音波少年
coba
青山円形劇場(東京都)
2010/06/19 (土) ~ 2010/06/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
水と油どころか
カフェオレのような甘い一体感!Cobaさんの演奏は元々好きだけど、今回も力の入った演奏で大満足。「急に脱力-倒れこみダンス」(見た人は分かってくれると思う。ダンスを説明するのは難しい)もおもしろかった。大変密度の濃い1時間半だった。
ナンシー
Doris & Orega Collection
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2010/06/11 (金) ~ 2010/06/19 (土)公演終了
満足度★★★
タイトルの「ナンシー」とは!?あったかく締めくくるドタバタコメディー。
田舎の銀行人質立てこもり事件を舞台に、犯人と人質、
警察署長を巻き込んだ、ややこしい大騒動。
ありえない無理やりなシチュエーションの連続ではありますが、
バラエティーに富んだ出演者のやり取りを、ゆるく楽しんで
いくと、あったかい結末に辿り着く。
「DORIS&OREGA」の公演は、Vol.3「コースター」
Vol.4「どんまい マインド」も観みましたけれど、
企画制作もしている西村雅彦さんの人柄もにじみ出ている
ような「可笑しくて優しい」「不器用でかっこよくない」
ところが、いいところです。
西村雅彦さんは、虚勢を張りながらがんばりつつも
右往左往している姿がなんとも可笑しい。
飯島直子さんは初舞台、背負い投げは微妙?
岩佐真悠子さんは、ポイントポイントを抑えての好演。
「ヨーロッパ企画」の本多力さんは、見かけによらず
普通の役!一生懸命さにどこかペーソスがにじむ。
もっと他での芝居、もっと違った役を観たいですね。
デビット伊東さんは、銀行のしがない支店長。
部下を心配している体で、自分の立場を心配している
小心者というのも良くあってます。
アット・ホーム・アット・ザ・ズー
シス・カンパニー
シアタートラム(東京都)
2010/06/17 (木) ~ 2010/07/19 (月)公演終了
満足度★★★★
有名な「動物園物語」に40年後に追加された一幕目は本邦初演。堤X小泉,堤X大森の二人芝居
この豪華で面白い顔合わせで小劇場という贅沢。
そして、二人芝居×二幕という構成。
シンプルな舞台装置の会話劇。
有名な「動物園物語」に40年後に一幕目を追加して、
二幕構成の作品にするという作者の勇気と挑戦に
驚きます。
そして、堤×小泉、堤×大森の二人芝居が見物。
とはいえ、堤さんは受けの演技が中心(特に二幕目は)。
第一幕「ホームライフ」は、夫婦の会話劇。
あの二幕を前提にこういう内容を書くとはどういう発想だろう。
平凡な幸せに、より刺激のある幸福を望む妻。
はっきり言って、ニューヨーカーの贅沢な悩みだ!
それに相反するように、第二幕 動物園物語(出演:堤、大森)が来る。
都会の孤独と狂気を感じつつも、どこにでもある話しにも思う。
…途中までは。
会話の積み重ねで、表面は平穏なニューヨークという都会の、暗い部分を抉り出すようだ。
エラーメッセージ
tea for two
「劇」小劇場(東京都)
2010/06/17 (木) ~ 2010/06/20 (日)公演終了
満足度★★★★
わかりやすい「わかりにくさ」
3連の3人芝居、
とてもルーズなつながりを持たせて・・・。
取違いのわかりやすさから
真実のわかりにくさまで、
見事に織り上げられておりました。
ネタバレBOX
第一話はある意味シンプルで、
医者の嘘について、
それが確認できる
明確に法則が示されていてわかりやすい。
わかりやすいからこそコミカルで、
意図せざるがん告知というシリアスな部分を含んでいても
作劇の秀逸さがしっかりと笑いを運んでくれる。
第二話では、
取違いの事実が明示される一方で
