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歓喜の歌

歓喜の歌

(有)パン・プランニング

前進座劇場(東京都)

2008/11/22 (土) ~ 2008/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★

6家族の短編集
どうやらここに登場する家族らはご近所らしい。それぞれの家族が抱える悩みを面白おかしく、時にはほのぼのと表現した舞台だったが、蕎麦屋の和田家意外は、それぞれの家族同士が関わることなく物語りは進ませているので一つのストーリーではなかったようだ。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

訳の解らない2つの宗教を軽はずみに承諾したおかげさんで、騒ぎになる野々宮家。

妻の尻軽な態度に対外的には理解したような態度をとる大人な夫が実はいつまでも根に持ってちくちくと嫌味をいう粘着質な江藤家。

おばあちゃんの看護に疲れた家族の情景を描く佐伯家。ここでの姉妹の吐くセリフや関係がリアル感があって楽しかった。

夫が癌だということを夫に告知できないまま、それでも何とか病名を告げずに夫を手術させた和田家。

ぐうたらな妻に既に愛情は感じていない夫が自分の誕生日に妻から貰ったプレゼントに感動し、結婚は忍耐だ!と叫ぶ服部家。

長男が実はゲイで、同じくゲイの妻をメトル滝沢家が本当の家族になるまでを綴った物語。

6家族の物語はオムニバスといえるほど、繋がってない。どちらかというと短編集の分野かと思う。しかし、大げさなまでの展開はベタ過ぎるほどベタだけれど、考えていたより楽しかった。6つの物語に必ずオチを入れて締めくくる演出も効果絶大だと思う。

ハロースクール、バイバイ

ハロースクール、バイバイ

マームとジプシー

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/11/24 (水) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

巧みだけど微妙
ほんのさりげない日常の言葉をリフレインさせ、「意味」を塗り重ねて
最後に大きく展開させていく…。 最後の辺りの展開は本当に上手かった。
…けど、「凄く巧み」止まりで、観ていて心動かされる事は無かったです。
正直、時間がものすごく長く感じて辛かった。

ネタバレBOX

作品のテーマは「少女からほんの少しずつ成長していくことへの
戸惑いやほんの少しの嫌悪」? じっくり考えると、そんな感じがします。

私が共感出来ず、心動かされなかったのは人物達が何か
「一人の人間」というより、「造り物」っぽかったからかも知れません。
頑張ってるけど、どこか詰めが甘いように映る動きと速射砲のように
繰り出されるけど、イマイチ意味が取り難い(多分ホン自体のせいだと
思う)台詞に、強引にはめ込んだようで余り自然といえないエピソード。

正直、緩急が付いてなさ過ぎて、笑えないボケツッコミの若手
お笑い芸人のコントみたい。

構成もなんかルナとシホの話を中心にもっていきたかったのか、
それともアジサイと写真部、サッカー部の少年達との少し複雑な
関係性を書きたかったのか、どっちつかずで中途半端な印象。
どっちを中心に描くかで作品の雰囲気が結構大きく左右されるので
作家が決めかねてこの構成にしてしまったのでは?とすら
疑っちゃうのです。 邪推し過ぎだろうか?

一番許せなかったのは、ルナが転校するのを打ち明けた時の
「ここを出ていくんだね…このネバーランドを」という台詞と、
ラストのルナの「外の時間が…動き始めた」かな。

ルナの成長を描きたかったのだと思うけど、それまでのルナの時間、
皆と過ごした時間、って結局ルナにとっても皆にとってもやがて
(言い方が悪いけど)捨て去られるのがしょうがないひと時、みたいな
印象を受けて、正直かなり不愉快だった。

思ったけど、登場人物達がみんな繊細で傷つくのを恐れていて
純粋だね。 それが悪いわけじゃないけど…世界がものすごく狭く思えた。
SAMURAI 7

SAMURAI 7

ネルケプランニング

青山劇場(東京都)

2010/11/20 (土) ~ 2010/12/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

切って捨てられない感動作
黒澤映画の解説本ではアニメ及び舞台の初演に関しては単なる娯楽作品と半ば切って捨てられていたので、小劇場では味わえない金のかかったステージとテレビで見る顔を生で見れればいいやと割り切って行きましたが、ところがところが、予想をはるかに上回る感動の作品でした。さすがに、映画のような貧乏臭さ泥臭さはなく、時代も国籍もかなりぼやけた内容でしたが、変な方向に進んで行きそうな今の日本のあらゆる立場の人をいろんな登場人物が代弁し、やんわりと共感と疑問の両方を抱かせる、なかなか奥の深いストーリーでした。核となる人達全員に視線が向くような演出で、私の目当ては若手3人(三浦、西島、相葉)でしたが、加藤の存在感、普段ミュージカルで活躍している中川の芸達者ぶり、HGの豪快さ(ああいう顔をしてたのね)も大注目。

ハイイロノ・ド・ンゾコ [皆様、応援ありがとうございました!大盛況のうちに公演無事に終了いたしました。これにて休止させていただきます。ちょっと充電してきます…では、また。]

ハイイロノ・ド・ンゾコ [皆様、応援ありがとうございました!大盛況のうちに公演無事に終了いたしました。これにて休止させていただきます。ちょっと充電してきます…では、また。]

サルとピストル

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/11/25 (木) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

満足度★★★★

へぇ!
おもしろかった!悪くなーい!

