最新の観てきた!クチコミ一覧

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青山君よ、家が明けたら夜に帰ろう

青山君よ、家が明けたら夜に帰ろう

コーヒーカップオーケストラ

シアター711(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★

なんと4年ぶりに観たコーヒーカップオーケストラ
まず、主宰の宮本が「うちの芝居は観た後、何も残らないです。」という自虐ネタ的な前説から始る。あれ?あんな顔してたんだっけ?と4年前の記憶を探るが覚えていない。つまり、宮本の顔も記憶に何も残らない顔なのだった。劇場は超満員御礼。両サイドにパイプ椅子を設置するほどの満席ぶりで、これは素直に素晴らしいと思う。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

物語の殆どはカオルコの夢(妄想)の世界を描写したものだったが、この世界感がアニメのような小ネタのコメディもの。正直言ってぶっ飛んだ世界感だ。少年ジャンプそのもの。笑

個人的に4年という歳月の長さを感じた舞台だった。確か4年前の舞台はコミカルな部分はあったものの、ここまでぶっ飛んだ展開はなく、また、掃除機などの小道具もなかった。笑

一番受けたネタはイッペイが就活で面接する場面。これには爆笑!
また、どらえもん猫にもウケタ。

コネタが多く、アドリブも多かったようで、全体的にとっ散らかった印象はあるものの、終盤でちゃっかりカオルコは美味しいとこ取りをしてセレブかましちゃってる展開はお見事!

相変わらず、鳥島明(はえぎわ)の気持ち悪い演技力は絶妙!
荒野に立つ

荒野に立つ

阿佐ヶ谷スパイダース

イムズホール(福岡県)

2011/08/11 (木) ~ 2011/08/12 (金)公演終了

満足度★★★★

みてきた
個人的に楽しめた。
なんとなくわかったような気になれた所が大きかった。

ネタバレBOX

感想1300文字くらい
http://sakuteki.exblog.jp/14345298/
給水塔

給水塔

日曜機関社

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2011/06/01 (水) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★

次第にタガが外れてシュールに
KAKUTAの朗読の夜シリーズに通ずる手法も駆使して語るのは複数の人物の視点で語る夢の中のように変幻自在で跳んでる世界のオハナシ。
出だしは1人称語りの落ち着いた雰囲気なのに次第にタガが外れてシュールになって行くのが愉快。

泣けば心がなごむけど、あなたの前では泣けません

泣けば心がなごむけど、あなたの前では泣けません

世田谷シルク

「劇」小劇場(東京都)

2011/06/03 (金) ~ 2011/06/06 (月)公演終了

満足度★★★

135分でも事足りない感無きにしも非ず
児童文学を装いつつも実はけっこうシリアスで奥深い原作らしく(未読につき推測)、舞台で表現するには2時間15分でも事足りない感無きにしも非ず。
一方、ムーブメントなどを取り入れたお得意の表現スタイルはいつもながらステキ。

時泥棒~昭和歌謡短編集~

時泥棒~昭和歌謡短編集~

はぶ談戯

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2011/05/31 (火) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

見事な構成+挿入歌の楽しさ
独立した3話オムニバスかと思いきや、第3話で第2話とのリンクが示され、オープニングと各編の合間に挿入されていたパートの続きですべての繋がりを明かす仕掛けの構成が見事。また、昭和歌謡のパロディ的な挿入歌も上出来にして愉快。
往年の深夜ドラマ「HeartにS」、タモリの3rdアルバム「戦後日本歌謡史」が好きな身としてツボ2箇所同時攻撃、みたいな?(笑)

帝国

帝国

劇26.25団

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/06/01 (水) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★

セカイアジ寄りか?
濃かったりアヤしかったりなキャラのオンパレードから画家の遺作をめぐるサスペンスに転ずるあたりはセカイアジ寄りか?
それにしても終盤で明かされる遺作の内容の意外な(あるいはおぞましい?)ことといったら!(笑)

IN HER TWENTIES

IN HER TWENTIES

TOKYO PLAYERS COLLECTION

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/05/31 (火) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

リピートっっ!!!
まさに「立体年表」で、演じられる「彼女」の10年間にはもちろん、舞台上方の空間に「彼女」以外の登場キャラクターの「交際期間」「存命期間」などを示す帯が見えるよう。←2度目なのでなおさらか?

