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歴女パーティー ~WAR・WAR・WAR~

歴女パーティー ~WAR・WAR・WAR~

劇団東京ドラマハウス

萬劇場(東京都)

2010/09/09 (木) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★★★

戦国武士たちの想いが伝わる
素晴らしい筋書きでした!

が、少し膨らませ過ぎかなとも…、

ネタバレBOX

いきなり助手と先生のハイテンションな会話で始まり、この先どうなる事かと思いましたが、武士たちが登場してからはしっくりきました。

木曽義仲が天竜川で死にそうになるのでビックリしました。藤島の決戦で亡くなるはずなのにと心配しましたが、手当てのかいあって元気になり安心しました。

謙信が女性だったことは…、これはすごい発見でした!!

太平洋戦争や湾岸戦争にまで話が及んだときには少し膨らませ過ぎだと思いました。しかし、助手の徳川さんが名古屋人気質を熱く語り始め、暴走し出して、ついに卓上ミソの話をしたときには、とことん膨らませる主義なんだということが分かり、何となく納得しました。

ただ、武士たちのたたずまいが素晴らしく、歌舞伎のように横でただ座っているだけでも様になることを感じ、信長と謙信のしっとりとした会話にジーンときただけに、時の隙間に帰って行くだけも十分だと思いました。

時の隙間に帰った後の謙信と蘭丸のおまけ的な話も必要ないと思いました。
にねんいちくみ保護者会≪ご来場ありがとうございました!≫

にねんいちくみ保護者会≪ご来場ありがとうございました!≫

クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)

Heiz Ginza(東京都)

2010/09/11 (土) ~ 2010/09/20 (月)公演終了

満足度★★★

クロカミの別な一面が魅力
銀座でのクロカミの番外公演も3回目。舞台装置や売店など、アットホームな手作り感が温かい。
毎回、出演していない劇団員が調理したフード販売が名物企画で、今回は作品にちなみ、久米靖馬による「給食風大学芋」。
毎回、購入してきたが、今回の大学芋もあっさり味でオススメです。
番外では外部作家の脚本を野坂実が演出し、ユーモラスな要素はあるが、本公演のコメディーとは違う面を見せている。
今回はフライングステージの関根信一の書き下ろし。
なお、休日のオフィスということで、セキュリティを心配する書き込みもあったようだが、会議用のレンタル・スペースであって、企業のオフィスを休日に借りているわけではないので、ご心配なく。

ネタバレBOX

2年1組の保護者懇談会が舞台。担任教師・榎本(ワダ タワー)と算数教師・二階堂(加藤裕)と8人の保護者たちが話し合ううち、それぞれの家庭環境や親子関係が浮き彫りになっていく。
遅刻してきた平山(小濱晋)が、偶然二階堂の高校時代の同級生であることがわかり、平山に対して旧知なだけにタメグチで二階堂が怒る場面が可笑しい。加藤は劇団員の中ではただ一人番外初参加で、硬派で生真面目な教師役が似合い、温厚な榎本との対比がよく出ていた。ワダと加藤のコンビの演技が観られるのも今回の楽しみのひとつだった。
疑問を感じたのは平山がキャバクラ勤務で、休憩時間に店の名刺を親たちに配って宣伝する場面。女性なのでキャバクラには行くはずもない教育熱心な母親たちがそれほど嫌な顔もせずに名刺を受け取るのに違和感があった。また、「酒を飲むのは仕事」と言っていたが、キャバクラなら男性従業員まで酒を飲む必要はないのでは?平山がゲイバーのホステスかホストという設定なら、男女の別なく名刺を渡したり、「酒を飲むのが仕事」というのもわかる。今回、関根はフライングステージの芝居とはまったく違うものを書きたかったのだとは思うが、「水商売」の描写については意識し過ぎたのか、逆に不自然さを感じた。
障害物競走で保護者の参加者を前もって決めようという教師側の提案から事態が変化していく。フライヤーにあった「パン食い競争」の話は出てこなかったが、無難な方向で事態が収束し、親たちが童心にかえるラストシーンがさわやかだった。
番外公演は、毎回、客演者も適役がそろい、クロカミが爆笑だけを狙う劇団でないことを証明してくれている。今後も続けてほしい企画だ。
先日、高橋いさをの「正太くんの青空」を観たとき、クロカミの番外公演にも適した作品だと思ったが、今回、小学校の保護者会ものだったので、改めて「正太くんの青空」のことを思い出した。
奇しくもこのところ、謀略めいた殺伐とした作品の観劇が続いたので、こういうほのぼのとした作品に出会うとホッとする。


