最新の観てきた!クチコミ一覧

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精霊流し

精霊流し

(公財)可児市文化芸術振興財団

吉祥寺シアター(東京都)

2010/08/13 (金) ~ 2010/08/18 (水)公演終了

満足度★★★

しっとりとした良作
松浦を出て戻ってきた若い女と松浦を出ることがなかった年老いた女の会話が淡々と続く、落ち着いた作品でした。
二人芝居で吉祥寺シアターの空間は大き過ぎるかもと少し不安でしたが、全然そうは感じさせませんでした。

馬渕晴子さんの演じた役はあまり感情を露にする人物ではないのですが、芯のある品の良さを感じさせて素敵でした。

精霊流しのシーンでの美術が美しく、印象的でした。音響・音楽は説明的過ぎて観客の想像力を奪ってしまっている様に思いました。

作品には直接関係ないのですが、客が少し動いただけで客席の床がギシギシと鳴るのが気になりました…。

精霊流し

精霊流し

(公財)可児市文化芸術振興財団

吉祥寺シアター(東京都)

2010/08/13 (金) ~ 2010/08/18 (水)公演終了

繊細な会話劇
2人の女性の会話劇。
舞台上で大きくドラマが展開する種類の作品ではないので、
観客を選ぶとは思う。
美術はキレイ。
芳本美代子は大女優の品格。

夜も昼も -Night and Day-

夜も昼も -Night and Day-

文月堂

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/08/14 (土) ~ 2010/08/17 (火)公演終了

満足度★★★★

ベタな内容だけど
自分でも意外なほど素直に受け入れて楽しめました。一人一人の登場人物の持つストーリーにきっちり引き込まれたんです。みんなのバックグラウンドに興味をもてたし、もっと知りたいと思えた。それを思うと若干主人公の引きは弱かったかもしれないけど、群像劇としての見応えは十分でした。

ネタバレBOX

俳優さんも観た事ない方が結構いましたがみんなお上手で。一人二役も違和感なくしかも十分見分けられて、おもしろかったです。

人物造形が確かな上、それぞれが生きるコールセンターや劇団がリアルに思えたから集中できたのかな。
「ひつじ」 Les moutons

「ひつじ」 Les moutons

TACT/FEST

東京芸術劇場ロワー広場(東京都)

2010/08/11 (水) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★★

めぇぇ~めぇぇ~
結局、2日間で3回観てしまった…。なのに四つ星なのは、ほんとなら、なにも情報なしに観たかったから。でも、ツイッターで何人かがつぶやいていなかったら観なかったかもしれないのだけど…。なにも知らずにエスカレーター降りたら羊とすれ違った、みたいな出会いを希望(笑)

バラシて終わりと思うなよ

バラシて終わりと思うなよ

劇団フルタ丸

「劇」小劇場(東京都)

2010/07/28 (水) ~ 2010/08/01 (日)公演終了

満足度★★★★

ピンからキリの
キリの方にいる劇団の解散公演のバラシ風景は、さすが劇団が演じる劇団、思ってたよりもハードな演劇舞台裏に頬が引きつる。
終始「観客」の立場から観ていたが、公演を打ってもトントンでなまじ劇団として継続できてしまうという状況が、劇中のダメ劇団のようなダメ劇団を、現実にも数多産み出してしまうんだろうなと思うとムカムカする部分もあった。
前半のハードさを中和する構成上のバランス感覚として、また劇中の劇団の「表現者」としての慰みとして後半20分のファンタジーは必要だったと思うのと同時に、その甘いファンタジーの中に小劇場演劇という円環型のやさしさ共同体の虚像が見えるようで気持ち悪くもあり。
一番のびっくりは箱馬の収納場所だったかも。
OPの音楽が非常に好みで心地よかった。

あなたに似た人

あなたに似た人

mitsudomoe

SIMスタジオ(東京都)

2010/08/14 (土) ~ 2010/08/16 (月)公演終了

満足度★★★

脚本に胸キュン
読みきれるかなって思いつつ臨んだ公演でしたけど、脚本読み始めたら止まらなかった~!すっごいドキドキして止まらない!想像力が膨らんで切ない。

ネタバレBOX

って脚本の素晴らしさを考えると、俳優二人は堅実な演技なんだけどいつも観ている以上に何かっていうとちょっと普通に思えてしまいました。

3人の登場人物のうち、妻であり不倫相手であり被験者でもある女性が登場しないのは想像力の膨らみとしては楽しいんだけど、その切なく痛々しい姿を実際に観られないのは物足りないし、そういう女性が混ざらないことで男性二人が沸点に達しなかったのでは、とも思ってしまいました。

