最新の観てきた!クチコミ一覧

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余命1ヶ月の花嫁

余命1ヶ月の花嫁

TBS

世田谷パブリックシアター(東京都)

2010/06/15 (火) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

満足度★★★

ちょっと残念・・・
実話はそれなりに知られているし、映画にもなっているので
どのように演出されるのか注目して観ました。

話の中身を知っているためか、
この2時間がやたらと長く感じられてしまいました。
(長く感じさせてしまう演出、
 つまりはこれといった注目の無い演出、
 材料を生かせていないダメな料理と同じ)

隣の2人連れも中盤以降「長いねぇ」とボヤき、
前の人は舟をこぎ、、、
という状況で、どうも受けは良くなかったですね。

材料を活かした演出になっていれば、と
返す返す残念です。

ネバーランド

ネバーランド

少年社中

青山円形劇場(東京都)

2010/06/23 (水) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

満足度★★★★

覚悟
千秋楽お疲れさまでした☆
何と言えばいいのか…
すでに演劇というより、ショーと言ってもいい気がしました。
悪い意味ではなく。
単に台詞をしゃべる、動くだけでなく、歌い踊り舞う、そういう「芝居でうったえる」という演劇のみなもとを見たように思います。
そして個人的なことですが「あなたを大切に思うのなら、覚悟を持たなくては」
覚悟、という単語をやたら見つける機会が多くて、何なのかと思ってたら。
自分自身が逃げ回っていた「役者としての心構え」から逃げたらダメだよ、と言われた気がして、途中からそわそわ。
大人になる覚悟もなければ、子供のまま遊びまわる無邪気さとも無縁だった自分に、「良い加減にしなさい」と諭して尻を叩いてくださった。
個人的には「機械城奇譚」みたいな、ミクロな舞台でおおごとが起こる話のほうが好きだし、そもそも毛利さんのオリジナルな物語が好きなので、次回はぜひともオリジナル!!
シャチキスも楽しみです。

『博多テクニカ女王街ラバー』(無事終了しました!)

『博多テクニカ女王街ラバー』(無事終了しました!)

劇団ぎゃ。

ぽんプラザホール(福岡県)

2010/06/24 (木) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

満足度★★★★

マーメイド
田坂らしい脚本、それも博多に挑みましたか。
田坂が書いた本を雪絵が攻略するという図式が見えて面白かった。
知らなかった博多のエピソードもあったし。
ただ、ちょっと長かったかな。

リア

リア

理生さんを偲ぶ会

座・高円寺1(東京都)

2010/06/24 (木) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

キム・アラの演出にしびれる。
 岸田理生の戯曲を韓国の実力派演出家キム・アラが演出するという面白い企画。キム・アラは韓国のと言うより世界的演出家。複合ジャンル音楽劇という手法を産み出した演出家だが、今回もその複合ジャンル音楽劇を堪能出来た。

 全ての演出が刺激的だったが、特にオープニングとラストで、座・高円寺の会場入り口を大きく開き、ロビーさえ、ステージの一部として使った演出にはしびれた。

男と女と浮わついた遺伝子

男と女と浮わついた遺伝子

熱海五郎一座

サンシャイン劇場(東京都)

2010/06/18 (金) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★★

どこまでが台本!?
どこまでが台本で、どこからアドリブなんだか、境目が分からない。ド頭から、旬なネタもあり、最後まで楽しませてくれました。ほぼ笑いっぱなしの2時間半でした(アドリブのおかげで確実に長くなってます)。

ネバーランド

ネバーランド

少年社中

青山円形劇場(東京都)

2010/06/23 (水) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

満足度★★★

責任か…
円形劇場を満遍なく使うのはすごいと思います。
観ていてなんか切なかったです。話がというより、リアルに年月が流れたなぁ~と思わせる感じが。
まだ引退しないでね、と思ってしまいました。

しょっぱなから予想がついてしまうのがどうも…。

ザンノさんの全部持っていくかんじが好きです。
フック船長が某海賊映画の人のようでなかなか格好よかったです。

ネタバレBOX

史上最大というのは人数…?
昔はけっこう配られるパンフに説明書いてくれていたけれど、最近はないのですねぇ。。要予習かな。

微妙にメタボって(笑)
気になって見てしまうじゃないですか。

ラストの井俣さんがイケてました。
ミュージカル「アトム」

ミュージカル「アトム」

わらび座

新宿文化センター(東京都)

