
花と魚
十七戦地
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2011/07/28 (木) ~ 2011/07/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
この1本で、もの凄く好きな劇団になった
とにかく面白かった。
もうワクワクしながら観た。
伝奇的であり、SF的要素に「今」の空気を送り込んでおり、若いながら、熱演の役者たちがいいのだ。

べじたぶるーす
劇団光希
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2011/08/03 (水) ~ 2011/08/07 (日)公演終了
満足度★
お話優先>リアリティ希少・・・
話はベタな群像恋愛ものでした。
丁寧に作ってるのはわかるけど・・、長いわ!
も少しつめて、現実世界にマッチした説得力持った現実感が欲しかった。
(感じられなかった・・・・)
=感性で、のみの芝居に感じました。
残念

【全ステージ無事終了!ご来場ありがとうございました】みきかせプロジェクトvol.3 「流星群アイスクリン」
みきかせworks
ワーサルシアター(東京都)
2011/08/03 (水) ~ 2011/08/07 (日)公演終了
満足度★★★
【あずき組:味わい堂々「君アレルギー」】ちょっと蕁麻疹がリアルで…
こちらも、詳しいレビューが出ているので簡単に。
これから音楽会が始まるような椅子やマイクのセッティング
(アフタートークによるとやはり音楽会を意識したとのこと)。
こちらの方が、基本的にリーディングという形で、
振りはほとんどなく(と言っても派手な動きもあるのだが)、
また、話の構成も、ある意味しっかり作られていると言ってよいだろう。
これもアフタートークで登場された作・演出兼出演者の岸野さんは、
お顔のお奇麗な方なのだが、その清楚な容姿と違って、
台詞は意外と過激なものもあったりして・・・。

【全ステージ無事終了!ご来場ありがとうございました】みきかせプロジェクトvol.3 「流星群アイスクリン」
みきかせworks
ワーサルシアター(東京都)
2011/08/03 (水) ~ 2011/08/07 (日)公演終了
満足度★★★★
【あずき組:蜂寅企画「恋は枯野をかけめぐる」】動物の純粋さに感銘
既に多数のレビューが投稿されていますし、
特にtetorapack様が詳細に筋も紹介されていらっしゃるので、
一応重複は避けます。
初めの部分、ちょっと滑舌が悪かったり
もたつきも若干あったように思いましたが、
ベタな話ながら最後は胸を打たれるものがありました。
文楽など古典芸能でも、「動物の恩返しもの」というのがありますが、
動物が恩を感じて恩返しをする時って、本当に純粋なんですよね。
人間なんかよりよっぽど・・・・・・。
もちろん、それは、そういう純粋さを観客に伝えるだけの技量を
役者がもっていればこその話ですから、
そのことはしっかり申し上げておきます。
ただ、この公演は、アクションも多く、
あまりリーディングという感じはしなかったですね。

ダブルスピーク
SORAism company
萬劇場(東京都)
2011/08/12 (金) ~ 2011/08/14 (日)公演終了
満足度★★★
設定にもろもろがついていってなくて
面白い!といえば面白い。テンポも良く、ストーリーも二段落としで面白いのだけど・・・・。なんというか・・・・自分前押し!という主張が強い感じで、少々くどい強気の芝居が多いので(特に女性陣)観ていて疲れた。そこまでやるならもっと自分を役として引き立てる方法が他にあるんじゃないかと・・・・・。これに対し男性陣はバランスが取れていた。癖のあるキャラの配置も良かったように思う。
なんにしろ全体的に各々の絡み合いがなじんでいないということか・・・・・・
また小劇団の弱さといってしまえばそれまで。予算である!(多分!?演出にその感覚がないという、情けないことではないことを祈るのみ)設定が大企業なら、衣装もそれなりの雰囲気が欲しい。ましてやそのレセプション、みんながみんな(例外もいたが)まんまの服装というのもどうかと・・・・・特に身代わりとはいえ、スピーチをする社長があのスーツということはないだろう。小物・衣装が背景を作れない!!これはきついところ・・・・・・で、身代わりの社長、いい奴なんだけど、あまりにも情けなさ過ぎる。最後の本物と遭遇する手前あそこで“ダブルスピーチ”って意味が形として出てくるのだけど、せめてあそこくらいは本物に負けない“毅然とした、凛としたもの”が欲しい!そこまでの芝居の中では1番強気ではあるが、全体像の中では足りない!気がする。絶えず姿勢が悪くオドオドが消えない。一発でいいから“男の仕事”って感じ魅せて欲しかったなぁ!と思う私でした。