IN HER TWENTIES

IN HER TWENTIES

TOKYO PLAYERS COLLECTION

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/05/31 (火) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

手法が独特にして秀逸
同じ女性の20歳から29歳までの各年齢をそれぞれ1人の女優が演じ、時には対照的な立場での2つの会話を組み合わせたり21~28歳までの8人が話し合ったりという手法が独特にして秀逸。内容的には親友との逸話にホロリ。

関ヶ原でダンス

関ヶ原でダンス

劇団6番シード

吉祥寺シアター(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

関ヶ原庶民伝
武将が出て来ない「関ヶ原庶民伝」。
コミカルな部分もあるが、そんな中からいわれなく合戦にかり出された農民たちの哀しみや畏れの感情がストレートに伝わって来る感じ。「人を殺すのが怖い」という台詞は特に心に響く。

【ご来場感謝!】『キスより素敵な手を繋ごう』/『追憶と記憶』『メロウ』

【ご来場感謝!】『キスより素敵な手を繋ごう』/『追憶と記憶』『メロウ』

ナイスコンプレックス

サンモールスタジオ(東京都)

2011/08/12 (金) ~ 2011/08/16 (火)公演終了

満足度★★★★

愛し合うことの素晴らしさ
記憶障害の夫とその夫を支え愛する妻の物語。
感動的な話です。愛する人への愛の在り方を考えさせられました。
それだけに。。。

ネタバレBOX

月日が流れていく中での妻の夫に対する愛と不条理な現状との葛藤に考えさせられる所が多々ありました。「自分が記憶障害だったら」「自分が妻だったら」「自分が家族だったら」。。。
感動し涙も出ました。観て良かったと思います。

ただし、観ていて気になる点がいくつかありました。素人が言うのは大変失礼ですが、脚本も演出ももっともっとブラッシュアップできそうです。そしたらもっともっと良くなると思います。「もっと良くして欲しい!」という私の願いでもあります。

今回は再演だそうですが、さらに高みを狙った次回の再演を期待したいと思います。
スガンさんのやぎ

スガンさんのやぎ

北九州芸術劇場

J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)

2011/08/12 (金) ~ 2011/08/13 (土)公演終了

満足度★★★★★

赤頭巾ちゃん気をつけて
 原作はドーデ『風車小屋便り』の一編。もちろん“童話ではない”。しかしフランスでこれが童話として絵本になっていることは事実で、「子どもには美しいものだけを見せたい」と考える親なら、この話をよく子どもに語って聞かせられるものだと、フランス人の教育意識に疑問を抱くことだろう。
 しかし、大人がこの寓話から、恐怖やエロス、生と死の問題、あるいは文明批評までも感じ取るように、子どももまた、言葉には出来なくともその鋭敏な感覚で、物語の背景にある「得体の知れない何か」を直観することは可能であるはずなのだ。そしてそれが子どもの成長に欠くべからざるものであることを、フランス人は確信しているのだろう。
 エレナ・ボスコは、哀れなスガンさんのやぎをマイムで演じる。子ども相手だからと言って、“わかりやすく”妥協することはしない。作り手、演じ手が、観客の想像力を信頼しているからこそ、この舞台は成立している。『スガンさんのやぎ』を観た子どもが大人になって、再びこの舞台を観る機会があったなら、当時は言葉には出来なかった心の中の「もやもや」の正体に気づき、慄然とさせられることだろう。

ネタバレBOX

 今井朋彦の日本語によるナレーションは、原作を99%、そのまま朗読したものである。日本人には分かりにくい「グランゴワール」「エスメラルダ」(いずれもユゴー『ノートルダムの傴偃男』の登場人物)などは省略、ないしは「言葉の置き換え」が為されたが、物語には一切、手を加えていない。
 即ち、ドーデが小説に込めたテーマは、そのまま舞台にも継承されたと判断してよい。作者が語りかける「グランゴワール」は架空の人物であるから、これはドーデが若き日の自分自身に向かって呼びかけているのだ、と解釈するのが一般的である。教職を辞して作家生活に入った自分と、新聞記者を辞めたグランゴワールを重ね合わせているのだ。
 冒険好きな若い雌山羊のブランケットは、飼い主のスガンさんの制止も振り切って、「自由」を求めて山へと旅立つ。山が狼の巣だということは熟知しているが、その恐怖もブランケットを翻意させることはできない。彼女は希望を胸に新天地に勇躍するが、果たして数々の苦難と危険を乗り越えて「成功」を手中にすることができたか。否である。彼女はあっさりと狼に嬲られて喰われ、物語は終わる。そこには何の意外性もない。“読者が心配していた通りの結末”が提示されるのだ。
 『風車小屋便り』を書くまでのドーデは、まだ作家として成功したとは言えなかった。彼の小説が評判を呼ぶのは、まさしくこの短編集以後のことである。数多くの夢見る青年が挫折を味わったのと同じく、ドーデも自らの人生への不安を『スガンさんのやぎ』のモチーフとしたと判断してよいだろう。そしてそれは読者である「若者たち」にとっても教訓となるとドーデは考えたはずだ。

