
組曲「空想」
空想組曲
OFF OFFシアター(東京都)
2010/06/16 (水) ~ 2010/06/22 (火)公演終了
満足度★★★★★
できれば全公演観たくなります
前回の公演で、新参ファンになったばかりですが、この公演を観て、早くも私の小劇場お気に入り劇団のベスト5にランクイン!!
どうして、こんなに全てにおいてセンス抜群なのかと、ただもう嬉しく、この年齢になって、また新たな恋心を感じられる劇団に出会えて幸せでした。
脚本、構成、演出、出演者、舞台セットに照明、音楽…この舞台を形成する全てが、秀逸極まりないトータル感で、コーデイネートされたとても素敵な作品でした。まるで、上等な翻訳物の小品集の趣。ほさかさんの才能と知的センスに完全ノックアウトされました。
初日の日替わり短編がとても面白かったので、これだけでも全日通って、制覇したくなってしまいます。今日のゲスト、狩野和馬さんの演技もとても素晴らしく、一目で好きな役者さんになりました。
キャストの皆さん、大好演の上、目の保養になるような美男、美女ばかり。おばさんでも、ずっとワクワクして見入ってしまいました。

『アタシが一番愛してる』
バナナ学園純情乙女組
ART THEATER かもめ座(東京都)
2010/06/15 (火) ~ 2010/06/20 (日)公演終了

眠れぬ夜の1×8レクイエム
水木英昭プロデュース
紀伊國屋ホール(東京都)
2010/06/09 (水) ~ 2010/06/15 (火)公演終了

鏡花讀「草迷宮」
劇舎カナリア・劇団だるま座
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/06/11 (金) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
日本のリーディング
小粋な演出でリーディングという手段の面白さを存分に体感。舞台に入り込むというよりは付かず離れずの視点で観劇。
霊魂天地行き交う近代以前の世界観で、祭礼儀式のような拍に物語の緩急を織り込み、日本の美学よろしく制限によって想像力を刺激する。
唄ったり進行したり群像になったりと、コロス的な少女達が結構な働きをしており、朗読ながら立体的な空間を味わえた。
「文字」や「紙」など、リーディングだからこそ使用できる素材を日本的な方法で上手く取込んで、リズムに変化を付けていたのも面白い。
元々どのような上演方法が想定されていた台本だったのかは知らないが、
ト書きなど聞いていると全体的に発想が幻想的で、これを今立ち芝居にするとややもすると剽軽になったり野暮ったくなるんじゃないだろうかと思ったりしたので、あえてこのスタイルで上演した意義が感じられた。
舞台天井奥に吊られた純白の着物にラスト、舞台下側からの光線が当たると、裏地に描かれていた菖蒲の花が透かし見えてくる(「アヤメ」は主人公の女の名)という演出がニクい。

クリスタル・ダスト 全公演終了!ご来場ありがとうございました。
現代能シアタープロジェクト
新宿眼科画廊(東京都)
2010/06/11 (金) ~ 2010/06/16 (水)公演終了
満足度★★★★
素晴らしい演技でした、満足!
ボストンバッグを持った女が道でうずくまっていたところをアロママッサージの女が声をかける。やけに疲れているようだった。アロマの女はこの女にフットマッサージでもどうかと自宅に連れて帰る。何やら感じたものがあったようだった。
以下はネタばれBOXにて。。

バイ・バイ・ブラックバード
演劇集団キャラメルボックス
新神戸オリエンタル劇場(兵庫県)
2010/06/12 (土) ~ 2010/06/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
ぞくぞくした
パフォーマンスが美しかった。記憶を失ったら居場所まで失うこともあり得るんだと、そのことに恐怖した。記憶がなくても、何があっても、過去を土台に明日を生きていくんだと、それしかないんだと覚悟を問われているような気がした。ラストで少し救われた。幸せは自分でつかもう。タイトルのブラックバードは幸せの青い鳥と相対する「不幸の黒い鳥」の意味。ジャズのタイトルより。

