最新の観てきた!クチコミ一覧

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「時苦想パズル」

「時苦想パズル」

劇団テアトル・エコー

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2010/07/29 (木) ~ 2010/08/04 (水)公演終了

満足度★★★★

不思議な時間・・・
この時間のなかに自分が振り回されていたら・・・きっと同じ決断をしただろうなぁ~としみじみしていたら、ラストにゾゾゾ~
熊倉さんはじめベテランの方たちのお芝居に大笑いしながら、時には考えさせられながら、あっという間に時間が過ぎていました。

『Good+Will...中野支店』 

『Good+Will...中野支店』 

Infinite

ザ・ポケット(東京都)

2010/08/04 (水) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

会社が終わる時
今はなきあの会社の実名が登場するのでビックリ。人の使い方、搾取の仕方、社会や会社、そして人間のゆがみが、笑いというオブラートにくるまれてやんわりと語られていたが、表面的には笑えても、実は笑えない自分がいた。明日は我が身だもん。西日が射す夕方や徹夜明けの朝方という時間を照明がとても雄弁に表現していた。少し前に上演された王子支店バージョンも見に行けばよかった。

BARAGA-鬼ki- 再演

BARAGA-鬼ki- 再演

演劇集団Z団

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2010/08/06 (金) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

迫力の3時間
新撰組ものは私が体験するだけで年に2〜3作はあるが、これは傑作のひとつ。土方役をはじめ、沖田役、斉藤役のイケメンぶりだけでなく、小僧役やスリ役の女優陣のアバレっぷりも見る価値あり。滅びの物語の中に笑いもあり、でもやはり志半ばで滅んでいくシーンにはちょっとウルウル。

自称女優

自称女優

江古田のガールズ

「劇」小劇場(東京都)

2010/08/04 (水) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★

いきなり歌う気まんまん!
歌!選びたくねえ~。ピンポン入れたくねえ~(笑)こんな事を思いながらも観に来ている事実。まあ~ある意味怖いもの見たさだけど(笑)まあ歌は別として(浦ちあきさん見ていた)公演自体は面白かったかと。

サーフィンUSB

サーフィンUSB

ヨーロッパ企画

本多劇場(東京都)

2010/08/04 (水) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★

会場・セットには負けてます。
変わらず、細かいこだわりの笑いで綴られていましたが
会場は大きくなったのに、笑いの連続というか終盤の盛り上がり
「えぇ!?」が続くパターンが全くなかった。
E企画はラストのオチが弱い(静かに終わるので)からそこ大事なのにね。
次回は駅前だからいいんじゃないかと思うけど、セットにお金かけるなら
最後にAKIBAドームがどうにかなっちゃう仕掛けでもあれば笑えたのに。
東上から見続けて一番低空な感じででした。

パーティーが始まる

パーティーが始まる

TOKYO PLAYERS COLLECTION

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/08/03 (火) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

PLAYERS COLLECTION
魅力的で素敵な役者さん(PLAYERS)を集めて(COLLECTION)
競泳水着とは違うけれど上野さんのテイストを感じさせる
良いお芝居でした
あとバナナ学園以外での前園サンもいいですね
今後もいろんな役者さんとの新しく素敵な舞台を期待しちゃいます

ネタバレBOX

始まってすぐの実際の人物と心の声の人物の登場にやられてしまいました
狂騒パレード

狂騒パレード

メッテルニッヒ

明石スタジオ(東京都)

2010/08/05 (木) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★

コメディにしては笑えない
物語自体に脈絡がなく、序盤から終盤まで飽きっぱなしだった。主軸が何処にあるのか掴めず全体的に散漫で、構成も練が甘かった。突っ込んで言わせてもらえば、笑いにセンスがない。かといってナンセンスな笑いか?というとそうでもない。コメディとして立ち上がってないし、ホラーとしても弱い。しかも登場人物の全員が好きになれないキャラクターなのだ。面白かったのは、ササキとバイト君の蜜月のみ。

自称女優

自称女優

江古田のガールズ

「劇」小劇場(東京都)

2010/08/04 (水) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★

別段目新しいわけではないが
キャストが秀逸、クドイ人間しかいない。ただ、ほかの方が言っているように、後半しつこかったかな、と思ったり、

ネタバレBOX

三谷作品の「マトリョーシカ」を彷彿とさせた。
12人の優しい殺し屋

12人の優しい殺し屋

ホリプロ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/08/07 (土) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★★

