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ルーティーン247パラノイア

ルーティーン247パラノイア

シネマ系スパイスコメディAchiTION!

新宿シアターモリエール(東京都)

2010/07/09 (金) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★★

ドラマとしての統一感がほしい
劇団としての特徴に「笑い・芝居・映像を融合し、スパイスを持ったCAST陣でエンターテインメントを繰り広げる・・・・それがシネマスパイスコメディー」
と説明されています。エンディングのタイトルロール以外、あまりシネマっぽさは感じられず、想像していたのとは少し違っていました。
後半はお芝居としての仕掛けがあり、話としてよくできているとは思うが、前半は、芝居というよりコントをつないだ印象が強く、コントとしては面白くて大いに笑えるものの、芝居としての味わいは薄く、不満が残った。同じコントでつないで見せるコメディーでも、電動夏子安置システムの「Performen」はロジック・ファンタジーなのでコント部分は本筋とは別に割り切って観ていられるが、本作のようにリアルな現代コメディーだと、やはりドラマとしての統一感がほしいと思う。小学生らしき子供が大声で笑っていて、子供も楽しめるコメディーなんでしょうね(下ネタもあるけど)。

ネタバレBOX

オールカラーのパンフレットが配布され、役名のほうが芸名より目立つ印刷なので、以前観たことのある女優さん何人かが別の芸名だと勘違いし、「よく似ている俳優さんたちがいるものだなぁ」と驚いてしまった(笑)。ドSの店員を演じた沢木美絵は、パンフ紹介によると素に近い役らしく、先日のジパング・ステージの「日の出温泉」の不倫OL役よりは似合っていたが、この人の演技は今度も私にはなぜか空々しく見えてしまった。滑舌がよくないのと、台詞の「間」がときどきおかしいせいではないかと思う。役と遊離して見えてしまうのだ。主役の妄想女(谷合りえ子)がバナナマンの日村そっくりだなーと感心してたら、パンフにもそう書いてあったので納得(笑)。この人もナレーションの独白が暗記した台詞をしゃべっているように聞こえるときがあった。
「コント部分(?)」で言うと、謎の男(斎藤了介)の全然似ていない「渡鬼」のえなりかずきネタが失笑。ついでに言うと福丸と鳴海の「幸楽」の夫婦も全然似ていない(笑)。この妄想ネタ、あまり必要を感じず、まんま「コント」でしかない。コンビニ前でしゃがむチャラ男(青池光芳)とチャラ女(荻原恭子)の会話が面白く、ヒロインの父親(山田茂輝)が変装のため仲間に加わろうと、彼らの言葉を学ぶのだが「マジやばいっしょ」が「待ち合わせ場所」と聞こえてしまうのが可笑しかった。こうして聞いてみると、彼らの若者言葉は実にややこしく面倒くさい言い回しなのだと実感(笑)。父親がガン黒の女装をしていてもすぐ見破りそうだが、それと気づかないのも、この場面もヒロインの妄想だからなのだろう。
最後に、コンビニで働いていたということ自体も本人の妄想であることが明かされ、出演者が総出でコンビニにはまったく別の人たちが働いていたという「現実」を見せる場面が面白い。
エンプティ!

エンプティ!

らちゃかん

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/07/07 (水) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

泣いてしまう。
今回も期待通り楽しかったです。
笑いあり涙あり。
個々のキャラで笑わせて、
しっかりとした話で涙をさそう。

土地立ち退きをめぐってのお話。
立ち退くのか立ち退かないのか、
立ち退かない理由は何なのか?
そして結局どうなるのか・・・。

東京スカイツリーが完成した後は
建設中の姿は見ることが出来ないので
一度生で見てみたいと思った!

ネタバレBOX

「婆さんの飯は誰が作るんだ!」
この一連、しびれました。
もの事を損・得で決めてしまいがちな昨今、
最も身近な婆さんのご飯について心配する人たち。
なぜなら婆さんは真下食堂のご飯しか食べられないから。

婆さんの一言一言が
全体を凝縮していたと感じました。
ゆえに、一言の内容が重い・・・。
リア王

リア王

BeSeTo演劇祭

新国立劇場 中劇場(東京都)

2010/07/10 (土) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

すばらしかったです!
このどうしようもない人生について考えさせてくれます。
テーマとその構築力に感激しました。
このような舞台が見られてよかった!と思える作品です!!