@うそ

@うそ

乱痴気STARTER

シアターシャイン(東京都)

2010/09/10 (金) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★★

節度ある(?)乱痴気ぶり
楽しかったです。もっとアブナくハジケたものを想像していたのですが、節度ある(?)乱痴気ぶりでした。mochaさんテンション高くてキュートでよかったです。しかしエヴァ的終わりって何?

にねんいちくみ保護者会≪ご来場ありがとうございました!≫

にねんいちくみ保護者会≪ご来場ありがとうございました!≫

クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)

Heiz Ginza(東京都)

2010/09/11 (土) ~ 2010/09/20 (月)公演終了

満足度★★★★

身につまされます
雰囲気十分の会場で、実際に保護者会に参加しているような感覚でした。先生も、保護者も、もちろん子供もいろいろ大変で、なかなかうまくいかないのが現実ですが、前向きなラストでよかったです。観れてよかった。

箱入り少女

箱入り少女

渡辺源四郎商店

旧王余魚小学校図書室(きゅうかれいざわしょうがっこうとしょしつ)(青森県)

2010/09/11 (土) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

ひたすら面白い!
最後のオチまで、ひっぱる、ひっぱる。ひたすら面白かった。
見終わってタイトルを納得。脚本がいいのはもちろんだが、過酷な
演劇環境で、あそこまで見せるとは・・・。
キャストも、スタッフも、相変わらず「ナベゲン」組はいい感じ!
もう一度観たい!

F.+2(エフ プラス ツー)

F.+2(エフ プラス ツー)

ジェイ.クリップ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/09/09 (木) ~ 2010/09/16 (木)公演終了

満足度

不愉快さだけが残った
主役の加藤虎ノ介は、NHK朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」の落語家・四草役を演じ、女性ファンからは「四(ヨン)様」と呼ばれるほどの人気を得た。
この四草という役、嘘つきでがめつく、屈折した性格で悪い先輩だった。この芝居でも加藤の役は四草以上にひどい嘘つきの先輩で、大学でも映像学科、オートバイが趣味など、加藤の経歴に重なる部分はある。
だが、これまでの観劇人生の中でも味わったことのないほど、非常に不愉快な芝居で、生理的に自分には合わず、途中退出したくなった。
加藤がもともとは舞台中心の俳優だったというので期待して観に行ったのだが、この作品はひどい。もっとよい企画はなかったのか。

ネタバレBOX

大学時代、映画の脚本を書いていた粕谷(加藤虎ノ介)は卒業後、教師になったが「合わない」とやめてしまい、ゼミの後輩で渡米の夢に向かって頑張っている中山(RON×Ⅱ)と、ガソリンスタンドでアルバイトしている。
粕谷は毒気の塊のような男で「お前、オレのこと嫌いだろ」というコピーだが、中山でなくても粕谷を嫌わない人間などいるだろうか。
粕谷は悶々とした気持ちを同棲相手のアヤコにぶつけているらしく、DVの傾向を匂わせる。
「異邦人」ではないが、「物凄く暑かったから・・・」とアヤコを撲殺してしまったかのように思わせることを中山に言って、部屋を見に行かせ、その間、舞台上で綿々と自分の暗い性格や挫折感、悔恨を語り続ける。内容は粕谷が脚本家として考えた嘘なのだから、どんなに美辞麗句で語られようが感動はない。
プロローグも恐ろしく長い独白で始まったし、粕谷の独白も長い。終始聞いていてイライラした。終盤の20分が1時間にも感じた。中山がタップを踊りながら、粕谷の顔に水を吹きかけるなど、汚らしい演出も好きになれない。
自分の場合は、お金を払って芝居を観る以上、感動だったり、楽しさだったり、ポジティブな意味で何らかの得る物がほしいと思う。しかし、本作は、「世の中には嫌なやつがいるものだ」という以外何も残らなかった。
RON×Ⅱは本業はタップダンサーだそうだが、台詞の間がよく、2人芝居の部分を巧くこなし、舞台俳優としてもなかなかだと思った。
一服の清涼剤として、サーファー(山口龍人)に付いて海を見に来たという無防備な女(根岸つかさ)が時々登場するが、狡猾な粕谷との対比で出しているのだろうか。女の役は、当初の高藤真奈美が体調不良で降板し、根岸に代わったそうだが、むべなるかなと降板理由も勘ぐりたくなる。
長台詞をこなした加藤には「ご苦労様」と言いたいが、作品としては入場料を返してほしいと思うほど失望した。
カーテンコールでは、俳優の努力に対して、かろうじて拍手を送ったが、女性ファンたちが要求したアンコールでは、もう拍手する気持ちにならなかった。
「弘前劇場」という劇団は観たことがないが、この作者とは相性が悪いことはよくわかった。加藤が演じた粕谷という脚本家の趣味の悪さは自身がモデルなのかと疑いたくなるほど、救いのない芝居だった。
おにもつ