愛・王子博
INUTOKUSHI
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/07/27 (水) ~ 2011/07/31 (日)公演終了
満足度★★★★
・・・記憶から消したい!笑
王子小劇場のドアを開けると、なんかいつもとは違う雰囲気。
劇場への階段には、ルネサンス期の絵画が飾られている。
入場する。
ルネサンス期の名画が数多く飾られている。
ラファエロの聖母子像(だったか?)が、シックな色合い&シンプルなセットに映える・・・なんか「ウチに、こんな部屋があってもいいな」というレベルの舞台セットだ。
開幕。
鈴木アメリさんが登場。
美しい。。。
彼女の目鼻だちの絶妙なバランス&体躯の美しさは・・・ただものじゃない!
おもわず舞台に見入ってしまうボクがいた。。。

さよなら、なつやすみ
劇団EOE
ウッディシアター中目黒(東京都)
2011/08/05 (金) ~ 2011/08/07 (日)公演終了
満足度★
私には良さが分からなくて・・・
2日目を観ました。
開演前から寸劇のようなものが始まっているのは意欲的だし、
良いこととは思った。
さて、本番が始まると、とにかく早口の台詞の応酬。
それで、初めの場面のための演出かと思っていたら、
これで最後まで行くのでした。
昔、学生運動というのが華やかなりし頃、「アジ演説」というのがあって、
早口なんだけど、語尾だけ変なイントネーションで延ばす感じの、
まさにそれを思い出しました。
早口自体慌ただしくて嫌いという人もいるかもしれないが、
私は例えば黒柳徹子さんの早口などは、
しっかっり聞き取れるし、1つの立派な話術だと思う。
ただ、少なくともこの日の公演は、早口過ぎて言葉がつぶれてしまっていて、
聞き取れないことも多かったし、
それよりも、聞き取ろうという意欲も次第に減退してしまったのが正直なところ。

おもいのまま
トライアングルCプロジェクト
かめありリリオホール(東京都)
2011/07/30 (土) ~ 2011/07/31 (日)公演終了
満足度★★★★
異色のエンターテインメント作品
上演時間を休憩を挟んで二分して、それぞれ同じシュチュエーションから芝居が開始。登場人物の感情や選択する行動によりストーリーの結末が大きく変わっていくという作品。真夜中の侵入者と家人のやり取りに臨場感がある、良質のエンタメ作品でした。脚本は作り込みが甘いです。

一心寺恐怖百物語2011
ファントマ
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2011/08/13 (土) ~ 2011/08/15 (月)公演終了
満足度★★★
夏の風物詩!!?
内容が盛りだくさんでイベント的な感じでした^^
演劇「手鏡」は笑いの要素が多くて、あまり怖くはなかったかなぁ^^;
それよりもその後のトークと動画で悲鳴が上がってました~~~!
お盆休みの楽しい一時でした♪
普段はくじ運が悪いのですが
なんと~プレゼント抽選会でDVDが当たりました~!
ありがとうございます!

鳥と戦闘機【初日予約満席になりました】
Common days
TORII HALL(大阪府)
2011/08/12 (金) ~ 2011/08/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
微妙な心の動き 面白かった。
戦後の話と思っておりましたが、今の話でした。
ポップな感じの始まり、動きが激しいところは、common daysとして新鮮でしたが、その場面を上手く表現しています。 そして人物の心情がゆっくりと時間とともに出てくる、強盗をしてしまう、結婚、親の元へ、住んでいる人は4人になり菜摘の心が揺れ、加西が慰めてる所へ菜摘に好意を持っている三枝が入ってくる、君もこっちへ着て一緒に寝よう、翌日三枝はそこを出ようと決めます。
3人のこのシーンが、とても良かった。微妙な心の動きがとても良かったcommon daysらしいお芝居でした。
面白いお芝居有難うございました 。

