最新の観てきた!クチコミ一覧

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HELLO!

HELLO!

表参道ベースメントシアター

表参道GROUND(東京都)

2011/09/02 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★

観てきた
観客席には若い人が多く主演2人の人気をうかがわせる雰囲気。
そういう客層を想定してか、ストーリーは若い人へのエールのような内容にとれた。
舞台に流れる空気感は上野さんらしい雰囲気。
いつもの役者陣の力量はさすがと思わせるものでしたが、ストーリー的にはちょっとサラっとし過ぎてた印象。

レジデント

レジデント

Gooday Co.

戸野廣浩司記念劇場(東京都)

2011/08/31 (水) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★

うじうじぐずぐず
序盤コメディのようなタッチだったけれど、それほど笑えない。かくして三角関係ならぬ五角関係な展開でまるで昼ドラを観てるよう。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

こう見えてもワタクシ、案外男っぽい性質でして、つまりは女らしくないのかもしれないけれど、ウジウジした恋バナは苦手。しかも副編集長の麻衣が恋人の年下ヒモ男・悠基を養ってるにも関らず、このヒモはかつての同級生で親友の妻にうつつを抜かしているという誠実のなさ。そんな風にぐらつくヒモ男なんて、とっとと、しばいて殴って踏んづけて噛み殺して捨ててやればいいものを、麻衣は中々それが出来ない。

一方でそんな麻衣に甘えて寄りかかってるくせに、自意識とプライドだけはマウンテンで、挙句の果てに人妻の前で麻衣を、「姉です」と紹介する下心みえみえの悠基。

結局薬局、麻衣のヒモながらも、以前から好きだった玲子が悠基の親友・琢也と結婚した後でも、ずっと忘れる事が出来ずに想い続けていたのだから、物語はぐちゃぐちゃになっちゃう訳よね。更に、麻衣を好きな大吾まで登場させちゃうドラマな展開は昼ドラそのもの。

女性特有の「待つ」という繊細な心の襞を描写したかったようだけれど、男性が書く女性の描写は大抵、時代錯誤だったりする。これが大正時代や昭和のテキストならば、すんなりと受け入れられたかも知れない。
いったりきたりすれ違い~・・・まぁ~つ~わ、私、まぁ~つ~わ。
オーバースマイル

オーバースマイル

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/08/31 (水) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

150分の上演時間も体感的には2時間未満
同じ人間なのに色(=主義主張、人種等)が違うだけで殺し合うことの愚かさを描いたメイン部分はもちろん、ラストの「タネ明かし」や程よい笑い、あるキャラクターの正体の「ぼかし方」など細部も上手く、150分の尺も体感的には110分程度。

なおこれはあくまで個人的な感想であり、若干の甘さや「正体のぼかし方」にひっかかりを覚える方もいらっしゃるかも知れないことを付記しておこう。

Hear There Here【ご来場ありがとうございました!】

Hear There Here【ご来場ありがとうございました!】

Depend On Others

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★

観ました
舞台に変化があった後あたりから、これはくるかもと思いながら見てましたが
結局私にはきませんでした。惜しい気はします。

LUCK BANK

LUCK BANK

プロデュースユニット四方八方

ザ・ポケット(東京都)

2011/08/31 (水) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

夏の終わりは秋の始まり
台風前の心地良い風を受けながら、久々の四方八方の舞台に向かうこの気持ちは、胸のポケットに入れた割引券を何度も確認しながら観にいった、夏休み子供映画大会を彷彿させます。

オープニングはBUTOH、シネマを思わせるストップモーションはヌーヴェルヴァーグの白黒画面。掴みこまれます。

物語が始まったらいつもの間合いが良い展開はサルサだね。石田麻織恵さんの脳に直接伝わる声は掛け声ようで引き込まれます。

瀧澤千恵さんの薄倖の演技は衣装・表情・何てったて表情は参りました。板橋廉平さん肩車して助けて下さいよ。悲しすぎる。

1時間45分はもう終わっちゃったのって感じは夏の終わりの夕暮れみたいで寂しかったです。

幸せと不幸の相対する出来事・感情は、人がりんごを食べて知恵を授かった時からの絶対。あーあ漁介さん深みに誘い込んでくれたね。

夏の終わりは秋の始まりかー。もう一度観たいと思うそんな舞台でした。

『シバイ~演劇オブザデッド~』

『シバイ~演劇オブザデッド~』

The Dusty Walls

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2011/09/01 (木) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★

