最新の観てきた!クチコミ一覧

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LUCK BANK

LUCK BANK

プロデュースユニット四方八方

ザ・ポケット(東京都)

2011/08/31 (水) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★

開幕からしばらくはよかった
久しぶりに若々しい感覚の芝居が見られるかなと、ちょっとワクワクしたんだけど・・・

ネタバレBOX

幸不幸はほんとに主観的なもの、そのプラスマイナスも主観的。Luck Bankに勝手に判断されたくない。経済理論でも説明できません。あの説明的なカップルって必要?柱の向こう側の芝居はとても見にくい。うんこの話のところが一番笑えたっていうのは、どう?
夏も

夏も

ロロ

SNAC(東京都)

2011/08/31 (水) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かった!
ロロらしいパワフルなお芝居を堪能した。
相変わらずの世界観に酔いしれた。

子供の頃の秘密基地とか落とし穴を作った事を思い出して切なくなった。
笑いもあって飽きさせない力はさすが。

ラストがとても印象的で泣きそうになった。

良かった。

レジデント

レジデント

Gooday Co.

戸野廣浩司記念劇場(東京都)

2011/08/31 (水) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★

うーん
主役の序盤の軽いノリの演技と、笑いが取れない空気にしばらく入り込めなかった。初日の為の硬さか?
三角関係だった女友達と久しぶりの再会で下心を見せる事に共感できず、説得力が無いと思った。個人的には、昔のままの態度で接し揺れる内面を描写して欲しいと思った。
後半は演出にも動きが出て集中してみる事ができた。
物語のヒントになるシーンが効果的だと思った。

良いお話だが全体的にぼやけた印象がした。
もう少しテンポが欲しい。

榛葉夏江さんが物語を引き締めていたと思う。

LUCK BANK

LUCK BANK

プロデュースユニット四方八方

ザ・ポケット(東京都)

2011/08/31 (水) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★

R18です
これははじまりの物語ですね。初めに言葉があった、という聖書の御言葉を思い出します。経済書の存在もそうです。言葉が難しいから避けるってのはよくない。と、いう話です。到達点があまりに突拍子もなくて自分でもびっくりしてます。※お子様は絶対見ないでください

ネタバレBOX

幸せと不幸を自分の概念で決めるのも違う、という話です。今の若者の生み出す言葉、感情の表現が適当であることへの投石です。春謡にしては珍しい、喜怒哀楽の極端な芝居を混ぜて、死ぬなよ、街頭や人の言葉に振り回されるなよ、とも言ってる。つまり、幸せはそこにいるつまんない男(女)がくれることだってあるってこともわかりました。怠けてた脳ミソを起こしてもらってよかったです。ただねぇ、私の息子なので、好評価つけると手前味噌って思われますよね。それも甘んじて受けます。私に貯まった幸せへは生前贈与します、ってことで。
(59)6189990111

(59)6189990111

mimimal

新宿眼科画廊(東京都)

2011/08/26 (金) ~ 2011/08/31 (水)公演終了

満足度★★★

観た
物語としては良くできたお話だと思うが、少々自分には難解な作品だった。
所々凝った演出があってこだわりを感じた。
開演前のBGMが不快だったが、主人公のノイズ(歌声)ということか。
同時進行する物語が繋がるのがお見事だと思った。
劇団の世界観が表現できていたと感じた。

ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎

ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎

東京演劇集団風

レパートリーシアターKAZE(東京都)

2011/09/01 (木) ~ 2011/09/05 (月)公演終了

満足度★★★★★

ファンタジーな描写
まったくもってワタクシの好みのど真ん中!放浪役者の一行が語り、演じるという劇中劇。だから舞台の始まりに放浪役者らが語るプロローグがあり、これから始る、いや、もう始っているのだが、舞台の導入の仕方としては絶妙でコミカルだった。あくまでも個人的な感想だが、白根有子のキャラクターは炎の戦士・ジャンヌを演じるには迫力が少々、欠けた。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

一行はジャンヌの物語を人形劇から始める。そこにはフランスで制作した人形らしく、鼻の高い、ボンソワール。ふらんすめていてそう・・みたいな顔と、これまたフランスの貴族らしい洋装のドールが飛び出す。そんな風景に風船に顔を書いただけの国王を登場させるのだから、その茶目っ気たっぷりなセンスに思わず、微笑んでしまう。