なにが隠され何が真実となったのかは
曖昧にされます。
捉えられた妻、弁護士、夫・・・、
関わる人間のそれぞれの事情が
行き違いを複雑にして、
その中にシンプルな真実が埋もれていきます。
コスプレネタなど、下世話に笑えたりもするのですが、
夫婦の関係がそんな風に生々しいだけに
真実が埋もれていく感覚にリアリティが生まれて・・・。
三話目に至ると
マスメディアの力までが絡んで、
取り違えの結果が公然と真実の衣を着てしまう。
賞を受賞したことで賞賛されインタビューまでされた女性と、
二話で逮捕された女性と見間違えられ
現場にいた犯人として姿を放映されてしまった女性。
しかも、物語は単純には終らない・・・。
間違って賞賛された女性の真実は単純に正されるのですが
そこには、霧散した賞賛に置き去りにされた女性の心情が浮かぶ。
そして、犯人として姿を放映された女性のインタビューからは
観る側が知りえなかった事実が浮かび上がって・、
それは状況証拠としての彼女の犯行を暗示しているように思えて
どの物語も、話の結末は描かれません。
第一話でガンの告知を受けた看護士が
その後どうなったのかもわからないし、
第二話で獄中の妻が釈放されたのかはさだかでない。
第三話でも、賞賛を受けた女性のその後や
犯人として放映された女性によって語られたことの結末は、
明示されないのです。
真実はとてもシンプルなことだと思うのですよ・・・。
でも、この物語たちからは
当たり前のように生じる善意・悪意をとりまぜた
思い込みや取違いに
真実への確信がいともたやすく曖昧になっていく姿が
描かれていて、
言葉では表現できないような不安定な感覚に
愕然とするのです。
3つのエピソードに緩やかなつながりを持たせるのも
うまいと思う。
様々なレベルでの誤りの重なりに取り巻かれている感触が
観る側を幾重にも浸蝕していきます。
役者にも取違いの事実を語るに留まらず
事実の質感を作り出すだけの力量があって
コメディタッチの口当たりのよい導入部分から
ぞくっとするような
それぞれの視座へと確実に観客を導いていく。
語られない結末は
埋もれたままの真実の
忘却への暗示にも思えて・・・。
作り手のしたたかな企みと
しなやかな作劇の手腕に
舌を巻いたことでした。
Return Card~彼らからの手紙~
TEAM 54 Produce
HEP HALL(大阪府)
2010/06/18 (金) ~ 2010/06/20 (日)公演終了
満足度★★★★
笑った★
シリアス?と思いきや、笑った
ネタバレBOX
元、高校球児5人の話
5人の元に手紙が届き、20年ぶりに部室で再会する事に
差出人は誰なのか?
また集合させた目的は?
元高校球児達は今、それぞれの事情を抱えていて
一人は麻薬の運び屋をやっていて、その事で呼び出されたんだと、ナイフをつきつけ登場したりと
ミステリアスで、重い感じの始まりでしたが
合間に、ヤナギブソンのアドリブを挟んで笑いを取る方向に・・・
って、スベリっぱなし!だがやめない(爆)
心臓強いわぁ
そして話もおかしな方向へ
高校の時、乳首狩りをして、片乳首が無くなった話が出てから
乳首狩りの実演を客席乱入でやった
洗濯ばさみを乳首に挟んで、お客さんにひっぱってもらってた(爆)
そして、ゲストの兵頭が登場
ひたすらコントで笑いっぱなし
キャストも兵頭が何やるのか、よくわかってなかったみたいで
結構、アドリブな感じだったけど
兵頭目的で見に行った私には
ツボ中のツボで、兵頭の笑いは鉄板
本気で面白すぎた~
あとは、耕陽さんの早着替えも見所です
ドリフのコントみたいでした
ま、結局、兵頭がみんなに手紙を出して
20年前のホームランボールに当たったんで、ボールにサインして欲しかったっていうオチ(笑)
HEP FIVEの狭いホールでやるお芝居に3500円って高いなって思ったんだよね
でも、そこそこ名前の知れた人達が出てるから、こんなもんかな?って
見終わった後は十分満足!