ゾンビの好きな方にはオススメ
最近、なぜか小劇場劇団ではゾンビネタが目立つようだがそんなにゾンビ愛好家が多いのだろうか。

それともゾンビを出せばインパクトがあると思っているのだろうか。

私は映画でもゾンビものは大嫌いで絶対に観に行かないので、今回も普通なら観ない芝居だが、劇団8割世界の主宰・鈴木雄太が久々俳優として客演するというのでそれだけを目的に観に行った。

ゾンビは、襲われた人間が同化するという原理が吸血鬼や日本の化け猫と同じで、劇中の松井の台詞ではないが、私は「生理的に受け付けない」(笑)。

“ノンストップホラーコメディ”とうたっているが、コメディーという印象は薄かった。

ネタバレBOX

結論から言うと、お目当てで観た鈴木雄太は芝居が巧いということはよくわかり、それは収穫だった。

彼が終始、安定感ある演技でこの芝居を支えていたと思う。

脚本家の竹山(竹田桂)がなかなか面白いキャラで笑わせる。

佐倉一芯は、劇中劇の演技にリアリティーがあってよかった。

人気女優高木役の三井智映子とマネージャーの布施雅英、演出助手の鈴木若菜も印象に残った。

演劇についての諷刺・自虐ネタには苦笑した。

しかし、ゾンビになった役者たちが芝居をするというだけでも気持ちが悪いのに、小林(小林達明)がブリーフ一枚のだらしない格好で「セックスしたい」と舞台をウロウロするので、よけいに気持ちが悪くなった。

しかも小林が“素人童貞”だったので、竹山による復活の儀式が失敗したというお下劣なオチには呆れた。

高木の出演する深夜ドラマの内容がわざとらしくて聞いていて全然面白くない。誰もが知ってる内容でもないことを舞台上で話す場合、とってつけたような複雑な内容にしないほうがよいと思う。

高木がタランティーノのオファーを断ってこの芝居に出るという設定も作為的すぎてシラケた。

要するにコメディー部分があまり面白くなかった。

劇場入り口近くの前から2列目が遅れてきた客のために空けてあり、それが一番見やすい特等席というのもやむえない配慮かもしれないが引っかかる。

開演ギリギリや遅刻してきた数人がちょうどぴったりと収まり、遅く来たほうが良い席に座れるわけだ。

この劇場、ほかの劇団だと遅く来た客は後方の悪い席に座らされるのだが。

案の定、目の前に背の高い男性がすわり、視界がさえぎられて大変見づらくなってしまった。

ほかの会場では、スタッフが補助用に前の列に椅子を置くと「見えづらくなるから前に移りたいんですけど」と言って強引に移ってしまう常連客もみかけたことがあるが、こちらはそうもいかない(苦笑)。

カラーのパンフレット付きだが、血まみれの俳優の顔写真なんてあえて見たくない。また、どうせなら出演者のひとことくらい入れてほしい。

それよりももう少し入場料を安くしたほうが良いのでは。

私の実感では3000円までが妥当な芝居だと思った。





ピグマリオン

ピグマリオン

アトリエ・ダンカン

あうるすぽっと(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★

聴き取り辛れぇ~
皆さん書かれているとおりで,主役の市川知宏の滑舌の悪さ,舞台はまだまだ無理だったですね。でも,それ以外では十分楽しめました。わきを固めた役者さんの演技には満足。台風で大雨になるかもしれない中を観に行っただけの価値はありました。

謎の球体X

謎の球体X

水素74%

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/09/02 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

当日パンフもあわせてみる
だめとかくずとかいう単語が頭の中でとびかった、へんなひとばかりでたのしい。でもここってこういう作風だっけか?星はつけすぎかもですが。

「ベルナルダ・アルバの家」

「ベルナルダ・アルバの家」

ウンプテンプ・カンパニー

シアターX(東京都)

2011/09/01 (木) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

これは良かった!
お見事です。これぞ演劇って感じです。因習,抑圧,鬱屈,いいなぁ。悲劇を生み出す要因のてんこ盛り。そして,当然のように起こる悲劇。古典ですね。そして,この悲劇を生み出す個性を全女優さんが見事に演じきっています。全3幕,休憩15分を入れて3時間弱の長い芝居ですが,全く退屈はしません。舞台装置,音楽,そして演技。すべて堪能できる舞台でした。

サヨナラ サイキック オーケストラ

サヨナラ サイキック オーケストラ

Mrs.fictions

上野ストアハウス(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/29 (月)公演終了

満足度★★★★

なんとなくゆるゆるした感じが最高
大雨にびしょ濡れ後に会場したので、気分はあまり良くなかったのですが、ザ・ミセスフィクションズの良い意味で「ゆるゆるな感じ」のお芝居がとても良かったです。15ミニッツで前説をするゆるキャラの今村さんの「濃い役どころ」や石井さんの「妙に合った役どころ」なども映えましたが、ストーリーを運ぶ台詞とそれぞれのキャラが最高でした。

HELLO!

