最新の観てきた!クチコミ一覧

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はじめてのにんげんがり

はじめてのにんげんがり

劇団桃唄309

テアトルBONBON(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/13 (火)公演終了

満足度★★

脚本と演出が
個人的には、ちょっと好みではなかった。。ゴメンナサイ。
分かり難い構成と感じたし、役者がドアを出たり入ったり落ち着かなかった。
役者陣はバラツキがあるように思えたが、なかなか楽しめた。


ネタバレBOX

・ある時間からみて過去に行ったり、未来に行ったりするのだが、
非常に分かり難かった。それに設定時間を急に言葉で言われても。
全体像を理解できるまで時間がかかり過ぎた。
・にんげんがりは契約書に書かれている氏名を消しゴムで消して行われるのだが、臨場感がなく残念。。
・喫茶店を舞台に繰り広げる芝居だが、登場人物が次から次へと落ち着かないくらい舞台から出たり入ったりした。こういう演出は苦手。
クレイジーハニー

クレイジーハニー

パルコ・プロデュース

ももちパレス(福岡県)

2011/09/06 (火) ~ 2011/09/07 (水)公演終了

満足度★★★★

ブラックだけど楽しめた
女性作家が作ったにしてはブラックな内容で、2/3ぐらいまでは困惑してしまった。東宝が長澤さんの出演を、よくOKしたなぁーと心配した。

ネタバレBOX

全てを観終わって感じるのは、長澤さん演じるひろみは、やっぱり愛情を求めているのだと思う。薄っぺらなファンの同情は拒絶しているが、自らの傷を無条件に受け止めてくれるリリー・フランキーさん演じる真貴には、絶対の信頼を寄せていることからこのように感じた。

観劇後には胸のつかえが下りたし、買う予定の無かったパンフレットを買ったので、十分におすすめできる芝居だと思う。

カーテンコールで、初めて本谷有希子さんを見た。こんなに可愛い人が作・演出だったのかと、びっくりした。機会があれば、今後も本谷作品を観に行こう。
女がつらいよ

女がつらいよ

MCR

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

201109081930
201109081930@王子小劇場

明けない夜 完全版

明けない夜 完全版

JACROW

シアタートラム(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★

前作より好き
なんか、凄いちゃんとしてる。
舞台セットも、役者さんも、演技も、ほんとちゃんとしてるよね。
雷の演出とかラストも楽しめた。

花と土/ファーファーファーファー,ファーラウェイ

花と土/ファーファーファーファー,ファーラウェイ

monophonic orchestra

百想(re:tail別館)(東京都)

2011/08/31 (水) ~ 2011/09/12 (月)公演終了

満足度

逆光…
脚本も良かった。役者さんも素晴らしかった。何より大好きな井上さんが出てる!
それなのに、なぜ星一つかと言うと、昼公演を観に行ったため、自然光がもろに逆光となり、役者さんの細かい表情が全然わからなかったからです。
台詞を聞いているだけで良い芝居をしているのがわかるだけに、とんでもないフラストレーションが溜まりました。自然光を使うこと自体が演出なんだろうけど・・・。
小劇場関係者の方は是非とも、こういうもったいない取りこぼしをしないで欲しい。役者さんが可哀相です。

これから昼公演を観に行く方は、この点を考慮することをオススメします。

あと、もう1点はネタバレにて。



ネタバレBOX

短編の幕間で小さなボードに何かしらを書いているのですが、それも逆光で読めませんでした・・・。何となく推測はつくのですが。
千秋楽後で良いので教えて欲しいです。
消失マテリアル

消失マテリアル

劇団破戒オー!!!

