最新の観てきた!クチコミ一覧

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マッチ・アップ・ポンプ

マッチ・アップ・ポンプ

キリンバズウカ

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)

2011/08/06 (土) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

重と軽の間くらい
いいバランスの喜劇。十二分に面白いけど空席目立った。
場所の問題かなぁ。新百合ヶ丘は二の足踏むもの。
クロムに続き今年の渡邉とかげは女のフェロモン度が高い。
女優陣はみなベクトルの違うフェロモンが出ていた。

ネタバレBOX

へたくそなイケメンがひとりいた事を残念に思う。
いよいよ決戦です、その際の心構え。

いよいよ決戦です、その際の心構え。

タイガー

OFF OFFシアター(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

脱力
開始から、出オチに近い、脱力感。ぐだぐだと進んでいく展開に、笑いっぱなしでした。一人ひとりのキャラが個性的で分かり易く、楽に観れる感じでした。

ただ、アドリブがいくつか入っていて、苦手な人はとても苦手な空気が流れてました。好みがだいぶ別れるかも・・

荒野に立つ

荒野に立つ

阿佐ヶ谷スパイダース

イムズホール(福岡県)

2011/08/11 (木) ~ 2011/08/12 (金)公演終了

満足度★★★★★

ゆえにその名をバベルと呼ぶ
 たった今、演劇でしか表現できないことは何か、そのことを常に念頭に置いて作劇している点で、長塚圭史は演劇界の最前線を走り続けている。
 “目玉をなくした女”朝緒(中村ゆり)と、その友人たち、教師、両親、目玉を探すべく依頼された3人の探偵、といった人々によって、何となく物語らしいものは紡がれていくが、彼らの「旅」は時間と空間が混濁した奇怪な迷宮に囚われ、出口はいっこうに見えない。
 肝心なことは、世界の中心にいる朝緒が“目玉をなくしたことを自覚していない”点にある。長塚圭史が観客に問いかけているのは、この世界を認識している我々の自我そのものが極めて不安定で、個々人の思い込みや妄想によってかろうじて崩壊を免れていて、しかしそのせいでコミュニケーションの基盤となる共同幻想を持ち得なくなっている現実をどうしたらよいのか、ということなのではないだろうか。
 他者との関係を認識できない我々は、自らを「孤独」と規定することすらできないのである。

ネタバレBOX

 舞台は緩やかな段差のある平舞台、上手やや奥に木が一本立っているのみ。ここがどこであるかは、どのようにも見立てられる。ある時は学校の教室に、ある時は朝緒の家の茶の間に、ある時は探偵事務所に、ある時は潮干狩りの浜辺に、ある時は……。
 それだけならば通常の演劇でも同様であるが、長塚圭史は、その「見立て」を“同時”に行った。過去と現在、全く別の場所が混在しズレていく、時折は“そこにいてはならない人物”を別の誰かが代行する。文章で書いても何だかよく分からないが、たとえば“現在の”父親(中村まこと)が逃げ出した朝緒を追いかけるのに同行しているのは“過去の”朝緒の友人である田端(黒木華)であり、その場所は父親には自分の家と認識されているが、田端には外とも浜辺とも認識されている、といった具合だ。朝緒が失踪している間は、彼女の役割を友人の玲音(中村ゆり)が代行したり、朝緒の夫の代行を探偵B(福田転球)が務めたりする。

 こういうデタラメを「そういうことになっているみたいです」と彼らは受け入れる。「名前」もまた然りで、朝緒は、大学の映画作りの仲間からは勝手に「メクライ(眼喰らい)」と名付けられる。朝緒は朝緒なのかメクライなのか目玉をなくしたメクラなのか。そんなことはどうでもいいとばかりに放置されるが、このようないい加減な設定が「現実に」存在しえるとなれば、それは「どこ」であろうか。
 「夢」の中だけである。

