
空気ノ機械ノ尾ッポvol.16
空気ノ機械ノ尾ッポ
テアトルBONBON(東京都)
2010/12/01 (水) ~ 2010/12/05 (日)公演終了
パフォーマンスと呼ぶには演劇すぎるし
……みたいな感じ。もちろん、パフォーマンスの定義も演劇の定義もよくわからない素人の私が言うのもなんだけど、それが私的には一番ぴったり来る表現だったりする。オーソドックスな演劇ではないけれど、問題作って言うようなものではない。ちょっと新鮮で、ちょっと安全で、ちょっとコントで、ちょっと演劇で、かなり元気で、ちょっと難解だけど、ちょっと分かりやすい。コレがこの劇団のオリジナルのブレンドというべきなんでしょう。こどもの観客を受け入れようとしているのも特徴的だし、そういえば子供番組みたいな内容だとも言える。もちろん好き嫌いはあるだろうなあ。私なんかには割と新鮮だったけど、私の隣の席の人なんか、開始5分でため息、10分であくび、15分で爆睡だったもの。

空気ノ機械ノ尾ッポvol.16
空気ノ機械ノ尾ッポ
テアトルBONBON(東京都)
2010/12/01 (水) ~ 2010/12/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
底抜けに明るく楽しいアングラ
って感じです。
考えさせられたり、パーッと踊りだしたくなったり、ほっこりしたり、ちょっと怖くなったり・・・役者の人数が多くなったせいか、いつも以上にいろんな要素が詰まっていて、(良い意味で)お腹いっぱいになりました。ご馳走様です♪
でもって、この劇団はいつもそうなんだけど、持ち帰っていろいろ考えて、きっと数日後に「あっ!」って思って、二度、三度美味しいんだと思います。

ヒーロー!
劇団YOROZU屋(本店)
MAKOTOシアター銀座(東京都)
2010/12/03 (金) ~ 2010/12/05 (日)公演終了
満足度★★
熱血度が不足していたような気がした
戦隊もののオマージュ作品のようでしたが、
いかんせん抑揚が小さく、テレがあったように感じました。
廉価版「7人のオタク」みたいな気がしましたが、
いまひとつ、寝かせの足りないうどんというか、
発酵不十分なパン生地のような印象受けました。

バウンティハンター
演劇企画集団LondonPANDA
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/12/01 (水) ~ 2010/12/05 (日)公演終了
満足度★★★
ヤンキーなハードボイルド
コメディタッチの前半から、後半はサスペンスの入ったなシリアスな展開に。話は面白いし、役者さんたちは皆個性的でいいのだけれど、ちょっと釈然としない感じも。ラストシーンは印象的でした。

匣の中【公演終了致しました。ご来場ありがとうございます!】
集団as if~
萬劇場(東京都)
2010/12/01 (水) ~ 2010/12/05 (日)公演終了
満足度★★★
う~ん
客席に入ると、ゴミ山の舞台セットに期待させられます。観客リクエストのアドリブを交えたコメディタッチの前半と打って変わって、後半はシリアスな展開に。救いようのない悲劇に気が滅入ります。個人的にはちょっとは救いを入れて欲しかったです。役者さん達の熱演は印象的でした。

想い出パレット~ぬぷぬぷ高田馬場編~【旗上げ公演無事に終幕致しました!ご来場まことにありがとうございました♪】
タマコロ
高田馬場ラビネスト(東京都)
2010/12/02 (木) ~ 2010/12/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
どんだけハイテンションなんだよ!!
と、、、ツッコみたくなるくらい女子のパワーはスゴかった!!
笑いの中になつかしさや、ちょっぴり切なさもあり、、
観てる人に「もうちょっとがんばるか!」
そんなことを思わせてくれるステキなお芝居でした☆

月と牛の耳
渡辺源四郎商店
富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)
2010/12/03 (金) ~ 2010/12/05 (日)公演終了
満足度★★★★
戯曲を大切にした剛腕演出
多田淳之介さんならではの派手で大胆な演出で、戯曲の大事なところをギュギュッと力強く伝えてくれた。家族の濃い会話劇でありながら、格闘技へのリスペクトと男のロマンも、笑いの裏に表にしたためて。美術と照明の効果が抽象世界へと瞬時に飛躍させてくれた。
終演後にあった多田さん、畑澤さん、松井さんのトークも拝聴。