 ところがあろうことか、フランス人たちは、この物語を「子供たち」に提供した。それは、本来は社交界のうら若き子女たちに向けて語られていた『赤頭巾』の物語が、「童話」として広まっていった過程とよく似ている。戒めは、“早ければ早いほどよい”と考えているのであろうか。

 舞台にはもちろん本物の山羊も狼も登場はしない。たった一人の出演者、エレナ・ボスコは、白い服を身に纏って、美しい白山羊を体技だけで演じている。時折、身体を掻く、紐に噛みつくなどの動物的な仕草を取り入れはするものの、彼女は紛う方なき“人間”である。
 旅立ちにあたり、彼女は靴下を履き、手袋を付け、帽子を被る。山羊はもちろんそんなことは“絶対にしない”。彼女は山羊に見立てられた人間ではなく、“人間”なのだ。全身の「白さ」は彼女の純真無垢の象徴ではあるが、同時に“これからどのようにでも汚される”ことを暗示してもいる。
 ブランケットは、山で、一頭のカモシカと恋に落ちる。舞台では、人形を抱きしめる演技でそれを表現する。ブランケットと人形は、箱の中に閉じ籠もって一夜を過ごすが、これはもちろんセックスの婉曲的な表現だ。彼女は白い衣装を脱ぎ捨て、黒い下着だけになる。
 そして彼女は狼と出会う。暴行と陵辱。回り舞台の壁を突き破り、彼女は遁走するが出口はない。舞台は轟音を上げ、回転はますます速まる。やがて彼女は動きを止め、その身を横たえ、いびつな姿勢のまま固まる。この救いようのない結末に「恐怖」を覚えない子どもがどれだけいることだろうか。

 イプセンが『人形の家』で女性の解放を描いたのは1879年、『風車小屋便り』の発表は1869年でちょうど10年前になる。まだ欧州でも女性の参政権は認められていないが、社会への参画が叫ばれていた頃であり、ドーデのこの寓話は、旧弊な“男に伍することを企む生意気な女”をたしなめたもの、と見なすこともできるだろう。実際に「自由」の獲得のために血を流した女性たちは数知れない。
 しかし、スガンさんが六匹の山羊を飼い、その全てが失われ、七匹目の山羊もまた同じ運命を辿っても、恐らく八匹目の山羊は必ず現れるのだ。ブランケットは、死しても何一つ後悔はしていない。最後に黒い衣装を身に纏った彼女は、もはや何も知らなかった頃のいたいけな少女ではない。命を賭してもなお、求める価値があるもの、それが「自由」なのだと知っているのだ。
 死の恐怖に襲われながらもブランケットが戦った「狼」の正体はいったい何だったのか。彼女が壁に描いた「もう?」のあとに続く言葉は何か。観客の子供たちがその意味に思い至る時が来た時、彼ら彼女らには新しい「生」が見えてくるはずである。
トロンプ・ルイユ

トロンプ・ルイユ

パラドックス定数

劇場HOPE(東京都)

2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

夏バテ気味の観客に
いつもと少し違う夏、
酷暑の中で
こういう、気楽に入りこめて
グイっと楽しめるお芝居はありがたい。

人馬一体のしなやかさにとりこまれて
たっぷりと楽しむことができました。

ネタバレBOX

人と馬の重なりや切り分けがとてもしたたかで、
役者たちのダブルロール(?)が
そのまま舞台のふくよかさに変わっていくような部分があって。

木で作られたジンプルな椅子の重なりで
パドックが生まれ厩舎の雰囲気が醸し出されていく。
馬主や調教師、予想屋や観客の風情が
ちょっとコミカルに、でもどこかぞくっとするようなリアリティを持って
描かれていて・・・。
人間がまねる馬の仕草が、
気がつけば、馬の人間臭さにまで進化していて目を瞠る。

