最新の観てきた!クチコミ一覧

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散歩する侵略者

散歩する侵略者

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2011/05/13 (金) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★

実直SF
ビデオでチラ見したことがあるだけで、生は初。不条理っぽいイメージがあったんだけど、素直で直球のSF芝居。元SF少年としては「ちゃんとSFしてる芝居」というだけでもうれしくなる。
素直と書いたけど、ワンアイデアに忠実な芝居作りだと思う。「あ、おもしろいこと思いついた」という、その「面白いこと」に過重な負担をかけず、のびのびとふくらませて無理強いするところがない。
もうちょっとあくどくてもいいんじゃない?という向きもあるだろうし、好みのわかれるところだろうけど、その「実直さ」が魅力になってると思う。

ホッパー

ホッパー

劇団森キリン

アトリエ春風舎(東京都)

2011/05/26 (木) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★

うぅ…
実験的な舞台だなって思いました。その試みはとても面白いと思いました。物語を疑い、時間を疑い、役者を疑い、観客には浮かんでは消える断片を提示する。でも、物語が見たくて、起承転結が理解しやすいお芝居を見たい人には向かない作品だと思います。

BATIK トライアル vol.11

BATIK トライアル vol.11

BATIK(黒田育世)

森下スタジオ(東京都)

2011/05/26 (木) ~ 2011/05/27 (金)公演終了

満足度★★

自作自演
BATIKのメンバーの内の5人が自分で振付した15分程度の小品を踊る企画で、BATIKの本公演の完成度には及ばないものの、メンバーそれぞれの方向性の違いを見ることができて興味深かったです。

『かげ』(伊佐千明)
自分と電球や鏡によって現れるもう一人の自分の対話を描いたデュオ作品で、すっきりとした分かりやすい構成でした。前半の動きと対比は美しかったのですが、中盤にあった鏡像のように同じ動きをするところはありきたりに感じました。

『タイトロープ』(大江麻美子)
鬱屈した感情を少しユーモラスな動きも取り入れて表現していました。こういうタイプの作品では、もっと張り詰めた空気感があった方が良いと思いました。

『コンダクター』(西田弥生)
クラシックの名曲に乗せて、ドラァグクイーン的なコミカルなパフォーマンスが展開される作品でした。動きのヴォキャブラリーが豊富で飽きさせなかったのですが、そのことによってまとまりのがなくなっていたのが残念でした。

『リピート病』(植木美奈子)
暴走するようにのたうち回る冒頭のシーンが印象的でしたが、あとに続くシーンが単調に感じました。異常なフォルムが気持悪く、かつ美しかったです。

『三叉路』(寺西理恵)
ガーリーで爽やかな雰囲気が素敵な作品でした。最後のシーンで客に目を閉じるように呼び掛け、少し経って目を開けたときに目に入る光景にインパクトがなくて少々拍子抜けしました。床に描いた絵が全然見えなかったので、ちゃんと客席から見えるかチェックしておいて欲しかったです。

どの作品も身体をコントロールが利かない状態まで持って行き、息を切らす姿をさらけ出す場面があり、BATIKらしいなと思いました。もっとBATIKの作風とはかけ離れた、ぶっ飛んだ作品も観てみたく思いました。
冒頭に主宰の黒田育世さんが言っていたように、正直未熟な点も多かったですが、習作を一般客に発表するのはダンサーにとって意義があり、客としても創作過程が 垣間見れて、良い試みだと思いました。

裏窓

裏窓

スポンジ

OFF・OFFシアター(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

悲しきスプーン曲げ少年
タイトルやチラシから、サスペンス?ミステリー?と勝手に想像していたのだが、こんな話だったとは。ユリ・ゲラーのマネしてスプーン曲げを試みた世代としては、なんとも感慨深いです。当時はスプーン曲げ少年がタケノコのように大量発生していたよなー。持ち上げられて、突き落とされて、大変だったと思います。宴会芸のネタ程度でしかない超能力に振り回された人達を、役者さん達が実に好演。ドキュメンタリー風の映像も効果的だし、唐突な幕切れも印象的。のめり込んでしまいました。