なかなか楽しめました
赤坂REDシアターの狭い通路は、花でビッシリで通りにくいし、入り口は、ポスターやパンフレットを買う若い女性でごった返しているし、アンケート用紙は、40代以上は、10羽一からげだし、あー、やっぱり、自分のような高齢者は場違いだったかと後悔しそうになりましたが、始まってみると、なかなか楽しめて、久しぶりに、アフタートークまで、満喫し、何だか気持ちが若返った感じでした。

若いアイドル俳優さんばかりなので、学芸会演技なのかと心配しましたが、いやいや、皆さん、なかなか堂に入っていて、感心しました。
それに、全員、滑舌がバッチリ!!
これは、ベテラン役者さんや、小劇場の役者さん、もっと実力つけなきゃダメだよと、思いました。(笑)

今回の出演者は、木村了さん以外は、存じ上げない方ばかりでしたが、4人の殺し屋も、それぞれ、役をそれなりに生きて舞台にいらして下さり、ほっと一息!
それに、個人的に、感慨無量だったのは、大石吾郎さん。私の高校生時代に、朝の情報番組に出演されていた大石さんの声に送られ、通学していたので、まさか、こんなところで、再会を果たすとは思いませんでした。なかなか味わいある中年俳優さんになられていて、嬉しくなりました。

それにしても、木村了さんの、役者オーラと言ったら…。この人で、この役が観てみたいという、願望的妄想が幾らでも膨らみます。
近い将来、ホリプロを背負って立つ大スターになられる気がしました。

ネタバレBOX

「12人の優しい殺し屋」に関する知識は皆無なのですが、どうやら、殺し屋は、12人いて、今回の舞台は、その内の4人が、特命を受けて、犯罪者の木村さん扮する、風間芳樹を制裁するという話で、また、次回は別の殺し屋が活躍するシリーズ化第一弾のようでした。

川村さんは、天才俳優役には、かなり無理を感じたものの、設定をアイドル俳優にしてもらえれば、文句ない演技。ニヒルな精神科医役の鈴木さん、売れっ子ホスト役の前田さん、実直で、職人気質の料理人役の菊田さんの、後の3人の殺し屋は、それぞれ、役どころをしっかり押さえた演技で、正直、驚きました。

会場のお客さんを巻き込む、ホストクラブ「ミラージュ」の場面は、とても楽しくて、ホストクラブ未体験の私は、思わぬ、疑似体験をさせて頂きました。(笑)
木村さんのようなホストがいたら、はまってしまう女性心理もわかるような気がしてしまいました。
客席から、木村さん扮する№1ホストが登場した時は、ちょっと平常心でいられませんでしたから…

やたら、暗転が多い舞台でしたが、そんなに、気分がそがれることもなく、結構、照明や音楽も、レベルが高かったので、これで、4000円なら、手ごろな娯楽的観劇にはもってこいなのではと思います。
狂騒パレード

狂騒パレード

メッテルニッヒ

明石スタジオ(東京都)

2010/08/05 (木) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★

末広がりの?
メビウス公演と、銘打ってましたが、広く・・・広く・・・

ネタバレBOX

広げ過ぎて、広く浅くになって、しまった感が、否めません。初見なので、今までの作風が、わかりませんが・・・、日常芝居だからこそ、わかり易い半面、誤魔化し効かない怖さが、ありますよね。犬好きの私は、ヨネスケの行動は、理解できるけど、ラストの姉妹が噛みつかれたいのは・・・???等等??

魅力的な役者さんは、いるので、今後に期待します。
Hit Hit ヘルメットスマイル

Hit Hit ヘルメットスマイル

創像工房 in front of.