空気ノ機械ノ尾ッポvol.16
空気ノ機械ノ尾ッポ
テアトルBONBON(東京都)
2010/12/01 (水) ~ 2010/12/05 (日)公演終了
満足度★★
感性に訴える芝居でした
その分、理屈や明確な回答・説明は無く。
観た人が自由に解釈出来る作品と云えるのでしょう。
スパッと斬った切り口が好きな自分にはチョット・・・。
と感じました。
スンマセン

バウンティハンター
演劇企画集団LondonPANDA
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/12/01 (水) ~ 2010/12/05 (日)公演終了
満足度★★★★
なるほど。。。
いやぁ役者さんが達者でした!
主役が舞台にあがった時点で、空気を変えたもんなー。
内容は・・・「負け犬が吠える」って感じは受けなかった。
演出の方がパンフに書いていらっしゃるように「負け犬とは何ぞや」というのはあるとして。。。
パンフを見て、北方謙三の描くハードボイルド小説のような舞台を想像していたボクにとっては、「定職に就いていない=負け犬」的な登場人物の描き方は、若干物足りなかったかなぁ、内容は楽しめたんだけど。
ま、ボク的には(←嫌な言い方だね)、主人公が「30才過ぎ」の設定なら、悲壮感&「もうチト頑張れよ!」感を味わえて好きだったかも、とは思うんだけど。
全体的には、楽しめました!
役者さんや演出家の方と、この作品について語り合いたいなぁ、という舞台でした!!!

娑婆に脱帽
劇団だるま座
アトリエだるま座(東京都)
2010/12/01 (水) ~ 2010/12/14 (火)公演終了
満足度★★★★
よかったです
いいですねーレトロな昭和人情喜劇。笑えるし、泣けるし、グッときます。最後に役者さん全員が舞台に並ぶと圧巻でした。開演前に客席でオバちゃんが弁当食ってる劇場の雰囲気もなかなかです。

マルケバ
シアターパントマイム企画maimuima
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2010/12/04 (土) ~ 2010/12/05 (日)公演終了
満足度★★★
ワン!
団体は違うけど2度目のマイム公演。70分のオムニバス作品。どれをとっても面白く楽しく観劇。
マイムの王道「カバン」とか見たかったなあ。

測量
タテヨコ企画
笹塚ファクトリー(東京都)
2010/12/01 (水) ~ 2010/12/05 (日)公演終了
満足度★★★★
これは凄い
あらすじからドロドロした愛憎劇かと思っていましたが、まっとうな家族のお話でした。さらっとした感じでいて密度が濃い。これは凄いです。登場人物がみんな個性的で生き生きしている。舞台セットも印象的。感服しました。

嗚呼、青春が僕に輝かない。君にも輝かない。
コーヒーカップオーケストラ
明石スタジオ(東京都)
2010/12/03 (金) ~ 2010/12/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
もう笑うしかないよ!笑
もうね・・・くだらないっ!笑
「見終わっても何も残らない!」とチラシにあるが・・・ホント何も残らん!
スッキリスッキリ!
残るモンはないけど「また見に来たろうやないかっ!」と思ってしまったのであった。。。不覚にも。
ギャグ連発連発&ドタバッタンドタバッタン&チョモランマ級のテンション。。。
そんな「ハチャメチャさ」って、冗長になっちゃうこともあるんだろうけど、妙に一本筋が通ってる感があったのは・・・「ひとり多役」だったからなのかも。
訳わからん登場人物(?)が、別の場面では、妙にシャンとした役で出たり。。。
テンション高い登場人物が、別の場面では、ベクトルの向きが違うテンションの高さを披露したり。。。
「あっ!あの役のヒトだっ!!」ってのが楽しくって楽しくって。
・・・なんて書くと、ひとり多役じゃなかったら、つまらなかったのか?と言われるかもしれないが。。。
ゴメン!それはよくわかりませんっ!
だって内容についちゃ、もう「何も残ってない!」んだもん!笑