まあ、馬の世界も人の世界も
いろいろとあるよなぁみたいな。
覚めたりすねたりの心持も
達観や諦観、闘争心も
知らず知らずのうちに観る側に置かれている。

だから、丸亀の競馬場で
ずっと海を見ている馬たちの気持ちがわかるような気がする。
そりゃ、馬たちの会話は作りごとだけれど、
海を見詰める心情には
観る側が重ね合わせたくなるなにかがあって。

さらには、ジャケットを着込んだ馬たちの態度や会話にも
サラリーマンたちのありようや心情がしたたかに
移しこまれていることにも気づくのです。
だからこそ、より一層、馬たちのレースに対する姿勢ややり方なども
ぞくっとするほどにリアルに感じられる。

ゲートが開くときの馬(?)たちの走り出し方にも
個性があっておもしろい。
ロートルの馬に活躍の場がうまれたり、
中央から外された馬のプライドが悲劇を招いたり。
ぐいぐいのめりこんでしまうような派手さはないのですが
作り手の寓意が観る側を飽きさせることなく
日々の俯瞰へと導いていく。

酷暑が続くなかで、個人的にちっとばてているのかも知れなくて
大上段に振りかぶられるお芝居は
観ていてもちょっとだけつらいことがある昨今ですが、
そんな観客にこういう口当たりのお芝居は
とても優しい感じもして。
この時期にこういうお芝居を上演してくれるのも
作り手のセンスなのかなぁと感心したり。
トロンプ・ルイユ

トロンプ・ルイユ

パラドックス定数

劇場HOPE(東京都)

2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

サラブレッドのダンディズムで男たちに鞭を一発! −−演劇的トロンプ・ルイユ
演劇でしかできないシカケが見事に活かされる。
笑いも随所にある。
競馬の知識ゼロの私が観ても面白かったから、芝居を観たことない人で、競馬好きの人が観たらたまらないのではないかと思った。

ネタバレBOX

競馬はまったくやらないのだが、競馬は「馬」という動物が走るために、それに観客はついつい自分の姿や人生を重ね合わせてしまうということを聞いたことがある。
この舞台でもまさにそうした情景が数多く盛り込まれていた。

逃げ馬のロンミアダイムに入れ込む青年、中央から地方に流れてきて、さらに再復活を狙うドンカバージョに自分の果たせなかった人生を重ねる調教助手などだ。

これが、単に言葉だけであれば、「なるほどなあ」というだけのところではあるのだが、ここに演劇ならではの仕掛けがある。
「人」と「馬」が似てくる(似ている)ところがキーポイントでもある。

すなわち、「人」と「馬」を同じ役者が演じるというものだ。それによって、「人」が「馬」に同化するほど自らを重ねていく様子が鮮明になっていく。

冒頭で小野ゆたかさんが演じる青年が、自ら応援している競走馬と同一になっていることを匂わせる「わかるんだ」という台詞の入れ方(脚本的な)のうまさ。「人」=「馬」なのか、それとも別々の人格のある「別モノ」として演じているのか、で観客をちょっとゆさぶるいいシーンだと思う。そのあしらい方が、演劇的なのである。

さらに、演劇ならではの手法で、その「人」から「馬」、「馬」から「人」へ変わるのも瞬時行うことが可能だ。まさに「(演劇的)トロンプ・ルイユ」。
実際、舞台の上には見事にサラブレッドが登場するのだ。

「人」として会話していた2人が、そのテンションのまま、2頭の「馬」になるなんて実にスリリングで楽しい。
「馬」としての形態模写を最小限にしたことが功を奏していると思う。
ヘタに「馬」の描写、例えばいななきとか、ギャロップとか、そんなことを入れ込まず、その立ち姿だけで「馬」(サラブレッド)を表現する。
そこは一番のキモであると同時に、下手をしたら、「馬が出ている」ということを壊してしまうことにもつながる微妙な演出だったと思う。
ほんの少しどちらかに転んだとしても、成立しなかったのではないだろうか。

「馬」に徹しすぎてしまえば、この物語が、演出家の意図する範囲で成立しなくなる可能性もあるからだ。

それはもちろん演出家の力もあるのだが、役者がいいということもある。品のある「馬」、それも「サラブレッド」を演じていたと思う。

さらに「人」と「馬」だけでなく、「馬」と「馬」、「人」と「人」もつながり、わかり合い、通じていくという姿が描かれるのが美しい。

役者はやはりすべての人がよかった。
ミヤコヤエザクラ(生津徹さん)の端正な感じと、馬主の懐の広さ、調教師(加藤敦さん)の揺るがなさと哀しみ。
ドンカバージョ(井内勇希さん)の若さから来る鼻っ面の強さ、厩務員(植村宏司さん)の感情の動き。そして後々まで語り継がれるのではないかと思う(笑)、アイゼンレイゲンとドンカバージョが海を見ながら大豆を食べるシーン。
ウィンザーレディ(西原誠吾さん)の気むずかしさ。そして、調教師と「つながった」ときの、観ている側に鳥肌が立つ感じ。
ロンミアダイム(小野ゆたかさん)の走ることの快感を語る語り口。
もうどれをとっても「いい!」としか言えない。