全体の構図はジャンヌの物語なのだけれど、ジャンヌそのものは物語に断片的に登場させ、むしろジャンヌを取り巻く司教やシャルル国王、その母、王妃、皇帝、伯爵、公爵らの行動や会議の情景を強く押し出していたように思う。そして彼らには必ず彼らの道化たる存在(人形)が登場し、人形たちが大きなテーブルの上で会議を押し始めるのだから、観ていてたまらなく可笑しいのだ。白い一角獣や大きな3体の人形の登場や滑稽でコミカルな会議はまるで夜のカーニバルのように、はたまた、幼い頃、夢の中でみたような絵本の中の1ページだ。

殿下に至ってはカマ風味満点の殿下なのだから、どんだけ楽しいんだよ、なんつってワクワクしながら魅入ってしまった。今回の舞台は演出と衣装が特に素晴らしい。芸術的な舞台だった。そして後半に入ってジャンヌの衝動と奇跡を起こした経緯。なぜ、彼女は火刑されなければならなかったのかをシリアスにまとめ、政治・社会の歪みと民衆の行動を淡々と綴っていた。

ヨーロッパでは美術館の広場で、あるいは公園で、日曜や祭日に人形劇を見ることができる。道化師たちが操る人形劇だ。それを思い出しとても楽しかった。もう一回観たいくらいだ。
超コンデンス

超コンデンス

少年王者舘

ザ・スズナリ(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/30 (火)公演終了

満足度★★★

心地良い酩酊?
言葉遊びや連想ゲーム的なストーリーの膨らませ方、それに時間を遡ってのリピート、生の演技に映像をかぶせる手法などを駆使して描く妄想世界に酔いそう。
が、もちろんそれは「悪酔い」ではなく「心地良い酩酊」みたいな?(笑)

ネタバレBOX

途中で開演前(開場後)の時点に遡って客電を上げたりするのも楽しい。
ハネムーン

ハネムーン

バカバッドギター

劇場MOMO(東京都)

2011/08/27 (土) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★

終盤は内容・表現とも秀逸にして圧巻!
あれこれ盛り込み過ぎで中だるみ感もあったが、終盤の「落書き往復書簡」場面以降はリリコの思い出や愛情が溢れ出てくるようで(その舞台表現手法も含めて)圧巻。
また故人に対する関係者の愛情だけでなくマンガに対する(作者の?)愛情も語り、「マンガ豆知識」のパートも有意義(?)にして愉快(こちらも舞台表現を含む)。
主宰による前説も親切丁寧にして解り易く好感。
社会人劇団につき2年に3本くらいのペースとのこと、次回作が早くも待ち遠しい。

ランディおじさん

ランディおじさん

個人企画集団*ガマ発動期

サンモールスタジオ(東京都)

2011/08/31 (水) ~ 2011/09/05 (月)公演終了

満足度★★★★

面白かった。
「もう終わっちゃったの?」なんて思ったのは久しぶりです。そんだけ面白かった。本当に残念な人達しか出てこないが・・・楽しい時間でした。もっと長くてもいいのに。40代50代にこそ観て欲しいな!

「くすり・ゆび・きり

「くすり・ゆび・きり

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2011/08/21 (日) ~ 2011/08/30 (火)公演終了

満足度★★★★

ここでの公演にハズレなし
「他人の不幸は蜜の味」な笑いから「近未来的(?)」な人間関係ショーケース(笑)を経て(一応の?)ハッピーエンドに導く流れが上手い。
本当にここでの公演はハズレがない…ってか、この場所の活かし方を思い付いた時点で半分くらいは成功と言って良いのではあるまいか?

ネタバレBOX

同性愛のカップル同士が偽装…もとい友情結婚をしている理由が「出世しているのは妻帯者だから」という新旧の取り混ぜ方とか巧みだし、だてこ嬢の演ずる「爆弾娘(笑)」の破壊力の凄まじさといったら!(爆)
寂寥 【緊急告知!】25日(木)アフタートーク開催決定! ゲスト:土田英生氏(MONO)

寂寥 【緊急告知!】25日(木)アフタートーク開催決定! ゲスト:土田英生氏(MONO)

セロリの会 

「劇」小劇場(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★

もひとつ「夏に、屋上で…」
奇しくも前夜に続いて「屋上で夏」な物語。
2組の姉妹の「込み入った」関係をややコミカルに描くことで「家族の繋がり」を浮き彫りにするのが巧み。
また、一人っ子としてそんな姉妹関係に羨望を抱いたりするが、ちょっぴり擬似体験したような気になる。