ベッジ・パードン
シス・カンパニー
世田谷パブリックシアター(東京都)
2011/06/06 (月) ~ 2011/07/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
これぞ三谷作品
前回の三谷さんの作品がイマイチだったので、ちょっと不安でしたが、今回はとても良かったです。
やはり、この人数で喜劇、というのがいちばん三谷さんらしさが出ますね。全員のキャラクターが活きていたし、特に浅野さんの11役は圧巻。大泉さんは相変わらずうるさかったですが(いい意味で)。
「コンフィダント・絆」に次ぐ、傑作と言って良いのではないでしょうか。

TangPeng30
TangPeng30【シアターグリーン学生芸術祭】
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2011/08/02 (火) ~ 2011/08/23 (火)公演終了
満足度★★★★
Bグループ、それぞれが全く違う方向で光っていた。
いやすごい、Bグループはあらゆる意味で全く方向性の違う三団体だ。これだけばらばらの三団体の組み合わせは珍しい。それでいてそれぞれが光っているところも驚きだ。学生芸術祭は才能の宝庫だ!とあらためて感動。
慶應大学お菓子な家は、コメディ風味をまぶせながらとてもナイーブな作品。たった4人しか登場しないのにそれぞれが魅力的。特に田中ありすの初々しさと久光裕也の個性が輝いていた。
明治大学コント集団神と仏は、新しいスタイルの笑いを見せてくれた。作演出の中村優作が目指す笑いは世界に通用する笑い。独特の感性が冴え渡った。二本立てだったが、二本目の作品で新境地を開拓した。
日芸白昼夢は強烈なインパクトを残した。この衝撃はバナナ学園を初めて観て以来だ。魔界のヤクザの物語が壮大なスケールで繰り広げられる。とても短編とは思えない。不思議なかっこよさがあった。本公演が観てみたい。

範宙遊泳の宇宙冒険記3D
範宙遊泳
新宿眼科画廊(東京都)
2011/08/13 (土) ~ 2011/08/17 (水)公演終了
満足度★
たいくつでした
20年安泰での芝居が結構面白かったので期待して観に行くも、「マジメなお芝居とか僕らアレなんで、こんな感じでやってますけど、本質の部分はちゃんと判ってますからー」みたいな感じを受けてイライラした。50分程度のお芝居だったけど、観るのが苦痛で早く会場から出たかった。あと、ゲームにそれほど愛情を感じないのにゲーム音を安易にお芝居のアクセントに使うのも、感心しなかった。まぁ、上演している画廊で開催中の今敏さんの展覧会がよかったので、そっちで満足しました。

谷賢一・田中沙織 結婚式
DULL-COLORED POP
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2011/08/16 (火) ~ 2011/08/17 (水)公演終了
満足度★★★★★
無題87
とても幸せそうなお二人、ご親族のみなさんも嬉しそう。客席には舞台でお芝居をみた方々。玉置さんのお話にあったように、この時、この場所にいる、ということはすごいことなんだなとあらためて感じました。とりいそぎのご報告です。

三銃士
東宝
帝国劇場(東京都)
2011/07/17 (日) ~ 2011/08/26 (金)公演終了
満足度★★★
試練が悲劇的すぎで暗すぎ。あと、冒険を、はしょるな!
「銃士」をめざしてパリに来たダルタニアンは、ふとしたことから知り合った
三人の銃士と立て続けに、当時禁止されていた「決闘」を約束する。
これをきっかけに、彼の、王と国を守り銃士を目指す冒険の旅が始まる。
井上くん主演という若さと存在感と上手さ、
脇にまわった山口さん、橋本さんら、主役級の役者さん達といい、
抜群の安定度を誇る座組み。
チラシとキャストで想像すると、きっと波乱万丈、破天荒、
でも抱腹絶倒の内容を期待したんですが、ちょっと勝手に期待しすぎたか。
4人が旅の途中で一人ずつ減っていく下りは、劇中劇と語りで簡単に
済ませられてしまい、その部分の活劇は見れなかったりして。
「冒険を、はしょるなって。」
なによりも、クライマックスにおきる「試練」が悲劇的すぎて、
全体が暗く重くなってしまった。
まさか、と思った。
もう少し加減してくれても良かったのに。
そうすれば、もう少し軽く楽しくなっていたと思う。
ちなみに、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」は
語訳だという話があて、前半は正しいんですが、後半は違っていて
「一人はみんなのために、みんなは勝利のために」が正しい、らしいです。
→ http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=4029
(「オール・フォー・ワン」の「ワン」とは「一人」でなく「勝利」を意味する“ Victory ”)
…でも、じゃあ、誤訳の方が、良かったですよね。