ただ、だからこそリーディングじゃない公演をやるなら必見!
夜も昼も -Night and Day-

夜も昼も -Night and Day-

文月堂

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/08/14 (土) ~ 2010/08/17 (火)公演終了

うぬぬ苦手
椎名林檎つかうのはあかんと思う。

夜も昼も -Night and Day-

夜も昼も -Night and Day-

文月堂

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/08/14 (土) ~ 2010/08/17 (火)公演終了

満足度★★★

東京・・・
客入れの音楽チョイスでこの劇団苦手かもと思っていたら案の定。
時間の長さの割に、含みを予感させないでただ拡散していくだけの脇道が多く残されていった様子があり、ことばもキャラクターも展開も、古さすら感じる数多のベタなもののコピペの域から出ているとは思えずに、結局何がしたいのかよくわからないままに、気がついたら終わっていたという感覚。

01272125★たくさんのご来場ありがとうございました。★

01272125★たくさんのご来場ありがとうございました。★

ソテツトンネル

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2010/08/12 (木) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★

暗号がタイトルこれは観なきゃ
と思って観た。当日パンフレットに暗号表が載っていたがそれでも解読できない。暗号問題は脇役でメインのストーリーはまあまあの出来。それにしても……

ネタバレBOX

暗号が「継子立て」という結末でよかったのでは。毎回同じ暗号が卒業文集に載っていると別な解読をき期待させておいて、電話番号でしたは無いよね。それに電話番号ということに皆が気づかないの方が不自然なのでは。
狂騒パレード

狂騒パレード

メッテルニッヒ

明石スタジオ(東京都)

2010/08/05 (木) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★★

狂騒しすぎかな
いろいろと詰め込みすぎてストーリーがとらえづらかった。主軸となれる筋が多すぎたのではないか。作品としての完成をめざすなら削る勇気を持て。

夜も昼も -Night and Day-

夜も昼も -Night and Day-

文月堂

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/08/14 (土) ~ 2010/08/17 (火)公演終了

満足度★★★★

W配役がテーマを象徴
初見です。あらすじにある「地方出身者から見た東京を描く、青年&中年青春群像劇」から思い浮かべた印象とは異なっていましたが、作風にとても好感が持てました。
もともと劇団ものが好きなのですが、なかなかいいと思う作品に当たりません。昨年、最悪の劇団ものコメディーに出合い、拷問のような2時間20分を経験してからはトラウマになっていましたが、これはそのトラウマを忘れさせてくれました。1時間50分、まったく長さを感じなかった。
青春が描かれているけれど気恥ずかしくならないし、もちろん自己チュウの要素も無い。けっこう笑えたけど、わざとらしい笑いではなく、人物描写の中で笑えるのがよかった。焦点を絞りきれていないとのご意見もありますが、私はW配役でテーマを巧く生かし、無駄も少なかったと思います。焦点を絞ればもっと締まった作品になりそうで、実は逆にテーマがかすみ、妙味も失われる気がするのです。今後も観てみたい劇団です。