2010/06/19 (土) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動しましたよ〜
アトムの優しい心は、かなり胸に響きました。
差別はよくないとか、暴力では何も解決できないとか、分かってはいるけど、今回改めてアトムに教えられました。ストーリー、楽曲とも、とても良いし、みなさんの歌やダンスは、ほんっと素敵でした。

この日は、課外授業でしょうか、たくさんの学生さんが客席にいらっしゃいました。このミュージカルは、子供から大人まで楽しめますが、なるべく早いうちに出会ってほしいな〜と思いました。

天聖八剣伝

天聖八剣伝

エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ/ネルケプランニング

天王洲 銀河劇場(東京都)

2010/06/19 (土) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

満足度★★★★

満足。。
きださんの作・演出&西ノ園さんが観られるというので観劇。
2時間内で8人の天聖のキャラがしっかり描かれていていて。。
あぁなるのかなぁ、こぅなるのかなぁという予想が当たったりハズれたり。
楽しい二時間でした。観劇後感も満足。。

ひさしぶりに西ノ園さんが見られてよかった!
黒須さんと大河さんの動きに目を奪われました。

ネタバレBOX

ユカイさんの短いの、長くなるのかなぁと思ったらヤリ!
こういうの好きです。

西ノ園さんのメスのネタがうけました。

剣持、動きにキレがあるのになぜかどうしてもTKOの木下に見えてしまった…。
恋する剥製

恋する剥製

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/06/22 (火) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

丁寧に丁寧にデタラメ
観て来ました!初見でした。

演劇の王道とも言うべき、高い技術と練習量に支えられた、丁寧に作られた舞台でした。
円熟の域に達しているのでしょうか。
本当に面白かった!

ネタバレBOX

演目としてそうなのでしょうが、大きく感情を揺さぶられるようなシーンはなく、どちらかというとシュールな空気で展開していくのですが、全く飽きなかったです。
沢山の伏線が一本の流れに集約していく様と、そして生まれるクライマックスは圧巻でしたね。

今年観た中では最高の一本でした。
次の公演もまた観たいです。
不滅

不滅

鵺的(ぬえてき)

「劇」小劇場(東京都)

2010/06/23 (水) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

満足度★★★★

正義と悪は紙一重。
たとえ取り返しのつかない事態に陥ったとしても、やられたらやり返すことは許容の範囲内だと言えるのか。正義とは何か。正しい態度とは。
理性が揺らぎ、本性が顔を出し、いつしかダークサイドに吸い込まれていく人間たちのエゴイズムに同調している自分がいた。
人の死を期待する観客へこの作品は口当たりのよい言葉でまぶさずに純度の高い悪意でスマートに応えてくれる。
果たしてそれはいいこと(正義)なのか。観劇後、そんなことすら何だかどうでもよくなった。

ネタバレBOX

17年前、17歳の少年によって引き起こされたバスハイジャック事件によって妻を失った中西は、犯人の元青年・向井とボランティア活動で知り合った恋人・美紀につき纏い、時には頭を殴る、髪の毛を引っ張るなどの酷い暴力行為を行っている。
もう止めてください。と、弱々しく懇願する美紀の言葉は中西の悪意に火を点けて、一層激しい怒声が辺りに響く。
向井は抗うことなくなすがまま押し黙り、空の目をしてじっとどこかを見つめている。
場所は向井と恋人が滞在する東京から離れたどこかのホテル。そのテラス席での一幕が舞台。

どんなに願っても妻はもう、戻っては来ないというやりきれない思い。
その思いとは対照的に、更生期間中に知りあった恋人の美紀と仲良くやっているだろう向井の存在が中西を、絶対的な憎悪や怒りに駆り立てる。
果たして。彼らに苦しみを与え、裁き続けることは妻へのせめてもの償いであると言えるのだろうか。あるいは彼らを不幸のどん底に突き落とす。その熱意が中西を生かしているのだろうか。

そんな3人のやりとりをあらかじめテーブルの下に仕掛けておいた小型の盗聴機で確認する里見はこのホテルに休暇で滞在している。興信所に勤める職業柄、人の秘密を集めるのを趣味としているが、3人の会話をレコーダーで再生した里見は驚きと興奮を隠せない。