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/08/05 (木) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★★

青春の蹉跌
学生運動華やかなりし時代(斜陽を迎えつつあったのかな?)を背景に、
暴力の連鎖に呑み込まれていく若者の夢と希望。
俳優陣の気持ちの入った演技が胸に迫る。
エモーションの一点に関していえば、
今回の慶應を超えてくる団体は出てこないのではないかと思う。

ネタバレBOX

兄と口のきけない妹の間にあるわだかまりの原因が分からなかった。
何か見逃してる?
ザ・キャラクター

ザ・キャラクター

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2010/06/20 (日) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★

これで9,500円は高い!!
すでに40人ものこりっちユーザーが感想を書いている公演。ざっと目を通しただけでも、「同じものを観ても、感じ方・受けとめ方は本当に人それぞれ」と、当たり前の事実に改めて感慨を受けます。

個人的には、今回の野田作品には全くといってよいほど面白さを感じませんでした。これでS席9,500円は、あまりに内容に見合っていない。農家の嫁さんがおっしゃっているとおり、チケット代のかなりの割合は、有名人を生で目にする「舞台挨拶」を見るために払っているようなものと感じました。

物語として選んだモチーフだとか、言葉遊びを豊富に用いた脚本、あるいは俳優の演技に本質的な問題があったとは思いません(必ずしも名前のある俳優を起用する必然性は感じませんでしたが)。それよりももっとシンプルな理由―単に芝居の作りこみが甘いまま本番を迎えてしまい、ここまで来てしまった―を強く感じました。「このシーンのこの箇所はもっと丁寧に作らないと・・・」というところが芝居全体でおそらく何十もあって、そういう部分の積み重ねが全体のクオリティを下げてるような気がしました。

野田さんは東京芸術劇場の芸術監督になってとても忙しいとは思いますが、何ヶ月もワークショップを重ねて「THE BEE」を創ったような、演出家としての矜持をこれからも大切にしてほしいと思います。

徒然なるままに…

徒然なるままに…

川崎インキュベーター

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2010/08/04 (水) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★

若干の違和感あるも後半でクリアか?
コメディタッチとの事前情報の割にはいきなりハード…という導入部から一転しての笑いの多い前半には若干の違和感を禁じ得ず。
が、その分、終盤の反戦メッセージが強調される感じ?
前半で笑った「あのエピソード」が終盤でそんなにも哀しく演じられようとは誰に予想できようか?
ラストの母と妻、それにコンペイトウも切ない。
また、白虎と朱雀でかなり印象が異なるのは完全ダブルキャストの醍醐味と言えよう。

パーティーが始まる

パーティーが始まる

TOKYO PLAYERS COLLECTION

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/08/03 (火) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★

旗揚げから観れたトープレ
王子小劇場 佐藤佐吉演劇祭2010 オープニング作品ということで 、
はりきって!?友人を連れて、初日に観劇。

まずは、王子小劇場 佐藤佐吉演劇祭2010 オープニングおめでとうございます!そして、トープレことTOKYO PLAYERS COLLECTION 旗揚げおめでとうございます!

上野友之氏(劇団競泳水着主宰)の学生時代の自伝的なお話だそうで。
頭とこころの中をのぞき見させてもらったような、
甘酸っぱくて、ワクワクする脳内パーティーでございました。
いろいろ妄想して作っては壊し…作っては壊し…そしてついに。
学生の頃の倦怠感とか焦燥感とかドキドキ感とか、
ピュアな部分の感情の葛藤が繊細に丁寧に美しく書かれていて、
爆発的な強さとかはないけれど、ワクワクしながら学生の頃を
ちょっぴり思い出しながら楽しい時間をすごせました。

今回、女優のみなさんが特に魅力的。
渡邊とかげさんカナリよかったなぁ。中性的で魅力ある女優さん。
同じく中性的な前園あかりさんも。清水久美子さんの美エロな感じも、
どーんとかまえたトニーこと富永瑞木さんも良かった。
男性では金丸慎太郎さんが気怠くて魅力的だったな。

閉演後、オープニングパーティーにちょこっと参加。
出演者、STAFF、観客、劇場主催者がみんな集まって乾杯!
ビール&お菓子&DJ ごちそう様でした!楽しかったぁ。
一緒に行った友人も楽しかったみたいでひと安心。

★わたくしごとですが、旗揚げから観れることは、
最近 観劇しゅみを復活させた私にとってとてもとても特別なこと。
知り合いが出ている以外の小劇場は観ていなかったので、
話題の劇団を今から観ても過去の作品と見比べられないわけで。
「前の、、、、の方がよかった」とかの批評を観てぽかんなわけで。
ちんぷんかんぷんなわけで。必死に過去をググったり、聞いたり、
DVD探したり、演劇雑誌バックナンバーを貪り読んで勉強しますが。
15年のブランクは埋めるコトはできない。
旗揚げから生で観れたトープレ、ずっとずっと観続けたい。