おにもつ

東京マハロ

笹塚ファクトリー(東京都)

2010/09/03 (金) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しかったです、ありがとう
沢山笑って…、「ほろっ」とさに感動して…、本当にとっても楽しかったです!!私の心にも何が届いたかなぁ~。。。まだ、観終わったばかりで言葉にならないけど後からじわじわとやってくる余韻が今から楽しみです。そして次回も観に行きたいと思います。今回も素敵なお時間をありがとうございます!!

にねんいちくみ保護者会≪ご来場ありがとうございました!≫

にねんいちくみ保護者会≪ご来場ありがとうございました!≫

クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)

Heiz Ginza(東京都)

2010/09/11 (土) ~ 2010/09/20 (月)公演終了

満足度★★★★

なかなかリアル
1年2組の保護者会に参加した父兄が繰り広げる話。

会場は周りに観客を置いて中央で芝居が始まるスタイル。芝居が始まっても照明はそのままで、リアルな感じの保護者会が開催される。
役者さんのキャラは、自己中心の人や、なるべく行事に関割らないように逃げている人などさもありなんの様子でコミカルに描かれていた。
担任役、算数の先生役も、うまく小学生低学年を受け持っている役をうまく演じていた。

銀座の真ん中でこのような芝居に参加していることが、なんか不思議な気がした。ああ面白かった。

飛行機雲2010 流れる雲よ Bキャスト

飛行機雲2010 流れる雲よ Bキャスト

演劇集団アトリエッジ

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2010/09/04 (土) ~ 2010/09/13 (月)公演終了

満足度★★★

良い部分、困った部分が混在
「時を超える電波」な部分が映画『オーロラの彼方へ』を想起させる特攻隊モノ。
特攻隊員・光太郎から2010年の未来への「日本はいい国ですか?」という問いかけや終盤の特攻シーンの見せ方、燃え盛る格納庫シーンをはじめとする映像の使い方は良い。
がしかし「旭日と桜」の意匠はワカるものの特攻隊員のTシャツがカラフルなのはいかがなものか?

9月文楽公演

9月文楽公演

国立劇場

国立劇場 小劇場(東京都)

2010/09/04 (土) ~ 2010/09/20 (月)公演終了

満足度★★★

第二部を観てきました
勢州阿漕浦は伊勢神宮の禁猟区である阿漕浦で漁をした平治が罰せられるという話。
この作品は起承転結に富んでいて義太夫の語りが見事であり芝居に集中できた。

桂川連理柵は町屋を舞台にした世話物。こちらは色恋とお家の騒動が絡み最後は...の結果となりちょっと切ない。

文楽は定期的に観にいっているが、今回は少し疲れた。席が端だったせいかも知れない。で評価は☆3つ

夏の夜の夢のよう ~朝が来る前に妖精を消せ~

夏の夜の夢のよう ~朝が来る前に妖精を消せ~

花歌マジックトラベラー

ブディストホール(東京都)

2010/09/03 (金) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★★★

一筋縄では行かない面白さ
予想に反してかなり原典に忠実な内容に驚いていたら後半で思いもよらぬ方向に展開し一筋縄では行かない結末を迎えて、そのテーマ性も含めて2度ビックリ、的な。
また、パックや加治屋たちの衣装デザインも良く、レイパー佐藤の芸まで観ることもできて満足感高し。

