
『OLと魔王』 ご来場ありがとうございました◎さよなら魔王!また会おう!!
舞台芸術集団 地下空港
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2011/01/19 (水) ~ 2011/01/23 (日)公演終了
満足度★★★★
歌のないオペレッタ
恋人・ミサオの家で「よろしく過ごした」後、何かに導かれるように守は魔方陣を壁に描き、ミサオが冗談交じりに呪文を唱えた翌日、魔王ルシファーが召喚されてしまう。が、彼は妻であるリヴァイアサンの謀反により魔界を追われており…な物語。
魔王がクーデターで魔界を追われるなんて設定からしてコメディ寄りな一方、使う音楽がチャイコフスキー作品やヒッチコック映画のサントラ(←アフタートークで知った)というオーケストラものなのでクラシカルな雰囲気もあり、「歌のないオペレッタ」な感じ。(そう思っていたらアフタートークでも「オペレッタ」に例えられていた)
また、魔王と会った際のミサオの母・倫子の言葉遊び的勘違いとか、戦車・戦艦・拳銃などをモチーフにした装置(脚に自在ローラーを付けて滑って移動させることができるダイニングセットも)、それに魔界のキャラたちの衣装など、いろんな種類においてセンスが良くて◎。
さらに劇団競泳水着の上野主宰を招いてのアフタートークも楽しい。

アフターサービス【月1WS開催中!】
プロデュースユニット四方八方
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2011/01/20 (木) ~ 2011/01/24 (月)公演終了
満足度★★★★
好きなテーマの1つだし…
人が死後、魂となり次に生まれ変わるまでを過ごす「黄泉」には区域ごとに管轄があり、各管轄に「閻魔」を長とする「職員」がいて魂たちをケアする、という設定下の物語、基本的には人情喜劇風。
時にはルールからハミ出そうになってもそれぞれに魂のことを思って行動する職員たちの優しさを中心に描きつつ、自殺の罪深さや「死にきる(=黄泉での生活を全うする=転じて有意義に生きる)」ことの大切さもサラリと織り込んでいるのが巧み。
もともと好きなテーマの1つなこともあり、かなり満足。
また、イキウメの前川主宰を招いてのアフタートークもあっておトクな感じ。

パパ・タラフマラの白雪姫
パパ・タラフマラ
あうるすぽっと(東京都)
2011/01/20 (木) ~ 2011/01/24 (月)公演終了
満足度★★★
それなりに楽しんだ
ここを観るのは初めて。演劇というよりパフォーマンスという印象で、分からなかったらどうしよう、と思っていたが、元の物語が有名なので、筋を追いつつ、独特の「解釈」の部分も何となく伝わってきていて、パフォーマンス系に弱い私でも、それなりに楽しめる舞台だった。

国民傘
森崎事務所M&Oplays
ザ・スズナリ(東京都)
2011/01/21 (金) ~ 2011/02/13 (日)公演終了
満足度★★★
若い
一応は3つ物語がありつつも、それらが複雑に入れこんでいて、しかも、岩松らしく適度に不条理。エンディングもやや呆気なく、非常に不思議なテイストの作品だった。初舞台も含めて舞台経験の少ない役者も多い中、全体の感触に未熟な部分はなく、面白い、という表現が適切かどうかは分からないけど、意味はある2時間半だった。

アレルギー【公演終了!!!ご来場誠にありがとうございました!!!!】
ギグル
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/01/19 (水) ~ 2011/01/23 (日)公演終了
満足度★★★★
即興、……なんですよね
登米裕一が構成と演出をしているものの、基本的には役者のエチュードの連鎖で作品を作るという試みの第1回。ほとんどの部分でセリフは決まっていなくて、設定とキーワードで上演するということで、毎日違った作品になっていくのだという。コント集っぽい作品なので、全体の感触はU-1グランプリにちょっと近い気もするけど、微妙なユルサが何となく楽しい。

エモーショナルレイバー【ご来場ありがとうございました!】
ミナモザ
シアタートラム(東京都)
2011/01/20 (木) ~ 2011/01/23 (日)公演終了
満足度★★★★
母性、…か?
振り込め詐欺をする人々の中で様々な事件が起こる群像劇。全く感じが違う2人の女が「母性」というポイントで繋がっていくことが一応の軸になっているように思う。男性陣にはリアリティを感じるのだが、女2人は少しステレオタイプな印象があり、にもかかわらず繋がるというのが狙いなのかとは思うが、少し飛躍がある感じがしないでもない。