ネタバレBOX

劇場の使い方がとてもおもしろい。
三角の舞台、それを覆い囲む客席。そして今回は2F席も。
王子小劇場は自由自在。いつもびっくりさせられる。
楽しみのひとつ。

主人公 渡邊とかげさんと分身(心の声) 前園あかりさんの
衣装がおもしろい。二つのシャツを真ん中で切ってつなげた
鏡像対称性で。
ノクターンだった猫

ノクターンだった猫

ニットキャップシアター

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/08/06 (金) ~ 2010/08/09 (月)公演終了

満足度★★★

面白い演出
舞台裏の出口を走り回って楽しませてくれます。
一風変った演出ですが、慣れてくると面白さが分かります。
舞台を余すことなく使い切る想いが伝わる舞台でした。

新明治仁侠伝

新明治仁侠伝

劇団め組

吉祥寺シアター(東京都)

2010/08/04 (水) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

お腹いっぱいですぅ〜
日本史の勉強をたっぷりして、終わった時には、大河ドラマをまるまる見たような、満腹感でした。
私は、日本史苦手だったから、へ〜とか、感心することばかり。私だったら、あの時代では、生きていけないわね・・。

劇団め組は、今回初めてで、殺陣はとてもかっこよいし、立ち姿も、シャキとして、皆さんステキでした。

ネタバレBOX

岩倉具視って、あんな人だったの!?昔の500円札の顔を思い出しながら、唖然としました。
Ryoma

Ryoma

ミュージカルカンパニーOZmate

六行会ホール(東京都)

2010/08/07 (土) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★

時代劇を上演するには小粒すぎる
終演後、主宰の挨拶では、「いつかニューヨークへ行きたい。」とちょっとウルウルしながら語っていたから、こうして駄目だしをするのは、とても非情なようで躊躇しましたが、あえて・・・言わせていただきます。そのほうが劇団の為です。

イカはネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

次回公演「Ryoma」の稽古中を描写したもの。だから半分以上が龍馬の幼少の頃から亡くなるまでの物語と稽古の情景を交差しながら芝居は上演された。

まず中国雑技団が使用するような火の鳥ならぬ火の龍の演出は素敵だった。しかしだ、キャストのカツゼツは悪いわ、演技はなってないわ、時代劇に欠かせないチャンバラは下手だわで、びっくりするほど。まず、時代劇を上演するならば、基本、武道の訓練を受けるとかしないと無理でしょ。学芸会じゃあないんだから。

更にキャストの殆どは小柄なものだから、迫力が全くない。きっと時代劇を公演すること自体に無理があるような気がする。だから違った演目ならば、それなりに観られたような気がする。

肝心の龍馬の描写も歴史の上澄みをなぞっただけで、とにかく急ぐように駆け抜けていってしまう。だから、歴史にうとい観客は解らなかったんじゃないか、とも思う。更に公演時間が長すぎ。そうして、極めつけは観客は感動していないのに、演者が自分の演技に陶酔しちゃって、主宰同様、終演後に感涙するという観客泣かせの劇団らでした。

ちょっとシビアな感想だけれど、感じたままを書きました。次回は精進してください。

さらば八月のうた

さらば八月のうた

劇団M.O.P.

紀伊國屋ホール(東京都)

2010/08/04 (水) ~ 2010/08/16 (月)公演終了

満足度★★★

さらば!
前半部分はやや散漫な印象だったが、
休憩後の後半は一気に話が収斂していく。
だんだんと話の核が見えて来て
そしてラストで最後のピースがはまる感じ。
マキノさん、さすがです。

昨年の『リボルバー』に比べるとライトな作品だったと思うが、
こんな別れも悪くないのでは。
「さらば」と清々しく去っていくイメージで・・・。
キムラ緑子さんの魅力全開。
それにしても、やっぱりM.O.P.の役者さんは声が良い!