ピグマリオン

ピグマリオン

アトリエ・ダンカン

あうるすぽっと(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★

主役が残念
イギリスの言語学者が下流階級の女性を上流階級の人であるように仕立て上げ、感情のすれ違いが起こるビターなシンデレラ・ストーリーでした。
この戯曲を基にして作られたミュージカルの名作『マイ・フェア・レディ』と比較すると(オードリー・ヘップバーン主演の映画版しか見たことがありませんが)、クオリティに疑問が残る公演でした。

具象的な舞台美術やしっかりと作り込まれた衣装が美しい、奇をてらわないオーソドックスな演出の会話劇でしたが、物語の中に織り込まれた階級制度や女性蔑視に対する視点をもう少し強調した方が立体感のある作品になったと思います。
転換時に流れるビートルズの曲は下流階級から上流階級へというストーリーに合致したコノテーションとして機能していて、巧い演出だと思いました。

主演の市川知宏さんは噛むことが多く、滑舌も良くなくて文節毎にクシャクシャと早口に喋っては間を空ける台詞回しが聞いていて不快でした。普通の若者の役ならまだしも、今回演じたヒギンズ教授は言語学の音声学における天才という設定なので、全然説得力がありませんでした。普段はもっと毅然としたイギリス紳士らしさがないと、最後の台詞も活きてこないと思います。せっかく他の役者達は充実した演技をしていたのに、そのアンサンブルを壊してしまっていて残念でした。
イライザを演じた高野志穂さんは粗野な花売り娘からエレガントな貴婦人に変化していく様を上手く演じていていました。華やかな世界の中で不安を感じている様子が表情や立ち振る舞いに丁寧に表現されていました。
浦嶋りんこさん、尾藤イサオさんのアカペラ独唱が見事でした。

現代能楽集Ⅵ 『奇ッ怪 其ノ弐』

現代能楽集Ⅵ 『奇ッ怪 其ノ弐』

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/09/01 (木)公演終了

2回見て、
2回寝た。しかも熟睡。あきらかに寝不足。睡眠時無呼吸症候群のせいらしい。とほほ。。。舞台前方しか使ってなかったのでは?

前向き!タイモン

前向き!タイモン

ミクニヤナイハラプロジェクト

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/09/01 (木) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

超高速、そして超解釈
超超高速
超超超高速
超超超超高速
までは行かないけれど、
そのけたたましさには笑ってしまう。
超解釈シェイクスピア。


(ネタバレBOX内は、できたら一気に一息で読んでくれたらうれしいです)