SWEETS
ehon
座・高円寺1(東京都)
2011/01/19 (水) ~ 2011/01/23 (日)公演終了
満足度★★★★
痛い物語に少しの救い
少しずつ痛んだ「家族」と周辺の人々の物語は、葛木らしい毒のあるファンタジー、かと思っていたら、終盤に悲惨な方向に向かってしまうのだけれども、最後に少し救いを残して終わるあたりでようやく気持ちを前に向けることができる。痛いがそれなりに分かりやすい作品だが、物語の展開を字幕で進めるという手法は多用しない方がいいように思った。

水飲み鳥+溺愛
ユニークポイント
「劇」小劇場(東京都)
2011/01/18 (火) ~ 2011/01/23 (日)公演終了
満足度★★★★
傾向の異なる2作品
感触の全く違った1時間程度の2作品を上演する。1本目の『溺愛』は、実話をベースとしつつも、抽象的で幻想的な表現で実話の持つ悲惨さを和らげているが、事件の全体をタイトルで表現しているあたりは面白い。もう1本の『水飲み鳥』は打って変わってのリアルっぽい作品。高校時代、同級生で演劇部だったメンバーの一人の葬儀の夜、地元に残って小学校の教員をしている森(泉陽二)の家に、東京で今も芝居を続ける小林(洪明花),地元で結婚して暮らす山下(森宮なつめ),東京で会社に勤める磯部(古市裕貴)の4人が集まる。語り合う内、4人の中で様々な記憶と、現状での微妙な食い違いが表出する。ディテイルを丁寧に描いた好作品。

ヒールのブーツ
オーストラ・マコンドー
JORDI TOKYO(東京都)
2011/01/14 (金) ~ 2011/01/19 (水)公演終了
満足度★★★
感触の芝居
とあるブティックを舞台にした群像劇。物語はいろいろあるが、基本はマコンドーらしい感触の舞台で、ロジックで説明できない/しない部分が含まれているのは、いつもの通り。この感触を楽しめるかどうかがポイントなんだろうなぁ。

十二夜
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2011/01/04 (火) ~ 2011/01/26 (水)公演終了
満足度★★★★
祝祭的演出が楽しい
シェイクスピアの有名な喜劇を串田和美が松たか子をメインに料理する。物語自体はシェイクスピアのオリジナルを踏襲しているが、元自由劇場系の役者を多く使い、ミュージシャンも加えて、全体を祝祭的イメージの音楽劇に構成したあたりが串田らしく、休憩込み3時間弱が一気に終わってしまう感じが楽しい。2役を演じる松たか子は勿論ステキだが、オリヴィア役のりょうの美しさが光り、そして、その侍女を演じる荻野目慶子の年齢不詳(二十歳と言っても通じるぞ!)の怪演が素晴らしい。全体に、ファンタジーを楽しめた3時間だった。

時計じかけのオレンジ
ホリプロ
赤坂ACTシアター(東京都)
2011/01/02 (日) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しいことは確かに楽しい
アンソニー・バージェスの作品をキューブリックが映画化して有名な作品だが、今回はそれをパンク・オペラにするという。で、小栗旬が主演ということで大人気の公演で、実際、劇場内はそういった雰囲気の客が多い気がする(^_^;)。原作のストーリーを原則として追いながらも、「原作ではこうでした」「映画化作品ではこうでした」的なセリフもあり、ちょっとブレヒト的なファクターもこめつつ、深遠なテーマを含みながらもエンターテインメントとしても充分にでき上がっていて面白い作品だった。

愉快犯
柿喰う客
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2011/01/21 (金) ~ 2011/01/25 (火)公演終了
満足度★★★★
荒唐無稽(^_^)v
ある意味で他愛ないストーリー。劇団員のフィジカルの強さを信頼してか、私が初めて柿を観た『傷は浅いぞ』同様の斜面の舞台で、柿らしい荒唐無稽な物語が展開される。マンガを読んでるような面白さ、と言ったら失礼なんだろうか(^_^;)。