また一方で同じホテルに滞在している父と高校生の娘、京の距離感は埋まらず、ギクシャクした関係が続いていた。京はパチンコをしている最中に熱中症で死なせた彼女の双子の方割れとそれが原因で妻から逃げられた父親を心底恨んでいて、父親の話を聞く耳は持っておらず、反抗的な態度で、携帯電話ばかりいじっている。挙げ句、避妊をすれば自分は生まれて来ずにすんだ、とまで言い放つ。彼女にとって父親は、自分から母親と自分の姉妹を奪った悪者としか認識できないのだろうか。
やがて京の怒りの矛先は、自分より弱い者に向けられて、猫を殺す行為へと発展する。
『生きている意味が分からない』彼女は猫に『死』を与える実験を施すことで、自分の存在を『確認』し、生きてる感覚を取り戻す。
そしてこの病的な試みは、「罪の意識は持っていない」という向井の『本性』と出会うことで安堵感を獲得し、また、怒りによって殺すことは『間違ってはいないんだ』というサイコロジーを生む。

そして、かつて向井を『神』のように崇めていた里見と出会い彼が『殺人をプロデュース』することで彼女は『殺人鬼』へと華麗なる変貌を遂げる。
警察や政治家らにも彼女の犯罪に加担している者がおり、証拠を隠滅するのは容易いことで、犯行現場にトレードマークなんぞ残すサーヴィスなんかも行っていることが、京と向井が失踪した後に一年間続いていたということを、向井の恋人と京の父親に説明する里見は最後、ふたりに襲われて死ぬ。「こんな死に方ダメーー!」とダイイングメッセージを残して。

終盤の「一年後」の場面は、今までのダークな作風が一転して、コミカルになったので正直、アレレ?とおもった。里見が京の犯行の『功績』をファイリングしたものをふたりに説明する場面なんか、めちゃくちゃポップだったし。京が父の顔をみたいっていうので里見が写メ取ろうとするところとか。悪趣味だけど、あぁいうヤツいそうっていう妙なリアル感があった。最後の場面はあれはウケを狙ってたのかしら。下の方にギャグだった、と書いている方がおられたけれど、確かに私にもそう見えた。実際ちょっと笑っちゃったし。加害者と被害者の立場が逆転してどいつもこいつも悪人になるっていうオチは、好き。

台詞の行間にどんよりとした沈黙があって、それが何だかちょっと黒澤清の映画っぽくていいな、とおもった。ただ、空間の使い方がちょっとぼんやりし過ぎている印象があって、勿体ないな、と感じることはあった。
個人的には、下手側の観客席に設置されているお立ち台(?)的なあの場所or上手側の2階席へ通じる階段を用いて『覗く』視点があったら舞台の印象が変わったような・・・。
あと小鳥の鳴く声とか、平和を象徴する環境音がもう少し欲しかったかも。
だけど、そんなことも気にならなくなるくらい、高木さんの描く世界にはすごく惹かれる。
不滅

不滅

鵺的(ぬえてき)

「劇」小劇場(東京都)

2010/06/23 (水) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

一見救いの無い展開でも,実は希望に向かっているという,めちゃくちゃ深い「凄い」話だった。

初「劇」小劇場、初鵺的。
女子高生のアップのチラシの前回公演時のコメントを読むと、
かなりシリアスな内容だったらしい。
迷った結果、覚悟の上で観劇。

脅したり、からんだり、上辺だけあわせてやり過ごしたり、
人の嫌な面を前面にさらして、
限られた人数と小さな舞台上に問題を提示する。
非常に無機質に変な温情を加えずに描いているのがイイ。

板倉美穂さんの厳しい表情と感情、
鵺的の平山さんの感情を内面に抑えた演技が印象的。

救いのない悲惨な行動に、逆に光を見出す二人という
何とも皮肉で、特殊な展開に驚きながらも、
見ているほうも希望を感じるという、めちゃくちゃ深い、
最近珍しい「凄い」話だった。

ネタバレBOX

結局は、反抗しながらも、殺人という手段で
親子を意識している娘に喜ぶ父親と、
以前は示さなかった意思と感情を
殺人という手段で表現しだした男の行動に喜ぶ女。
こういう発想は今までなかったと思う。
流される

流される

オイスターズ

千種文化小劇場(愛知県)

2010/06/24 (木) ~ 2010/06/26 (土)公演終了

満足度★★★★

観ました。
千種には初めて行きました。
笑った。人間の繋がりの危うさが身につまされた。でも、個人的に「自殺」ネタは毎度ひっかかるんだが。
沢木さんと藤村さんが最後までずるずるの関係だったらどうだったろ。

不滅

不滅

鵺的(ぬえてき)

「劇」小劇場(東京都)

2010/06/23 (水) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

満足度★★★

鵺的初見!
人間の感情とか性格が破綻しているとか、過去がどうしたこうしたとか面倒臭い連中が集まって無茶する話。苦手な内容ながら観て損はない。少なくても人間の怖さを感じる。