髪結う時 【無事終演致しました!ありがとうございました!】

髪結う時 【無事終演致しました!ありがとうございました!】

TOKYOハンバーグ

千本桜ホール(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/05/31 (火)公演終了

満足度★★★★★

髪を結う時...ですな☆
よかった

台詞マワシに関して、これは、脚本の責任かな?
そんな事言うかな?とか、男性のやりとりは、何だかなっと思いもしたが、
雰囲気が巧く出ていた。

暗転してからの、点灯が長い...。
でも、演出かもしれない。

記憶障害にあわせて、性格障害も巧く表現されている。記憶が繋がらないと言う事は、時間が脳内で止まっていると言う事。あの、暗転からの時間は、患者の精神を客席に伝えるための仕掛け?

子役の女の子、あんな難しい演技をよくぞと思う。
ハンバーグの“ 味 ”受け止めました。
ごちそうさまでした♪

東京バンビ 『男子と女子と、ときどき鹿と』 決勝は、さらにパワーアップして旋風します!

東京バンビ 『男子と女子と、ときどき鹿と』 決勝は、さらにパワーアップして旋風します!

元東京バンビ

小劇場 楽園(東京都)

2011/05/11 (水) ~ 2011/05/14 (土)公演終了

満足度★★★★★

東京バンビ!
ちょっと仕事で疲れ気味で観たものの、疲れなんか忘れるくらい笑いが止まりませんでした!
一瞬にしてバンビワールドに引き込まれました。

他のお客さんもみんな笑っていたので、役者&観客との一体感が感じられ、めちゃくちゃ楽しめました〜!

以前の同タイトルよりパワーアップしていて、驚きの連続。
東京バンビは何度観ても飽きません。
もっと沢山の人に観てほしいです。

『十二人の怒れる男』/『裁きの日』

『十二人の怒れる男』/『裁きの日』

劇団チョコレートケーキ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

凄い空間
全てがうまくかみあった時
劇場空間に芝居の神様が宿るような瞬間があります
今回、まさにそんな時に居合わせたような劇空間に酔いました

見逃したら損

見られたことに感謝しかありません

ビロードうさぎ

ビロードうさぎ

劇団夢生

ウッディシアター中目黒(東京都)

2011/05/27 (金) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度

小劇場でやるエセミュージカル
小劇場でやる照明効果も音響も歌も少ないミュージカルって感じ。
それだけにファンタジーなんだけどファンタジー要素が足りなく、夢の中に入れなかったという感じでした。
ウッディーの箱は小劇場では大きい方だと思われるが、役者の動きが小さく、ゆったりなためファンタジー特有のオオゲサって感じも見れなくどーもストーリーの中に入り込めない。
素敵な話だし、視点も面白いんだけどね。
いろいろな意味で残念。もっと違った見せ方があったような気がする。
ま、初心者さんにはいいかな。

熱闘!!飛龍小学校☆パワード

熱闘!!飛龍小学校☆パワード

桜ジュリエッタ

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2011/05/25 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

みてきた
そうだそういえばわたしこういうのすきだった。
だいすきだったと思う。
なんで忘れてたんだろう。
カプセル兵団みたときも思ったけど。

惑星ピスタチオの「ナイフ」みにいったなぁ。98年?
中学生だった。いかん懐古的になってきた。

脚本に夢がある。そこに星4つね。
蔑ろにしがちな「演劇のたのしさ」ってなんだろう?って考えさせられた。

なんだろう・・・演劇のたのしさ。
たのしさだよ。
なんで蔑ろにしがちだったか。

いろいろお膳立てできてるのに、演技面がもったいなかった。
歯車かみあってないかんじ。きっともっとクオリティあがったはずなのに。
観たのは二日目だった。
ちらしは演目に合ってないけどかわいい。
でも桜ジュリエッタって団体名はへんだ。

それにしても、ラゾーナ非協力的すぎると思うよ。
公演やってるなんてぜんぜんわかんないじゃん。
五階だけ妙に隔離されてるし、節電だからしかたないけど暗いし、
カップルは前戯中だし(しかも5,6組。よそいってやれよ!)
なんなの?
あんだけ人いて、もしかしたら演劇興味あるひといるかもわからんのに
どれくらいあそこに劇場が存在していることを
知っているひとがいるの?
あのでかい画面で宣伝とかできないわけ?ばかなの?死ぬの?
ってとこにいらついたです。

