最新の観てきた!クチコミ一覧

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20年目の正直

20年目の正直

双数姉妹

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/11/07 (日) ~ 2010/11/13 (土)公演終了

満足度★★

内容は…
話は面白かったんではないかと思いますが…

ネタバレBOX

コテコテ演出の嫌いな自分にとっては拷問のような90分でした。

17年前と現在の人物をリンクさせる嘘や動揺した時のリアクション?
みたいのが非常に薄ら寒くて客席から逃げたくなりました。

特に山田という登場人物は動揺に関わらず
ずっと同じ行動をとり続けていたので
始終、トリハダに悩まされて大変でした。

話の内容とかどうでもいぃから早く終わってくださいと…
来る場所を間違えたようです。
合格写真館

合格写真館

東京おいっす!

「劇」小劇場(東京都)

2010/11/09 (火) ~ 2010/11/16 (火)公演終了

満足度★★★★

観てよかった
商店街にあるさびれゆく写真館での騒動を描いたコメディ。ストーリーは面白い。けど、店を閉めてラブホテルに転業って発想はいくらなんでもちょっと無理がある。どう見てもそんな敷地面積は無い設定なんだから。もちろん虚構の世界だから整合性を求めちゃいけないけど、ちょっと飛びすぎだと思う。もうひとつ、新聞記者が常にこの店に入り浸っている。学級新聞や町内新聞の記者ならともかく、これも違和感。でも、このキャラ立ちした存在は必要なポジションだ。あとチンピラのキャラもよかった。とくに最後に吐くセリフがカッコよくて、2枚目に見えた。この演出はウマイ!!
誰でも人生をカッコよく生きたい、と思っている部分ってあるから、その場面はすごく納得してしまった。たんなるチンピラで終わらずに、見ていて救われる思いがした。

死なない男は棺桶で二度寝する

死なない男は棺桶で二度寝する

ポップンマッシュルームチキン野郎

劇場MOMO(東京都)

2010/11/05 (金) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★

従来パターンのち新境地
今度はSFっっ!!!
「あの人」をあんなことにしてしまったりもする前半のナンセンス具合は従来通りながら、ある能力(?)を持った男の孤独を描きハートウォーミングに着地させる後半はK尾S治かCャラメルBックスか、みたいな新境地。

新おとぎ夜話

新おとぎ夜話

Jungle Bell Theater

ART SPOT LADO(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/09 (火)公演終了

満足度★★★★

こういうの、好きなんだなぁ
「西遊記の宗像教授的考察」ないし「知的こじつけ」(笑)、沙悟浄は日本で河童の妖怪になったとか、桃太郎と陰陽五行説の関係とかを最近耳にしたので非常にタイムリー。
「趣味に走ったので難解かも」との浅野主宰の前説とは裏腹に解りやすく大いに楽しむ。

乱歩の恋文

乱歩の恋文

てがみ座

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/10 (水)公演終了

満足度★★★★★

構造、語り口なども含めて見事
評伝戯曲な餡を乱歩的世界(どんでん返しまであり)という皮で包んだ傑作。
十代に乱歩を読み漁った身にとって引用された複数の作品もすぐにわかって嬉しく、昭和臭と見世物小屋的胡散臭さ(笑)満載な上に変幻自在で様々な場を表現する装置もまた見事。

点点

点点

みどり人

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2010/11/06 (土) ~ 2010/11/08 (月)公演終了

満足度★★★

結構楽しめました
とある商店街の喫茶店に集う人達のお話。イライラしていたり、ヒネていたり、オタクだったり、ボケていたり、過去をかかえていたりと、色々大変です。なんとなくすっきりしない、どんよりとした感じでしたが、終盤近くなると、ああなるほどと、結構楽しめました。でもあのMIB的オチはないよなー。

そのとき橋には誰もいなかった

そのとき橋には誰もいなかった

オーストラ・マコンドー

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2010/11/06 (土) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★

わたしには合わなかった
斬新で、スタイリッシュであるが、芝居に入り込めなかった。舞台や小道具の使い方もこの芝居には欠かせないのだろうけど、違和感を感じた。
残念である。

いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校

いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校

ロロ

アトリエ劇研(京都府)

2010/11/02 (火) ~ 2010/11/03 (水)公演終了

満足度★★★★★

すばらしい
ピンクに染まった劇研の中でロロはとても輝いていた。
東京版よりクオリティが上がった。
よかった

蛇と天秤

蛇と天秤

パラドックス定数

ギャラリーSite(東京都)

2010/11/09 (火) ~ 2010/11/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

醜く、恐ろしく、滑稽で、哀しく、憐れな人間たち
確かにタイトル通りの物語が進行していた。
ただし、それはあくまでも「道具立て」であり、そこで繰り広げられたのは、「ある状況下での人間の行動」。
それは、醜く、恐ろしく、滑稽で、哀しく、憐れな姿であった。

ネタバレBOX

会場も含めて見事に設定されていた。
入場すると、小さな机付きのイスが並ぶ。チラシの束は茶封筒に収められ、その上にはなにやらレジュメのようなものが。
舞台となる場所にはO.H.Pプロジェクターがある。

そう、ここは大学病院内で行われる公開講座の会場だったのだ。
私たち観劇は、その講座を受けることから始まるのだ。

手触りが硬質の物語が進行していく。

登場人物各々の歪み方がいい。
背中にはそれぞれが抱えているものがあり、そうした「気持ち」を内在しつつ、物語は進行していく。
しかし、内在した「気持ち」は常に発酵状態にあり、それが物語が進行する中で、ところどころで噴き出してくる。

こんな表現がうまいのだ。

爆発しそうなのに、爆発させることができない状況下にあって、声をあまり荒げることもできずに発するトゲトゲしい様が、真っ白く無味乾燥の壁に反響して、観客の気持ちも荒立てていく。
ストーリー自体が、一般の人からすれば神経を逆撫でするようなものであるだけに、それはとても効果的であった。

ストーリーとしては、現実にはあり得ないほどの飛躍があるものの、全体的な「うまさ」で見せてしまう。
それは、演出、役者のうまさだろう。

物語としては、生命の大切さとか、薬剤開発の裏側とか、大学病院でのヒエラルキーだのを、批判・批評するというものではなく、ましてや、大城助教授が唱える「生物はみな平等」という考え方を問うものでもなかった。つまり、何かの問題提起ということではない。あくまでも、用意された「ストーリー」は「道具立て」にすぎないのだ。

つまり、ある状況下に置かれた人間の行動を綴ったものであったのだろう。
保身のため、利益のため、感情のために、自分の腹の中と一致したり、不一致だったりする、人間の、醜さ、恐ろしさ、滑稽さ、哀しさ、そして、憐れな様子がそこに表現されていたと言ってもいいと思う。

ただ、少々残念なのは、「公開講座の会場で起こったハプニング」という当初の設定があるものの、事件の核心に触れそうになるシークエンスで、「一般の観客の前である」ということを、もっと盛り込むべきではなかったのだろうか。
人が何人も死んだという出来事が、事件性を帯びてくるところでは、当然「そこにいる部外者の目」は気になるはずであろう。

それと、気になったのは「助教授」という名称、そんな言葉はすでにないはず、「准教授」が正しいのでは?

登場人物は当て書きであろうと思うほど、しっくり役になっていた。
中でも、講師の才原を演じた西原誠吾さんの「気持ちの上での」頭を上げたり下げたりという、感情の発露と押さえ方が見事だった(台詞の感じが)。
また、研究者の諸川を演じた加藤敦さんの独特のねちっこさ、どの状況でも同じでクールな大城助教授を演じた生津徹さんの、実は一番歪んでいたという内面が垣間見られる目(何も見てない、何も感じてない)が印象に残った。

早い時期にチケットを購入した観客向けの「おまけ」は、薬袋に入ったタブレット状のタオルだった。
薬袋はちゃんと、舞台の設定通りの帝塚山大学付属病院のものだった。ナイス!
こうなると、制作スタッフ(受付や案内のスタッフ)も、大学で働くスタッフという雰囲気がほしかった(看護婦はコスプレすぎてNGだけど・笑)。
合格写真館

合格写真館

東京おいっす!