ネタバレBOX

俳優たちが扮した蛙の合唱で始まるのが意表をつかれた。主人公の青年長岡(青木柳葉魚)が世間の狭い田舎を飛び出し、上京。大学へは進まず、働きながら「まほろば」という劇団で活動を続けている。アルバイトの職場である通販の育毛剤メーカー、ネイチャーカンパニーのコールセンターと、劇団の人間模様が交互に描かれ、興味深い。主人公長岡の青木を除いて、俳優はそれぞれ2役を演じている。特に青木岳美と、藤原よしこはまったく違う印象の役で楽しませてもらった。青木はエキセントリックな劇団女優として、アングラ劇の台詞のようなタンカを切って、劇団を去るが、そのステレオタイプな雰囲気が後輩女優に地位を奪われる説得力にもなっている。反面、知的で落ち着いた副センター長・佐竹役にも、抑えた演技の内にも存在感が光る。藤原は長岡のしっかりものの恋人と、オペレーターのベテラン教育係を鮮やかに演じ分ける。
劇団の場面では、古川(石田けんいち)が、他劇団で男4人芝居の中の重要な一役での客演が決まったので本公演を降りたいと訴える。チャンスの掴めない劇団員にとって、この客演がどんなに大きなチャンスかと思うと胸を打たれた。石田はコールセンターではゲイの青年古田丈治で、こちらもなかなかけなげな感じが良く出ていた。丈治の相手であるセンターのリーダー中島勉を演じるにわつとむは、リーダーとしての頼もしさと、丈治の話を聞くときの優しい表情、一人の人間の二面性をきめ細かく表現していた。石田と中島の場面はちょっとフライングステージの芝居を思わせる。
長岡は夜も昼も職場と劇団を往復しながら懸命に生きているのに、自分を見失いかけ、恋人にも去られてしまう。過労から勤務中の居眠りも頻繁だが、「夜も昼も余裕のない」生活の中で、彼には、劇団でも職場でも、そこにいる人間がまったく違う人たちであるにもかかわらず、渾然一体と見えているのではないだろうか。彼自身、生活に焦点を絞りきれていないことが、この芝居のテーマであり、W配役はそれをうまく表現しているようで感心した。 
社長が飼っている8匹の食用ヒキガエルの世話を命じられていた恵(辻久三)との引継ぎの会話の中で、「井の中の蛙」という言葉が出てくるが、長岡は恵の結婚指輪にも気づかなかったのだ。職場の人間模様を詳しく描くことで、長岡は部外者という位置を印象付け、劇団のことが表層的であるのもあえて狙ったように感じる。長岡は「毎日顔も知らないハゲと会話して、劇団の稽古して」という不満ばかりで、人間をよく見ていないのだ。恵がメグミと名づけた蛙が排気口をつたって逃げ出すが、最後は職場を辞める古田が佐竹と協力し、パレードに着たドレスと同じ虹色のパラシュートをつけて、蛙たちを屋上から逃がしてしまう。
蛙に始まり、蛙に終わる。そして、リストラを受けて恵は司法試験をあきらめ、故郷に帰ると長岡に告げる。主人公の長岡の今後は?と思ってしまうが、「夜も昼も」の生活に答えを出すのはこれからなのだろう。
一点だけ気になったのは、長岡の恋人・藤原よしこが長岡に三行半を突きつける場面、藤原の熱演はよしとして、音響の具合か、声が大きく割れ鐘のように響き、耳が痛かったこと。



あなたに似た人

あなたに似た人

mitsudomoe

SIMスタジオ(東京都)

2010/08/14 (土) ~ 2010/08/16 (月)公演終了

満足度★★★★

戯曲の可能性と演ずるパワー
一応戯曲をプリントアウトして
持参したことが効を奏して、
作品の枠組みにのって鑑賞することができました。

戯曲のいろんな可能性に思いを馳せることができました。

ネタバレBOX

3人芝居のうち、一人のロールを観る側に委ねるという企画が
成功していたかというと、そこはなかなか難しく・・・。

というのも、二人の役者の圧倒的な切れが
観る側をぐいぐいと取り込んで
そのロールに観る側が浸る暇を与えてくれないのです。

しかし、だからこの企ては失敗かというと
そうも言えなくて・・・。
二人のお芝居が、
本来観る側が作り上げるべき三人目のキャラクターを
その切れの中に浮かび上がらせてくれる・・・。

よしんば10分で台本を追うことを放棄しても
終演時には、物語の持つニュアンスが
鮮やかに伝わっておりました。

もっとも、最初の10分に台本を持つということは
意外と重要なことだったのかもしれません。
時間を遡ってシーンが積み上げられるその戯曲の構造は、
その10分間の台本なしだと理解するのに時間が掛かっただろうし、
もしかしたら、物語自体を見失ってしまったかもしれない・・・。

一方で、一旦内容がわかると、
この戯曲、いろんな見せ方が出来るのだろうなと感じました。
実際に女優のロールが演じられるだけで
ずいぶんとニュアンスが膨らむお芝居になるような気がするし、
その役のキャスティングでも、舞台上のトーンが
かなり変わりそう・・・。
今回二人の男優が務めたロールを女優で演じるのも
おもしろいかもしれないし・・・。

今回は、素の空気の中に
役者の演じる力が際立ったリーディングでしたが
いろんな工夫とともに
様々なバリエーションで
再演されるとよいなと感じたことでした。
express

express

PLAT-formance

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/08/13 (金) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★

溢れるパワー
脚本の言葉選びや構成の巧みさはもちろん、役者二人のパワーにも圧巻。今後の活躍にも気期待せざるをおえない。ただ個人的には15 Minutes Made のときのような短い作品のほうが好みである。

『ロマンス』(作・つかこうへい)

『ロマンス』(作・つかこうへい)

モウムリポ(ポップンマッシュルームチキン野郎課外活動)

こった創作空間(東京都)