 大学時代の朝緒に映画の主演を依頼する監督が、映画『ふくろうの河』の話をするくだりがある。アンブローズ・ビアス『アウル・クリーク橋の一事件』を原作に、ロベール・アンリコが映画化したこの「悪夢」に関する物語は、数々のフォロワーを生んで、世界と実存の不安定を訴えた傑作と讃えられている。
 アイデンティティーが常に揺れ動き、世界と自分との間に違和感を覚え続け、自らの行動を「ト書き」として語っていなければ安定していられない朝緒は、まさしく、ふくろうの河に吊り下げられた兵士だ。ではこの『荒野に立つ』の物語は彼女の「走馬灯」の物語であるのか。そう解釈することも可能ではあるが、問題はそう単純に解決はしない。
 これが彼女の「悪夢」だとすれば、この夢の中に巻き込まれた人々の「自我」は誰のものなのか、彼女の「代行」を玲音が務めたのはなぜなのか、この世界を仕組んだ「演出家」は果たして本当に朝緒なのか、それとも他に“眼に見えない誰か”がいるのか、等々と、疑問は次々と生まれてくるのである。

 もちろんそれらの「混乱」も含めて、これは「バベルの塔」の物語である。
 「神」は人々の「傲慢」の罰として、我々の「言葉」を乱(=バベル)した。担任教師(横田栄司)が言う。「分かったと思った瞬間に分からなくなる」。言葉という「現実」は、発せられた瞬間に「虚構」となる。所詮、我々は自らの作り上げた物語、虚構の中でしか生きられないが、我々が不幸であるのは、それぞれの抱く虚構に同調し得る共通項を見出せなくなってしまっているということなのだ。
 共通する認識がなければ「客観性」は生まれない。我々は等しく自らの「主観」の中でしか生きられない。それは「実存」を確認できない「不可知論」の世界である。我々の存在そのものが「妄想」である可能性を、誰も否定はできないのだ。

 「我々は、夢と同じもので織りなされている」(シェークスピア『テンペスト』)

 朝緒ばかりでなく、登場人物全てが「我々」である。戯画化され、滑稽なやり取りを演じる彼らはしばしば観客の笑いを誘うが、我々は我々自身を嗤っているのである。その意味で、こんなに皮肉でブラックなスラップスティック・コメディもない。
 我々の観る世界は全て違っている。朝緒は、最後に失っていたことすら自覚できなかった目玉を取り戻すが、それから彼女が行く先は、いずこともしれない。バックに流れる音は、どこかの駅の喧噪か。そこは紛れもなく、混乱の街、「バベル」という名の「荒野」なのである。
 彼女は悪夢から覚めたのではない。別の悪夢を観るための、「もう一つの新しい眼」を手に入れただけなのだ。それが以前と同じ眼であると誰に証明することができるだろうか。
 そして我々もまた、今、ここでこうして観ている悪夢から抜け出す術を持ち得ないのである。

 世界は、恐怖だ。
いつか / タルチュフ

いつか / タルチュフ

こゆび侍

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

福島の一人芝居「いつか」を観た
メルヘンです、メルヘン!この物語をこゆび侍の成島が書いたのだから、いつか観た「ふんころがし」の世界感とはエラク違う展開!そう少女マンガ「マーガレット」や「りぼん」の世界感なのだったら、なのなのだ。
演出も素敵だ。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

序盤、天使のイデタチで登場した福島。彼ほどトボケタキャラを前面に押し出し、「実は僕って癒し系なんです」みたいなはまり役もいなかろうて。(時代劇風)
そんなまったき違和感のない駄天使のような福島こそがアニメによく登場するキャラクターなのだ。

「ぼく」には好きな女子がいた。その大好きな彼女から一羽のインコの「いつか」を預かってくれと頼まれた「ぼく」は一生懸命に世話をする。しかし、鳥かごに収まることもなく自由に飛び回っていた「いつか」は寿命なのか死んでしまう。しかし「いつか」は「ぼく」の巣のようなもじゃ頭に3つの卵を残していたのだった。

「ぼく」は、この3つの卵を頭で育て、孵化させ、やがて雛となり、ペットショップに勤める小島さんとも仲良くなった。「ぼく」が大好きだった彼女との別れ、雛との生活、小島さんとの交流を軸にメルヘン的に描写したあにめちっくな恋物語だ。

