの世界に入れない。入れないまま時間だけは過ぎていき、結果公演時間が長く感じてしまう。そのうちお尻も痛くなってモゾモゾ動き出し、時間ばかりが気になってしまうのだった。

相変わらず衣装、セットは南欧の風情を醸し出し、パナが演奏するシーンは美しく酔いしれた。だが、そこまでだった。初日ということもあって緊張してたのかもしれない。しかし、プロはプロなのだ。だからワタクシもそれなりの芝居を要求してしまう。それでも鼻を啜ってる観客はいらして泣かせてたのだった。たぶん・・・後半は良くなると思う。

KIND

KIND

劇団伍季風 ~monsoon~

アイピット目白(東京都)

2010/05/01 (土) ~ 2010/05/04 (火)公演終了

満足度★★

設定はかなり?
前半はギャグ(結構スベってた)、後半はシリアスとまあまあ楽しめましたが、設定はかなり?でした。一晩入院してちゃちゃっと検査しただけでは、「多発転移ありの胃癌」の診断はどう考えても無理。せめて、せっかく入院したので2、3日精密検査をして、その結果といった設定にして欲しかったです。

パラデソ

パラデソ

タカハ劇団

小劇場 楽園(東京都)

2010/05/02 (日) ~ 2010/05/11 (火)公演終了

満足度★★★★

リアル
よりちゃん役の内田亜希子さんがとっても良かった。これから観劇する方は、ぜひ開演時間には余裕を持って行くことをおすすめする。
あと、空腹な状態で行かないほうがいいですよ(笑)。

ひとりひとりの役者さんがすごいだけでなく、個々の存在意義がちゃんとあるって、普通なようで難しいと思うのだが、それがきちんとできている。

こだわったセットと、こだわった演出が細部にまで感じられ、どれもが私には心地よかった。良い気分です。

ヤナギダアキラ最期の日

ヤナギダアキラ最期の日

渡辺源四郎商店

ザ・スズナリ(東京都)

2010/05/02 (日) ~ 2010/05/05 (水)公演終了

満足度★★★★★

コメディかと思ったほど
笑いが満載。その笑いの殆どを佐藤優こと工藤貴樹がかっさらっていた。しか~し、しかし、本来の物語の内容は「人魚物語」みたいなさま。

以下はネタばれBOXにて。。


ネタバレBOX


場面は青森のホスピス。毎回の如く青森弁が心地よい。死を待つ老人・ヤナギダアキラ(87歳)とその面倒を診るアキラの孫・チエのホスピスに突然、暴力団の親分・村岡とその妻・真由美、下っ端の優が台風の如くやって来る。ここでの暴力団一家が実にコメディなのだ。前半は観客を笑わせ割りにゆるりとした空気が流れる。

後半から物語りは大きなウネリを見せ始める。ヤナギダアキラは戦友の木崎をフィリピンから呼びよせる。木崎に頼みがあるという。訪れた木崎は若い。ここでも木崎の孫が祖父の代わりにアキラに会いに来たという設定だったが、戦時中フィリピンでの体験をもとに過去が暴かれる。物資が届かない現地での戦いの中、生きてるものは何でも食べたという。

あるシレーナの村でのこと、木崎は不老不死という伝説の人魚の肝を食べた。その人魚は名をペドロといい、既に800年も生きながらえていた。人魚は「自分は死なないが肝臓を取ってお前が喰え。そしたら自分は死ねる。」との言葉を受けてそうしたのだった。その肝の半分をヤナギダアキラに分けたが、アキラはマラリアを患って死にそうだったチエにその肝を食べさせた。それからというもの、木崎とチエは歳をとらずに死なないという。アキラの孫だと思っていたチエはアキラの妻だったという筋。そして木崎もアキラの戦友。

アキラは自分が死んだ後のチエが心配で木崎にチエを託したかったという。しかしチエはそれを拒絶する。「私は私が死ぬまで貴方の妻です」と。

木崎は木崎で死なない自分に対して苦悩していた。木崎はラバオでファームを営み結婚し子供も授かった。しかし、妻も子供も歳をとっていくのに、自分だけがいつまでも若々しかった。妻は言う「気持ち悪い、バケモノだ。」
「俺もそう思う。その後、何度か結婚したがどれも上手くいかねぇ。したって俺、バケモノだ。この先100年経っても、200年経っても500年経っても、一万年経っても十万年経っても、ず~~っと一人で生きていかなきゃなんねぇ。」と真由美の前で愚痴る。そんな木崎の苦悩をここぞとばかり、ふって沸いた幸運のごときと、シメシメみたいな表情をした真由美は木崎を誘うように何処かへ行ってしまう。しかし、戻ってきた真由美の手には新聞紙に包まれた肉の塊があった。どうやら、木崎を殺して彼の肝臓を半分喰らったらしい。