ゲゲゲのげ ~逢魔が時に揺れるブランコ~
オフィス3〇〇
座・高円寺1(東京都)
2011/08/01 (月) ~ 2011/08/23 (火)公演終了
満足度★★★★
改めて、えりさんの凄さを思う
レストランで、たまたま、この舞台の構想を熱く語るえりさんの想いを座り聞きして以来、観劇の日を心待ちしていました。
えりさんは、確か私と同い年。この作品は、27歳の時に書かれたそうで…。
いやあ、御見逸れしました。
私は、22歳で、放送作家新人賞の佳作を頂きましたが、その後、ラジオの仕事をし、27歳の頃には、普通の主婦で、子育て真っ最中でしたので、当時、同い年のこんな才気ある劇作家が世に出ていたことを知らずにいました。
もし、その時、書き続けていても、こんな凄い作品を物すことはできませんでした。
30年近い時を経ても、全く古さを感じない素晴らしいクオリティある作品でした。
松村武さん、以前からいい役者さんだと感じていましたが、今回益々好きな役者さんになりました。
茶飲め小僧役の女優さん、素晴らしい!と感じ、後で、お名前を確認してビックリ!家族とご縁が深い女優さんでした。加藤亜依さん、凄い存在感でした。
そうそう、加藤さんは、学生時代に、えりさんの目に留ったのだそうで…。
こういう、珠玉をみつける目も、えりさんは凄い才能があるのだと痛感しました。
中川君の歌唱は、やはりいつ聞いても魔法ですね。

いつか / タルチュフ
こゆび侍
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了
満足度★★★★
「タルチュフ」観劇
古典演劇なるものを久々に見ましたが、古臭くもなくシニカルで風刺がきいていて非常に面白かった。
この時期だからとかそう言う訳では無いと思うんですが、この舞台を観終わって何と言うかやっぱりいつの時代も演劇と言うのはある種の思想を含んだ文化活動なんだなあとしみじみ感じました。

奥様お尻をどうぞ
キューブ
本多劇場(東京都)
2011/07/30 (土) ~ 2011/08/28 (日)公演終了
満足度★
ナンセンス!めちゃくちゃをやりたい…といいつつ、やってることは「モンティパイソン」の真似だった。
「犯さん哉」の続編?のナンセンスコメディ。
冒頭からの原発ネタとか、ドアのパントマイム?とか、結構好き。
皆さんベタ褒めで、大倉さん大好き、平岩紙さんかわいいけれど、
ケラさんは人気作家だから、
以下、言うのには勇気がいりますが…
ナンセンス、めちゃくちゃをやりたい…と言いつつ、
やってることは「モンティパイソン」の真似だった。
特に、王子様などの物語など、笑えるけれど同じテイスト。
「モンティパイソン」を、
そのまんま真似したアニメーションまであって、唖然…。
「モンティパイソン」が好きでリスペクトしているから、自分でやりたかっただけなのか。

いつか / タルチュフ
こゆび侍
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了
満足度★★★★
「いつか」観劇
福島さんの独特な浮遊感のある芝居がこの話に非常にあっているように感じました。ルデコ独特な閉塞感と主人公の未来に先の見えない感が有りどう落とすのかと観ていましたが、何のかんのでハッピーエンドになっているのも良かったです。

増殖にんげん
ぬいぐるみハンター
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/08/16 (火) ~ 2011/08/21 (日)公演終了
満足度★★★
【おんな編観劇】とても新鮮な公演!
個人的には、なかなか楽しめた!
立ち見の60分公演。
説明文にあるとおり、舞台も客席もない。役者が自由に会場内を歩き回って演じる同時進行型劇である。
当公演はおそらく評価が分かれると思う。
芝居?(エンターテイメント)として、楽しむことが出来るか、
芝居?の世界に入り込めるかがカギ。
自ら楽しもうとする姿勢も大事かもしれない(笑)。
各々の役柄を役者さんが、凄い個性的に演じていた。
最初はメイド喫茶のような雰囲気(私は行ったことはないので違うかもしれないが)かと思ってしまった(笑)。
個人的には、チョモランマさんが特に良かった。
あとはネタばれで。