8割世界番外公演『欲の整理術』×『ガハハで顎を痛めた日』

8割世界番外公演『欲の整理術』×『ガハハで顎を痛めた日』

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

ART THEATER かもめ座(東京都)

2010/07/07 (水) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★★★

脚本の厚みではないかと。
舘さんの脚本、好きなんです。それで見に行きました。脚本に公演全体が引き上げられてた。
やっぱり、舘さんの脚本、好きです。というかセリフなのかな。

1本目の話は、脚本の前に何が話されているのか全く頭に入ってこなくて理解が出来なかった・・・舘さんお得意の掛け合いが盛り込まれていたと思うのですが、すごく残念・・・脚本で読んでみたいです。
2本目のも、よく出来てるなあ。すごいいい作品。勿論役者さんたちも素敵でした。
ただ、特に中学生役のセリフがあまり聞こえなくて残念でした。
日ごろの8割世界を拝見したことが無いのですが、舘さんに目つけて口説き落としたのはホントいいなあと。
本当に素敵な作品ですね。優しい作品・・・まった観たいです。
中学時代の恩師に会いたくなりました。

「精跡-SEISEKI-」

「精跡-SEISEKI-」

角角ストロガのフ

サンモールスタジオ(東京都)

2010/07/07 (水) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★

個性は強烈だが・・・
劇団の名前は知っていたものの、どういう作風かまったく知らずに拝見し、想像以上に刺激的で強烈な個性に驚きました。
内容が内容だけに、観る人を選ぶ作品だなとは思いました。自分にはポツドールの「夢の城」以来のカルチャーショックで、うら若い女性がこういう作品を発表できるって時代も変ったなという感慨を持ちました。
アフタートークでの角田さんがあっけらかんとした笑顔で、半ば確信犯的に楽しんで作っておられるようにお見受けしました。ポツドールの芝居よりは台詞が多い分、距離を感じなかったのですが、気になる点はありました。

ネタバレBOX

少子化問題や社会における障害者の扱いについて描き、決して興味本位でとりあげてるのではなく、作者のそれなりの問題意識を感じました。
精子バンク企業の話が出てきて、現代でも障害者雇用による企業への補助金等優遇措置はあるわけですが、障害者を積極雇用している企業の障害者の作業環境が問題になった事件もあり、企業利益を追求する中で差別と優遇は紙一重の問題でもあるわけですし。ただ、バンクの職員や障害者を装うひよこ屋の品性の卑しさと露骨な言動が観ていて正直不愉快になりました。一般に障害者を描くに当たっては、どこまで表現するか、演じる俳優も作り手もかなり神経を遣うようですが、作品を観る限り、まったく誤解を恐れず、大胆にやっておられ、賛否が分かれると思います。
セットはよかったと思いますが、俳優の役名が芸名と同じというのも必然性を感じませんでした。登場人物たちは物語状況説明の役割が強く、内面的に共感できないのも気になります。女性奴隷同士の人間的なつながりも、会話はあるものの描かれ方が中途半端で、途中脱走するAランクの女性奴隷を演じる森山綾乃さんはオスカー所属でモデル出身だけに美貌でナイスバディですが、台詞らしい台詞も少なく、役の人間性が見えてこないので、疑問が残りました。
妊娠した奴隷が空腹から同僚の両腕を食いちぎり、食われた奴隷のほうもヘラヘラ笑って生きてるのが理解できませんでした。
牛乳屋がひよこの血を絞るという行動の意味がよくわからず、バンク内の人事異動が頻繁になる終盤はめまぐるしくてよく意味が飲み込めなかった。バンクの職員が不祥事のお詫び会見で手首を切る場面、本来なら血が噴き出すので照明を赤にしそうだが、そうしないのは、血液より「精跡」を表現しているからなのだろうか。
アフタートークも、せっかく時間をとるなら芸能人の私生活のネタ紹介などではなく、この作品や役柄について角田さんが聞き手になって出演者と話してほしかったですね。「お客様が帰ってから周囲に自慢できる芸能人ネタを」と角田さんが屈託なく笑ってるのにはちょっとがっかりしました。
演戯王