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/08/31 (水) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★

熱演してるのに
あ~、いくらドラマチックな展開にしたいからと言っても、これはもう設定も話も破綻してる。なにそれ的展開
役者さん達が熱演してるのに、カワイソウ。

謎の球体X

謎の球体X

水素74%

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/09/02 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

破壊者
お茶の間のセット  開演前のBGMは蝉の声と日常の雑音
そんな中、物語は異様な緊張を張りつめて進んで行く。
笑う場面もあるのに、基本とっても怖い話

めちゃめちゃ面白かった。

ネタバレBOX

出て来る人、出て来る人、何処か歪んだ普通では無い人達
日常生活の中で、争い事・揉め事を避ける為に普通言わない事や相手のテリトリーとズカズカと入って行く。
そこが怖い。とんでもない怪物が出て来るのではなく、身近な人が狂気を孕み日常を破壊しようとする恐怖
その中でも、キチガイと呼ばれている主人公の旦那は、何時その狂気を爆発させるのかとドキドキしながら話は進んで行く。
ところが、ところが、
実はその旦那、身内=味方・他人=敵と言うそんな世界感でしか物事を捉えられない情緒障害ではあるが、けして悪人ではない純粋な人だった。
そして、気弱で言う事も言えず、全く親しくも無い旧友の借金も断れない、そんな弱々しい、キチガイの旦那のDVにも耐えてる主人公は、
実は、実は
DVは、全くの自演で周りから同情を引きたい、リスカ少女がそのまま大人になったような、かまってチャンなのであった。

そして最後、途中に床下から出てくる謎の男は、日常どころか「だってこれ全部噓でしょう」と芝居自体をも破壊しようとする。
ん~!
これはいらなかったんじゃない!!
全部ホントで全部ウソ

全部ホントで全部ウソ

MacGuffins

pit北/区域(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★

良かった
前作が初見で観劇2作目。

相変わらず映像の使い方が上手い。
前作同様舞台に凝ったセットはなく、衣装も黒と白のモノトーンでまとめられている。
全体的に前作より洗練されてレベルアップした印象。
テンポが良くて小気味良いコメディに仕上がっていた。
ストーリーも良く出来ていてまとまるし、役者さんも熱演で好印象。

ただ、分かりやすい反面、小さくまとまっていて特に驚きも無く、欲を言えば何かパンチが欲しい。もっと引き込まれたい。

前作より確実に面白いし楽しんだ!
更なる成長を期待したい。

髑髏城の七人

髑髏城の七人

劇団☆新感線

青山劇場(東京都)

2011/09/05 (月) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★

ちょっと期待しすぎたかも~
まさに「ワカドクロ」。

ネタバレBOX

捨之介と天魔王を別人にしたことで、まるで新作のよう。
I'm ボカン

I'm ボカン

クリタマキ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/09/06 (火) ~ 2011/09/07 (水)公演終了

満足度★★★★

堪能した
ダンスを観るのはほとんど初めてで、人間の肉体表現の美しさに魅せられた。
プロとして当然のことなのだろうが、よく鍛えられていて身体能力の高さに驚いたし表現に無限の可能性を感じた。
肉体のみで喜びや愛おしさ、怒りなどを確かに感じ取れて面白かった。

ただ、やはり事前の情報は必要で当日パンフレットの説明が頼りだった。

良い経験だった。

仕込んでいこう!~新宿編~

仕込んでいこう!~新宿編~

円盤ライダー

SPACE107(東京都)

2011/09/06 (火) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇に対する真摯な気持ちから
書かれたコメディだということが理解できました。

ネタバレBOX

三つの劇団がブッキングしたこんがらがった話かと思いましたが、実際は1.8ブッキングといった程度でした。

時代劇風劇団や女子歌劇団風劇団は個性的で面白かったですが、肝心の青春ドラマ風劇団のキャラがはっきりしませんでした。

しかも、主宰が脚本が書けず、劇団員に相談もせずキャンセルしていたとは。それでも芝居が好きですなんて、確かにそうなんでしょうけど、いけしゃあしゃあと。劇団員に対する謝罪が曖昧のような気がしました。