ネタバレBOX

超高速、としいうか超超高速で、普通の速度で上演したら倍の上演時間になりそうなぐらいであり、逆に普通の台詞速度で上演したら面白かったのか? という疑問は、とっても気になるのだけれど、ちょっとだけ胸にしまっておきながらも、汗びっしょりな感じの舞台であり、動きも激しいのだけれども、いつもの「振り」のような感じではなく、実はその「いつものような感じ」が好きだったりするので、そこはちょっとどうかなと思いながらも、これは「いつものように」映像の使い方などがとても面白く、手作り感たっぷり白い箱に映し出される、アフレコ的な使い方とトナカイは特に良かったなという話であり、その話、ストーリー、物語は、どうやらシェイクスピアの『アテネのタイモン』をベースにした物語らしいのだけど、それは、あ、そうそう主人公は大門(タイモン)という金融業をやっている男で、父親が一代で築いた会社の二代目として収まっており、その父親は、金融業で財を築いたわけではなく、実は、ひよこの雌雄を判別する鑑別師だったので、それで財を築いたということのようで、主人公の大門(タイモン)は、その会社の二代目になっており、なぜか「イイ大門(タイモン)」「普通の大門(タイモン)」「悪い大門(タイモン)」の3つのキャラクターを持ってい、い、い、いるのだけれどどど、物語が進行するに従って、そのあたりが段々2つとか1つとかに見えてくるのが、高速のためか、超高速ためか、超超高速のためか否かはわからないんだけれど、そのキャラクターが3つあるというあたりが、ひょっしたら、物語の前半と後半で、生き方が変わってきてしまう『アテネのタイモン』のほうのタイモンのキャラクターをベースにしているのではないかと思ったりして、あ、あと、リンゴ農家の人がリンゴが売れないことを嘆いていると、大門(タイモン)は、親切心からすべてのリンゴを買い取ることになり、おかげでリンゴは高値になって、例えば1箱10万とかの、そんな凄い価格になったりして、リンゴ農家の人は喜ぶのだけれども、他のリンゴ農家の人からは裏切り者呼ばわりをされてしまうことになったりするあたりというか、気前よくお金を与えてしまうあたりも『アテネのタイモン』が見え隠れしつつ、リンゴに対しては「剥いて食べたい」と大門(タイモン)は考えているのだけれども、メイドはまったく剥いてくれず、大門(タイモン)は、それに苛立ちつつ、クリスマスに思いをはせ、サンタの衣装を纏ったりして、それはどういうことかと言えば、大門(タイモン)は、祖父の思い出からクリスマスには特別の想いがあり、実は誕生日がクリスマスだということも微妙に関係したりしていて、それは「幸福」というニュアンスをも含んでいたりして、青いモップに追われる妄想から、それは「自分」なのだというあたりに思い当たる大門(タイモン)の姿は、幸福論とまではいかないけれど、「幸福」に関するひとつの考え方が披瀝され、あ、そうか、ミクニヤナイハラプロジェクトには「幸福」がキーワードなのかもしれないと思ったりして、それは次回公演が『幸福オンthe道路』の再演だということを開演前のチラシの山の中で目にしただけではないかなととととと、そんなことを考えつつも、舞台の上では大門(タイモン)は、「待つ」とにかく「待つ」のであって、自殺しそうになっていた中学生に勘違いされたままであっても、大門(タイモン)は「待つ」のであって、子ども、と言ってもリンゴのことなんだけど、子どもを天に生け贄として雨乞いをするが、雨は降らず、子どもも大人も人が死に絶えてしまうというエピソードはあまりにも悲しく、それは捧げるものがどうあれ、天は何も応えてくれないことにより、絶望のようでもあり、なんかそれには、常に世の中にある、今もある、現実感のようなものが漂う感じであり、まさに『アテネのタイモン』の本質はそこにあるわけで、シェイクスピアは「神」をどう感じ、とらえていたかということの証左であるようにも読み取ろうとすれば読み取れるわけで、と言っても、シェイクスピアが「神も仏もあるものか」と言ったかどうかはしらねども、そう単純なものであろうはずもなく、そんな「エッセンス」に気がつき、それを抉り出し、さらに、ミクニヤナイハラプロジェクトが提示したクリスマスエピソードの「幸福」と対照的にして、「答え」のようなものとか、あるいは「問い掛け」とかをしてみせたわけで、それは取りも直さず『アテネのタイモン』の、超解釈だった! と思い当たり、ここにきて、「ああ凄いな」と感じてくるのだけれども、そのあたりがもっと洗練されて、というか整理されたりすると、大傑作なわけだけれども、大門(タイモン)は「待つ」わけで、メイドはリンゴを一向に剥いてくれないわけであり、それを嘆きつつも大門(タイモン)「待つ」のであり、でも、だけど、『アテネのタイモン』のタイモンのように大門(タイモン)は死んでしまうわけではなく、なぜかと言えば、大門(タイモン)は「前向き」だからだ、ということなのだった。
似非紳士

似非紳士

Unit Blueju

赤坂RED/THEATER(東京都)

2011/06/30 (木) ~ 2011/07/04 (月)公演終了

満足度★★★★

“広光さん”次第・・。
度胸とチャレンジャー精神は立派!然而・・準備期間(時間)との勝負は・・。
<拝観前>
[1]過去2回の公演と違った点(=懸念材料)①キャスティング:“小俣さん・堀井さん・高橋さん”の役者3人さん以外は初メンバー、&ダンサーさんは総入れ替えで、手慣れたメンバーさんから、初起用組が多かった事②ストーリー:女性主体から、男性も主役に起用する展開へと切替た事③箱(会場):大きくなり公演回数が増えた事[動員数×第二回公演の2.5倍]
[2]期待材料①第一作目に比べ第二作目の出来が良かったので、本作更なる飛躍を・・。②期待の持てる役者さん等を起用した事③舞台スタッフさんが手馴れて来た事。
<雑感>
一機にステップアップを・・のチャレンジャー精神は立派!
便利屋さん主体のストーリの方がスッキリした様な気がします。
次回公演「ザムザ阿佐ヶ谷」は、更に充実した作品を観させて戴く様、期待してます。僭越ながら、制作・企画、ボランティアスタッフの充実化が急務と思われますが・・(失礼しました)。

秘祭

秘祭

ダモアエムシープロモーション 

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2011/08/30 (火) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★

川島なおみさんの微笑み
川島さんの微笑みを近くで見られて良かったです。山口馬木也さんはいい役者さんですね。堤さんはだいぶ変わったなあ。島唄を歌っていた女性の声も良かった。

ネタバレBOX

川島さんに惹かれて観に行きました。役のせいかもしれませんが主演のはずなのにセリフも演技も少なめで残念でした。高峰役の山口さんのほうが出番もセリフも多く、安定感のある演技で主役のようでした。