HELLO!

表参道ベースメントシアター

表参道GROUND(東京都)

2011/09/02 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★

HELLO!と言うタイトル
 劇団競泳水着のファンなので早い時期に予約しましたが、後ろの隅の席で観劇前から最悪な気分でとても残念でした。ライブには良くても芝居には適さない空間と感じました。
 気を取り直してお芝居に集中しましたが、ザンさんのやわらかい母親役と、見事なコメディエンヌぶりを発揮した大川さん。武子さん・黒木さんが脇を固めて安定感のあるお芝居でした。
 「HELLO!」と言うタイトルにどのような意味を込めているのか?深読みすると何にでも解釈できますが、何となく今回の内容にしっくりしませんでした。

準決勝

準決勝

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2011/09/02 (金) ~ 2011/09/06 (火)公演終了

満足度★★★★★

やっぱり、なんちゃら〜
この困ったちゃんぶりを観て、いらつく人もいるかもしれない。
「こんな人、リアルじゃない」とか「リアルじゃないと喜劇は成立しない」とか言う人もいると思うけれど、そういう人にはそう言わせておけばいい。
というか、できたらちょっとだけ黙っていてほしい。

やっぱ、面白いや、あひるなんちゃら〜!
低体温コメディって言っちゃう。

ネタバレBOX

あと3時間ぐらいで、草サッカーの準決勝戦が行われるらしい。
で、友だちたちが応援に行こうとするのだけれども、「みんなが欲しがっているのならば」と親切心のようなもので、優秀トロフィーを盗んできてしまう人がいた。
で、みんなちょっと弱ったことになったな、となっての低体温コメディ。

訳分からん、なことを真顔で行う人が次々と溢れ出してしまうのが、あひるなんちゃらなんだけど、今回は、本当に困ったな、な人は、クボだけだ。基本が相当間違っていて、困ってしまうことを引き起こす。
もちろんほかにも困った人は出てくるのだが、人に迷惑をかけるわけじゃなし。

あひるなんちゃらの面白さは、ボケ的な人とツッコミ的な人の役割が固定されていないことだ。
両方こなせて、どちらをやらせてもうまいというところが、そういう役回り(特にボケ)を固定的にしているコメディ劇団と違う。
そういう劇団に多いのは、お決まりのボケとか、よくある体型とか顔かたちとかをいじる系のアレである。

あひるなんちゃらにはそれがないから、「これは脚本がいいんだろう」とか「演出もいいのかもしれない」とか「いやいや、役者もいいんだよ」なんてことが成り立ってくる。みんながそう思っているかどうかは別にして、私はそう思うのだ。
一応言わせてもらえれば、実際、と言うか、たぷんそうであって、外部での客演とかもあったりするのだよ。

そう言う、うまい人たちがやるんだから、面白くないわけがない。
と、言い切れるほど、世の中は甘くないが、ここで世の中がどうこう、ということは関係ないので、横に置くとして、つまり、面白いんだ、それでいいじゃないか、ということなんだ。

今回は、いつものペースで始まって、暗転に今回の公演用のオリジナルソングを流してたりするところが、少しだけ新しい感じ。
やたら人が出過ぎて、みんなが訳わかんないこと言い出して、にならないし、前に駅前を使ったときのように、舞台が広すぎて、「あれれ?」ということならないように、学習をしたようで、それらは見事に克服していたし、いい感じだ。

これならば、次回は高低差のある舞台セットを組んで、チャレンジしてほしいと思ったほどだ。…前にあったな、ちょっとそういう感じのフェリーやつで。でも、高低差のあるやつお願いしたい。

クボを演じた黒岩三佳さんは、さすがの困ったちゃんだったし、サッカー関係の3人(池田ヒロユキさん・堀靖明さん・金沢涼恵さん)のコンビネーションがよかった。クロサワ監督を演じた金沢涼恵さんの困ったちゃんぶりもたまらない。ヨダ(根津茂尚さん)が最後に登場するときの衣装は、もうちょっとだけ、女子っぽいほうがよかったかな。

低体温コメディって勝手に名付けたのだけれども、結構、大笑いしてしまった。
大笑いしてしまって、ちよっとスンマセンな感じは何だろう…。

DMの封筒持って行ったら、バッジを1つくれた。魚の絵が描いてあって、この公演との関係は不明だが、喜んで受け取った。
HELLO!