2010/08/11 (水) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★★

暑苦しいが題材的にピッタリ
急逝したつかこうへいの作品をポップン・マッシュルーム・チキン野郎内ユニットで上演する企画。
この暑苦しい時期によりによって暑苦しい芝居(爆)をしなくても…な気もするが、夏だし新宿二丁目だし題材的にピッタリな上にPMC野郎の(吹原主宰の)原点の1つということで大いに納得。
また、後半の二人芝居の迫真の演技はさすが。
しかし「もう無理ぽ」なるユニット名ってどーよ?(笑)

香華

香華

松竹

三越劇場(東京都)

2010/08/05 (木) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★★★

中村屋の系譜
八重子さんと久里子さんが親子って、不思議ですが、まったく違和感がありません。最初の幕では十代の久里子さんに泣かされ、終幕では四十代の久里子さんに泣かされ、毎度のことながら、やられっぱなしな私です。
山田五十鈴さんの「香華」は拝見していませんが、是非、新派の新しい財産にしていただけたらと思います。
ひとつ残念なのは、今年は英さんの艶姿にお目にかかれないことかな。

また逢おうと竜馬は言った

また逢おうと竜馬は言った

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2010/07/10 (土) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★★

初キャラメルボックス
空組を観劇。これがキャラメルボックスかぁ。
ウワサどおり熱い作品、熱い劇団だった。おもしろかった!

たまたまTwitterでキャラメルボックスファンのかたにオススメを聞き
この作品も観に行く決心を。行って良かったです。

そのかたいわく「また逢おうと竜馬は言った」はキャラメルボックスの
王道であると。すっかり気に入りました!

ぎりぎりの日程で行ったので海組は観れませんでしたが、
また機会があれば行ってみたい。

お月さまの笑顔

お月さまの笑顔

経済とH

ザ・ポケット(東京都)

2010/08/11 (水) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度

微妙
単調な感じでサザエサンを観ているような感じでした。
ちょっとチケット代が高く感じたな・・・。
期待していただけに残念です。

『CHORIKO』 チョリ子

『CHORIKO』 チョリ子

anarchy film

新宿アシベ会館B1(東京都)

2010/08/12 (木) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

アングラカラーの強い作風
唐十郎の作品かと勘違いしたくらい作風が似てる。まさにアングラ。キャバレー跡らしい客席と舞台を上手く利用しており、作風にこの箱が妙にマッチして情景を醸し出していた。構造上、舞台が長方形に長いのをまた、見事にセット化し中央に座ると物凄く楽しめる。主役は障害者という設定だが、脚本家のメッセージには障害者を失敗とみている健常者のほうに実は問題がある。という意図があり、その問題意識に感動して泣けた。

素晴らしい舞台だった。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

オヤジ狩りのシーンから始まる舞台は秩序のない暴力化した地域でのお話。ここに息づく彼らは自らの世界観を作り上げている。

不思議な能力を持った韓 倁代李(ハン チヨリ)と韓 樹奈子(ハン ジュナコ)。しかし彼女らの母は家族を置いて出て行ってしまう。しばらく3人で暮らしながら「ハン チヨリの名前に子がついてないと女の子みたくないから子をつけてあげて。」とのジュナコの訴えに「チヨリ子」とチヨリの背中に刻んだ父。そして父も同じく二人を置いて出て行ってしまう。「ここで父を待っていろ。」との言葉を残して。

だから二人は運転手だった父、韓 颯馬が残していったトラックの荷台で生活する。二人が住んでる場所はなんだか韓国タウンのスラム街のような湿った匂いのある風景だ。そうして住んでる人たちは異人も異人、特殊な人たちだ。そうして障害者やイッチャッテルような面々も居る。そんな欝な場所を隠すかのように地図に載ってない場所でもある。

ここを舞台に男の借金の為にフーゾクで働く貴子、その貴子を毎晩のように抱くフーゾクのオーナー青木、そしてこの青木がチヨリ子と ジュナコ父、韓 颯馬であった。この物語はチヨリ子の生きてきた記憶を基に、作家になりたい青年、星乃 琥太郎が書き写したものを描いてるようだ。

この地域では一般の法なんて成立しない。独自の法則で独特の治安が守られてるなか、ここで暮らす人々は「理想の世界」を夢見る。その「理想の世界」とは誰もが差別をされない幸せに暮らせる理想郷だ。しかし、ひとたび人が暮らせば多少のもめごとはつきもので、ここでもいざこざが起きて内乱によって発砲騒ぎになってしまう。

