スイッチ【公演終了】 公演情報 東京アシンメトリー舘【閉舘】「スイッチ【公演終了】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 渋谷のホテル街のど真ん中(?)
    みたいなところにある、ちょっとスタイリッシュな感じの、だけど棚にズラリと漫画が並んでいる独特な味わいのカフェが会場であり、物語の舞台も、まさにそんなところらしいカフェ。ゆったりとした空間で、カフェの常連客が遊んでいるという雰囲気。そこで、不思議なことが起きるというわけだけど、ストーリーそのものはとりたててどうって事も無いSF人情物(ん?)。この芝居で、むしろ特色なのは、ストーリーの流れや理解しやすさを邪魔しているのじゃないかと思われる演出。まさに、ホテル街なのに、こだわりのカフェがあって、だけど漫画の単行本が並んでいる……そんなカフェにふさわしい、不思議なバランス。それが楽しめるかどうかが観客の評価の分かれ目になりそうだ。

    ネタバレBOX

    いきなり出演者が役名を額に貼り付けて行進するんですよ(笑)。何回も場面の巻き戻しをしたり、今の時代に、その巻き戻し演出はいかがなものかと疑問を投げかける仮面の男が現れたり、人形劇始めたり、しまいには、芝居の途中で、劇団で販売しているパンフレットと台本のCMやったりします。ストーリー的には、宇宙人だと言い張る青年が働いているカフェがあり、そのカフェは、カフェのオーナーの死んでしまった弟が書きのこしていた図面に従って作ったものだとオーナーは思っていた。でも、宇宙人青年の不思議な力のせいで、本当は弟が書いたのではなく、弟の友人だった現在の店長が、弟を亡くして死んで落ち込んでいるオーナーを元気付けようと用意したものだったとバレてしまう。自分の力で人を不幸にしてしまうことに悩んだ宇宙人青年は、最後に、自分がオーナーの弟に「スイッチ」し、オーナーたちの記憶を、弟が死ななかった世界に変えてしまう……ほら、SF人情物でしょ?

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    2010/12/18 23:07

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