りんごりらっぱんつ

りんごりらっぱんつ

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/23 (火)公演終了

素敵だった~~
すごく良かったです。あせらず生きていこーって思いました、私は。

この雨ふりやむとき

この雨ふりやむとき

TPT

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2010/11/08 (月) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

満足度★★★

題名の違和感が全てに繋がる
「この雨降り止まぬ時」ならすんなりと胸に伝わるのですが、「この雨ふりやむとき」という題名のしっくり来なさが、作品の本質にも繋がっている気がします。「この雨がやむ時」なら、どうだったか?などと、余計な邪念が湧いてしまいました。

傑作戯曲だとは思うものの、キリスト教に対する浅薄な知識しかない、この作品の重要な骨格となる問題について、どうしても、自らに引き寄せて、共感し辛い部分がある、私には、やや疲れることの多い芝居でした。

ミスキャストと思われる方もお二人いて、もっと違うキャストで、もう一度観てみたい作品ではありました。

ただし、須賀さんは、とても良い役者さんだなあと、再認識。田畑さんとの若い二人のシーンには、常に心が奪われました。

ネタバレBOX

時と人物が入り組み、わかり辛いかと聞かれたら、そんなことはありません。とお答えします。

これは、やはり、鈴木裕美さんの演出力によるものだと、感心します。

ただ、残念なのは、冒頭ほとんど一人芝居状態の役者さんの滑舌が悪く、演技も一本調子なので、台詞を聞き取ることと、状況把握に、観客として、初めから相当力仕事を強いられて、すぐに疲れてしまいました。

もう一人の重要人物を演じる女優さんも、体格が良く、肝っ玉母さんタイプなので、この役の、はかなさや悩める妻と母を演じるには、ちょっと不向きな感じがして、それだけで、この芝居の世界に入り込むのが、私としては、至難の業でした。

その上、キリスト教の倫理観や教義にも、疎く、また、児童を対象とする、倒錯愛についても、観て想像はできても、共感理解にまでは到底及ばず、夫がそういう嗜好のある妻の苦悩にどうしても、気持ちが近づいて行かず、ずっと、舞台を傍観するしかありませんでした。役者さん自身も、このテーマを体で理解して、自分に落とすところまでは行かなかったのではないでしょうか。

日本で上演するには、やはり相当の演出、役者力の結集が必須な戯曲だという気がします。

「レ・ミゼラブル」の楽曲のように、時や人物が交差する中で、違う人物の口に何度もリフレインされる、名台詞は、大変戯曲の効果的な側面なのに、その良さが、このキャストではいまひとつ生きなかったのがとても残念でした。

とにかく、観客はよく舞台を観て聞いていないと、置いてけぼりを食う作品で、しっかりと見守らないと、大事なところを見落とす可能性大です。
後半の、八十田さんと、植野さん演じる夫婦のありかたには身につまされるものがたくさんありました。これから、ご覧になる方は、植野さんの一挙手一投足を、是非ともお見逃しなく!
じゃじゃ馬馴らし

じゃじゃ馬馴らし

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2010/10/14 (木) ~ 2010/10/30 (土)公演終了

満足度★★★★★

蜷川シェイクスピア初見です。
生粋の舞台芸術を堪能しました。実力派揃いの役者さんの中でも、筧利夫さんの弾丸のようなセリフ回しが圧倒的。ボッティチェリの絵画を大胆に配した、シンプルながらも美しい舞台美術、豪華な衣装。遠い席でしたが十分に良さが伝わってきて、お芝居の隅から隅まで何もかもを楽しめました。これで5000円は安すぎです。また観たい!