ワタクシはこういったメルヘンが大好きなので勿論、大好物だ。物語と福島のキャラがぴったりと合っていて違和感が全くない。ちょっと優しくなれる大人の童話だ。


青山君よ、家が明けたら夜に帰ろう

青山君よ、家が明けたら夜に帰ろう

コーヒーカップオーケストラ

シアター711(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
ふざけた話に見えて、作者のロマンチシズムが選曲やせりふ回しにちりばめられていた。笑いを狙ったところよりむしろその辺りが好き。

表情や動きが豊かな役者が何人かいて、彼等彼女等に物語が助けられていたように思う。物語がなんだか惜しい。時間も少し長い。
ただ、自分なりのものを作ろうともがいているように見えて、次回以降がどうなっていくのか気になる。
期待を込めて☆多め。

ネタバレBOX

10年後の青山はもっと早いタイミングで出した方がいいように思った。感情移入の度合いがちがってくる。
アメノクサリ

アメノクサリ

ELEGY KING STORE

高田馬場ラビネスト(東京都)

2011/06/23 (木) ~ 2011/06/26 (日)公演終了

満足度★★★★

羨ましきは、真摯な取り組みと若さなり・・。
未観の『劇団東京都鈴木区』“鈴木さん”の演出作という事で、伺いました。「劇団鴉霞」からの派生ユニットで、再活動第一弾作との事、初観会場のラビネストが学生街にあった事を含め、真摯に芝居に打ち込む若人と、その芝居に観入る若人との緊迫した空気に触れ、自然と気持ちが若返り、次の世代を担う芝居人の存在に安堵しました・・が、最後に思わぬ見せ場がやって来ました・・カーテンコールと共に主催主演探偵役の“伊智さん”が体全体を床に貼り付けての最上級の土下座、理由はオープニングの第一声でセリフを噛んでしまった事に対するお詫びで、再チャレンジを懇願、客席も異常に盛り上がりで容認・・他の役者さんは唖然としながらスタンバイで一端舞台から掃け、何の打ち合せも無く再スタート、冒頭の台詞が・・そして右手奥に探偵に相談に来られる方[衣装を着替え+鬘装着(記憶では?)]が、登場しようとした矢先に・・“伊智さん”当人が御納得されたのか突然の打ち切り・・で、ジ・エンド(登場者さん、微妙に“つんのめった”さんとなりにけり) 若さの特権か、異例な事が起こるから芝居(ライブ)は面白い。。後は、照明と音が良かったです。“鈴木さん”万難を排して「がざびぃ」伺います。

ダブルレンティング

ダブルレンティング

劇団ぼるぼっくす

RAFT(東京都)

2011/08/12 (金) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

無題83
今週はハズれが多いです。安定したお芝居よりは異質なものを、演技力よりは個性を感じたいと思いつつ、暑いなか開場まで待ちます。会場の左側が舞台、右側が客席(座布団1列、椅子2列)。壁の中央に扉、床はフローリング。この部屋を巡って、2組の入居者(手違いで二重契約、1週間だけ同居)、管理人、引越屋、隣人たちが騒動をおこす…。で、ダメでした。全然、面白くないです。話が軽いのであれば、役者がお客を引きつけなければならないと思うんだけど。似たようなものでは、先日みた毛皮族の「軽演劇」、しょうもない話だけど笑える、自然と役者に目がいく。だいたいマンションらしく見えないし、ギャグにひねりがない、それぞれのエピソードにつながりはない。多分、満席だったと思うので、ウケル人にはわかるんだと思います。

副題の「六畳間」、マンションなんだしどうかな…。

ネタバレBOX

ありえないものをそれらしく見せてしまう、これはいいけど、ニコチンで3分しかもたないとか、入居者である外国人(らしい)とか…もしかしたら、と思うまでのものが感じられなかった。てんやわんやの大騒動がほしかった。

天使は瞳を閉じて

天使は瞳を閉じて

虚構の劇団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/08/02 (火) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★