紅き深爪【沢山のご来場誠にありがとうございました】

紅き深爪【沢山のご来場誠にありがとうございました】

風琴工房

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/05/24 (火) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

怖い
いやぁ、空恐ろしいものを見た。

ネタバレBOX

妊娠中の姉。
小学生?の娘がいる妹。
姉妹は母親から虐待された過去を持つ。
その母親は危篤状態で病室にいる。

虐待された子供は、自らも虐待するっていうなんとありふれた話。
なのだが、やっぱり目の前で繰り広げられると背筋が寒くなる。
本人がまた苦しんでて、子供ももちろん苦しんでて、
もう何言ってるかわからなくて矛盾してて解決策もなくてただただ痛いよ。痛い痛い。

ていうか知奈ちゃん役の大塚あかりちゃんが怖い…!!!目が怖いよ!
でもカテコではにかんで笑ってたのが超可愛かった。女優だな。

浅野千鶴さんはこゆび侍の「エスカルゴ」で見た以来なのだが、あの時もこの人天才やわーと思ったけど、今回もこの人天才やわーと思う。

1時間の芝居なんだけど、体感時間は1時間どころじゃない濃密な内容。
すごいもの見た。






女優マリア

女優マリア

東京おいっす!

「劇」小劇場(東京都)

2011/05/24 (火) ~ 2011/06/01 (水)公演終了

満足度★★★★★

緻密でClever
「善悪」や「裏表」といった人間臭い部分があって面白かったです。

トップに登るにはダマすことも重要なんだ、とマリアを見て思わされました。

それを可能にするのは「一念」だったり「根性」だったりするのでしょうか。

鈴木麻衣花さん良かったです。

ビタースイート

ビタースイート

studio salt

Space早稲田(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

相変わらずの麻生0児の演技
やはり最終章に「もろきゅう」を持ってきたのは演出家の思惑通りだろうと思う。この「もろきゅう」で観客は「ああ~、面白かった!」と言う筈だ。

以下はネタばれOXにて。。

ネタバレBOX

『パーフェクト・ワールド』
お隣の北朝鮮をもじった風刺ネタ。兄と妹の井の中の蛙状態の情景と鈴木一朗(入国審査官)の大きな隔たりのある世界感が絶妙だった。コメディ。


『金柑』
鈴木一朗の実父・一が入院している寿会館での親子の会話を描いた作品。二人の間には父の行動に起因した親子の確執があった。しかし会話の中でそれらの過去の膿は少しずつ流れ浄化してゆくさまを表現する。温かみのある作品だ。

『半熟卵』
なぜか女に振られてしまう俺は、職場に入社した半分の顔に欠点を持つ女を好きになる。勿論、この女を誰も口説く奴なんかはいない。俺は一大決心しコクる。しかし「私、彼氏がいるの」とあっけなく断られてしまう。想定外だ。俺はこの女のレベル以下なのか・・。とことんフラレル俺の恋愛感情を描いた作品。コメディ。

『もろきゅう』
放射能の汚染地域に住み続ける男・山下(麻生0児)にTVディレクターと寿会館でボランティア活動をする黒田が取材に訪れる。放射能汚染を気にする二人は防護服を着用して取材するも、能天気な山下はTシャツ姿できゅうりを育て悠々自適に暮らす。その対照的なさまを滑稽に描く。無知ほど恐いものはない、という風刺コメディ。これが一番ウケタ。麻生0児は、こういった役柄が実に良く似合う。笑

スタジオソルトの素晴らしいところは、その筋にあった役者を揃えるところだ。だから年齢相応のキャストの吐くセリフに違和感がなくマッチする。どの物語も上手く仕上げてたと思う。
おばけが出現

おばけが出現

わっしょいハウス

アトリエヘリコプター(東京都)

2011/05/27 (金) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

五反田団を真っ当に
引き継いでないのが良い(笑)
ナマヌル~い空気が面白い。

ネタバレBOX

立蔵葉子が飛び道具でなく、等身大のおんなの子なのも新鮮!
紅き深爪【沢山のご来場誠にありがとうございました】

紅き深爪【沢山のご来場誠にありがとうございました】

風琴工房

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/05/24 (火) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