ネタバレBOX

人間としての感情が無いと言う割りには、セックスはするんだそれを欲望と言っているし、しっかり人間らしいじゃない。
仲西のカラミかたは面白かった。ああやって恐喝されたら怖い!
ラストは一気に片付けたような感じを受けてしまった。里見の展開には唖然とする。殺人のサポートかあ、興信所の人が盗聴一つで組織を作っちゃうなんて凄い!(笑)
向井も京をサポートする連中を殺してるようだけど何の為?さっさと里見なり京を殺せばいいじゃん。
京も、殺人現場の写真を父親に見せてどんな顔をするかメールで見たいなんて思わず失笑してしまった。真っ先に父親を殺せよ!
寒い国から来た魔女

寒い国から来た魔女

羽生一家玉組

ザ・ポケット(東京都)

2010/06/23 (水) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

満足度★★★★

寒い国から来た魔女とは、
アネットのことだったのね?アネットこと、ミケは・・、っつーても猫じゃあないです。しかし、どちらかというと猫科でしょうな~。笑
エキゾチックな顔立ちと華やかさがある。そして彼女のダンスシーンはまるで外国映画を見てるような美しいシーンだった。
こういったダンスなら、舞踊の関して無知なワタクシだって素晴らしい!!と絶賛出来る。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX


国どおしの争いの中、生まれたばかりの世継ぎの王子を守るために日本の深い森の中の別荘・泉子邸に逃げてきた大尉ら。その王子をこの別荘で守りながら育む親代わりの人たち。序盤、戦闘服をまとった二人が赤子を抱えてこの別荘に逃げてきたシーンから始まる。この二人がアネットとカラスだ。実は二人は敵国同士の将校だったが、王子を一目見た敵陣のアネットはこの王子を守るために祖国を裏切ってしまう。

やがて・・、殿下と、殿下の身代わりとして育てられた岳人は大きくなって無二の親友となるも、祖国の迎えが来て帰ってしまうまでの物語。合間に殿下の命を狙って送りこまれた刺客らとの格闘シーンもあって舞台をあきさせることなく魅せる。

導入音楽、衣装、舞台装置などファンタジーの世界にどっぷり漬かれるに十分な舞台だった。更に王子と岳人の別れのシーンやアネットと岳人の別れのシーンは泣けた。守るもの。守られるもの。守っていたとばかり思っていたが実は守られていたこと。そんな人間たちの深い愛情に支えられて、すくすくと育った王子を生涯をかけて守り通す将校ら。桜の花に似たアーモンドの花が転々と散り張った深い森は異国の人たちを守るにふさわしいおとぎ話だったと思う。

主役であるミケには、もうちょっと演技力が欲しいところ。また禅一こと山崎のセリフが棒読みの箇所があったものの、個々のキャラクターは濃すぎるほどのインパクトがあって、とっても楽しめた。そうして、今回、演技力に於いても、格闘シーンに於いても、そのたたずまいでカラスこと杉山が魅せた。ひじょうに素晴らしい役者だと思う。

次回の公演も是非観に行きたいと切に思う。
ミュージカル「アトム」

ミュージカル「アトム」

わらび座

新宿文化センター(東京都)

2010/06/19 (土) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

これは、多くの子供達に観てほしい!
小細工を弄しない、ストレートなメッセージがダイレクトに伝わる、とても清々しいミュージカルでした。

横内さんが、長年、スーパー歌舞伎などでもテーマとして来た、【復習の連鎖は断ち切ろう!、人間は、必ずとことん話し合えばお互いに理解できる筈だ】
というストレートで温かいメッセージが、何度も涙腺を緩ませました。

ラッキー池田さんの振付による、若いエネルギーに満ちたダンス、甲斐正人さんの美しい音楽が、そのテーマを、脇からがっちりサポートして、近年のオリジナル・ミュージカルの中では、出色の出来栄えではと思います。

主役トキオ役の良知さんも、役柄に合った、清々しい少年の心を表出して下さいましたが、群を抜いて圧倒的だったのは、アズリ役の役者さん(Wキャストですが、今日は柳瀬さん?四季のジーザスをなさった柳瀬さんでしょうか?)
またお1人、気になる役者さんが増えました。

群唱の時の歌詞がもう少し明瞭に聴こえたら、と、大変惜しまれました。

ネタバレBOX

まず最初に残念だったのは、開演前に、置き引き注意のアナウンスがあり、その直後すぐに開幕して、客席から、キャストが登場したこと。もう一息、間を置かないと、唐突な感じを受けた。