演戯王

X-QUEST

吉祥寺シアター(東京都)

2010/07/07 (水) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

大満足です
初X-QUESTでした。応援している藤堂瞬さんが出演なので観に行きました。チケット確保が遅かったのに一番前でうれしかったです。
最初の幕開き&不意打ち的な進行には笑いました。コメディ部分って合わないとかなり損だし、最近観ている初見の劇団ではそれがことごとく私に合わず残念でしたけど、今回は面白かったです。意外なネタばかりでしたけど(笑)
客席もかなり盛り上がって、拍手もおきました。

舞台美術がまったくないので驚きましたが、ダンスも殺陣も迫力があってカッコ良くて観ていて楽しかったです。フライヤーに書かれていた「バイオレンス」というのがちょっと心配でしたけど、普通にアクションとして観れたのも良かったです。

藤堂さんの活躍も観ることができたし、一方的に知っている大野さんはハマリ役でしたし、他にも気になる劇団から多数出演されていて、贅沢なお祭公演でした。

次回公演も観てみたいと思います。

ネタバレBOX

ゾンビ3人が可愛かったです。それにしても、まさかコトリバコが登場するとは思わず驚きました。怖い話が好きだから、それがどういうものか知っていたので。

いったいどう物語を収束させるのかまったく想像がつきませんでしたけど、ラストも意外でした。
百景社 野外公演2010 授業

百景社 野外公演2010 授業

百景社

つくば市豊里ゆかりの森 特設野外劇場(茨城県)

2010/07/08 (木) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

ハンマーセッション。
野外ゆえの梅雨前線真っ只中自然豪雨が
ミラクルな舞台効果を発動し、
生徒と教授の『授業』はより神聖なものに!
奇蹟の回を観た気がします。

会場に行くまでの路すべてがワクワクでありました。

ネタバレBOX

内心、初演の宣伝写真から気になっていた教授のアレの型。
実際にはアレをアレするまで
まったく気づかなかったので衝撃的でした。
そして同時に、積年の違和感の謎が解けました。

リア王

リア王

BeSeTo演劇祭

新国立劇場 中劇場(東京都)

2010/07/10 (土) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

ザ・演劇。
猛烈におすすめします。あと1回しかないなんて。
より多くの方に観てもらうべき。
韓国語がわからない?それがどうした?デス!


日本がんばれ!って思っちゃいました。

Wannabe

Wannabe

柿喰う客

アトリエ春風舎(東京都)

2010/06/29 (火) ~ 2010/07/19 (月)公演終了

満足度★★★★

本当に
このみなだけ。それだけでたのしめた。

ともだちのそうしき(再演)

ともだちのそうしき(再演)

RONNIE ROCKET

大吉カフェ(東京都)

2010/07/09 (金) ~ 2010/07/12 (月)公演終了

満足度★★★

集え!三十代
80年代ネタをちりばめたユルめの二人芝居。
懸念していた大吉カフェは、思っていたほど遠くも分かりにくくもなかった。
今時珍しいド和室がいい感じ。

ネタバレBOX

前作「ともだちのいもうと」に続き霊媒エロ漫画家が再登場。
シリーズ化してほしいなぁ。
また逢おうと竜馬は言った

また逢おうと竜馬は言った

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2010/07/10 (土) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

キャラメルの代表作、何度観ても面白い!
また逢おうと竜馬は言った、という作品は結成10周年の記念公演の作品であり、15年、25年という節目の年に再演されている。言わば、キャラメルボックスの代表作だ。

竜馬が出てきたり、新撰組の土方が出てきたり、立ち回りがあったり、派手な作りだが、中身は夫婦の愛情の物語であり、友だちのために自分を犠牲にして駆け回る素敵な男達の物語である。

誰でも楽しめる作品だが、特に夫婦で観て欲しい作品だ。さすがの名作である。

荒野の三猿

荒野の三猿

劇団 EASTONES

駅前劇場(東京都)

2010/06/23 (水) ~ 2010/06/30 (水)公演終了

満足度★★★

ん…
個人的には、前作の方が断然良かったな。

マグロを釣るつもりじゃなかった

マグロを釣るつもりじゃなかった

Theatre劇団子

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/07/07 (水) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★★