もう一回見たいって思った程でした
お芝居終わった後、耕陽さんが直接パンフ売ってサイン入れてたりと、
フレンドリーな感じも良かったです
組曲「空想」
空想組曲
OFF OFFシアター(東京都)
2010/06/16 (水) ~ 2010/06/22 (火)公演終了
満足度★★★★★
エレガント
今回初めてこの劇団を観たのですが、脚本も演出も役者も素晴らしかったです。
笑いを取りにいくところは多少やり過ぎに感じる所もありましたが、全体的には押し付けがましくない表現で素敵でした。
大枠はあるカップルの物語ですが、細部では色々実験的なことも試みていて、「物語・役者」重視派にも「構成・演出」重視派にも楽しめる作品になっていたと思います。
終盤の回想シーンの連続は舞台ならではの演出で、ぞくぞくしました。
そして最後の「連弾」が冒頭の「独奏」のヴァリエーションになっていてサラッと終わるのが、エレガントでした。
The Heavy User
柿喰う客
仙行寺(東京都)
2010/06/19 (土) ~ 2010/06/19 (土)公演終了
満足度★★★★
なるほど
演技とダンスで、言葉がなくても伝わる世界。海外公演でもこの内容ならお客さんに通じますね。納得
大岡越前
劇団俳優座
三越劇場(東京都)
2010/06/10 (木) ~ 2010/06/26 (土)公演終了
満足度★★★★★
満を持して
俳優座といえば加藤剛、加藤剛といえば大岡越前ですが、俳優座の舞台で加藤剛さんが越前を演じるのは初めてだそうです。もともと上演予定だった作品ができなくなり、苦肉の策のように思っていたのですが、それは俳優座、見事な仕上がりでした。少し前に「沈黙亭のあかり」という現代劇を上演して、集団自殺を題材にしていましたが、今回は時代劇で冤罪を題材に。さすが「新劇の劇団」です。それと、親子とは、こんなにも声が似るものかと改めて感じた舞台でした。
フツーの生活
44 Produce Unit
紀伊國屋ホール(東京都)
2010/06/18 (金) ~ 2010/06/23 (水)公演終了
満足度★★★★
真っ向勝負
予備知識なく初見。中島さんの作品は何度か拝見していましたが、こんなにも骨太な作品は初めてでした。“沖縄”について、多少は本やテレビで知る機会はありましたが、戦争の実際を舞台で観たのは初めてな気がします。福島さんの役が国民学校の先生で、主人公の少年を軍国少年に育ててしまった苦悩がひしひしと伝わってくる、名演でした。
夢の痂(かさぶた)
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2010/06/03 (木) ~ 2010/06/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
井上さんのメッセージがストレートに響く
「東京裁判三部作」の最後にふさわしい、素晴らしい音楽劇。
楽しい歌や笑いの中に、メッセージが光る。
ネタバレBOX
大本営の参謀・三宅が終戦直後、敗戦の責任を取って自害しようとするが助かってしまう。
その後、親戚の骨董屋の手伝いで屏風を、元大地主で、旧家の主人に売りに行くことになった。
売りに行った旧家には、30をすぎても嫁がない娘(国語文法の教師・絹子)がいる。彼女がお見合いを断っているのは、思いを寄せる男がいたのだが、戦争で失っていたことによる。
その旧家には、天皇の東北巡幸の際の宿泊場所になったとの内定が来る。
かつて大本営の参謀だったことから、天皇陛下のことをよく存じ上げているということで、絹子から、陛下をどのようにお迎えすればいいのかアドバイスをしてほしいと頼まれる。つまり、陛下をお迎えするための参謀になってくれと頼まれるのだ。
元参謀の三宅は、陛下に扮して予行練習を重ねていく。
実は、絹子は、陛下に一言申し上げたいことがあったのだ。
「東京裁判三部作」の中の最後の作品にあたるのだが、前2作とは異なり、直接的に東京裁判が出てくるわけではない。
しかし、東京裁判で裁かれる者(裁かれるはずの者)について、ラストの娘の訴えによって明らかになっていくのだ。
戦争の責任が誰にあるのか、という主張は、「陛下に一言謝ってほしい」という娘の願いに込められている。
責任があるから謝ってほしいということなのだ。しかし、それは、大元帥であった陛下に責任があるということだけを主張しているのではない。
一番上の者が謝れば、その下の者も、また、その下の者、そして、国民すべてが責任について考えることになっていくという主張と、陛下の一言が、国民にとっての救いになり、復興の原動力になる、という主張は重い。
東京裁判について国民の多くが無関心だったこともあるのだろう。
そして、国語文法の教師である娘・絹子が主張するのは、文法から読み解く日本語と日本人の特性だ。
例えば、「日本語には主語がなくても成り立つ」から「主語は隠れやすい」。そして隠れる場所は「そのときの状況」である。ということ。