これを聞きつけた当局は異常地域の全員を囲い込み射殺という戦乱のさまとなるが、チヨリ子は千尋と一緒に他者から守られて生き延びる。

この物語で透けて見えたのは排他的な扱いを受ける異常地域、つまり異常者と健常者の関係だ。だから、説明の最後の苦言、「 …はぁ…我々の事を健常者だとか異常者だとか 判断するー中略ー… だからっ! キサマらが失敗なんだよっ!」となるのだろう。

だから、ただのアングラやアナーキーだけではない、真面目で真摯なメッセージ性を感じ、う~ん。。と唸ってしまったのだ。
この最後のメッセージで、なんだか幽霊屋敷を観ているような物語だったのがひっくり返って、壮大な物語になるのだから、舞台って面白いじゃないか!



右近健一一人芝居  ウィズ・ヒズ・バンド

右近健一一人芝居  ウィズ・ヒズ・バンド

ukrocks.net

月見ル君想フ(東京都)

2010/08/08 (日) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★★

超クレイジーナイト!最高!!
超クレイジーナイト!超ロック!最高!
ん?ここは武道館!超盛り上がった!!

最初からフルスロットルではじけまくる
シルバーのキラキラショートオールインワン&ニーハイブーツが
SEXYな右近・健・ヌッツォの3人(3役)!!
LIVEなのか?! 芝居なのか?! 
いやいや三人が紡ぐ宇宙平和ロックオペレッタなのですよ。

いやーどれだけバカ笑いしたか、、涙流すほどです。
右近さんのはじけまくるスピードに必死でついていくかんじで。
シャウト!笑!シャウト!笑!の連続。もぉー快感!!

劇団☆新感線の俳優でもあり音楽部長の右近さんですから
ロック歌わせたら、もちろんスゴいわけです。
BAND3人もレベル高い。かっこいい!

劇団☆新感線のファンの方、はじけたい方にはオススメ!
次も必ず行くぞ!

ネタバレBOX

会場は満杯。立ち見もふくめ150人以上入っていたと思う。
俳優さんもたくさんいらしてましたね。

書けない事が多すぎる(笑)それくらいおもしろい!

奥さまもTシャツプレゼントコーナーに。
右近さん、フォロワー限定プレTありがとうございました!

次がさらに最高のはずなので、今回は満足度★★★★で。

「サンキュー武道館!サンキューTOKYO!」忘れない!

LOVE♥


express

express

PLAT-formance

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/08/13 (金) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★★

スピーディでうまいコント
PLAT-formance express かなりおもしろかった!

しっかりとしたオカヨウヘイさんの脚本。
オシャレな音とシンプルな空間でスピーディでうまいコントを連続で。
器用なうまいコント(芝居)を見せる安藤理樹さん&吉田能さん。
お二人のメガネ & 金髪という見え方もいい。

後半に向けて1つ1つのキーワードや人物が関連性を持ち始め、
まるでストーリーのある舞台を観ているかのようでした。

expressってタイトルもいいな。
やはり電車つながりの「急行」からきてるのか、
はたまた express の他の意味
「言葉や感情を表や外に表す」「自己表現する」からきてるのかな?

とにもかくにも、PLAT-formance を知れて本当によかった。
王子小劇場の佐藤佐吉演劇祭に注目しててよかったな。

次も王子小劇場で11月に公演があるとのこと。必ず観たい。

ネタバレBOX

駅と電車内が舞台のコントを10作くらいだったかな。

後半ほんの少しだけ退屈なところもあったけれど、
全体的にはかなりオモシロかった!

安藤理樹さん演じる酔っぱらいと鉄オタ、、うまい!
吉田能さん演じる恐妻家の男もよかった。
二人ともチラシのPhotoよりステキでしたよ。
お姉さん的にはカワイイですかね。
若いのでカワイイとか言われたくないでしょうけれど。

他にイイな!と気になったのは
吉田能さんのつくり出すオシャレな音。
ピアノの旋律が美しい音 etc ...。かなり好み。
電光掲示板の赤い文字。効果的だった。
上部にあったキラキラしたもの。あれなんですかね?
タイトルロゴ、チラシ、web、チケットのデザインも
本職顔負けのオシャレな出来ですね。
なにしろセンスがイイ。

このオシャレ感がポストラーメンズと言われる理由ですかね。
近い感じがする部分もありますが、
PLAT-formanceの持つ個性や力はそれ以上の部分も
可能性もあるように思えました。

ラーメンズ本公演をかかさずずっと観ていますが、
ここで評価したことなかったな。評価してあげなくては、、。
何年分、遡れるのだろうか、、、このサイトは。


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