もう一度、この手に
シベリア少女鉄道
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/01/06 (木) ~ 2011/01/16 (日)公演終了
満足度★★
思いの外…
ここは、話は以前から聞いていて興味もあったのだけれど、キチンと観るのは初めて。あまり面白くなかった。今回は8編からなる短編オムニバスという意味で、通常の公演とは違うらしいのだが、一種のメタ演劇を目指している感じで、周囲で大笑いしている人もいたので、こういうのが面白い人もいるんだろうな、とは思った。

大人は、かく戦えり
シス・カンパニー
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2011/01/06 (木) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
壮絶(^_^)v
ものすごく面白いコメディだった\(^_^)/~~。11歳の息子たちが喧嘩した2組の夫妻4人での話し合いが始まるが、話は思わぬ方向にそれまくって……、という、当事者にとっては悲劇的な出来事が、観客はとてつもなく面白いコメディになってしまう。大竹しのぶ・段田安則・高橋克実・秋山菜津子という役者陣の力量も見事で、超早口のセリフもしばしばあったり、とにかく笑わせてもらえる80分だった。

わが町
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2011/01/13 (木) ~ 2011/01/29 (土)公演終了
星のように
星の光が届くのに時間がかかるように生きている時には見えないものがあるのでしょうか。3場の照明もきれいで見終わって人も宇宙の一部なのだと思いました。
何が自分の見たいものなのだろうと考えたりしたり、やけに人恋しくなったり見終わってなにか余韻も楽しめる感じでした!

ニビル星人 VS 幸福な朝食
スマッシュルームズ
シアター711(東京都)
2011/01/20 (木) ~ 2011/01/23 (日)公演終了

終わりなき将来を思い、18歳の剛は空に向かってむせび泣いた。オンオンと。
青年団若手自主企画 だて企画(限定30席!)
アトリエ春風舎(東京都)
2011/01/14 (金) ~ 2011/01/25 (火)公演終了
満足度★★★★
参加してきました
これは観劇ではなく、参加することに意義があるようです。
高校時代にタイムスリップしたようで、懐かしさがこみ上げてきました。
ラフな服装のなかで、スーツ姿の私は浮いてしまうかと最初は緊張しましたが、ぜんぜんそんなことはありませんでした。
あと、高校の教科書や宿題などがありましたが、中身を見てもさっぱりわかりませんでした...

冬の旅
アル☆カンパニー
川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)
2011/03/26 (土) ~ 2011/03/27 (日)公演終了
公開読み合わせ
アル☆カンパニー『冬の旅』の公開読み合わせに行った。
戯曲を書く松田正隆さんと演出の高瀬久男さんを交えて川崎市アートセンターアルテリオ小劇場で行われた。
本当に初の読み合わせだということだ。
これが一体どのような舞台に仕上がっていくのか、とても興味がそそられた。
星は本公演を観てから改めて入れる。

水飲み鳥+溺愛
ユニークポイント
「劇」小劇場(東京都)
2011/01/18 (火) ~ 2011/01/23 (日)公演終了
満足度★★★
2本立ては、お得感高かった。
感覚的・抽象的な「溺愛」が先に開演され、
前説から面白く繋いでましtが。ホントにふわふわした感じで、
つかみ所無い印象受けまして、もちっと情報与えて欲しかったです。
で次に再演の「水飲み鳥」が上演されましたが。
うって変わって、舞台もリアルな部屋の設定にて。
久し振りに再会した同級生達の、結構ヘビーな会話劇でした。
サクッと再会の時間だけの切り取りを見せていましたが、
材料並べて下ごしらえしただけで終らせて、
仕上げを観客に委ねた感じでしたが、
これもそーゆー話にするなら、情報を詰め込んだ方がよいのでは?
と思われました。(素材のデキは結構良いと思ったデス)

『OLと魔王』 ご来場ありがとうございました◎さよなら魔王!また会おう!!
舞台芸術集団 地下空港
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2011/01/19 (水) ~ 2011/01/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
OLよりも弱い魔王に幸あれ
カラフルなキャラクター、賑やかな登場人物。要所要所に散りばめられたユーモアに笑い、シリアスな語りに考えさせられ自問自答。何が正義で悪は本当に悪なのか?あれ?とちょっと混乱してしまった笑。五感をフルに揺さぶられたあっという間の100分でした。あんなウニみたいな魔王なら居て欲しいかも笑。頑張れ魔王。