
タイタニック TITANIC the musical
フジテレビジョン
東京国際フォーラム ホールC(東京都)
2009/01/24 (土) ~ 2009/02/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
初演より進化した舞台に涙が出た
母の演劇部の後輩、宝田明さんの舞台なので、初演に続いて観に行きました。
実は、初演の印象はあまり芳しくなく、初演より再演が上回っていたという観劇体験も滅多にないので、あまり期待していませんでしたが、これは群を抜いて、再演舞台が上を行っていました。
初演では、有名どころをキャストに揃えたものの、アンサンブルがその分、キャステイングに気を抜いたのか、1等船室の客が、とてもそんな風情には見えず、皆が、バラバラな演技をしていて、舞台全体のトータル感が皆無でした。
それが、再演舞台は、無名でも実力あるキャストを揃え、それぞれの役作りが、進化していて、涙を誘われる場面が多々ありました。
松岡さんも、ミュージカル俳優として、成長され、宝田さんの威厳はお見事でしたし、昔から注目していた、アンサンブルの役者さんの目覚しい成長振りも嬉しくなりました。
この演出家は、私の経験上、再演舞台の方が、数段進化する数少ない演出家のお一人です。きっと初演の評判に素直に耳を貸されるタイプなんでしょうね。
楽曲も素晴らしいし、是非再々演して頂きたいのですが、宝田さん、階段の上り下りがかなりしんどいとおっしゃっていたから、難しいでしょうか?

アウェーインザライフ
プロペラ犬
赤坂BLITZ(東京都)
2010/06/04 (金) ~ 2010/06/18 (金)公演終了
満足度★★★★★
コメディエンヌ水野美紀、ソニン大活躍!
「どこに行ってもアウェーなら、ここをホームに変えてやる!」
水野美紀×楠野一郎のユニット「プロペラ犬」の特別企画!!
見事に織り込まれた「筋肉少女帯」の歌の数々にのせて
繰り広げられるガールズ・ロックバンドの苦闘と復活の物語!
プロペラ犬は全部観てますが、さすが水野美紀さん。
小劇場、2人の演劇(コント)ユニットが、
今回は、ロックで『赤坂BLITZ』に進出!
いい根性してます!
やっぱり体育会系は違います。
コメディ演技の水野さんは輝いてて、
いつも観ていて楽しくて仕方ない。
そして、ソニンちゃんがヴォーカル(と影マイク?)と、
ドラムに挑戦して大活躍!
木野花さんは決して動じないキャラで貫禄の演技。
そんな多彩な俳優さんたちと筋少のロックナンバーと
生演奏を見事にまとめあげてしまう演出の河原雅彦さんの
手腕は凄い!!
もう1回観ます!

カナリアの心臓【公演終了・ご来場誠にありがとうございました!】
キコ qui-co.
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2010/06/11 (金) ~ 2010/06/14 (月)公演終了
満足度★★★★
役者の演技に引きつけられる。
笑うシーンのほとんどないストレートプレイ。4人の達者な役者の演技力で見せる芝居。だが、脚本も演出もひとつのお手本になるような見事さだ。例えば、色使いがモノクロからカラーに移り、動きの少ない芝居から踊り狂うシーンに移り、平穏なシーンから次第に衝撃的シーンに移っていくという構成、その静から動に移る変化が自然で吸い込まれる。
そしてそれにあわせてまるで謎解きドラマのように、前半散りばめられた様々な謎が後半解き明かされていく。前半は少し辛いが、後半どんどん面白くなっていき、最後には引き込まれてしまった。

トバスアタマ
売込隊ビーム
ABCホール (大阪府)
2010/05/21 (金) ~ 2010/05/23 (日)公演終了
満足度★★★★
大阪で観ました。
スマートな舞台美術。役者の力量もあり。
最後は「え!?」という感じでしたが、だからこそ余韻があり、それも良し。
面白かったです。

勧進帳
木ノ下歌舞伎
アトリエ劇研(京都府)
2010/05/27 (木) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
満足度★★★★
京都で観ました。
伝統芸能を現代風にアレンジするとこうなるのね!と感心の舞台でした。
後半間延びした感もありましたが、アフタートークによるとあれも原作に忠実に従った部分でもありそう。
次回も見に行きます。

カナリアの心臓【公演終了・ご来場誠にありがとうございました!】
キコ qui-co.
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2010/06/11 (金) ~ 2010/06/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
Σ( ゚Д゚) スッ、スゲー!!
みごと! 整理した言葉で表現できません。本、演出、俳優、どれをとってもみごととしか。滅多に購入しない上演台本を購入し、帰り道に千秋楽の予約を入れました。家族という関係でしか、家族という関係だからこそといった、わかり易いようで複雑な想いが巧妙に描かれていた気がしました。また、登場しない亡き父の心境に想いを馳せるとき、自分の家族とオーバーラップしてグサリと刺さりました。

露出狂
柿喰う客
精華小劇場(大阪府)
2010/06/04 (金) ~ 2010/06/08 (火)公演終了
満足度★★★★★
大阪で観ました。
パワフルな芝居。女の子がいっぱい。
柿喰う客ならではのオリジナリティーあふれるストーリーと言葉遊びと疾走感。
好きです。