全体を通して演劇に対する愛情は分かりますが、少し説教臭かったかなと思いました。

実際に裏方さんが登場したり、リボン(と言うんですね)が下されたり、いきなりライトが消された中で芝居が続くなど、斬新でした。
増殖にんげん

増殖にんげん

ぬいぐるみハンター

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/08/16 (火) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しいっ!!!
『増殖おんな』と『増殖おとこ』の2バージョンある「歩き見公演」。

コメディエンヌとして抜群の石澤希代子さん、顔も体型も何となくイイ加藤なぎささん、そして『燦燦』の台本に丁寧な一筆まで添えて送ってくれた山田佳奈さん・・・やっぱ、見るなら『増殖おんな』。

だけど・・・

最近、よく見かける「男」「女」バージョン。迷ったら「男」を観るようにしてて・・・ま、やせ我慢と言うか・・・ボクは、人に褒められることが100%無い&意味の無い「やせ我慢」をしてしまうタチなのだ(笑)

で、『増殖おとこ』に参加。

鉄パイプを組んで作られた「部屋」がいくつかと、舞台のようなものがある。

開演まで時間があったので、一つ一つの部屋をじっくりと。
アロマ焚いちゃってる可愛らしい部屋から、いかにも若者な部屋、本とパソコン中心の、今ボクがいる本部屋のような部屋・・・見てるだけで楽しい!

開演。

6名の役者さんが、あらゆる場所で演技をする。
2~3人で演じることもあれば、「部屋」でたった1人ブツブツつぶやいてたりもする(笑)

これがたまらなくオモシロイ!
メインの場所をめぐるもよし、サブの場所で2人の役者さんがまったりと語ってるところを見てニヤリとするもよし(ちなみに、この日は平日真昼間の公演だったので、『増殖おんな』の役者さんたちも観劇・・・そのリアクションも、かな~り楽しめたのだ!)。。。

どこをみても楽しめるってのは、ディズニーランドのパレードか、変態ちゃんが集うイベント『デパートメントH』くらいだよ(笑)

それにしても、6人の男で最後に登場したターミネーターサングラスをかけた低身長体躯の役者さん・・・体型から雰囲気までジミー大西みたいだと思ったら・・・レティクル座という劇団のジミー小西さんでした。。。

あらゆる意味で、サイコーな公演でした!!!

・・・で、結局、後日『増殖おんな』、観ました(笑)

「株式会社893(ハチキューサン)」

「株式会社893(ハチキューサン)」

アヴァンセ プロデュース

赤坂RED/THEATER(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★

直球 ストレート!!
坂上忍くんのアヴァンセプロデュースは結構好きな*papasan*です。

普段は下北が多いですが 今回は赤坂RED  期待しつつ初日に行って来ました。。

いつもは、独特の世界観を持ってシュールな作品が多いけど、今回はミュージカル!!??  しかもヤクザをテーマにした・・・!?

子役の男の子も出ているので 今回はグロさはまったくなく かなりコメディー色強かったと思います。

TMNの木根さんもボケたキャラで 笑い かなりあったし、渋谷哲平くんは 実名的な役どころで こちらも かなりいじられていて 笑い 多かったです。

リストラされたヤクザたちが最期にもう一度生きる場所「株式会社893」 を得てがんばる ドタバタっぽい展開で、随所に下ネタ台詞はあるものの ストーリー自体は とってもオーソドックスな作りで 起承転結がはっきりしていて、ラストには ホロリ・・的なお話でした。

ん~、まさに直球勝負な感じでした。

カーテンコールで木根さんも言っていましたが、 「だれがなんと言おうとも ミュージカルだと思って演ってます」

でも・・やっぱり ミュージカルじゃ ないよね(笑)
歌やダンスは盛り上がりがよかったですよ。。

*papasan* 大好きな 今藤洋子ちゃんも歌もばっちりで 期待通り!!

とってもスッキリした後味の舞台でありました。。

レジデント

レジデント

Gooday Co.