競走馬(サラブレッド)は美しい。1度だけ府中に行って実際に走る競走馬を生で見たことがある。競馬場の熱気の中で、観客の熱っぽい応援を一身に浴び、筋肉を躍動させ走り抜ける姿は美しものであった。
その姿は、凛々しくもあり、パラドックス定数的には、ネクタイを締めている感じなのだろう。スマートでどこかオフィシャルな感じなのだ。紳士ということころか。

作・演の野木萌葱さんは、「男」描かせたら右に出るものはいないような気がする。それは、カッコいい、男らしい男、男の中の男、ということはなく、弱さも含めていろいろな男が描けるところが素晴らしいと思う。
そして、そこにはダンディズムのようなものが必ずある。理想型かもしれないが。
そのダンディズムこそが「男」であり、今回の「競走馬」たちにつながってくるのだろうと思うのだ。

競馬場の競走馬たちを見て、野木萌葱さんは、そこに「男」の「ダンディズム」を見たのではないだろうか。そんな気がしてならない。
…競走馬には牝馬もいるというのは、この際横に置いておく(笑)。
ダンディズムは自らの拠り所でもある。何を自分の拠り所にするかを探しあがいて、「競走馬」に託してしまう男の弱さ。それは誰かに必ずたしなめられるシーンがあることから、「自分の足で立て」というのがメッセージなんだろうな、とも思った。

結局、どこかダンディズムがある男たちというのは、理想の男性像であって、野木萌葱さんは、競走馬と人を重ねることで、男たちに鞭を1発入れたのではないか、なんてことも思ってしまうのだ。

ドンカバージョの展開は読めたものの、それを物語のラストにしなかったことは正解だった。ラストの気持ち良さ、晴れ晴れさはいい舞台を観た、という感情に浸らせてくれた。

舞台に出てくる各レースに、本当に行き馬券を買うのならば、ネコマッシグラは必ず押さえておきたいと思った(笑)。
絆

劇団アルファー

座・高円寺2(東京都)

2011/08/08 (月) ~ 2011/08/11 (木)公演終了

満足度★★★★

新作「夏の朝」観劇
全国巡演作品である前日までの3作品と異なる、
今「絆」公演での新作でした。
(まぁ前の作品も見てないんですがね・・・)

世間に背を向けていた少年が、
突然現れた「天使」に導かれて、さまざまな人とのかかわり中で。
自己を確立してゆく再生の物語が。
休憩挟んだ2時間近い舞台で、見事に演じられていました。
(生演奏つき!)

主役の演技もよく感動できましたが・・。
会場が、ちと遠いーなーって思った。

ケージ

ケージ

ミームの心臓

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/04 (木) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★

若さが溢れていました
何か大きくて重く嫌なものを、
自らの熱量で支え、弾き、打ち破りたい!
といった力の方向性が、垣間見れた作品でした。
やっぱり、若かったねって思った。

ネタバレBOX

すいません遅刻しました

さてタイトルの「ケージ」に2つの意味を持たせての落ちと。
舞台セットも鳥かご状に作成された場所での、室内会話劇。
タイムスリップものの定義もふまえたSFもので、
なんか、このあたりも青さを感じました。

過去は変えられないけど、未来はこれからいかようにでも変更できる!
十分考えた一歩を踏み出して、歩き続けることが重要という。
メッセージを受け取ったような作品でした。
JUDY

JUDY

グーフィー&メリーゴーランド

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/07/27 (水) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

満足度★★★

JUDY=日本海軍艦上爆撃機<彗星>
史実を基にした淡々とした物語であり、
抑揚や起伏が多くなく、ひたすら長い作品でした・・・・
(2時間20分予定→2時間30分!であった)
細かいエピソード等も再演ということもあり、
矛盾無く説得力強く納得できるものであったが。
芝居という性質上。
もう少しメリハリと起承転結を強く押し出して製作しても、
よいのではなかろうか?