また、8月15日より前は「本土決戦は日本人の使命である」と主張していたスローガンの中の「本土決戦」を、8月15日をすぎれば、「デモクラシー」と入れ替え「デモクラシーは日本人の使命である」をスローガンとしても通じてしまう。
日本語は名詞に「は」を付ければ簡単に主格になってしまう。つまり、その時々に一番強い言葉に「は」を入れてしまえば、りっぱなことを言っているように見えてしまうということ。
だから、戦中と戦後にまったく反対のことを主張していたとしても、それには誰も違和感を感じないということなのだ。
それらの中で、われわれが感じ取らなければならない「戦争の責任」。
「誰に責任がある」と戦犯を捜し、糾弾することではなく、戦争にかかわったすべての人に責任があるということからスタートすることの大切さ、つまり、そこからスタートすべきであったということを示しているととらえた。
そうしたことをきちんと済ませてこなかったこと、についての問い掛けや反省が、この舞台に込められているのではないだろうか。
「主語を隠してしまう」と言う、その気分と気持ちは今も日本人の中に続いている。
つまり、きちんと反省してこなかったことで、また、簡単に主語を状況や に隠してしまい、同じ過ちを繰り返していく可能性があるかもしれないということだ。
ラスト近く、絹子が陛下に扮している元参謀の三宅に問い掛け、三宅がそれに対して思わず答えてしまう展開は、笑いながらも、笑えないという、重さがある。
井上ひさしさんの、強いメッセージが台詞に乗り、見ている者の心にぐっとやって来る。
音楽劇という、一見優しいカタチをとりながら、その実とてもきつい真実を述べている、本当にいい作品だと思う。
全回ともにラストに共通する歌もよかった。しんみり。
『海の讃歌(オード)』
京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター
京都芸術劇場(京都芸術大学) 春秋座(京都府)
2010/06/19 (土) ~ 2010/06/20 (日)公演終了
満足度★★★
京都で観ました。
最小限の光、音。
すべてを削ぎ落としたからこそ、浮き出て見えてくるものがある。
逆に力強さを感じました。
裂躯(ザックリ)
乞局
笹塚ファクトリー(東京都)
2010/06/16 (水) ~ 2010/06/21 (月)公演終了
満足度★★★
親を恨む若者同盟
ここ何作かちょっと物足りなくて、作者の身辺の変化(結婚したり、子供ができたり)と関係があるのかなんて余計なことまで心配したが、今回はなかなか面白かったのでひと安心。
もともと暗く歪んだ世界観が作品の特徴だったが、今回は妙に明るくはじけたところもある。
作品世界が独特なので、以前は公演チラシにあらかじめ状況設定を詳しく書いたりもしていた。今回は劇団のホームページに、短い小説形式でいわば物語の前日談が掲載されている。
ネタバレBOX
親に恨みを持つ青年男女の同盟とでもいうか、そんな集団が古い民家を根城にして共同生活をしている。メンバーの一人が両親に猛省を促すべく、彼らをアジトへ拉致してきたのがことの発端。
客席を二つに分ける和風の舞台装置が一種独特。渡り廊下のようでもあり、縁側のようでもある。障子戸に人影が映ったかと思えば、障子戸の紙の部分を取り外すと、今度は木の枠組みが座敷牢にも見えてくる。
最初は拉致された両親、特に父親の反応を見て、ドメスティック・ヴァイオレンスの家庭かと思ったが、実はそうではないらしい。共同生活をする男女の行動を見ていると、むしろ自立できない若者たちがその原因を親に求めて、逆恨みしているようにも思えてくる。
若者たちの共同生活ぶりにはちょっとカルト集団の匂いも感じるが、しかし教祖的な存在がいるわけではない。自分たちをブラピとかMJとか外国ふうのあだ名で呼び合っている。場面によってあちこちの方言をしゃべっていたのはどういうことなのかよくわからないが、集団の異様さを示す効果はあったようだ。
人間関係がうまく築けない彼らは当然ながら異性と付き合ったこともない、童貞と処女ばかり。両親を拉致してきた娘はそんな中ではむしろ行動力があるといわなければならない。母親の不倫相手を見つけ出し、彼と関係を持ち、結婚話にまでこぎつける。動機は親への復讐だったのかもしれないが、怒りを行動に変えることで自立の方向が見えてきたようにも思える。不倫相手を仲間に紹介する場面では、まるで彼のライブステージのようなすっとぼけた演出で、周りからは囃したてたり励ましたりの声が飛ぶ。そういえばミラーボールも天井から降りてきた。ふつうなら深刻なストーリーが展開するところを、ちょっとシュールでコミカルな描き方になっているところが、これまでにない作風の変化ではないだろうか。
結局、拉致された両親が解放されるわけでも殺されるわけでもない。作者が描きたいのはそういうストーリーではなく、特殊な状況を設けることで、親や家族について感じるあれこれを顕在化できればそれでいい、ということだろう。