忘却曲線

忘却曲線

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2010/09/06 (月) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★★★

SPIRAL MOONに通ずる雰囲気
前作『恋女房達』のコミカルなタッチから一転しての静かで優しい感覚と、余白が多い=すべてを語らず観客の想像に委ねる余地が大きいことに SPIRAL MOON と通ずる雰囲気を感じて癒される。
それにしても母親役の井上みなみが16歳とは驚愕。
また、黄昏時の表現を筆頭に照明も見事。

にねんいちくみ保護者会≪ご来場ありがとうございました!≫

にねんいちくみ保護者会≪ご来場ありがとうございました!≫

クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)

Heiz Ginza(東京都)

2010/09/11 (土) ~ 2010/09/20 (月)公演終了

満足度★★★★

大人げないのが大人
会場の使い方がなかなかで、臨場感抜群。
キャラもはっきりしていて、わかりやすい。

ネタバレBOX

もう、なんと言うか、保護者会である。
その場に参加してしまった感じ。

演じる場所を囲むように観客は座り、照明は普通の会議室のままなので、まるで保護者会に観客全員が参加しているようだった。
照明が明るいので、観客も緊張しながらの観劇で、いつ担任の先生に指されないかびくびくしたりして(笑)。つい、役者の後ろに見えてしまう観客の様子にも目がいってしまう。

せっかくそういう状況なのだから、例えば、途中でプリントを配るのだけど、それを観客にも配るなのどの、観客とのスリリングな関係があったりしても面白かったのではないかと思ったりもした。

そして、簡素ながら教室への作り込みが面白く、特に黒板のセンスはなかなかだ。

ややステレオタイプ感があるものの、キャラクターははっきりしており、役者は演じやすかったかもしれない。

今回は、女優さんたち(青木花さん、川本亜貴代さん、森南波さん、薬師寺尚子さん)が、どの方もよかったと思う。中でも園田を演じた川本亜貴代さんの普通さと、後半の感情が溢れる感じが印象に残った。
また、二階堂先生のしっかり者の様子と、榎本先生の、どことなくある頼りなさの源泉が彼の家庭事情と結びついていくという見せ方がとてもいいと思った(合点がいく感じ)。

ただ、番外公演なのだが、コメディを上演する劇団であるというを活かして、観客の緊張を解くような、ふっとした「笑い」がもっとほしかったと思う。
と言うか、前半は爆笑の連続でもよかったのではないかとも思うのだ。それによって後半がもっと締まって見えたのではないだろうか。

ストーリーは、予定調和的で、こうなるだろうなという方向に収束するのだが、それでも、そうなることに違和感はなく、とてもいい気持ちになれた。
また、ラストで、子どもの陰にいた親たちが、本人に戻るというあたりは、うまいなと思った。

この舞台に関して言えば、ここの場所はよい設定だと思うのだが、今、都内では公立学校の廃校で、教室を一般に貸し出しているところもあると思うので、そういう場所を使えばさらによかったのではないだろうか(にすがも創造舎など)。
よわいもんいじめ

よわいもんいじめ

コマツ企画

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2010/09/10 (金) ~ 2010/09/20 (月)公演終了

満足度★★★★

みた
すきだ
もすこし時間短くても良かったけど。

よわいもんいじめ

よわいもんいじめ

コマツ企画

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2010/09/10 (金) ~ 2010/09/20 (月)公演終了

満足度

ハコモノ行政
ガラガラの客席。スカスカの舞台。三鷹のホールは、なぜこの団体を呼んだのだろう。チョイスにはなはだ疑問。税金がただただ無駄に浪費されているように思われて、責任者の顔が見たくなった。

へなちょこヴィーナス

へなちょこヴィーナス

“STRAYDOG”

ウッディシアター中目黒(東京都)

2010/09/01 (水) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

満足度★★★

こんなもんです。
主演のアイドルのコ目当ての観劇です。
テレビのレギュラー番組内で見せるキャラとの違いを見たいと思い劇場に足を運びました。

内容は明快な学園青春スポコン?モノです。
極めて主観的な眼での観劇ですから何の参考にもならないと思いますが
おいらは楽しめました。

Sea on a Spoon

Sea on a Spoon

こゆび侍

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/09/01 (水) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

