芸劇eyes番外編『20年安泰。』(各回当日券発売有り) 公演情報 東京芸術劇場「芸劇eyes番外編『20年安泰。』(各回当日券発売有り)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 本当に彼らが20年安泰。なのか。
    むしろ盛り上がってる時に華々しく解散するか、やりたい事が変わったら潔く別団体を立ち上げそう。地道に20年ではなく、いつもその瞬間を切り取って活動していく人々なんじゃないかとな思えた。観た事を20年後に自慢は出来ると思う。きっともう観られないから。
    今回観られて良かったのはマームとジプシー。悔しかったのは範宙遊泳。範宙は絶対もっと面白く観る事が出来たんです。そしてそれは彼らのせいではありません。理由はあえてネタバレでなく以下に記します。
    自分が座ったエリアに当日券の人々がやけに案内されてくるなと思ったら、尋常じゃないほどの見切れ席で。せっかく範宙が面白い舞台の使い方をしたのに全然観えず。いくら自由席とはいえ、客席係りが何人か立ってたんだから見切れるって注意して欲しかった。どうやら見切れ席として本来が当日券2500のところを2000円で案内するエリアだったらしく、ちゃんと事前に予約してた自分がその席だったのは惜しくてならない。もう一度行こうとしたけど体調的にどうしても行けず、自分にとっての20年安泰。は不完全燃焼。この企画が継続されるのか、あっても運営員会が同じメンツなのか分からないからこの意見が反映されるとは思っていません。もし自分のこんなコメントでも目を通して頂いている制作スタッフの方がいれば、ご自身の現場で少しだけ意識して欲しく思います。自分はまだちょっとは慣れてるほうだからこういう事もあるかなと思うし文句も言うしまた観にも行くけど、そうでない人なら何も言わずもう観に来ないです。

    ネタバレBOX

    ・ロロ
    個人的にはようやく照準がしぼれてロロをどう観ればいいのか分かって来た気がする。分かりやすかった。とはいえ、トップバッターを任せる勢いのある作品ではない。2番目か3番目がベストだったんじゃないかな。ロロはご飯のおかずで言えば決して食卓に馴染んだものじゃなくて、王道じゃないし好き嫌いあったりするけど好きな人は好きくらいの位置なんじゃないだろうか。とか考えると実はそもそも今回のラインナップに王道がまずいないんだけども。変種ばかり。それを若さや時代で片付けたくはない。

    ・範宙
    突っ込みどころばかりで楽しかった。4本足と2本足の親から3本足の子どもが生まれる訳ねーだろ、とか。小気味いいブラックさが好き。ベストポジションで観たら絶対もっと面白かった。

    ・ジエン社
    ジエン社も今回でようやく観方が分かった。結局は「ある場所にある人々が集まってる」のがジエン社なんだな。

    ・バナナ
    もう何度も観てるし、内容的には王子から洗練させた感じだったからあえて記す事はないかな。あ、でも一つ。アフタートークで徳永さんから「撤収を初めてやった」という言葉があったけど、いや王子で既にやってました。この企画の為に誂えた訳じゃない。バナナがこれまでの活動の中で生み出した手法の一つなんだから、そこはバナナの手柄として紹介するべきだった。20年安泰だからこそのものじゃない。

    ・マムジプ
    客席にバナナで着たレインコートを何故か脱がない人々がいて(まさかマムジプも汚れたりぬれたりするからこの順番だと思ったのか?)、舞台上の傘と勝手にリンクして観れて勝手に楽しめた。旗揚げの時から名前は知ってて気にかけてたらいつの間にかみんなが名前を出す様になって、みんなが面白いって言うならもう今から自分が観なくたっていいじゃんと思って距離を置いてました。うん、やっぱり面白かった。計算された上でのキラキラ。ままごととの類似を上げる人がいたけど、多分役者側の在り方は違うんじゃないか。ままごとは座組み全体で演劇を楽しんでる感があるけど、マムジプはタスクをこなしてる感があった。シビアな感じ。

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    2011/07/16 20:53

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