こうして物語は眠るように亡くなるヤナギダアキラの最後で終わる。本の筋としてはファンタジーホラーのようなさま。限られた命があるから、幸福を感じるのか、それとも限られた命だからこそ不老不死を求めるのか、「火の鳥」みたいな永遠の問題だけれど、人魚の肝は食べてみたいとも思う。
アメリカン家族

アメリカン家族

ゴジゲン

吉祥寺シアター(東京都)

2010/04/29 (木) ~ 2010/05/02 (日)公演終了

満足度★★★

ほっとした。
前回の公演では、完全に1人の役者さんが持っていった感じがしたのですが、今回はそういうこともなかったし、むしろどの役者さんたちも素晴らしかったので、心穏やかに観れました(笑)

正直、今回はうまく感想が出て来なくてアンケートのコメント欄にはいつも以上に文量が少なくなってしまいました。
それだけ難しかったテーマだったように思います。
ただ、他人が理解出来なくてもあれがひとつの「家族」の在り方なのかな、ということを思いました。

ネタバレBOX

コメディと謳われていながらも、毎回ダークテイストが入ってるゴジゲン。
今回も終盤で「家族」が「他人」を排除するシーンはまさに狂気でした。
そんなシーンもあるけど、母親からの電話に出られなかった父を庇う由の言葉や、ラストで空男だけが家に残り父にご飯を炊くときの水の分量を教えてるシーンにはグッと来ました。

最近の公演だと後味の悪いラスト(「チェリーボーイ・ゴッドガール」が一番かな。)もあって、嫌〜な感じになったときもありましたが、今回はそんなラストだったので、ほっとしました。
満足度の本音は3.5です。
エ キ ス ポ 【満員御礼!!】 

エ キ ス ポ 【満員御礼!!】 

トランジスタone

ザ・ポケット(東京都)

2010/03/31 (水) ~ 2010/04/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

記憶に残る作品
観劇から、もう一ヶ月経ちます。
なのに、ちょいちょい場面を思い出します。
人間味たっぷりの愛らしいキャラクターたちを思い出します。
本当は笑えない葬式が舞台なのに、思わず笑っちゃう名場面の数々。
舞台には登場しない亡くなった母親がものすごく魅力的に見えてたのは、作品に関わったひとびとの愛の力でしょうね。
いい芝居観たなあ…と、今でも思い出してます。
有り難うございました。

パラデソ

パラデソ

タカハ劇団

小劇場 楽園(東京都)

2010/05/02 (日) ~ 2010/05/11 (火)公演終了

満足度★★★

やっぱり良かった
期待通り面白かった。
美術と導入部分が個人的には好きでした。

タカハ劇団のお芝居はいつも、
笑いにくるまれているけど
ちょっとココロに痛い感じです。

ネタバレBOX

劇場に入るとそこはもう居酒屋で、
店番してる女の子が居て・・・。
はじまりは、青年団の「カガクスルココロ」を彷彿とさせるような感じで、
またそれが中々良かったりしました。

仲間の中で唯一教団に残っている
四方田役の古木さんがとても印象的で、
真っ白な衣装も思いつめた表情も本当に怖かったです。
ヤナギダアキラ最期の日

ヤナギダアキラ最期の日

渡辺源四郎商店

ザ・スズナリ(東京都)

2010/05/02 (日) ~ 2010/05/05 (水)公演終了

満足度★★★★★

感心感動あっぱれで、恐怖
これは、なかなか奥が深いお芝居です。
演出難度、演技難度ともに高いと思うのですが、
よくぞ、切り抜けました!と、ひたすら感心!
なおかつ、むかし、「ソイレント・グリーン」という映画がありましたが、あの世界に下北と愛と人情と涙を深く盛り込んだような物語に、心がじ〜ん。
由佳子、静香の強力ダブル工藤軍団とそれぞれサシでの対決をこなしたももじさん、あっぱれです。
工藤由佳子の「怪演」は、ますます堂に入ってきていてほんま恐ろしい!デヴィッド・リンチが見たら、そくキャスティングするはず、というのは一緒に見た連れの弁ですが、異議なし、です。

化粧 二幕

化粧 二幕

座・高円寺

座・高円寺1(東京都)

2010/04/30 (金) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

すばらしい。
観劇出来たことに感謝です。

『革命日記』

『革命日記』

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/05/02 (日) ~ 2010/05/16 (日)公演終了