愛死に【ご来場ありがとうございました。】
FUKAIPRODUCE羽衣
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2010/06/12 (土) ~ 2010/06/22 (火)公演終了
ないないない!
内容は、私は「好き」派でした。観終わってものすごいテンション上がって、アンケートもこりっちもめっちゃ褒めようモードでした。
なのに帰り際、歌詞カードが人数分ない。もらえなかった。楽しみにしていたのに・・・。
歌詞カードの存在はアフタートークで知ったのです。
「普段は歌詞カードを当パンにはさんでいるけど、今回はあえて聞き取ってほしかったから挟まずに、帰りに持っていく形式にした」と。
でもロビーに出たら、すでにない。受付の方にたずねたら「コピー機が故障して足りなくなってしまいました。明日かあさってにまたいらっしゃってください。」と。
なぜにまた来なくてはいけない。
私だけじゃなく、最後の方に出てきたお客さんたちはみんな無いのを知ってがっかりしていました。
自分が制作だったら、希望するお客さまの住所を聞いて後日郵送します。絶対。もしくはコンビになんて近いんだから走ってコピーしてきます。
このミスは、ありえない!ということで、「ないないない!」です。
内容は本当に好きだったんですよ。心から笑ったし泣いたしあの世界に浸ることができました。
だからこそ、がっかり感3倍。
関係者の方、ご覧になっていたら歌詞下さい。もしくはサイトにアップするとか。

悪徳症法群
Logiz Game(劇団ギルガメっす♂改め)
荻窪メガバックスシアター(東京都)
2010/05/27 (木) ~ 2010/05/31 (月)公演終了

みなぎる血潮はらっせらー(公演終了いたしました!)
渡辺源四郎商店
音蔵こみせん(青森県)
2010/06/12 (土) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
すごい迫力でした
こみせんの舞台は観客席ととっても近くて、アオモレンジャーとよされ組の、呼吸・汗・エネルギーをたっぷり浴びることができました。
仕事(?)と家庭を考えさせる難しいテーマを楽しく見せてくれました。
よされ組演じる「女1」と「女2」のセリフが耳の奥に残ります。

『アタシが一番愛してる』
バナナ学園純情乙女組
ART THEATER かもめ座(東京都)
2010/06/15 (火) ~ 2010/06/20 (日)公演終了
満足度★★★★
「急流下りのラフティング」的な?(笑)
良い意味で(←ココ重要)「柿喰う客を悪い方向に(爆)進化させた」感覚で、一言で表現すれば「急流下りのラフティング」、スタートしたら怒涛のイキオイにただ乗って流される、的な?(笑)(時折緩やかなところがあって一息つけるがまた急流に、なんてところも似てね?)
あるいは「演技(なのか?)のシャワー」を浴びる、みたいな?
台詞を聴きとって理解しようとか、舞台で起こるすべてを受け止めようとせず、「どん・しんく、ふぃぃぃぃ〜る」的に舞台からの気迫(違うか?)を浴びてイキオイに身を任せれば心地好いと言うか愉快と言うか。
そんな風にアクが強いので初めて芝居を観る方に向かないどころか観る者を選ぶ作品ではあるが、個人的にはハマりそうでヤバいかも?(爆)

『MIMICRY』 ミミクリ(終演いたしました。御礼申し上げます!!)
anarchy film
新宿アシベ会館B1(東京都)
2010/06/01 (火) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★
意味はわかるが 不快感
千穐楽観劇。やりたい事としては好みです。家族というものの危うさ恐ろしさは面白いモチーフだと思います。しかしながら全て失敗という印象。 なにより気になってしまったのは役者さん達のそれ風の演技でしょうか。狂うなら狂って欲しい、泣くなら悲しくて泣いて欲しい。心の動きが全く無かった。あれで良しとしているのかと思うと頭にきました。 セットの作りは好きですが、劇場がなぜあそこだったのでしょう。

みなぎる血潮はらっせらー(公演終了いたしました!)
渡辺源四郎商店
音蔵こみせん(青森県)
2010/06/12 (土) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
演者も観客もみんな楽しい!
この演目を観るのは何回目かな?なんて愚問はトンデしまった。
「音蔵こみせん」という空間は、この芝居のためにあったのか・・・。キャストはそれぞれに文句なし。店主とよされ組の丁々発止が気持ちよく伝わってきた。ワキの出演者(音響、照明)がまたよかった。
後ろの席の観客も「黒石の私たちも元気がでる芝居だね」。
「演劇と地域」についても考えさせてくれた。

愛死に【ご来場ありがとうございました。】
FUKAIPRODUCE羽衣
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2010/06/12 (土) ~ 2010/06/22 (火)公演終了
満足度★★
「あのひとたちのリサイタル」の方がずっと好き
「あのひとたちのリサイタル」はその名の通り、様々な人々の日常がスタイリッシュに、詩的に、ユーモラスに、表現されていて大好きな作品でした。
ですが、今回は「愛死に」…題名から、男女の情交の際の「あー、死ぬう」っていうのを連想していた私は、もしやという不安を抱きつつ、芸劇に向かいました。
最初は、やはりとってもスタイリッシュ、斬新、魅せる…、あー杞憂だったなと安心しかかったら、後がいけませんでした。
男性客は結構受けていたけれど、女性客は引いていた人多い気がしました。
何だか、あまりにもそればかりがこれでもかこれでもかと連射され、だんだん気持ちが冷めて行ってしまいました。女性陣は、皆さん好演だったけれど…
ちょっとくど過ぎな印象。歌も、歌詞がわからず、欲求不満が募りました。
新感線や、井上芝居の蜷川演出舞台のように、歌詞を字幕で見せたり、歌詞カードが配られたりすればよかったけれど。
あ、でも前回公演は、誰が誰やら解り辛かった配役が、今回は当パンにキャスト表が配置図的に載っていて、性別まで記されていたのは親切でした。