ただただ、苦しい(追記)
サバイバーではない私でも、終演後自分が何を考えているのか分からなくなるほど圧倒され、叩きのめされ、ただ、苦しい、としか言えなくなるほどの作品だった。
息が詰まり、まともに思考ができなくなり、脈が速くなり、混乱しているのか何なのか分からない状態になった。

なんだかとても他人事(というか作品の中のこと)とは思えなかった。正直自分が将来子供を持つことになっても絶対虐待しないと断言すらできないし断言したところでそれを守れるかどうかも分からないのも一因だろう。

もしかしたら、もしかしたら劇中の姉妹の母親も過去に虐待を受けていたのでは、なんて思うと、やりきれない。彼女がなぜ虐待したかなんて誰にもわからない。

一瞬たりとも目が離せず、緊迫した場面が後半はずっと続くと言っても過言ではないのに、観劇後に疲労感は覚えなかった。約1時間という尺がちょうどいいのだろう。むしろこの1時間にぎゅっと濃縮させて詰め込まず、2時間位の上演時間にすると、もしかしたら冗長さを感じていたかもしれない。

率直なところ、上演後1日弱が経つ今でも、苦しい。
それほどまでに、強烈で、生々しくて、感情の根幹をつかんでこれでもかと揺さぶる/ぶっ刺す作品だった。
でも、こんなに苦しいのに、もう1回観に行くつもりである。
あんなに重苦しいのに、あんなに呼吸を忘れるほどなのに。
不思議だ。

※追記※
29日16時(最後)の回も観てきた。
ちょっとは冷静に観ていられた。
以下ネタバレ。

ネタバレBOX

浅野さん・葛木さんの姉妹の迫力が光っている。
それを支える園田さん・佐野さん・横尾さんも安心してみていられるし、
大塚あかりちゃんの存在感も物凄い。

最初観たとき、良平が姉妹の母を殺したと気付かなかったのだが(私の理解力不足です)、そう思って2回目を観てみると、ああ、だからあの時あんな振る舞い方だったのか、とすごく腑に落ちた。2回目終演後少しだけ台本を拝見したのだが、「生命維持装置の電源が切られてる」というような横尾さんの台詞の辺りがカットされていた。いきなり「先生呼んできます……警察も」と入るので、なぜ犯罪確定なんだろう?と最初疑問に思ったのだけれど、なるほどそういうベースがあったのか。

役者陣の演技が物凄く自然で、演技ということを感じさせないほどだった。故に尚更登場人物の痛みや苦しみが肌に伝わり刺さったのだろう。

これが再演されないような世の中になればいいのにな、と少し思った。

ルデコの空間の狭さがこの劇に丁度よかった。
『十二人の怒れる男』/『裁きの日』

『十二人の怒れる男』/『裁きの日』

劇団チョコレートケーキ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

わからなきゃいけない(裁きの日)
息づかいを感じれるほど役者さんと近くて、緊迫と臨場感を与えてくれる狭さならではの魅力。物理的な狭さもあるし、演出の見せ方もあるし。この空間が魅力的、そんな中で繰り広げられる濃密な法廷劇でした。そこには人が人を裁く事への葛藤があり、社会情勢で起こっている現実の重みがあって、賛否とか善悪ではなく、社会と自分の在り方でもがく人間性がじわじわ出るなって思いました。説明台詞的に感じる部分もありましたが、事実をきちんと調べて書いてるんだろうなって好感が持てますし、今一度『裁判員裁判制度』を見つめ直して受け止める必要があるなと感じる意欲作でした。スッと胸に落ちるセリフもたくさんあって、たくさんの人に見てもらいたいなと思いました。

ネタバレBOX

僕は舞台奥手側の席に座っていたので、劇中ほとんど顔が見えなかった役者さんもいましたが、あまり気になりませんでした。座ってるシーンがほとんどなので、この作品を演劇でやる必要性を気にされる人もいるかなって思いますが、僕はこの作品は演劇だからこそ魅力的だなって思いました。空間で魅せる、そして情勢に即した、今の時代を切り取る演劇。是非、再演を重ねて、更なる深化を遂げて欲しい作品です。