夏休み 蝉と一緒に 本を読む
作戦会議
Ito・M・Studio(東京都)
2010/12/01 (水) ~ 2010/12/05 (日)公演終了
満足度★★★
役者さんは頑張っていた
空港建設反対の決起、立て篭もり小屋での話しであり。
いよいよ小屋も壊される事となる、当事者達の身の振り方や。
語られる、小屋建設当時のさまざまな事件や人間関係。
なのですが、今ひとつメリハリが感じられず。
起承転結のフリ幅が小さく、観客へのメッセージ性が少なく感じました。
ちょっと残念。

モノクローム騎士 KNIGHT
無頼組合
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2010/12/03 (金) ~ 2010/12/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
普段よりソフト?
裏の世界が間近にある歌舞伎町での上演ということで、会場に到着するまでに、この界隈の雰囲気を多少なりとも感じないわけにはいかず、気持ち的に下準備は完了。このシリーズは普段よりも笑いや心温まるシーンを増やしているらしいのだが、この劇団を初めて見た私にとっては十分ハードボイルドだった。全員いい表情をしてて大熱演だったんだけど、特に盛り上げてたのが酔っぱらいの元ボクサー役の人。ブラボー!

想い出パレット~ぬぷぬぷ高田馬場編~【旗上げ公演無事に終幕致しました!ご来場まことにありがとうございました♪】
タマコロ
高田馬場ラビネスト(東京都)
2010/12/02 (木) ~ 2010/12/05 (日)公演終了

クリストフ・マルターラー『巨大なるブッツバッハ村ーある永遠のコロニー
フェスティバル/トーキョー実行委員会
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2010/11/19 (金) ~ 2010/11/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
「それでも生きろ」―途切れないメッセージ
グローバリゼーションの荒波に揉まれ、長年守ってきた大事な何かを失った住民。寂寞とした舞台にただ立ち尽くし、あるいは唄う俳優の姿が、ただ美しかったです。舞台を彩る、静寂と、空虚と、ユーモアと、そして美しい歌声。全ては、「とりあえず生きろ」という、力強くはないが繊細で決して途切れないメッセージだと感じました。

春琴(しゅんきん)
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2010/12/02 (木) ~ 2010/12/11 (土)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしい
見逃していたこの作品を今回ついに体験。素晴らしいの一言。心から満足した。ごくシンプルであったり、けして奇をてらっているわけではないはずのひとつひとつの演出的アイディアが、非常に研ぎ澄まされていることで、極上の演劇的瞬間を生み続ける。俳優達の演技は無理がなくかつ芳醇で深く、上質な絹のような時間を過した。作品にも演者にも一切の邪念がなく、カンパニー力も素晴らしい。高貴なくらいだった。

匣の中【公演終了致しました。ご来場ありがとうございます!】
集団as if~
萬劇場(東京都)
2010/12/01 (水) ~ 2010/12/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
ネガティブというよりもっと強烈なインパクト
「ネガティブ」という言葉は
うなだれてるような、エネルギー残量少なめな印象だが
これはもっとなんていうか、ミサイル級の破壊力のあるネガティブ。
いやネガティブっていう言葉に収まりきらないんじゃないだろうか。
非常に強烈なインパクトです。
理不尽な話。
物語が理不尽なのではなくて、そもそも世界が理不尽であり
その縮図を描いたがゆえに理不尽。
そして壮絶なラストを迎えて、さらに強烈に迫ってくる。
その突き刺さりっぷりは、免疫のない人にとっては嫌悪感を生むかもしれない。
そのことも絶対分かっていてやっている。強烈な批判が来ることも。
それでもこの選択は潔い。
インプロを舞台に織り込むというやり方も、
とても面白くて素晴らしかった。
今年見た中で一番きた。だから今年初の★5
場内整理のスタッフも丁寧で、行き届いていて良かった。
あとひとつ、音響さんの素晴らしさを感じた舞台でもあった。

測量
タテヨコ企画
笹塚ファクトリー(東京都)
2010/12/01 (水) ~ 2010/12/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
満足
初見ですが、だいぶ満たされて帰りました。あぁ観てよかった!
家族モノだからドロドロしてたらやだなと思ったけどまったくそんなことはなく…。10年も経っちゃった、家族を感じさせる日常感で部分部分がかなりおかしくて、笑ってすっきり、ほろりとしました。姉妹っていいなぁ。
舞台すてきでした~のんびりしたい旅館です。
ミシッといってたけど大丈夫かな。
弁当誰が作ってるんだろう…。やたらブロッコリーが出るのが気になりました。