奇妙奇天烈ファンシーハウス in大阪 (公演日は24日!15時と19時からです!!)
劇団ぎゃ。
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2010/04/10 (土) ~ 2010/04/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
おもしろい!かわいい!
女の子4人しか出てないのに、これでもか!ってくらい、とっかえひっかえ色んな役が出てきます。
衣装が可愛い!ダンスも素敵!うたも!
と言いつつも、ちょっと考えさせるものもあり。
おすすめ劇団です。

紙風船/葉櫻
shelf
atelier SENTIO(東京都)
2010/06/10 (木) ~ 2010/06/14 (月)公演終了

ドラゴンテイル2
カブ)牛乳や
小劇場 楽園(東京都)
2010/06/10 (木) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★★★★
終盤魅入る!
初めての観劇でしたが、
結構気に入りました。
前半は好きなんだけど、引きずり込まれずにいて、どうなんだろう?
と思っていたけど、
後半はぐいぐい魅入ってしまいました。

らぶドロッドロ人間
悪い芝居
ギア専用劇場(京都府)
2010/05/19 (水) ~ 2010/05/24 (月)公演終了

鏡花讀「草迷宮」
劇舎カナリア・劇団だるま座
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/06/11 (金) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★★★
妖気
話が、というか言葉が素敵だし、世界がとても素敵でした。リーディングと言えど、沢山の唄や色々な仕掛けがあって楽しかった。 いまいちのめり込めなかったのは少女達の違和感のせいでしょうか。山本健翔さんは妖気放っていました。

『MIMICRY』 ミミクリ(終演いたしました。御礼申し上げます!!)
anarchy film
新宿アシベ会館B1(東京都)
2010/06/01 (火) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★★★★
ぱわふる
圧倒的パワーを感じました。すごい、の一言に尽きます。
最初、10分くらいは入り込みにくかったかな。ただ、理解するといろんな関係性が見えてきて、面白い。役者さんの数が多かったにもかかわらず、それぞれに個が見えたのもよかった。
会場があまり好きになれなかったな。もったいない。

テンペスト
劇団俳小
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2010/06/05 (土) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★★
観劇
思い切ってやっているようで、おっかなびっくりなような印象です。特に大勢で動き回る所 男優陣は貫禄あって、チャーミングでした。

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』
庭劇団ペニノ
シアタートラム(東京都)
2010/06/06 (日) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
うむ
なかなかの衝撃をうけた。嫌いじゃないんだけど、求めいていたものとはかけはなれていたのが強くって、あんまりいい感想は抱けなかったかな。ペニノの別の作品を見てみたいかなあ、と。演奏は素晴らしかった、好きでした。

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』
庭劇団ペニノ
シアタートラム(東京都)
2010/06/06 (日) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★★★★
一応指揮は指揮のようだ
初演時は下から見上げるように見ていた記憶。今回、かなり見やすい。見世物で全然よいのです。マメさんと病理のひと以外個別認識しにくいのがもったいない。

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』
庭劇団ペニノ
シアタートラム(東京都)
2010/06/06 (日) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★★★★
アングラ再考
これはむしろジャズで観たかった。
タイトルや出演者、そして見世物という立場などからこれは「アングラ」への批評的な舞台だなあというのは容易に窺えたので、その考察を読み解いていくという楽しさで終始退屈しなかった。
とりあえず私見では、論点は合理性の究極システムであるはずの西洋医学が、実はアングラが提示してきた前近代的な奇怪な「身体」を最も本質的な次元でとりあつかっているじゃないか、という所にあると読み取ったのだがどうなんだろ。
医療器具の設置が一つグラグラしていてヒヤヒヤさせられたのはちょっと残念。

≒LOVERS 【6月12日はポストパフォーマンスLIVE付き!】
タムチック
d-倉庫(東京都)
2010/06/10 (木) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★★★★
「異種格闘技戦」的な?(笑)
アクター、ダンサー、シンガー、キーボディスト、DJらによる「総合舞台芸術」、各種パフォーマンスを松花堂弁当のように取り合わせ、時に「異種格闘技戦」的セッションもあり楽しさ満載。
特にランダムに選んだ4音だけの即興演奏とインプロを組み合わせるアイデアがイイ。
また、冒頭で7組14人が同じ振付で踊る場面ではバックグラウンドの違いにより異なる動きに『ホワイトナイツ』でのM.バリシニコフとG.ハインズを連想。

アニハカランヤ
演劇研究会(慶應義塾大学公認学生団体)
慶應義塾大学日吉キャンパス塾生会館(神奈川県)
2010/06/11 (金) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
観ないと損かもよ~o(^-^)o
凄く楽しかったですo(^-^)o
予想以上にレベルの高い舞台でした~
個々の演技力も高くて素晴らしい舞台でした~

わたしたちの白梅事変
黒ヰ乙姫団
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2010/06/04 (金) ~ 2010/06/06 (日)公演終了
満足度★★★
実験的?
同じような演劇空間を目指している舞台でもっと意識的に観せている例を他で体感しているので、特にスタイルが実験的だとは思わず。内容もラストにはにやりとさせるブラックさがあったものの、それまでがどうも記憶に残っていない。いつもの公演と比較して実験的だったということであろうか。
個人的に社会情勢並べ立ててぶった切る的な表現に胸焼けがするタチだというのもあるだろうが。
挿入の物語は一つの出し物として完成度が高かったけれども、「挿入」の域を越えていなかったのは、やはりオムニバスをメインでやっているという劇団だからなのだろうか。