後からジワジワ
コメディを想像していたら、
実はじわ~っとさせられる良い話でした。
方言が耳に残ります。

ネタバレBOX

マグロが水死体だとは、考えていなかったので驚きでした。
トークイベントで、稽古始めには脚本があまり出来ていなかったという話をされていたのですが、
タイトルをつけたときには内容って決まってたんでしょうかね。
もし、最初から決まっていたのなら
随分と大胆なタイトルかと・・・。
セレぶり3ラストステージ~セレブは惜しまれつつ解散するものだ~

セレぶり3ラストステージ~セレブは惜しまれつつ解散するものだ~

全労済ホール/スペース・ゼロ

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2010/07/10 (土) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

置いてかれた感
初見なので、その緩慢なノリにどうついて行って良いか
まごついてしまった。
入場受付の混乱具合は正直酷いものだった。

ルナ・ガレーロ

ルナ・ガレーロ

フジテレビジョン

日比谷パティオ特設会場(東京都)

2010/04/29 (木) ~ 2010/10/17 (日)公演終了

満足度★★

3回目
2ndという事で、料理は良かったが、本当にショーは、、、

ネタバレBOX

同じなんだ。
これじゃ、食事変えても、意味無いじゃん。。。
8割世界番外公演『欲の整理術』×『ガハハで顎を痛めた日』

8割世界番外公演『欲の整理術』×『ガハハで顎を痛めた日』

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

ART THEATER かもめ座(東京都)

2010/07/07 (水) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★★★

民間教員の可能性
脚本だけみると文句無しの☆5。舞台として観ると『欲の〜』が☆3、『ガハハ〜』が☆5。
『ガハハ〜』義務教育に関わる(ろうとしている)人は必見。実際の中学生にもぜひ観てもらいたい作品。

以下長らく書いてたものが消えたのでまた今度・・・

8割世界番外公演『欲の整理術』×『ガハハで顎を痛めた日』

8割世界番外公演『欲の整理術』×『ガハハで顎を痛めた日』

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

ART THEATER かもめ座(東京都)

2010/07/07 (水) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

「ガハハ~」2バージョン目
養成所時代からの大の宮澤ちさえさんファンとしては、彼女の2役はどちらも観たいので、今日も行って来ました。

まず、朝に、りいちろさんのレビューを拝読してから劇場に出向いたせいか、昨日はかなり、脚本にも構成にも、不満が多かった「欲の整理術」を、もう一度、新鮮な気持ちで観る事ができ、昨日の☆2が、今日は☆4になっていました。

「ガハハ~」は、今日は、二宮・嶋木チームが先生、宮澤・武井チームが生徒でしたが、キャストが交代するだけで、こんなに、舞台の雰囲気が変わるのかとビックリしました。どちらも、甲乙つけ難く、魅力的でしたが、今日の二宮さんの先生は、宮澤さんに比べ、ドライな感じを受けました。
何か問題に遭遇した時は、二宮さんの方が、無難に乗り越えて行けそうな感じ。(笑)
武井さんは、両方の役とも、大変魅力的に演じていらして、この女優さんの実力に感銘を受けました。
宮澤さんは、生徒も魅力的ながら、個人的見解では、先生の方が好みでした。

両バージョン拝見し、8割世界の底力は、かなり実証できたのではないかと感じました。
それだけに、今後の番外公演の演目は、既成の戯曲から選りすぐったものにトライされた方が、劇団員の実力発揮には効力があるのではと、改めて思いました。
たとえば、舘さんの「とまらずの国」を、8割世界で観てみたい気もします。

ネタバレBOX

昨日にも増して、体育教師役の宇高さんが魅力的でした。70代の母も、50代の私も、即効ファンになってしまいました。
雄太さんのキャステイングの才にはいつも感服します。
ザ・キャラクター

ザ・キャラクター

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2010/06/20 (日) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

ああもう
面白かったです。面白かったです。今回も立ち見で見ました。
この時期に●●の話が出てくるところがたまらない。そうだよね、人は忘れてしまうんだよね。

私が見た回は銀粉蝶さんの代役の回で、たぶんその初日だったと思いますが、大活躍で、彼女にも惜しみない拍手を送りたいです。

遊園地3兄弟の大冒険

遊園地3兄弟の大冒険

ギンギラ太陽's

シアターGロッソ(東京都)

2010/07/09 (金) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

なぜこういう劇団が東京にはないのか?
いや、自分の無知だと思います。「あそこがあるじゃないか!」というお叱りを是非頂きたいです。それを知ることができれば、わざわざ飛行機に乗って福岡まで行ってしまったりしなくてもよいわけですから。ストレート勝負!涙と笑いと深い味わい・・・そして、ここが重要なところですが、誰を誘って行ってもOK!