ネタバレBOX

一曲のうたをめぐる物語。
最初、時間があちこちに飛ぶので
頭の中がなかなか整理できない感じだった。

日替わりゲストはすごく美味しい役だった。
わたしが観た回はStudio Lifeの関戸 博一さん。
彼にはピッタリの役だったと思うけど、
岡森さんも同じ役なのかしら?
正太くんの青空

正太くんの青空

Wit

サンモールスタジオ(東京都)

2010/08/04 (水) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★

秀作ではあるけれど
Witは高橋いさを(劇団ショーマ)の作品を上演していこうという目的で結成されたプロデュース・ユニットで、高橋氏の人気が凄いためか初日終わった時点でチケット完売状態。
パンフにWitのメンバーの1人であるIKKAN(オフィス怪人★社代表)が「この準備期間で、書き下ろし作品なんて間に合うかどうか難しいですよ」と高橋氏が言ったことを明かし、しかし稽古初日の1週間前には脚本が出来上がっていたから、「感動です。天才です!」と絶賛している。実際に観てみると、なるほどその証言を裏付けるような作品だった。確かによく纏め上げられた秀作ではあると思うが、魚の小骨が喉に引っ掛かったような印象が残り、準備期間が短かったのではないのか?手放しで満点はつけがたいというのが正直な感想だ。

ネタバレBOX

パンフに高橋氏が映画「十二人の怒れる男」のファンで実際の裁判もよく傍聴するので、「裁判劇もどきが作れてうれしいです(原文のママ)」と書いてあるのを開演前に読み、大いに期待した。
いじめを受けたとされる児童の正太の母(永澤菜教)と、いじめたとされる側の2人の男子児童の両親、綱取夫妻(康喜弼/虹組キララ)と藤枝夫妻(IKKAN/四宮由佳)が学校に呼ばれる。正太の母は離婚して弁当屋で働いており、綱取は産婦人科医、藤枝はタレントでNHKの教育番組にも出演しているという設定。綱取の妻や藤枝の夫は、正太の母の境遇を蔑視するようなそぶりを見せる。
学年主任の杉山(杉田吉平)立会いのもと、いじめが疑われる状況説明が担任教師・内堀(ウチクリ内倉)によって行われ、綱取、藤枝側は否定する。気弱で頼りない内堀に代わり、生活指導教諭の井上(おーみまみ)が弁護士並みの弁舌をふるって正太を弁護する。井上は子どものころいじめを受けた経験がある。いじめを裏付ける現場を目撃したと言う用務員の福田(ロッキー)が呼ばれ、証言を行うが、綱取・藤枝側は認めようとせず、両者の主張が平行線をたどり、綱取は正太の母に金を渡して納得させようとまでする。正太の母が教育委員会に訴えると言うと、綱取の妻は教育委員たちは自分の息がかかっているので、正太の母の言い分など信じてもらえないとせせら笑う。絶望した正太の母はカッターナイフを持って綱取と藤枝の子どもが待機している校長室にたてこもる。校長は入院中で、「開かれた学校」を目指して校長室の鍵を廃棄したため、内鍵はかけられるが、外からは開けられないという状況の中、綱取・藤枝家の家庭の事情が明らかになっていく。綱取家は夫の浮気により離婚話が進んでおり、息子の中学入学と同時に離婚することが決まっていた。藤枝の妻は臨月だが、後妻で生さぬ仲の息子に遠慮があり、甘やかしている。監禁中、正太の母が2人の児童に話をして、2人がいじめを認めて謝り、正太の母も出てきてメデタシ、メデタシ。
正太の母がたてこもった時点から設定の都合のよさだけが目につき、失望してしまった。校長不在で内鍵しか掛からない校長室、正太の母が隔離された状況で夫妻が本音を明かす。藤枝の妻の気分が悪くなっても、綱取の夫が産婦人科医なので対応できる。
「十二人の怒れる男」が秀逸なのは、密室状態の中、誰一人席をはずさないで討論が行われ、それぞれの個人的事情や人間性が明らかになっていくからで、この作品にはそういう緊迫感がない。
校長室が空というが、こういう場合は教頭が代行するので不自然だ。しかもこの校長はモンスターペアレンツの問題で心労から入院しているという。現在の学校制度は校長不在を認めず、長期入院などの場合は教育委員会からしかるべき人物を派遣している。
また、この会議にはオブザーバーとして同じような状況を経験したことがある近くの学校教諭が同席している。この役は日替わりゲストで、自分が観た日は矢吹卓也だったが、石川英郎、高橋いさをも配役されている。負担が少ない役ということで設けられたのだろうが、「飴食べます?」と「勉強になりました」いう台詞は言うものの、ほとんど必要性を感じない。「決して発言をしないように」と杉山が最初に釘を刺すが、だったら同席の必要があるのか。それでも途中で発言して会議の方向が変わっていけば面白いと思うのだが。用務員の福田のロッキーのわざとらしい表情も気になったが、ボケの行動が作為的で「お呼びでない?こりゃまた失礼しました!」という植木等のギャグに至っては客席がシーンとなった。学童保育士の佐藤(高円寺モテコ)をヘルパーみたいに遣い、児童たちの世話をさせるが「仕事ですから」と常にふてくされた表情をする。児童の前では愛想のよいお姉さんを演じているらしく(聞こえてくる声で表現)、そのギャップがこの役のミソらしいが、注目する客が少ないのか笑いが起きなかった。佐藤のことを藤枝の夫が「更年期障害だよ」と言う場面があったが、佐藤は若いし、それはないだろ(笑)と思った。
印象に残った俳優を挙げると・・・。声優として活躍する永澤は、声にけなげさと生活感がにじみ出ていてよかった。正太が別れた夫に似てお人好しだと話す場面に胸打たれた。虹組は厚化粧で高慢ちきな教育ママを好演。和服姿も美しいが、着付けで帯のたれが短すぎて隠れ、帯締めの位置も高すぎるのが気になった。IKKANはいかにもいそうな勘違いしたタレントという感じが出ていた。杉山役の杉田も自然な演技で場を引き締める。ただ、最後の杉山と井上の「バカヤロー!」と叫ぶシーンは、ベタすぎて個人的には背中がモゾモゾした。
冒頭、諸注意を3人の母親役女優が人形劇で演じ、この人形が児童役という設定のようだが、最後に校長室の窓に青空をバックに3人の人形が踊る演出がよかった。
2001年-2010年宇宙の旅