「劇」小劇場(東京都)

2010/11/09 (火) ~ 2010/11/16 (火)公演終了

満足度★★★★

やっぱ面白い!!
「それで叶うならみんな成功者じゃん」に大賛成。

それが分かった上で、本編の展開を十分楽しむことができました!

ネタバレBOX

写真館の主人が亡くなって、ラブホテルにしたい長男と写真館を続けたくても技術を持っていない次男の許に突然飛び込んできた謎の男、我が家のように出入りする人たちやお客さんを巻き込んでのドタバタコメディ。

もう一人のきょうだいについて言及した主人の遺言もあって、もやもやーっとしていましたが、最後に謎が解けてスッキリ!そしてビックリ!!

ムード歌謡歌手浜たかし良かったなあ。「たそがれてレインボーブリッジ」、「もしかしてベイブリッジ」、「飛び込んで道頓堀橋」って。

ただラスト近く、(黒い交際問題に発展しないようにと)浜たかしのことを知らんぷりしたやくざさんについて、意外にいい人だったんですねと言ったのは一言余計だなと思いました。
りんご 木村秋則物語

りんご 木村秋則物語

シーエイティプロデュース

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2010/11/05 (金) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★

テンポ良く感動的!
半生を描くと冗長になりがちですが、期間を絞っていてテンポ良く、話も感動的でした。

ネタバレBOX

一目惚れしたのかなーというくらいのシーンから暗転後にはすっかり婿養子姿がなじんでいて、普通ならプロポーズシーンなどを入れがちですが、そんな時間を掛けそうなところを省き、それでいてきちんと伝わってくるところが秀逸でした。

ラストも完全に栽培法が確立したところで終わるのではなく、直径5cmくらいのりんごが2個収穫できた時点で終わらせたのも伝記物的にならずにすんだ要因だと思いました。

村八分の一歩手前くらいまでいったはずなのに、常に支持し続けた義父が偉かったと思います。もしかしたら学校でいじめられていたかもしれない娘さんもお父さんが好きで良かったですね。

それにしても、佐藤江梨子さんが農家の奥さんなんて路線変更でしょうか。何か細くて、むちむち感は全くありませんでした。

この日はご本人木村秋則さんの誕生日ということでカーテンコールのときに出て来られました。奥さんもこのお芝居を楽しみにされていたそうですが、ご病気で来られなかったとのことです。苦労を掛けたからだとおっしゃっていましたが、子供の風邪薬を買うお金も無かった時期もあったのですから、ホントにそうだったのかもしれませんね。
葬送の教室

葬送の教室

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2010/10/06 (水) ~ 2010/10/13 (水)公演終了

無題
 不覚にも号泣した。この作品は実際の事故を題材にしているけれどフィクションだという。しかし下手なドキュメンタリーよりずっと伝わってくるものがあったと思う。

 私も理系でかつて研究職にあった人間だから、この作品の主人公に感情移入するのは容易だ。いつまでもクヨクヨしていても仕方ないし、死んだ者は帰ってこないのだから、事故の原因究明や生存率向上を図るための努力をしていくべきだと考える。そして、ヒステリックに泣きわめき続けるような人を愚かだと見下してしまう。この作品を観るまでは、そんな自分は冷静で正しいと思っていた。

 しかしこの作品を観て初めて、泣き続ける人の気持が理解できた気がする。合理的に割り切ることができない心情が“見えた”気がする。共感できるかどうかはわからないが、合理的に割り切ることだけが正しい姿勢ではないということはわかった。

 嗚咽が漏れるほど泣いた芝居は初めてだ。なぜそんなに涙が溢れたのかわからないが、多分、凄まじい悲劇が語られているのに悪者が一人も登場しないからだと思う。

4-doors

4-doors

サマカト

シアターシャイン(東京都)