ハイイロノ・ド・ンゾコ [皆様、応援ありがとうございました!大盛況のうちに公演無事に終了いたしました。これにて休止させていただきます。ちょっと充電してきます…では、また。]

ハイイロノ・ド・ンゾコ [皆様、応援ありがとうございました!大盛況のうちに公演無事に終了いたしました。これにて休止させていただきます。ちょっと充電してきます…では、また。]

サルとピストル

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/11/25 (木) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

パンティ乱舞(^^)
もったいない!なんで活動休止にするの?初サルとピストルでとっても楽しませてもらって,これからも期待するところなのに・・・もっと前から観に行っていれば良かった。と思わせるほどのロマン(変態)あふれる^^;舞台でした。基本2つのストーリーがうまく絡み合って,演技はもちろんでしたが,脚本にも感心です。それにしても,最後のパンティ・・・パンティをみてサルとピストルを思い出して・・って言ってましたが,女性同伴でなければ頂いて思い出にしたかったところです^^;

abc★赤坂ボーイズキャバレー

abc★赤坂ボーイズキャバレー

K Dash Stage

赤坂ACTシアター(東京都)

2010/08/18 (水) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

キラキラな舞台
まず、これだけのいま勢いがある若手の役者さんが
出ている舞台も珍しいのでは…というカンジを受けました。

アイドルっぽさを全面に出しながらも、各役者さん達の
熱演、勢いはとても良く、舞台全体の雰囲気を
より盛り上げていたように思えました。

日替わりのコントのようなネタも、観客を飽きさせずに
『もっと見に来たい!!』というリピーター心をくすぐるのが
上手いなぁと感心してしまいました。

ウエスタンモード

ウエスタンモード

*pnish*

天王洲 銀河劇場(東京都)

2010/10/20 (水) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

コミカルでテンポが良かった!
*pnish*ならではのコミカルなテンポ、
終盤に向けての緊張感溢れる展開が
終始あきる事無く見れ、とても面白い作品でした。
ウエスタンの雰囲気や疾走感もよかったです。

ネタバレBOX

鰐塚のワイルドさがここから来てるのか…と
原点を知って、鰐塚の奥深さを改めて感じました。
SAMURAI 7

SAMURAI 7

ネルケプランニング

青山劇場(東京都)

2010/11/20 (土) ~ 2010/12/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

再演
前回コマ劇場で行われた公演の再演、キャストも何人か変更しての
公演でしたが、とても華やかで奥深く、見応えのある舞台でした。

今勢いのある若手の役者さんがいるせいか、
とてもキラキラした印象を受けました。
個人的にはカンベエ役の加藤雅也さんの渋みのある演技が
とても印象に残りました。

IOH公演 熱風 EVOLUTION

IOH公演 熱風 EVOLUTION

劇団たいしゅう小説家

シアター711(東京都)

2010/11/11 (木) ~ 2010/11/23 (火)公演終了

満足度★★★

若手ならではの熱
若手の役者さんの熱くて熱のこもった演技が
とても良かったです。
題材や脚本がちょっと説明不足+単純で不明瞭過ぎて
まったく共感や感動が出来ませんでしたが…
若手の役者さん達の頑張っている姿がとても良かったので
観劇後そちらの印象が強かったです。

ハロースクール、バイバイ

ハロースクール、バイバイ

マームとジプシー

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/11/24 (水) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

みた
ひりひりするけれど、押し付けがましさは感じない。いい台詞もさりげない。音楽ちょっと卑怯。
当日パンフ、チケットも、役者や照明に劣らずいい。チケット代もう少ししてもいい。

『442』

『442』

SPPTテエイパーズハウス

練馬文化センター(東京都)

2010/11/27 (土) ~ 2010/11/29 (月)公演終了

満足度★★★★

うん、泣けた。
日本人として泣けた。

ネタバレBOX

とはいえ、彼らなぜかアメリカ人としての自分に誇りを持ってるようで、その辺りにズレを感じました。最後のアメリカ国歌を歌うところなどは、まぁいい歌ではあるけど・・・『???』的な感じで、大和魂見せてくれよと、君が代歌ってくれよと、なんだかもやもやとした気持ちに包まれました。

それにしてもキム中尉は良かったです。泣けました。
ところで彼が韓国人であることの秘密って語られましたっけ?途中少々寝てしまいまして・・・。

まぁなにしろ完成された素晴らしい舞台でした。
FAME〜フェーム〜

FAME〜フェーム〜

劇団スイセイ・ミュージカル

天王洲 銀河劇場(東京都)

2010/11/25 (木) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

若さがいっぱい!!
切れのあるダンスは最高でした。ゲスト陣の存在が全体の厚みを増しています。素晴らしかったです!!

ネタバレBOX

1988年に高校を卒業した彼ら。1988年という言葉を聞くいて、なぜかジーンと来ました。20世紀人間なのかな…。

入学から次第に成長する彼らの姿が良かったです。急ぎ過ぎて人生を誤った若者もいたり、そして卒業。

特にダンスが素晴らしく、感動しました!!