名作
らしいのですが、予備知識無しで観劇。
とても悲しく、考えさせられるお話。
なのにテンポが良くて、笑いありダンスありで、それほど重たさがなかった。

仲の良かった人達がいつの間にか関係が壊れてきて、もう楽しかったあの頃に戻れない切なさとか、信頼している人が見えないところで何かしていて疑心暗鬼になったり、自分にも思い当たる節があって心がザワザワした。


後から知ったが初演時の設定は核戦争後の近未来の物語らしい。
今の日本はその状態と言うことか・・・。

標本

標本

乞局

リトルモア地下(東京都)

2011/06/22 (水) ~ 2011/06/30 (木)公演終了

満足度★★★★

可も不可思議もあり“R指定 奇譚衆”が送る「混虫頭感」/byカフカ
“岩本さん“客演を拝観し、「乞局」初観となり、いきなり奇譚集・・で、もって・・結果、次回”王子“の通常公演?も観に行こっと!その前に「不都合な4日間」で“下西さん”ワールドの一端を伺いに・・。拘りの『チケット』も記念になりました。“高尾さん“次の出演作、新国立劇場の楽日伺います。

ネタバレBOX

「蜂」 記念すべき奇譚集 オープニングを飾った石田さんには申し訳ないですが、サークル合宿の余興ってとこですかね・・でもトップバッターの重圧にもめげず・・演じきる役者さんはやっぱ、凄い!
「蠅」 女子に殺され死んでるはずの男子が語りかけ・・。⇒“標本”にされた昆虫も、まるで生きている様に今にも鳴きだし飛出しそうに観える・・。
「蜻蛉」 大人になりきれていない兄妹が手短なところで、互いに異性を感じあって・・。“岩本さん“は危うさ漂う普通の人を演じさせるとピカイチ!映像とのコラボも面白かった(R指定と思いきや、ズームアップの後は、トホホ・・)。
「蝶」 化粧を落としながら、=あえて“ぶちゃいく(芋虫状態?と解釈)・・男子が部屋を訪ね次第に化粧を拭い落とし、スッピンを曝してから女子(蝶)らしくなり、鱗粉(香も放つらしい)をかけ始め・・。“島田さん”の楽屋トークの様な出だしも面白図鑑でした。
雨に紅花 (無事終演いたしました!)

雨に紅花 (無事終演いたしました!)

くロひげ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★

まだ青い
男女の三角関係と姉妹愛を綴った物語だったが、全体的に繊細な心の描写を表現したかったのだとは思うが、結果的にインパクトがなく、観客に訴えるものがなかったよ7うに感じた。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

とかく若い恋物語というのは自己愛よろしく、自己満足な表現が多い。また、若い劇団にはありがちな表現方法だが、自分達の表現したいものに重点を置きすぎて、観客を満足させる、という視点を見逃すことが多い。

今回の舞台もそのように感じた。
舞台上に張った水がなぜ必要なのか?また、キャストの発声が未熟な為に音楽にかき消されて聞こえないセリフ。更に詩的なセリフが多い中、そのセリフを吐く役者に魂が篭ってない表面的で静かなセリフの連打。ついでに言うなら、かちゅぜつが悪く、役者として勉強していないさま。

これらの基本中の基本がなってないのに、この舞台に金を払って観に行くユーザーがいるのだろうか?厳しいことを言うが、演劇の世界はそんなに甘くない。2人芝居で実力を発揮するには、本もキャストも精進しなくてはならない。

今回、良い得点をつけたユーザーは勿論次回も「観たい」し金払ってでも観に行くだろうが、その結果は次回公演で試される。シビアなコメントだが、劇団の事を思えばこその老婆心ととっていただきたい。



チャイムが鳴り終わるとき

チャイムが鳴り終わるとき

オーストラ・マコンドー

吉祥寺シアター(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

郭智博が素晴らしい!
先生役を演じた郭智博がとにかく良かった。
これまでのナイーブな印象を払拭し、二つの顔をもつ役柄を見事に演じ切っていた。
公演時間は確かに長い。おそらく、もう少しコンパクトにすることは出来ただろう。ただ、その時間を飽きさすこと無く、観客の集中を途切れささない倉本朋幸の演出は素晴らしい。前作と比べると飛躍的な成長が見られる。