テーマ的なものとは別に、役者陣の演技も見所だった。両親(井上裕朗、石村みか)と娘(中島佳子)、青年男女(石田潤一郎、三橋良平、河西裕介、岩本えり、加古みなみ、笹野鈴々音、墨井鯨子)、不倫相手(下西啓正)、その妻(西田麻耶)、偶然巻き込まれた建築事務所の男(佐野陽一)。
スカ☆ブラ
グレコローマンスタイル
西鉄ホール(福岡県)
2010/06/18 (金) ~ 2010/06/20 (日)公演終了
満足度★★★★
ミュージカル風になるのかと。
思ってましたが、スカと三撥の演奏、ソウルスプラッシュクルーのダンス良かったと思います。
ネタバレBOX
芝居というよりもショーでした。
よさこいは、いつも芝居に関係ないところで導入されることが多いのですが
本作は三撥のパフォーマンスにマッチしてかっこよかったです。
予想外にチョット長い時間だったので幕が下りて走って帰らねば成りませんでした。開演時間が早いとゆとりがある鑑賞ができたのにと。
組曲「空想」
空想組曲
OFF OFFシアター(東京都)
2010/06/16 (水) ~ 2010/06/22 (火)公演終了
満足度★★★★★
洒落た雰囲気が良かった
大人のお芝居を堪能しました。
役者さんのポテンシャルが余すところ無く
出ていたような感じを受けました。
最近、観たお芝居では出色でした。
-初恋
Cucumber
大野城まどかぴあ(福岡県)
2010/06/19 (土) ~ 2010/06/19 (土)公演終了
満足度★★★★
ゲイの設定はありますが。
設定を超える人間模様が観れ、最近の土田さんの戯曲とは
違った一面でも安心して観れました。
ネタバレBOX
本作の田中美里さんは気持ちが全面に表現されていて良かったです。
今井さん、犬飼さん、片桐さん、奥村さんのゲイ役の演技も笑えます。
千葉さんの役ははじけすぎで住人が嫌がるのも良く分かる。
おふとんのなか
演劇企画集団LondonPANDA
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/06/17 (木) ~ 2010/06/20 (日)公演終了
満足度★★★★
箱の中は現実・・・
ネットゲームがわからなくとも、十分楽しめました。
王子小劇場を贅沢に使ったセット・・・架空と現実良かったです。
サウイフモノニ・・・
劇団チョコレートケーキ
テアトルBONBON(東京都)
2010/06/16 (水) ~ 2010/06/20 (日)公演終了
満足度★★★★
充実!!
静かななかに、確かな物語の流れに引き込まれて行きました。
ザ・キャラクター
NODA・MAP
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2010/06/20 (日) ~ 2010/08/08 (日)公演終了
満足度★★★★
初日! 宮沢りえさん凄い!
公演時間、休憩なしの2時間10分。以下ネタばれで。
ネタバレBOX
まず
今まで見た野田作品の中では、1番重苦しかったです。
見終わった後のしばらく、気分が重かったです。
前半は、町の小さな書道教室とギリシア神話の世界を絡めて
結構笑い起きてたし、なんかビデオ観た「夢の遊眠社」みたい。
で後半は 重苦しく、時間が流れるのが遅く感じる。
公演時間休憩なしの2時間10分だが、体感的には3時間くらいにも思えた。
これは、野田さんの演出の力もあるし
役者の人たちの演技による所もあると思う。
特に宮沢りえさん!やっぱりこの人凄い!
初日なのに一人だけ完成形みたいな。
でも、
今回のストーリー、なんかなあ。。。
物語の核心部分がもろあの話なんだもん。
野田さんがここまで具体的に実際の事柄を作品に盛り込んだ事って
あったのかな?
誰もが知ってる事件でこれまで映画やら小説やら
いろいろな形で取り上げられている題材。
きっと野田さんだから何かしらの意図があったと思うが
正直「いまさら」という感じもなくはない。
舞台装置は
書道ということで、紙と筆と墨などを使って面白かった。
さらに動いたり変化するのかと思ったら、意外にそのまま。
全体としての感想は
後半あれだけ緊張感つくれるのはさすがと思うが
突き抜けるほど何かはなかった。(うまく表現できないが)
“P”s
ナノスクエア
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2010/05/25 (火) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
満足度★★★★
あたたかい気持ち
戦争のイメージが強かったですが、いざ物語が始まると…あたたかい気持ちになりました。
君といつまでも
バジリコFバジオ
駅前劇場(東京都)
2010/06/17 (木) ~ 2010/06/21 (月)公演終了
満足度★★★
初見
ちょっと詰め込み過ぎだったか。散りばめられたアイディアの数々は好きでした。