と、書こうとして、もしやこれは既に芝居の導入部分だったのかもと思いました。でも、そうだとしたら、紛らわしい!どちらにしろ、かなり違和感がありました。


「ダンゴ3兄妹」でお馴染みの、元「歌のお兄さん」、速水けんたろうさんの悪役ぶりが、なかなかで、如何にも憎憎しげなのにも、ビックリ!!
役者さんとして、一皮剥けた感じでした。

しかし、横内さん、アトムをこういう形で登場させるなんて、心憎いこと!!
だんだん、トキオがアトムのイメージに重なって行く過程の表現が、絶妙なタイミングで、、自然に涙が流れてしまいました。
はははなし【ご来場ありがとうございました!】

はははなし【ご来場ありがとうございました!】

劇団森

早稲田大学学生会館(東京都)

2010/06/24 (木) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

面倒。
人間関係とかそれこそ家族とかって面倒なものです。分かってるのに維持したかったり踏み込んだりするのは、何かを求めるから。
言動よりも行動に重きが感じられる演目だったのは個人的に好きな部分。物語の説明ではなく、目の前に存在する事への説得力。だからこそ役者の立ち振る舞いにも出来不出来が如実に表れていたかと。三人芝居で出ずっぱりだから疲弊するし、特にやりながら精神的に波に乗せるのが難しいだろうなとも。上演時間65分は正確な限界値だった気がする。
違う人数でやったり構成を変えたり、可能性のある演目にも思えました。そういう意味では今後また何かの形で観てみたい気持ちもそそられて。

ネタバレBOX

選曲に違和感。COLTEMONIKHAは合ってたけど、Capsuleはちょっとね。人間の熱を感じる音であって欲しかった。
Reverberate【御好評頂き終了いたしました☆】

Reverberate【御好評頂き終了いたしました☆】

岩☆ロック座

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/06/26 (土) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

満足度★★★★

堀奈津美は頭弱くない
ダンス版はオリジナルの半分位はなるほどと、あとは何ナノかな。

かもめ ~断章~

かもめ ~断章~

劇団ING進行形

シアターX(東京都)

2010/06/24 (木) ~ 2010/06/24 (木)公演終了

満足度★★★★★

スゴイ!
ダンス団体だったのってくらい踊ってました。
かもめをニーナとトレープレフに焦点を当て、実に解りやすくまとめていたような気がします。
白塗りの人たちも迫力出てました。
またさまざまな古典に取り組んで見て下さい。

罪と、罪なき罪

罪と、罪なき罪

リリパットアーミーⅡ

新神戸オリエンタル劇場(兵庫県)

2010/06/26 (土) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かった。やられました。泣いてしまいました。
面白かった。やられました、泣いてしまいました。
明治13年の開国から後 明治24年 文明開化の頃の
「大津事件」を元にした物語です。
国際的に日本の司法権に対する信頼を高めた、と何かに書いてあります。
 新しい時代に慣れてきた頃
ロシアの皇太子が日本の巡査に切りつけられた、
強い国ロシアを恐れる風潮の中、行われる裁判、
圧力をかけられ、司法省の裁判官と判事が、しかたなく行う死刑判決が決まっている、形だけ裁判。
公平な裁判を行うため、若い弁護したちがが公平な裁判を求める。
(続きネタバレへ)

ネタバレBOX

 公平にする為には、隠し事はできない、大切な人、隠しておきたい事、被告津田三蔵が隠そうとしたことが、 女中 谷山ヨシの自殺と嘆願書、死亡解剖の結果で明らかになる。 公平にするための悲しさ。
判決は無期懲役。
日本は司法の夜明けを向かえました。
ひと組の若い男女の運命と引きかえに。

被告は死刑を望んでいた、裁判官も自殺し嘆願書を残した女中 谷山ヨシを思い心の何処かで死刑でも・・・、と。

面白いお芝居をありがとうございました。
不滅

不滅

鵺的(ぬえてき)

「劇」小劇場(東京都)

2010/06/23 (水) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

満足度★★★★

硬い
久しぶりに硬質な芝居を観た。
被害者と加害者が一瞬で入れ替わる現代社会の矛盾に踏み込んだお話。
サスペンスフルな空気は好みだが、この手の芝居は10本に1本でいいかな。
美術良かった。「犬神家の一族」のワンシーンのよう。
次も観るだろうな。

ネタバレBOX

殺人鬼になった少女を、殺人鬼が追うという展開は、
エンターテイメントに傾いてしまってちょっぴり残念。
実際その手の映画はたくさんあるしね。

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