HELLO!

表参道ベースメントシアター

表参道GROUND(東京都)

2011/09/02 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★

HELLO!
大川翔子さん、 黒木絵美花さん、ザンヨウコさん、 武子太郎さん、さすがです。客演の4人の方々に白又さん、三宅さんが、稽古を通し、頑張って背中を追っている感じでしょうか。それでもそれぞれの悩みを抱えながら前へ進もうと今からこれからに一歩踏み出そうとする高校生の光と危うさを現在の力量MAXの等身大で演じきっていたと思います。
それから、音楽も心地よく素敵でした。
会場が段差なくフラットなので、座席によっては、とても見にくい部分があったのが残念でした。

ネタバレBOX

平成の岩下志摩とか、平成の小栗旬とか、その他、結構クスっとする部分がありました。

それから、白又君は、どれだけスヌーピー好きなんだと。
トラディシオン/トライゾン

トラディシオン/トライゾン

地点

シアタートラム(東京都)

2011/08/31 (水) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

おすすめ!
とても良い舞台だった。良いというより、興味深い舞台と言うべきか。
無音のダンスと台詞の舞台。
空席がもったいない。

おはようアフリカ

おはようアフリカ

ともにょ企画

ウイングフィールド(大阪府)

2011/09/02 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★

期待以上でした
「関西の小劇場で面白い若手劇団は?」というお決まりの話題の中で、よく名前を聞いていた「ともにょ企画」。

昨年、ウイングカップで優勝していたりして、気になっていたのですが、ようやく見れました。

失礼を承知で言うと、期待以上に面白かったです。
「名前を聞くけど、面白いのかな…」と悩んでいる方には、ぜひ観てもらいたいなと思いました。

作・演出・役者ともに若手劇団の中では注目すべきレベルの高さだったと思います。これからどのような劇団に成長していくのか、いろんな可能性があると思うので楽しみです。

満足度は当初の期待からすると、★5つでもいいような気がしましたが、これからの成長への期待と他の一線で活躍している劇団さんと相対的に評価して、4つにしました。

サヨナラ サイキック オーケストラ

サヨナラ サイキック オーケストラ

Mrs.fictions

上野ストアハウス(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/29 (月)公演終了

満足度★★★

期待しすぎてしまって・・・
前評判も良く、他ユーザーの「観てきた」でも高評価だったので、相当期待して行ったのだが、期待し過ぎたためか(?)、
少々拍子抜けしてしまった。

ネタバレBOX

最初に、ビルの屋上と思われる場所に、少々内気で地味な女子高生と、
(後で分かるが)環境省の職員が登場。
2人とも何やら訳ありと思われる。ここではまだ詳細は語られない。

一度暗転すると、さらに3名増えているが、
みんな座っている方向も服装もてんでんばらばら。

結局、ここに集められたのは「超能力者」で、
現在、小惑星が地球に向かって進んでいて、
科学技術による対策でも衝突が避けられない場合、
言わば最後の手段として、彼らの超能力に期待しよう、というもの。

しかし、集まった「超能力者達」は、いずれも大した能力を持っておらず、
それどころか、その能力自体が怪しげなものもいる。
おまけに、宇宙人を自称する者もいて、変な声かつ、
台本を棒読みするような口調で、地球人に向かって
おっかなびっくりながら「上から目線」で物を言っていたかと思うと、
相手に強く出られると急に弱腰になったりして、
観客から大いに笑いを取っていた。

ところで、その後も「皆で協力して」、あるいは「各自の超能力」によって
「小惑星の衝突を食い止めよう」という場面は登場せず、なぜか話は、
さらにホームレス男性まで登場して、それぞれが、
各人各人の半生を語ったり、人生談義(?)になったり…という具合。

結局、ここに集まった人々は、主催側の環境省職員を含めて、
いじめにあったり、DVにあったり、平凡なレールを歩く人生で
なかったり…と、ある意味、心に傷のある人たちばかりだったのである。

ただ、小惑星衝突というのは、下手をすると人類滅亡になりかねないほど
のインパクトがある話で、それが目前に迫っているという設定で、
こんな話ができるのか?、しかも結構緩い雰囲気で…というのが、
(他ユーザーからも指摘があったが)私としてもやはり違和感が…。

もっと小さい事件(火山が噴火するかも、とか、赤潮が押し寄せてくる等)
にした方が、この点はクリアーできるのではないか?
あるいは、事件が無くとも、こういうメンバーが、
雑誌の企画でも何でも良いので集まったら、
自然と「人生談義」になるはずで、そうであれば、
「小惑星衝突」と言う本来相当重い設定自体不要だったのではないか?