ネタバレBOX

話の最初と最後が現代の話になっていて、
綺麗な落ちがついていて、感動もあったのだが。
当日のチラシにはさんでいる様な解説文を、
作中での現代の登場人物たちに、戦中での時代背景や。
物資や世情などの解説を入れたり、
作品を短く編集する方法として、
台詞での現代の解説という手法を取り入れれば、
作品に起伏が生じると思うが。いかがなものであろうか?

不勉強ですみませんが、
戦時中に「マスコット」という台詞は日本では使えなかったのでは?
ほら、カタカナとか外国語の禁止みたいなことしてませんでした?

長くはあったが、戦時中に特攻以外に。
ちゃんと攻撃という手段を冷静に考えて遂行していた部隊のリアルが、
よく伝わってきました。
この時期には、ふさわしか話でしたね。
君の為にシジョウの円卓

君の為にシジョウの円卓

劇団総合藝術会議

小劇場 楽園(東京都)

2011/08/04 (木) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

<道化と花束>を観劇
進行する物語に、合間に挟まる男女二人のバレエ(踊りのパフォーマンス)。
全体に内容が、ちぐはぐで。
大雑把に感じて、何を観客に伝えたいのか?
よく理解できませんでした・・・。

ネタバレBOX

なんとなくは理解できそうでしたが、
ホントによくわかんなかった・・・。
ここまで理解に苦しんだのは、久しぶりな作品でした。

ある意味では”凄い”んでしょうねぇ

・・・・読解力不足・・申し訳ないです
Stranger than Paradise ~深愛~

Stranger than Paradise ~深愛~

アリー・エンターテイメント

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい公演でした
もともと出演者のフォンチーさんと倉田瑠夏さんのファンでしたので彼女たち目当てで見に行こうと思ったのがきっかけでした。舞台の類は滅多に見に行かないのですが、この作品を見て純粋に「舞台って素晴らしい!」と感じることができました。
出演者のみなさんの演技は素晴らしいものでした。
いくつかのシーンでは観客席からも笑い声が響いていましたし、私自身声に出して笑ったり感動するシーンが多々ありました。
全体的に座席がステージに近いのですが、私が座ったXB列はステージの端から2メートルほどでその迫力もすごく良かったです。
不満な点は特にないのですが、強いて言えばパイプ椅子だったからかお尻が痛くなったことくらいでしょうか(笑)
あ、あとトークイベントの質問タイムですが、私が聞き逃しただけかもしれませんがイベント開始時にその存在を知りました。できればもう少し告知をしてくれるとありがたかったです...
なんにせよ、公演の内容自体は大変良かったです。

素晴らしい時間をありがとうございました!

愚鈍起承転浪漫譚

愚鈍起承転浪漫譚

シンクロナイズ・プロデュース

吉祥寺シアター(東京都)

2011/07/28 (木) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

満足度★★★★

難しく長いタイトルでしたが
ドン・キホーテの物語を、
寿命の迫った役者の人生になぞらえての2重芝居でした。
原作にあわせての場面進行をするので、
物語を知らなくとも楽しめる作りになっており、
作品紹介というカタチとしても楽しめました。

ネタバレBOX

誇大妄想の主人公にふさわしい面白い鎧が気に入りました(^^)
バケツの兜に、物干し竿の槍。
ビールの空き缶で作った胸当てなどは秀作といえましょう。

主人公の妄想上は美しくとも、現実の描写で「口からの悪臭がする・・」、
などといったマイナス要因からヒロイン降りたがる役者さんとか。
馬やロバ役をやりたくなくて、ドンから一斉に目を逸らすシーンなど。
うまくコメディシーンなども取り入れており、退屈しなかった。

また劇中劇になるので、前上演作の小道具の話とか。
わかる人にはわかるという、小ネタの仕込みぶりにもクスリと笑えました。

ほとんど素舞台ながら、衣装や小道具。
前説などにて、上手に状況説明する巧みさは、わかり易くてGoodでした。
「エダニク」「サブウェイ」

「エダニク」「サブウェイ」

真夏の極東フェスティバル

AI・HALL(兵庫県)

2011/08/11 (木) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

たかが肉、されど肉♪
エダニク観てきました♪
肉の話から三者三様の人間ドラマが映しだされて楽しめました♪
ナチュラルに演じる役者さん^^
そこは箱の中の落ち着いた大人の芝居^^

久しぶりにアンケート書かさせて頂きました^^

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