止まらずの国

止まらずの国

ガレキの太鼓

サンモールスタジオ(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/30 (火)公演終了

満足度★★★★

危険な国での疑似体験!
海外旅行の経験はあるが、クーデターが起こるような危険な国には行ったことがない。
この作品ではその疑似体験ができ、とても良い時間を過ごせた。
緊迫感、臨場感がハンパなく凄かった。
おちは笑ったけど。
世界中を自由に旅する若者の生き方も、リアルに描かれており観ていて気分良かった。

『賢者の贈り物』 『羊の宇宙』

『賢者の贈り物』 『羊の宇宙』

舞活道 自由童子

pit北/区域(東京都)

2011/08/12 (金) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★

劇団初見!
「賢者の贈り物」観劇。海外文学を最初に読んだのがオー・ヘンリーと記憶。短編で読みやすかった。ただ細部までの記憶がない。子供ながら「欲しいもの聞けばいいのに」なんて思っていた。子供を対象にしてはいるが大人も充分楽しめる。暗い内容だけど、ミュージカル風だったり、笑いありで明るい感じが好い。

ネタバレBOX

子供時代のジムのシーン。時計からチェーンが外れなかったのはハプニングでしょうか?
わかばやしさんが出演していることをしらずマダムソロフィとして見たときちょっと驚いた。「おぼんろ」公演で見たばっかりだったし印象深い役者さん。
「熊」 「附子」

「熊」 「附子」

森崎事務所M&Oplays

国立能楽堂(東京都)

2011/08/11 (木) ~ 2011/08/12 (金)公演終了

満足度★★★★★

堪能
堪能いたしました。まず,国立能楽堂,初めて足を踏み入れました。テレビでよく見るあの舞台,感動もひとしおです。しかし,立派ですね。それだけでも満足です。演目は,チェーホフの「熊」と狂言の代表作「附子」。いずれもわかりやすく仕立てられていましたね。これは初心者でも十分楽しめます。おススメです。

降りそそぐ百万粒の雨さえも

降りそそぐ百万粒の雨さえも

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2011/08/06 (土) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★

安心感
新撰組末期のストーリーのため、序盤から重い雰囲気であったが、きっちりと最後にはキャラメルらしさ全開で笑いと涙につなげる力量はさすがでした。

いよいよ決戦です、その際の心構え。

いよいよ決戦です、その際の心構え。

タイガー

OFF OFFシアター(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

お盆公演らしいゆるさ
今回、「お盆特別公演」と銘打ってあり、これは江戸時代の「夏芝居は見物衆の肩がこらない息をつめて観るような芝居を避ける」という興行慣習とも合致している企画だと思った。