真夏の迷光とサイコ

真夏の迷光とサイコ

モダンスイマーズ

青山円形劇場(東京都)

2010/07/08 (木) ~ 2010/07/18 (日)公演終了

満足度★★

いつも通り
事前では、「今までとは違ったモダンスイマーズを~」云々という話でしたが
ふたを開けてみれば、いつも通りのモダンスイマーズでした。

ただ…蓬莱さん、ひいては劇団自体が「今までとは違う」に捉われ
過ぎてるのか、演出はものすごく力が入ってたし、構成もおー、っと
驚かされたけど、なんかそれだけだった気が。。 散漫だったかも。。

詳細、ネタバレに書きますが最後の展開は正直えー、そりゃ無いよ、と
思いました。

ネタバレBOX

女主人たる姉は、自身の夫が交通事故で死んでからというもの
その過去を乗り越えられず、赤の他人を雇い、それぞれに架空の
名前を付けるに飽き足らず、その一人には自身の夫の名前を付け、
時の止まったような屋敷で心は一人孤独に暮らしている。

その弟であるところの作家はありがちな、「良くてそこそこ、悪くて稚拙の
アマチュアに毛が生えたレベル」を出ない。 出版社から一応数冊本を
出して貰えてるが、目をかけてくれていた編集者が亡くなって以来、
その活動は徐々に先細り、本人もそれに焦る様子。

…と、この二人の空間があらゆる局面で交差する、ここ数作の蓬莱
作品の構成を踏襲している作風。 「雨」が急激に作品展開を加速させる
点も含めてアル☆カンパニー「罪」を彷彿とさせます。

というか、蓬莱さんは「雨」のモチーフが好きなんでしょうか?
「凡骨タウン」でも、雨の場面が重要な展開ポイントだった記憶が…。

ただ、今回は何の前触れもなく、片方の視点がいきなり宙に浮いて
片方の数日前の行動を眺めていく、という構成になっているので
結構お客さん放り投げちゃう感があるのは否めない。

「凡骨タウン」には千葉・萩原としっかり作品の引き締め役がいたのに比べ、
今作は中心となるキーマンが不在だったのも相当痛い。 
YOUさん…演技はともかく(というか、車椅子なのでほとんどその余地が
無かった)、最後の場面の一番重要な台詞全部棒読みはちょっと。。
ハッと全部が腑に落ちる場面なのに、なんか白々しくなっちゃった、かな。

それと、最後。

姉が弟に水をぶっかけて「ここは現実の世界なんだから」と喝破した場面。
でも、自分も架空の自分の世界に逃げて、そこで空虚な生活を弟が来るまで
送ってきたわけだから、全然説得力無いし。

その後、屋敷の造り物の世界をかなぐり捨てて「本当の自分を探る旅」に
出る伏線だったとしても、それだったら弟について来い、じゃなくてこの
車椅子を押すのはおまえにしか出来ない役目、と言って欲しかった。

「架空のコウジロウ」さんは、二人の過去にも現在にも全然
関係ないんだから、「現実の自分が分かって無い」のは姉妹なんだから。
これから自分を知っていく必要があるのは、この二人だけなんだから。

あそこで、自分の虚像に車椅子を押させても意味が無いと思う。
二人の問題に他の人を、自分の捨てなきゃいけない過去をもうこれ以上
介在させるべきじゃない、と感じたので強く違和感を覚えました。

蓬莱作品は「罪と許し」「現実を見つめられない人たち」が重要なテーマに
なっていると思うのですが、今作はそれも含めて全体的に弱く、
ぼんやりとした作品になってしまったのが、辛く残念です。

演出は照明の絞りに加え、実際の生演奏を導入したのが非常に功を奏し、
その時々の人物の焦り、興奮、孤独等の隠された心情を分かり易く表現
していたと思います。 本当に演出は素晴らしいです。

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