2010/09/29 (水) ~ 2010/10/03 (日)公演終了

無題
 「ひとつ屋根の下」「箱」「変換な本音」「不親切なダイジェスト」の4話オムニバス。4話合わせても90分程度に収まる小品集。いずれも、どこかズレた人たちによる奇妙な会話劇。そのズレ具合が絶妙で笑いを誘います。

  projectサマカトポロジーから改名してサマカト。略したような感じですが、そもそも元の名前も何かわかりません。過去2回観劇して2回とも気に入りましたが、今回はそれらほどのインパクトはありませんでした。まあオムニバスだと個々の話は軽くなりますので、ちょうどよい濃さだったかもしれません。

九月の遠い海

九月の遠い海

菅間馬鈴薯堂

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/09/30 (木) ~ 2010/10/06 (水)公演終了

無題
 1959年から1960年にかけて小学生と教師だった登場人物たちのエピソードと、大人になった1980年にその頃を回顧するエピソードから構成される。当日パンフレットの挨拶文に「極太の筆で書きなぐったような荒筋と稚拙でちぐはぐな劇構成」とあるように、かなりダイナミックな作品だった。

 明らかに大人の役者が小学生を演じると、大劇場ならともかく小劇場ではどうしても滑稽な印象を避けられない。それを補うには子供らしい動作、つまりちょこまかした素早い動きと感情に任せた大きな声が必要だろう。だからきっと出演者は体力の限り動いていたと思われる。

 残念ながら、ノスタルジックな背景を懐かしいと感じるほど自分自身がまだ年をとっていないせいか、あまり世界に没入して鑑賞することはできなかった。

【ご来場ありがとうございました】も字たち

【ご来場ありがとうございました】も字たち

FUKAIPRODUCE羽衣

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2010/11/09 (火) ~ 2010/11/25 (木)公演終了

満足度★★★★★

 
観劇虚無バージョン

天国レイン

天国レイン

Bobjack Theater

アトリエフォンテーヌ(東京都)

2010/11/10 (水) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★

愛の奇跡の物語
素敵なファンタジーロマン、王道を行くようなストーリー展開だ。若干SFの要素を絡めながら、睦月とカンナの素敵な恋の物語。

美男と美女が揃っているところも感動。

モグラ町1丁目7番地

モグラ町1丁目7番地

龍昇企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/10/27 (水) ~ 2010/11/03 (水)公演終了

満足度★★★★★

おもしろくて
2回見た。

おじさまたち、いとしくなりました。
ほんと、居間みたい~。


楽団さんもとても素敵で。
トイピアノが欲しくなりました。

タンゴ-TANGO-

タンゴ-TANGO-

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2010/11/05 (金) ~ 2010/11/24 (水)公演終了

満足度★★★

挑発的
普段コクーンで上演される作品に比べるとかなり尖った雰囲気の戯曲・演出の作品でした。
とある家族の生活に政治的な比喩が多少のユーモアを伴って被せられていて、いかにもヨーロッパの戯曲らしい感じでした。

舞台美術が印象に残りました。西沢立衛さんや石上純也さんの建築作品を思わせる、部屋サイズの箱が舞台に数個設置されていて、一幕ではそれらの位置が絶えず変化してダイナミックな効果をあげていました。椅子や机などの家具は透明アクリルのもので(おそらくカルテル社製)、不思議な存在感を出していました。

役者たちも個性的な人ばかりで、特に森山未來さんの早口の長台詞と身体表現が素晴らしかったです。片桐はいりさんのちょっとエキセントリックな動きのおばあちゃんも楽しかったです。

シリアスな場面にふいに笑いが差し込まれてあったりして、物語も演技も飽きることはなかったのですが、この作品を上演するにはコクーンは空間が大きすぎるように感じました。もっと間近で台詞の応酬を観てみたく思いました。

乱歩の恋文

乱歩の恋文

てがみ座

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/10 (水)公演終了

20101110
。・`ω´・)ノ

銀河系ホームレス

銀河系ホームレス

宇宙食堂

ザムザ阿佐谷(東京都)

2010/11/10 (水) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★

SFと愛と友情
いいお芝居でした。でも2時間はお尻が痛いです。
途中のダンスはそんなにいらないかなぁ。
伊丹さんはさすがの演技です。川野さんは貴重ですね。

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