私が子供のころも新宿コマの喜劇人まつりなど、夏休みにはゆるいお笑い公演があったものだ。

観るほうも固いこと考えず、リラックスして楽しませてもらった。

まぁ、下ネタはないが、家族向きとは言えない。

俳優が全員個性的で面白く、笑っているうちに時間が過ぎていった。

ネタバレBOX

ドドイツの佐々木充郭が、バジリコFバジオの作・演出家で、俳優ではないと知って唖然。

これも納涼公演ならではの配役なのだろうか。

オタクのような究極の脱力系キャラで、億劫そうなしゃべりかたに味がある。


フェロもん(榎原伊知良)とお七(高野あさな)のコンビがチャーミング。

アケミの酒井若菜が終始真面目な演技でひきつける。

宿泊先のご主人の永山盛平が、最初のうち、棒読みで気のない演技なのだが、だんだん面白くなっていく。

ピロリの横島裕は、相変わらずきっちりした演技で笑いをとる。

行儀がよく、コメディアンのお手本のような人で、いつ見ても、彼のキャラクターははっきりしているのに、作品世界を的確に表現できるクレバーな俳優だ。

もっといろいろなコメディに客演して活躍してほしい人だと思う。

野仲真司を観ると、いつも個性派俳優の田中要次を思い出すが、爆弾みたいな独特な存在感の俳優だ。

今回は隠し芸的に、天狗のお面を使って全裸に近い状態でパフォーマンスを見せる。

これもバカバカしい趣向だが、こういう公演の企画としてなら許せるといったところ。

野仲の芸を、ふき出しもせず、呆れたようなそぶりのおかみさんキャシーの生原凛々子の表情が可笑しい。

予想したようにあっけない結末だが、戦隊ものらしい稲田徹のナレーションが効いている。




チャイムが鳴り終わるとき

チャイムが鳴り終わるとき

オーストラ・マコンドー

吉祥寺シアター(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

チャイムは鳴らなかった
「幼さゆえの残虐性」というテーマとマコンドーの作風はしっくり来ました。
これまでの作品で最もナチュラルに観れた作品でした。生演奏も邪魔することなく、怒鳴りやオーバーアクションも小学生という設定なら納得できる。
一人の児童の母親を中心とするエピソードが必要だったのかは若干疑問があるが、全体的には非常に楽しめた作品でした。

ダブルスピーク

ダブルスピーク

SORAism company

萬劇場(東京都)

2011/08/12 (金) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★

劇団初見!
プレビュー公演観劇。いい意味でベタだし。ラストのオチも読めるけど瀧中さん、浜津さん、石川さんが上手いので興味は削がれない。夏休み家族で楽しめる舞台。

ネタバレBOX

初日で硬さはあったかも。セリフのカミがテンポを崩したのは残念。
殺しは似合わないと感じながら観ていて、息子が生きていると言うオチだとすると誰だろうと?消去法で行くとダグラスしか残らなかったので実際当たると妙に嬉しかった(こんな観方をしています)
トロンプ・ルイユ

トロンプ・ルイユ

パラドックス定数

劇場HOPE(東京都)

2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

地方競馬の情景
正直申し上げて競馬というものをあまり知らない。だから女性の野木さんがこれを書いたのにまず、驚く。更に彼女には大好きな競走馬がいて、今は現役を引退して北海道で種牡馬として暮らしている「タイムパラドックス」のMEMORYが当日パンフに記されているのだから、もしかしたら、「パラドックス定数」はこの馬からとったんかいな、なんて勘繰ってしまうのだった。笑

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

舞台は地方競馬の馬舎を軸に6人のキャストが馬になったり人間になったりするのだから、シリアスな物語と言うよりも、ユーモア溢れた物語だった。特に小野ゆたか扮するロンミアダイムは小野自体が馬なんだか人間なんだか、識別が難しいくらいなのだ。笑

元々、小野は人間からすこ~しばかり、かけ離れた才の持ち主というか、動物顔なので、こういった馬役にはぴったりのはまり役なのだとも思う。こう書くと小野は「俺は馬じゃねえ」なんて抗議したい気持ちにもなるだろうが、「いあいあ、実は君は馬だったんだ。人間だとばかり思ってただろ?」なんて、まるで母親のように顎の急所をなでなでしながら愛しみたい。

そんな訳でこの物語は地方競馬の競走馬として飼われている馬6頭と馬主、調教師ら、競馬場での予想屋と実況中継など、まんま競馬場での情景を綴った舞台だ。その中でも、競走馬に視点を当てて、馬同士の会話や気持ちを描写していたのが実に面白かった。

物語に重ねるように投入された音楽や、リズムの良いテンポは映画「シービスケット」のような活気と上品さに満ち溢れていた。楽しかった。
私とアナタの間の距離は・・・

私とアナタの間の距離は・・・

演劇集団Nの2乗

「劇」小劇場(東京都)

2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

情緒的
静かで、情緒的で、しっとりとしたいい劇でした。途中泣かされるほどの感動もありました。
とっても良ったですが、場面転換に使われてた三人の女性がテーブルクロスをかけたり、外したり、ランブをテーブルに置いたりする場面がとっても気になりました。もっとさら~ととながしてくれてもよかったのでは。あそこで場面転換ですよって観客にアピールしてるのは解りますが、せっかくの劇の感動が途切れてしまいました。三人の格好つけすぎの登場の仕方にもあると思う。
それでも感動をありがとうございました。

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