満足度★★★★
Bグループ、それぞれが全く違う方向で光っていた。
いやすごい、Bグループはあらゆる意味で全く方向性の違う三団体だ。これだけばらばらの三団体の組み合わせは珍しい。それでいてそれぞれが光っているところも驚きだ。学生芸術祭は才能の宝庫だ!とあらためて感動。
慶應大学お菓子な家は、コメディ風味をまぶせながらとてもナイーブな作品。たった4人しか登場しないのにそれぞれが魅力的。特に田中ありすの初々しさと久光裕也の個性が輝いていた。
明治大学コント集団神と仏は、新しいスタイルの笑いを見せてくれた。作演出の中村優作が目指す笑いは世界に通用する笑い。独特の感性が冴え渡った。二本立てだったが、二本目の作品で新境地を開拓した。
日芸白昼夢は強烈なインパクトを残した。この衝撃はバナナ学園を初めて観て以来だ。魔界のヤクザの物語が壮大なスケールで繰り広げられる。とても短編とは思えない。不思議なかっこよさがあった。本公演が観てみたい。