ところで、舞台挨拶の順番で川島なお美さんが最後だったのには少し驚きました。確かに、芸術が重要か、せめて読み書きくらいは必要かという教育方針上の重要な論争で芸術推進派の先生役ではありましたが、やはり前田美波里さんが最後であるべきだと思いました。
『442』

『442』

SPPTテエイパーズハウス

練馬文化センター(東京都)

2010/11/27 (土) ~ 2010/11/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい舞台を有難う。
舞台は、2000年から。クリントン大統領は442部隊に対して「間違った政策」と謝罪、英雄たちに勲章が贈られる祝賀パーティの席に訪れる英霊達のシーンから。これらの情景は開演前から舞台上で華やかに演出される為、観客はどっぷりとそのパーティーの様子を目の前にして、気持ちも高ぶる。

以下はネタばれBOXにて。

ネタバレBOX

戦死してしまった英霊の一人は、彼が昔愛した女性に似たローラを時間の捻れに巻き込んでしまう。そしてローラは祖母のフラウとして、その時代の成り行きを見る事になるのだった。


時は真珠湾から始まった日米太平洋戦争。アメリカでは、日系人へのバッシングが最高点に達し、日系アメリカ人は、1世2世・日本国籍アメリカ国籍にかかわらず、人里離れた強制収容所に送られてしまう。

しかし、従順で士気に燃える若き2世たちは、その身をヨーロッパ戦線でドイツとの戦いに身を投じることとなる。それに至ったのにはどのような理由があったのか?
そして、彼らは、ドイツ軍との血で血を洗う壮絶な戦いに遭遇する。

彼らは戦場でも忠誠心を誓いながらも、差別を受けて、より過酷な戦場に追いやられ多くの犠牲を強いられたのだった。

やがて戦争は終わったものの、生き残った彼らの部隊442は当初の半分しかいなかったという。「本土アメリカ」で「祖国とは何か」「愛国心とは何か」という、2つの国の狭間で揺れながらも、「アメリカ人」として、戦いに身を捧げた442連隊。

市民権を持ちながらも「敵性民族」として迫害された日系二世の男達は、自らの忠誠心の証明に、そして自分達の家族と子孫の未来の為に戦場に向かう。そして「Go for broke!」の言葉と共に死を恐れない活躍を見せたのだった。

これらの筋を丁寧に演出し、音楽と照明の技も加味され美しい舞台だった。スーが軍曹に犯されて失語症になった光景は涙が出て止まらず、そこを沸点として次から次へと溢れる涙を堰き止める術はなかったが、しかし、その感動の涙は終演後、素晴らしい舞台を観た満足感でじわじわと満たされたのだった。

アメリカ陸軍442連隊。442連隊は、すべて日系アメリカ人のみで構成された、アメリカ軍で最も多くの犠牲を出し、最も多くの勲章を受章した部隊でもある。

キャストらの演技力、ダンス、歌、コミカルさ、演出、照明・・・全てを総合して崇高な舞台を観ました。
ギミー・ヘブン【初日完売!!当日券若干数販売致します。】

ギミー・ヘブン【初日完売!!当日券若干数販売致します。】

劇団イノコリ

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2010/11/25 (木) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

満足度★★★

微妙なこま切れ感
印象としてもったいない

この手にあまる「私」の体とエンジンと【ご来場ありがとうございました】

この手にあまる「私」の体とエンジンと【ご来場ありがとうございました】

みきかせworks

Darts&billiard BOOMERANG(東京都)

2010/11/26 (金) ~ 2010/11/27 (土)公演終了

満足度★★★

この2人でこそ
おもしろいんじゃないかな

おまつりしましょ

おまつりしましょ

劇団娯楽天国

TACCS1179(東京都)

2010/11/25 (木) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑って、スカッとしてサイコォー!!
期待した通りの祭りの面白さでしたが、それだけではなく、筋立ての良さ、親子の機微、さらにはサスペンス物としての出来も良く、サイコーでした!!

ネタバレBOX

奇祭に変った地名、政権交代以降のふらふらした方針を背景にしたダム建設問題、町村合併問題、投資詐欺事件、過疎地における結婚事情、親子関係をふんだんにまぜこぜにした話で、大笑いさせてもらいました。

舞台中央に鎮座するシンボル。所は御平古(おへのこ)村、隣がおめのこ村で、村にはかりヶ崎とか袋筋といった地名があって、しらーっと地名をしゃべるのがいいですね。

祭りは参加者が福禄寿のようなかぶり物をして、どすこいどすこいと、大受けでした。

カタツムリ養殖を謳い文句に詐欺を働いた男を逮捕するシーンなどは、ロベール・トマの『罠』か『W』かと見間違うほどの驚きで、スカッとしました!!

娘の結婚観、近所のおばちゃんの意見、そして父親の心情、みんな正論で感慨深いものがありました。

土砂崩れで神社の梁が壊れるシーンも見物です。
奇跡のメロディー

奇跡のメロディー

東宝

シアタークリエ(東京都)

2010/09/06 (月) ~ 2010/09/23 (木)公演終了

満足度★★★★★

斉藤由貴
今更ですが斉藤由貴はこんなに演技が上手かったのかと驚く。

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