解散ショウ
ミノタケプラン
「劇」小劇場(東京都)
2010/06/08 (火) ~ 2010/06/15 (火)公演終了
満足度★★★★
ホロリ・・
借金だらけで解散することになった浅草亭一座の最後の公演場所は夢見が丘総合病院での慰問だった。出番前の控え室で織り成す人間模様。終盤に歌う萌にヤラレル。
以下はネタばれBOXにて。。

『アタシが一番愛してる』
バナナ学園純情乙女組
ART THEATER かもめ座(東京都)
2010/06/15 (火) ~ 2010/06/20 (日)公演終了

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』
庭劇団ペニノ
シアタートラム(東京都)
2010/06/06 (日) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
ズルイと思った。
最初にショーだと言ってしまう所から始まり、終わりまで意図が分かり易くて鬱陶しかった。且、手術内容に意味が無い。生演奏にも価値が生まれてない。下世話で不謹慎だが、テレビで救命救急24みたいなドキュメンタリー的な番組観てる方がいい。いつも思うのだが、どのくらいの名医か(だった?)かよく知らないが、精神科医とゆう肩書きと、マメ山田の存在で評価が騙されている気がする。そこがずるいと思う。

愛死に【ご来場ありがとうございました。】
FUKAIPRODUCE羽衣
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2010/06/12 (土) ~ 2010/06/22 (火)公演終了
満足度★
苦笑い。…残念。。。
自分もライブ良かったから来たのだが、コレはダメだった。
確かにオープニングは期待高まる。
美術も衣装も役者もキレイでオシャレ。集中させる緊張感もある。
だが、歌を歌い始めたときに恥ずかしすぎて一気にヒイタ…。
…コレは本気か?否、敢えて笑えということか?…マジだ。笑えない。
何か痛いこの時間はいつまで続くんだと思ったら最後までだった。
途中で帰ったり客席がガラガラなのはサッカーのせいではないと思った。
皆凄い声で、肉体的にもMaxでそれは伝わってくるのだが会場はスカスカで、四角のステージ上だけ熱い別空間に思えた。
本人達はさぞやりがい感じてるだろうなと。
エネルギーは問題でない。別の問題が確実にある。
あと最近ハヤリなのか知らないが演劇人のラップやHipHopはイカガナモノカ?
リズム感もダンス感も鈍くお利口さんな感じの演劇人にやられても恥ずかしくなるのだが。究極に下手な方がまだいい気がする。のは自分だけか…?
それも含め本当に残念だ。

ノア版 桜の園
ノアノオモチャバコ
サンモールスタジオ(東京都)
2010/06/10 (木) ~ 2010/06/14 (月)公演終了

『アタシが一番愛してる』
バナナ学園純情乙女組
ART THEATER かもめ座(東京都)
2010/06/15 (火) ~ 2010/06/20 (日)公演終了
脳内に作用し、酩酊・多幸感・幻覚などをもたらす
そのような薬物を「麻薬」と言う(引用:ウィキペディア)。
さらにウィキでは、こう続く。
「依存性や毒性が強く健康を害する恐れがある」。
そんな感じではなかっただろうか、この公演は。
で、一言で言ってしまえば「面白い」。
後から、じんわり来る面白さもある。
不安定なジェットコースターに乗るような体験でもある。
そして、うるさくて、けたたましくて、POPで、ハイテンションで、キッチュ。
極彩色の汚物をぶちまけたよう。綺麗で汚い。
大音響に頭クラクラ・・・はしないけど、初体験なので、最初はちょっと引いた(笑)。そして、随所で「ほほぅ」と笑いながら見た。

ナンシー
Doris & Orega Collection
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2010/06/11 (金) ~ 2010/06/19 (土)公演終了
満足度★★★★★
個人的な最近の1番!
脚本がヤバい。好きな流れでした。
俳優陣に興味があったので当日券で行ったのですが、
行って良かった!ツボど真ん中でした。
役柄それぞれの個性やバックグラウンドが、
よく煮込んだおでんみたいにじんわりと笑いに転化し、
心地いい満腹感でした。