最後は、時々将来を観ることができる女子高生が、イマイチ冴えない環境省職員との朝食風景を観る…と言う、なにやら「ほのめかし」のような
話で終わり、まあ「小さな」ハッピーエンドとなっている。
だから後味は悪くない。
でも、「小さな話」で終わらせるのなら、
なおさら「小惑星」でなくて良いと、最後まで思ってしまった。
明けない夜 完全版

明けない夜 完全版

JACROW

シアタートラム(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

濃密で微妙な心の機微
色々賛否ありますが自分には見応えがある最高な話でした。時代背景にあったセットも役者の言動もリアリティがあって良かったです。役者さんの演技も確かにステレオタイプと言われればそうかもしれませんが、それを補って余りある演技だと感じました。
作品自体はミステリーの醍醐味であるフーダニットやハウダニットやホワイダニットよりもその裏側にあるものに重点を置いていたような気がしますし、逆にそれが単純なミステリーにならず愚かな人間たちの悲喜劇になっていて良かったと思います。自分は娯楽作品としてただひたすらに演者たちのやりとりに身を任せて、吐き気を催すどころか心地良く引き込まれてしまいました。

ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎

ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎

東京演劇集団風

レパートリーシアターKAZE(東京都)

2011/09/01 (木) ~ 2011/09/05 (月)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい!面白い!中世!
ジャンヌ・ダルクが1429年に突如表舞台に現れてから火あぶりに遭うまでの物語。

素晴らしい出来栄え、とにかくストーリー自体が理屈抜きで面白かったです!

ネタバレBOX

聞こえてないのに聞こえたと言うのは嘘つき、本当に聞こえていたとしたらそれは病気という立場の私ですから、フランスや国王のことを憂いて何とかしなきゃあと思いつめた結果、彼女の心の声が妄想となって現れたのだと解釈しますが、本当に素晴らしいお芝居でした。

衣装も素敵でした。ペストと飢えのかぶり物の人形は大きさと不気味さで意表を突かれました。骸骨のコウモリのような衣装もとても不気味でした。そして、人形劇に使われるような人形が出てくると本当に楽しくなります。各国の王様の馬鹿さ加減を表現するのにピッタリでした。

兵士?の身体を前後に揺するような歩き方、これも中世風で良かったです。

ジャンヌ・ダルクの生涯を知ることもできました。いきなり火あぶりに遭ったのかと思っていましたが、改宗したりしていったんは牢に繋がれ、我慢すればそのまま生きながらえることもできたのですね。しかし、暴行の恐れがあったり、屈辱の中で生きることを良しとせず、自らの信念を貫いた結果火あぶりになったのでした。納得!
「くすり・ゆび・きり

「くすり・ゆび・きり

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2011/08/21 (日) ~ 2011/08/30 (火)公演終了

満足度★★★★

度を越えたダメは、むしろ清清しい
男女間(それ以外含)の紋切り型の言い方ですけれども恋愛特有の面倒臭さがいい感じで現れてましたね。このバーで米内山さんの作品を何回か観させてもらって毎回思うのですが、場と一体化するんですよね。演劇を観ると言うより、傍観者としてそこにいる感の方が非常に強いです。だから、実が有りそうでやっぱり無いんじゃないかなと言う呑み屋やバーの恋愛話とその雰囲気を文字通り一観客として勝手にやってくれよ感丸出しで楽しませてもらいました。

LUCK BANK

LUCK BANK

プロデュースユニット四方八方

ザ・ポケット(東京都)

2011/08/31 (水) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★

LUCK BANK
幸と不幸をコントロールする側の人達の物語でした。コントロールされちゃう側の人達の話の方が、単純で人生を左右されちゃう面白さとオソロシさを描けて楽しかったんじゃないかな って思うのは素人だからでしょうか・・・。、こだわりがあったんでしょうね。けど、懲りすぎていてついて行けませんでした。

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