川島さんのすまし顔や微笑みはそれはそれでいいのですが、自分の意志とは関係なく掟に縛られた人生を生きる不遇な女性を十分に表現できていなかったように思います。役作りの時間が少なかったのでしょうか。演出のせいでしょうか。

舞台後方にスクリーンが用意され、場面に合わせた映像が映し出されていました。海のシーンは映像があっても良かったと思います。それ以外は無い方が良いです。うるさい感じがします。また出だしですが映像とナレーションでストーリーを説明するのは手抜きのように感じられます。しっかり役者で演じて欲しいと思います。

川島さんが舞台から降りて最前列の観客の目の前で演じるシーンがありましたね。役者が舞台の上だけではなく、より観客に近いところで演じる演出は(度が過ぎなければ)好きです。

島唄を歌っていた女性はどなたかわかりませんが私の好きな歌声でした。
サヨナラ サイキック オーケストラ

サヨナラ サイキック オーケストラ

Mrs.fictions

上野ストアハウス(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/29 (月)公演終了

満足度★★★★

遅ればせながら感想です
15ミニッツメイドの高クオリティを保つ主催側は
どんな芝居を見せてくれるのか…!とワクワクして行きました。

ネタバレBOX

登場人物はキャラは濃いけど、どこかぱっとしなくて、
でもそれがまたいい味を出していて。


岡野さんのキャラが好き。
いや、でもこれはかなりコミュニケーション能力ある人に見える。
いじめられて生きてきたとは思えない。
そういう意味では痛々しい今村さんはいじめられっこだな確実に。

魔美役の北川未来さんの地味~な感じがよい。
結局幽霊と言うことは展開に作用しなかったし(笑)。

ストーリーもいい感じに緩急のメリハリがついてて、飽きも来ず最後まで引き込まれた。

おわりの会楽しかった。
いつもトーク系は聞かずに帰ってしまうのだけど、聞いてよかった。

作・演の中嶋氏の3.11以降の苦悩?的なものがすごく共感できた。
表現できるものが狭められた、あるいは自ら狭めようとしているっていうの。
まさしく。まさしくだよー。

「なんか質問ある人~」って言われて、無粋を承知で聞いてしまいたかった。
結局隕石は衝突したのか。
…とことん無粋なので聞かなかったけど。
この愛すべきキャラクターたちが消滅してしまったら嫌だなぁ。
INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR in 福岡

INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR in 福岡

インディペンデントシアタープロデュース

ぽんプラザホール(福岡県)

2011/08/27 (土) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★

最高でした
企画として盛り上がり方も内容も素晴らしかった。
なんていうか・・・単独の公演よりもフェスティバルをやるということが
普通以上のパワーを感じます。
もちろん作品によって優劣は自分の中でつけてしまうけど。

ネタバレBOX

偶然なのか非常に重いテーマのものが多かったように思いました。
もっといろんなテーマが選ばれてもいいかも。
それぞれの感想はブログで
夏も

夏も

ロロ

SNAC(東京都)

2011/08/31 (水) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★

純粋に笑えた。
初めてのロロ観劇してきました。
なにより、役者さんのクオリティが高いな、と思いました。
劇自体観ていて飽きなかったし、かなり笑っちゃいました。
がいかんせん、一番前の席のお尻の痛さが、どうしても気になってしまい、どうも集中できなかったのがとても残念です。

ネタバレBOX

ストーリーは、男女の人格が入れ替わるという、特に変わった話でもないのですが、ただ男の人格が消える、女が増殖するという点は、面白いなと思います。
空間の使い方も面白いし、あの、少し変わった形の劇場を上手く使えているように感じました。

ただ、後半の急なセリフまわしの変化にどうしても着いて行けず、一貫性が無いように感じてしまいました。
また、前半にも書きましたが、席についてもですし、観客への配慮が足りない部分はあったような気がしました。

次回も見に行ければと思います。
LUCK BANK

LUCK BANK

プロデュースユニット四方八方

ザ・ポケット(東京都)

2011/08/31 (水) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★

もっと怖く出来たかも
自分で貯幸と借幸をコントロールしながら生きる話も見たい。

ネタバレBOX

笑うシーンがいっぱいあり、最後も和気あいあいの雰囲気でしたが、広告代理店社長の交通事故死や中年女性の首つり自殺シーンのショッキング度と打ち消し合って、貯衝撃と借衝撃がプラスマイナスゼロ近くになってしまった感じがしました。コミカルにするのか、怖い作品にするのか、どちらかを選んだ方が焦点が定まったなあ。

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