満足度★★★★

つい入り込みます
重苦しい緊張場面が、たびたび入り込んで来る部外者で中断される笑い。
『一月三日』のときもそうでしたが、この会場は舞台と床が同じ高さで距離も近いので、つい入り込んでしまって、一緒に「疲れたー」と、なりました。
その世界ってそうなのかー、と思うしかないのですが、無理矢理議論を自分の土俵に持って来るやり方って、ありそうですね。

からんでくる外部者それぞれの「組織」との距離の取り方が様々で、とても興味深かったです。

ネタバレBOX

指導者「佐々木」から、議論を「私的感情」と決めつけられた「橘」が抗議していくところ、後ろ向きなのに、見えている肩から背中が赤くなって、「ほんとに興奮してるんだ!」と思ってしまった。顔を見るより、その色が彼女の気持ちを語っていると思いました。
アメリカン家族

アメリカン家族

ゴジゲン

吉祥寺シアター(東京都)

2010/04/29 (木) ~ 2010/05/02 (日)公演終了

満足度★★★

ドタバタ ホームコメディ的な?
ゴジゲンの作品には、他で観られない様な異様な光がある。

と思っているファンとしては、ありきたりな言葉で作品を要約するのは躊躇われますが、ドタバタ ホームコメディでした。

他の方のコメントを観ると、感じ方も様々ですが・・・回によってムラがあったのでは?と邪推したり。 私が見た回は、ちょっとドタバタ感に乗り切れず・・・でした。

ネタバレBOX

作者が自分の体験を、他人に解る様に昇華しすぎたのか
それとも離婚や引きこもり等々 問題を抱える家族の日常も、実は平凡なものでしかないのか

走ったり 叫んだり 怒ったり刺したりする割には
盛り上がりきらない印象でした

「犯人は父」では父に反抗する息子の心の変化を、「チェリーボーイ」では女子への憧れと恐怖の間での揺れ動く童貞男子の葛藤を、そして前作では幸せを装いつつも幸せになり切れない男子達の迷いと

今までは登場人物の心の動きが魅力でしたが・・・。

今回はそういう場面があまりなかったため、観ている側としても心が動きにくかったです。

もちろん、「母が出て行って 家族がめちゃくちゃになった」という事に対する戸惑いや苛立ち、ある種の諦めはひしひしと伝わってきたので、そういう所が泣き所だったのかと思いますが。

作者が、そこからどうやって ご両親との関係をことなげに語れるような心境に変化したのか

個人的にはそこを観たかったです。


☆2つかな・・・と思いつつ、松居さんのジャージ姿が良かったので☆3つw 
化粧 二幕

化粧 二幕

座・高円寺

座・高円寺1(東京都)

2010/04/30 (金) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★★★

念願の舞台
かつて、一幕であったときに『アサヒグラフ』に載った舞台写真と脚本を読んで、一人芝居にあこがれるようになりました。最後と知って、あわててチケット購入。
化粧や着替えやアドリブを入れながらの一人芝居、さすがでした。アドリブでは、客席は暖かい笑いに包まれていました。

ネタバレBOX

実は、あこがれが強すぎたのかもしれません。
写真で見た渡辺さんは、もっと狂気がつのるのではないかと思っていたので。
それから、今日の後半の「化粧」は、鼻のまわりが赤くて、こっけいさが先に立ってしまって狂気さ(?)が、そがれた気がしました。
毎日違うのかもしれませんが。

でも、これを一人でやるということだけでもすごいと、それを目撃した満足感はありました。
動け!人間!

動け!人間!

鰰[hatahata]

アトリエ春風舎(東京都)

2010/04/16 (金) ~ 2010/05/05 (水)公演終了

満足度★★★★★

4時間の愛おしい愉悦
淡水魚2回目で、まずはお詫びと訂正を。前回の感想で稽古場を覗き見する面白さ的なものを強調してしまったけど、じつは大間違いでした…。楽日の今日は、もう、完璧に4時間の作品になっていたんです!!!

ネタバレBOX

最初に、前回までに作られた作品を上演し、約3時間の稽古のあとに再上演するわけですが、これがもう雲泥の差で。もちろん稽古によって練られていく部分もあるんだけど、おそらく役者の身体の温まり方みたいなものがおおきく違うので、最後の上演では、もう、一気にギアがあがる感じに。しかも、おなじ時間を共有した観客による密度、濃度も高まって、ああ、もっと観ていたい、これで終わっちゃうなんて寂しすぎる、という、あたかも千穐楽の役者が感じるかのような心境を疑似体験できてしまったんですよね。だから最後、離れがたいような愛おしい空間になっていて、ああ、気持ちいい、いい湯加減だあ、大満足♥

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