満足度★★★★★
ネガティブというよりもっと強烈なインパクト
「ネガティブ」という言葉は
うなだれてるような、エネルギー残量少なめな印象だが
これはもっとなんていうか、ミサイル級の破壊力のあるネガティブ。
いやネガティブっていう言葉に収まりきらないんじゃないだろうか。
非常に強烈なインパクトです。
理不尽な話。
物語が理不尽なのではなくて、そもそも世界が理不尽であり
その縮図を描いたがゆえに理不尽。
そして壮絶なラストを迎えて、さらに強烈に迫ってくる。
その突き刺さりっぷりは、免疫のない人にとっては嫌悪感を生むかもしれない。
そのことも絶対分かっていてやっている。強烈な批判が来ることも。
それでもこの選択は潔い。
インプロを舞台に織り込むというやり方も、
とても面白くて素晴らしかった。
今年見た中で一番きた。だから今年初の★5
場内整理のスタッフも丁寧で、行き届いていて良かった。
あとひとつ、音響さんの素晴らしさを感じた舞台でもあった。