作品中、登場人物が「わからない」って言っていて、その通りですが、「わからなくても判断しなきゃいけない」この制度、どうしたらいいんだろう。難しい。やっぱ、わからないなぁ〜って思いました。
空気ノ機械ノ尾ッポvol.17

空気ノ機械ノ尾ッポvol.17

空気ノ機械ノ尾ッポ

ザムザ阿佐谷(東京都)

2011/05/19 (木) ~ 2011/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しかった
ホントくだらないこと見てて、面白かったです。
叉みたいです

関ヶ原でダンス

関ヶ原でダンス

劇団6番シード

吉祥寺シアター(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

じたばた!
終わってみると完璧、ナンセンスコメディだ。
今回は吉祥寺シアターという箱の大きさの関係上、座席は中央から後部座席のほうが全体をバランスよく観られるのでお勧めだ。全体的に眺めると舞台セット、衣装、音響など時代劇に相応しい情景の中、役者らの動きが実にコミカルで、その動きも計算されたものだとつくづく感じる。特に七寸五分堅物の小沢の動きがコメディなのだ。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

序盤、闇の中で壮大な音響が流れ、観客を時代に誘う始まりは充分だった。こういった観客の感情を暖める仕掛けは絶妙だ。

物語は合戦が始る前の関が原での百姓、武士らの情景を綴ったものだが、どいつもこいつも戦う前から腰が引けていて敵か味方かを分別出来ない。という愚痴会話から始る。笑

関が原まで来たものの戦はいやじゃ、と尻込みする百姓どもがあまりにも滑稽だ。そこに更に弱腰の七寸五分堅物がオドオドと登場し、コイツも戦が始る前からジタバタと可哀想なくらい臆病で弱虫な態度をみせつける。笑
その心を身体で表現する小沢のオロオロっぷりが素敵だ。妻子を人質にしても自分だけは助かりたいという、しごく解りやすい超自己愛の塊だ。笑

そんな虫のように弱い男らの中で徳ばぁだけが実に勇敢で潔いのだ。演じたのは宇田川美樹。彼女の演技があまりにも秀逸で清々しい。ワタクシが観た宇田川の演技の中でも群を抜く素晴らしさだ。ずっと観てきた役者が演技で実力を発揮した時ほど、嬉しいものはない。この感情はきっと見続けてきた者にしか解らない至福感だ。

舞台は終盤までジタバタし情けない情景を全うしながら、人間同士が小さな小競り合いを繰り返す。どの世も人間なんてそんなもんだ。結局薬局、雨乞いの踊りも空しく空は晴れ渡り合戦は始ってしまうようだが、徳ばぁの死によって少しずつ勇気を取り戻した百姓どもが、いざ合戦に向けて挑む。

要は滑稽なナンセンスコメディだ。

『パ・ド・ドゥ』【ご来場ありがとうございました!】

『パ・ド・ドゥ』【ご来場ありがとうございました!】

七里ガ浜オールスターズ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/05/24 (火) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

はまりました!
最初から最後まで引き込まれました。
特に伊東さんにはやられました。
途中から切なくて切なくて・・・仕方がなかった。
これを見逃す手はないと思います。
私のように倦怠期を迎えている方々にお奨めします!

ネタバレBOX

私は「香港」のあたりから、元旦那に対する感情がビシビシ伝わってきて、
切なくて切なくて・・・単純に愛情や恨みだけではなく、
もっともっと複雑なんだろうけど・・・
伊東沙保さんがとても愛しい存在になっていきました。
彼女が「壊れていった」様子まで想像してしまいました。
初めて観る女優さんでしたが、目が釘付けになってしまいました。
次回出演作もチェックさせていただきます。
ところでオリジナルの公演ではどなたが出演されたのでしょうか?
『パ・ド・ドゥ』【ご来場ありがとうございました!】

『パ・ド・ドゥ』【ご来場ありがとうございました!】

七里ガ浜オールスターズ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/05/24 (火) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

20110525
(^・ェ・^)おもしろかった!すこし固かったきがするので時間があればもう一度みたかった

どん底

どん底

演劇企画集団THE・ガジラ

笹塚ファクトリー(東京都)

2011/05/20 (金) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

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