
小さな恋のエロジー
毛皮族
駅前劇場(東京都)
2010/12/10 (金) ~ 2010/12/21 (火)公演終了

愉快犯
柿喰う客
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了
満足度★★★
ワークインプログレス鑑賞
スタジオにて、衣装・美術・照明なしの状態での通し稽古でした。ハイテンションな演技に必然性が感じられて楽しめました。
これからどのような変化があるのか、本番が楽しみです。
演技をしていない素の状態の劇団員の人たちの様子が見られたのも良かったです。

スイッチ【公演終了】
東京アシンメトリー舘【閉舘】
渋谷 夜カフェLAX(東京都)
2010/12/17 (金) ~ 2010/12/29 (水)公演終了
渋谷のホテル街のど真ん中(?)
みたいなところにある、ちょっとスタイリッシュな感じの、だけど棚にズラリと漫画が並んでいる独特な味わいのカフェが会場であり、物語の舞台も、まさにそんなところらしいカフェ。ゆったりとした空間で、カフェの常連客が遊んでいるという雰囲気。そこで、不思議なことが起きるというわけだけど、ストーリーそのものはとりたててどうって事も無いSF人情物(ん?)。この芝居で、むしろ特色なのは、ストーリーの流れや理解しやすさを邪魔しているのじゃないかと思われる演出。まさに、ホテル街なのに、こだわりのカフェがあって、だけど漫画の単行本が並んでいる……そんなカフェにふさわしい、不思議なバランス。それが楽しめるかどうかが観客の評価の分かれ目になりそうだ。

愉快犯
柿喰う客
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

あなたの部品 リライト
北京蝶々
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/12/14 (火) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★
映画化希望
エロティックな芝居だった。直接的な台詞や演技以上に。
音楽マイケル・ナイマンで映画化してほしい。
岡安さん、セクシーかつチャーミング。
熊川さん、猛禽類の眼差しがいい。
コメディリリーフの帯金さんと、木村キリコさんのちょいキレ具合も良かった。
そして、改めて言うまでもなく金子久美さんはべっぴんだ。
女優陣が美女ばかりで、ルデコさまさまだった。
ただ、上の階のドタバタや音響はどうしても気になった。
痛し痒しでした。

Re:トライカクテル
けったマシーン
小劇場 楽園(東京都)
2010/12/16 (木) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★
うーん
脚本、演出、演技の連帯感がイマイチ...、
今後、回を重ねることで劇団のウリというかアジというかを
熟成させていってもらえれば!
とはいえ、バーに行くのもいいかもな、と思えた。

森山開次展『ハコ・ヒト・ハコ』 ダンスパフォーマンス2 森山開次×ひびのこづえ×川瀬浩介
森山開次
ギャラリー・エー・クワッド(東陽町 竹中工務店東京本店1F)(東京都)
2010/12/18 (土) ~ 2010/12/18 (土)公演終了
満足度★★★
コミュニケートするダンス
竹中工務店の本社ビル内で美術展を行っている森山開次さんが、ビルのエントランスホールにて行ったパフォーマンスで、全体の構成はあらかじめ決めていて、細かい動きについては即興でやっていたように見えました。音響も即興的な部分があって、ダンスと音楽が主導権を握ろうとしたり、相手のタイミングを窺い合ったりとユーモアのある駆け引きが面白かったです。最後に使うアクリル製の箱がセッティング中に倒れるアクシデントがありましたが、それすらもパフォーマンスの中に取り込み、笑いを誘っていました。
骨をモチーフにした音楽と衣装を使って骨の名称を説明する、角張った動きのダンスから始まり、その次は「骨抜き」と歌われる音楽に合わせて、軟体動物のような動きを対比させていました。
最後のシーンはアクリルの箱の中に入り込み、骨壺に骨を入れる行為を比喩的に描き、同時に箱の中で胎児の様なポーズをして、繋がる命を想像させるもので、とても美しかったです。
観客に衣装を脱がさせたり、曲に合わせて拳を突き上げるように煽るといった、観客との積極的な関わりが上手く行っていて和やかな雰囲気に包まれていました。
この公演の翌日が森山さんの誕生日だったそうで、カーテンコールは花束の贈呈があったりして無料のミニイベントらしからぬ盛り上がり方で、楽しかったです。

鋼鉄番長 ★大阪公演・福岡公演も三宅弘城が【兜剛鉄】を演じます。
劇団☆新感線
嘉穂劇場(福岡県)
2010/12/13 (月) ~ 2010/12/17 (金)公演終了
おとなの文化祭
嘉穂劇場で新感線をみる、というのは、私にとっても夢だったのですが、それがついに実現しました。しかし、いのうえ歌舞伎で来るかと思ったら、ネタものでした。平均年齢over40(たぶん)の役者たちが、本気でバカバカしいパロディだのネタだのを繰り出すおとなの文化祭出し物。over40の私にとってはつぼにはまりまくりで、終始大笑いでした。個人的には歌って踊るかっこいい古田新太がみられて、最高に良かったです。

お肉体関係
ぬいぐるみハンター
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/07/28 (水) ~ 2010/08/01 (日)公演終了
初めてだったけど
楽しめました。
若いキャストならではの良さがしっかり出ていて、いいセリフが多かった。それをさらっと言う感じがよかったかな。
芝居のうまい役者が集まっている、脚本のクオリティがすごい高い、とまでは言いませんが、このカンパニーでの最高をみせてもらった気がします。
ただ、あと2・3人キャストを減らしたらよかったかも。いろんな都合があってあの人数なのかもしれませんが、作品・衣装など全て含めてごちゃごちゃしているので、その方がすっきりしたかな。