無題
 これこれ、こういうのが観たくて小劇場に通ってるんだよと納得した。最初は穏やかで優しそうに見えた人々の、ドス黒い本性が次第に明らかになっていく緊張感。誰が誰と結託して誰を裏切っているのか。さらに悪いヤツがいるかもしれないという不安。正しい者が最後に勝つなんて保証のないシリアスさ。

 原子力発電所のある町が舞台で、一見社会的メッセージ性のある作品のように見えなくもないけれど、原発はあくまでもモチーフであり、描いているのは人間の怖い姿。ぞくぞくする作品でした。

ネタバレBOX

 ところで、町役場の菊池役を演じていた佐伯佳奈杷さん、前半は今時のかわいい女の子という顔だったのが後半ジワジワと恐るべき正体を現していくのですが、最初のシーンからなんとなく悪役臭がただよってました。計算ずくなら怖い演技力です。初見な気がしなかったのですが自分の観劇記録に名前が見当たらず。
泥と蓮

泥と蓮

企画集団DOA

紀伊國屋ホール(東京都)

2010/09/03 (金) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

無題
 父親の形見の箱を探して廃坑になった炭鉱の奥に歩みいった青年が、タイムスリップ?して新選組と出会い、様々な事件に巻き込まれていく物語。原作と脚本のどちらの問題かわかりませんが、観終えて正直なところ「???」という印象でした。

 新撰組を題材にした芝居は駄作になりがちと言うジンクスを昔どこかで聞いた気がしますが、本作もその轍を踏んでいるようです。役者の演技や個々のシーンの演出は決して悪くないのに、全体としてまとまっていない。張った伏線も回収できてないし、展開が残念すぎる。

 雰囲気的にかっこいいシーンばかりを無理矢理つなげたような印象を受けました。その割に人物背景の描き方が浅いので感動も軽い。説明が省けるから新撰組という有名人を使ったのではないかとすら思えます。

 そして一番残念なのは、主人公の存在意義が見当たらないこと。こういう話では普通、主人公が徐々に成長してくものだと思うのですが、それがちっとも感じられない。また、新選組の人々が彼をなんで受け入れるのかも不明なままで、消化不良でした。

 殺陣は悪くなかったと思いますが、普通の殺陣よりラスト近く、ダンスのような振り付けで戦闘シーンが描かれた場面があり、個人的にはこれが一番良かったと思います。

小さな家と五人の紳士(再演)

小さな家と五人の紳士(再演)

演劇集団若人

池袋小劇場(東京都)

2010/09/10 (金) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

シュレーディンガーの箱?
存在の許可は、主存在でなく。
周囲が決めるものである。
・・・って話でよかったかな?
とかく不条理な芝居でした。

ネタバレBOX

黒い素舞台で、2箱のダンボール、松葉杖、ミミズ入り(?)のビン。
手鎖で縛られた女、サイズの合っていないスーツ姿の男5人組。
とかく不条理で、理解はし難かった。
ただダンボールに入って、幸せそうな演技をしてる役者さんは。
本当に楽しそうにみえました。

それにつけても、開演18時だったはずが。
開場が10分前って、劇場のドア前に状況の説明文でも出すべきでは?
笑わしても良いのだから。
「役者のテンション上げております、
開場が暫し遅れて申し訳ありません」とか。30分前でも開場せず。
入り口のドアの出入りしてたり、円陣組んで気合入れる事も重要でしょうが。
もーちっと気を使って欲しかったかな。
暑い階段で、殆ど説明無く待たされるのは、
気分の良いものでは無かった
UFOcm

UFOcm

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2010/08/25 (水) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

無題
 駄弁芝居と自称するだけあって、ゆるくてぬるい、テンションの低い不条理系。4年前に観た「地獄にて」以来2度目のあひるなんちゃらですが、だらだらしながらも飽きさせない構成は好みです。

 芸術系でないのはもちろん、エンタメ系としても首をかしげざるを得ないぬるさ。私が芝居を見始めた90年代はこういうのが結構あったように思うのですが、最近は少なくなりました。需要は低いのかもしれませんが、変えずに続けて欲しい劇団です。

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