2001年-2010年宇宙の旅

東京デスロック

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ 水の広場特設野外ステージ(埼玉県)

2010/08/04 (水) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

地球の時間、10年の感触
映画のごとく地球の中での人に至る時間が描かれ、
さらにはタイトルの10年が刻まれていきます。

夜空の下、拡散することなく
むしろその場所の広がりとともに
過去、現在、未来が観る側に膨らんでいく。

当日ゲストたちの作りだす「今」のテイストも秀逸で。

ちょっと鶴瀬は遠いけれど、
足を運んだ甲斐がありました。

ネタバレBOX

劇場の建物に囲まれた池に、緑の島があってそこが舞台。
ちょっとしたボードウォークのような板張りの場所が
客席になっています。

歩いて劇場まで来た身には
風がとても心地よい。
冷たい飲み物をいただきながら開演を待つその時間に
すでに眼前に広がるスペースの広さに抱かれている感じ。

映画のごとく、人類の黎明の歴史が描かれ、
この星の長大な時間軸が降りてきて、
メインディッシュとなる10年の座標が定められます。
様々な事実や人物の言葉や文章がコラージュされ、
気がつけば、作り手のしたたかな時間の遠近法に
がっつり取り込まれている。

過去の重さをグッズまでつかって背負って
立ち続ける夏目年代記にがっつりとした力があって、
そこに、観る側にとってなじみの深い世界の流れが
違和感なく共振するように重なっていく。
世界の広がりと一人の役者の生きる姿が、
あたかも遠近法の魔法のごとく
すっと一つの絵面におさまって・・・。

しかも世界と個人が、それぞれに埋もれることなく
互いの質感を強調し合っているのが凄い。
そこには、劇場の建物たちに囲まれた広い空間に拡散しない、
むしろその広さを物語のスケールに変えるだけの
力量があるのです。

当日のゲスト3人(山縣・大倉・田中)も、「今」の感触を
構成のシュールさに負けない演技で
作りあげていました。
パフォーマンスに時間を絡める力があって・・・。
投げ銭を集めて水にバラマキ、再び拾い集める感覚、
ラジオ体操を踊り続ける姿、
「今」を語ること、今を生きることの
どこかPopで無機質な感覚も伝わってきて。

「今」感覚がベースになって、
未来が動き始める・・。
登場人物というか役者ひとりずつのたちの姿が
彼らの架空の年代記とともに遠ざかっていく。
空の闇にまで届きそうな
その時間軸の広がりに深く浸潤されて・・・。

作り手の作劇の手練にがっつりと取り込まれてしまいました。

☆☆☆★★◎○●







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