8人のサンタクロース
YANKEE STADIUM 20XX
アイピット目白(東京都)
2010/12/17 (金) ~ 2010/12/23 (木)公演終了
ひどい
幕から急に手がちらっとみえたり、スタッフの見切れは当たり前。見切れどころか下手前に落ちたものか何かを取りに、急に舞台にでてきたりする。上手幕は裏にいる人でゆれっぱなし。
照明もひどい。暗転中に急に光ったり、ピンスポはずしていたり。
作品も、この値段をだすクオリティじゃないなあ。あれで休憩はさんでの長丁場は限界。
面白かったのは客入れぐらいかな。客入れもスタッフさんはひどかったけど。
500円で見れる結成1年目のお笑いライブレベル。
一般向けで楽しめる人は楽しめるとは思うけど、値段を下げるかクオリティをあげるかはしたほうがいいと思います。

ロボと暮らせば【ご来場ありがとうございました】
青春事情
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2010/12/15 (水) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★
初青春事情
笑って泣ける父娘の物語。
好感は持てるが、素直に泣けなかったなぁ。
小ネタというか面白会話が芝居の流れを遮断しているように感じた。
オーバーアクトが気になる役者もいたし…。
別の作品を観てみたいと思う。

ノンアルコールで吐く
小松台東
高田馬場ラビネスト(東京都)
2010/12/16 (木) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

ロボと暮らせば【ご来場ありがとうございました】
青春事情
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2010/12/15 (水) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
熱演
役者さんたちのアドリブも入っていたのでしょうか?
笑いあり、涙ありのとても心温まるおはなしでした。ありがとうございました。

ア・ラ・カルト 2
こどもの城劇場事業本部
青山円形劇場(東京都)
2010/12/04 (土) ~ 2010/12/26 (日)公演終了

美しきものの伝説
彩の国さいたま芸術劇場
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)
2010/12/16 (木) ~ 2010/12/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
こんなに美しい芝居が・・・
舞台セット、うるおいにあふれたネクスト・シアターの若者たち、その時代の衣装、歌、年輪を重ねたゴールド・シアターの老優たち、ストーリーをぴっしり支える現役ばりばりの俳優・・・蜷川さんが誰にも遠慮せず、とてつもなく美しい舞台をつくりました。
この舞台に超人的なヒーローはいません。思い悩み、行動し、失敗し、破滅する向こう見ずな明治・大正の若者たちのあがき、そしてその中から芽生え、今日につながる現代演劇の姿を、すっきりと描いています。その背景には蜷川さんの演劇観がたっぷり盛り込まれているように感じます。
ぜひご観覧を!

-作品№7 改訂再演- 資本主義崩壊のレクイエム
OM-2
お江戸両国亭(東京都)
2010/12/17 (金) ~ 2010/12/18 (土)公演終了
満足度★★★★
追求するもの
当日配布されたパンフに「前半は抑圧された個の人間から資本主義の崩壊の芽が現われ、街が崩壊し廃墟となっていき、後半では雪のような黒い灰が降る廃墟の中で、生死を繰り返しながらレクイエムを奏で続けるというシンプルなものになっています。」という真壁茂夫の書き下ろしが掲載されている。全体的な描写は演劇というよりも総合芸術という感覚。だから感覚で感じる舞台だと思う。

池田屋コント
劇団Spookies
SPACE107(東京都)
2010/12/15 (水) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

オカン・アルテポーベラ
ハニュペチョプーニー
atelier SENTIO(東京都)
2010/12/15 (水) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
たなしんおめでとー
開幕も旗揚げ公演がセンティオだったのですが、あの洞穴的空間は結構好きです。いい意味でくだらないコントのオムニバスでもそこには1本筋金が入っています。
今年でしかやれないネタが多いので観るなら今しかねぇ

TIC-TAC 終了いたしました。御観劇くださった方々、出演者、スタッフに心から感謝しています。アリガトウゴザイマシタ。
anarchy film
新宿歌舞伎町特設劇場(東京都)
2010/12/08 (水) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
チックタックチックタックボーンボン。
観る人によって様々な解釈ができるであろー構成で、
人間の多面性が、破壊性が、退廃性が、ぐぐぐぐと胸を突く。
中でも、DV亭主が身重の妻に自分が暴力を振るう理由を、
妻がそれでも離れない理由をとつとつと語るシーンはぐっときた。
ヨリコジュン監督の舞台は3度目だが、毎回オーディションで
選んでいるとゆー役者が皆達者でとてもとても刺激される。
http://hmv.blog65.fc2.com/

15 Minutes Made Volume10
Mrs.fictions
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2010/12/16 (木) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★
濃密な15分間の舞台表現
6団体の舞台を一挙に観ることができる。それぞれの持ち味生かした個性溢れる実験的な内容が盛りだくさん。15分間という時間制約の中で、エキスそのものを放出している。15分間の中で、どれだけの表現が可能かを徹底して追求している。寄席で味わう入れ替わり立ち替わりの芸人の芸と、形式的にはちょっと似ている。
内容的にはバラエティーに富んでいる。ペテン劇あり、夫婦げんかの不条理劇あり、不倫劇あり、夢想劇あり、重力格闘劇あり、悲恋劇ありと、深刻さをばかばかしさで笑い飛ばす活力がいい。
今の社会状況に抗しようとする力あふれるものを感じる。若い一途な役者たちの挑戦がここにある。というのは、ちょっと感覚として暑苦しいかな。
あと、一つ注文。若手だけでなく、中年も出演する団体も今後出て欲しい。