戸野廣浩司記念劇場(東京都)

2011/08/31 (水) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★

愛と情と。
会場は、西日暮里にある戸野廣浩司記念劇場。

とある大学での講演が終わっての観劇だったので、開場時間の2時間前には西日暮里に到着・・・で、散歩。

劇場は、下町風情あふれる商店街の一角にある。イイ雰囲気だ。

劇場を過ぎ、商店街をさらに進むと・・・谷中銀座商店街とぶつかる。
この商店街・・・雰囲気も、並んでる惣菜も、店構えも、イイ味だしてるんだよなあ。。。
家業が無けりゃ、谷中近辺に住みたいな、と思ったほど。

ここまで魅力的な店ばかりだと、夕食をどこでとるか迷うのだが・・・結局、劇場近くの寿司屋で食べた(笑) 今年の秋刀魚は、マジ美味しい!!!

てなわけで、観劇前から、イイ感じに力が抜けていたからなのかなあ・・・芝居の世界にどっぷりと浸れた。。。

やっぱ芝居って「娯楽なんだ」って思う。
楽しみな芝居を待ちに待って、観劇の日はちょっとおめかしをして、いつもよりは上等な食事を楽しんで・・・。

日暮里の街、手作り感あふれる劇場・・・そして、イイ年なのにシャンとしない
「大人たち」の甘酸っぱさに歯がゆくなりながら、「がんばろうぜっ!」と肩をポンと叩きたくなるような暖かい気持ちになれました!

ネタバレBOX

主人公悠基を演じる山中良弘さんのダメっぷりが良かった!

「独立」とは言葉だけのプー太郎。
かつての上司、麻衣の家に転がり込んでるのに(←もちろん、スルことはシてます)、学生時代に好きだった女友達が家に訪ねてくるとなると、普段はしない掃除を鼻唄まじりでやっちゃう。
その鼻唄が「消臭力みんな大好き~♪消臭力ぼくも好き~♪」ってのが、またイイんだよなー、ダメな大人の匂いがプンプンするもの(笑)

それにしても、麻衣役の榛葉夏江さん。
キャリアの女性に少なからずいるタイプを巧く演じてたなー。

がんばってるのに報われない・・・そんな状況を癒すには、ちょっと頼りない男・・・周囲から見れば「ヤメたほうがイイ!」男。。。

この男(=悠基)、麻衣の疵を舐めてりゃいいものを、いっぱしの主張をスルわ、プライドは高いわ・・・麻衣!やっぱ、この男ダメだ!笑

でも、惚れちまったんだから仕方ない。
愛情振り絞って、悠基に檄を飛ばす麻衣の姿に、ボクは岡惚れしちゃったよ(笑)

ストーリーは、学生時代の三画関係が、五画関係に形を変えていく・・・せつない、というよりは甘酸っぱいラブストーリー。

ま、登場人物全員、30歳そこそこなんだけどな!笑

「愛」なのか「情が移った」だけなのか・・・ボクは、この手のラブストーリー、やっぱ好きだなー。
ラブ☆ガチャVol.3

ラブ☆ガチャVol.3

茶柱日和

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/09/06 (火) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★

ほのぼの恋のひとときでしたね。
短編の内容もそれぞれ味わいあり、又ありきたりではあったにせよなかなか演技力充実の感あり。わたしのお気に入りは「エレベーター」と「貯金箱」。二役くらいしていてもおかしくないのに、それぞれの配役だったんですね。このまとまりで一本化したら結構いい舞台ができそうではありませんか?次回更に期待してます。

薔薇とダイヤモンド

薔薇とダイヤモンド

架空畳

座・高円寺2(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/08 (木)公演終了

満足度★★★★

運営の不手際は・・・
芝居にマイナスになることは、CoRichのユーザーレビューをよく読んでいる人なら判っていると思う。今回も受付を見ていたら手際の悪いこと!手際が悪いなら受付時間を6時半にすればよかったのに、受付開始時間は7時15分頃だった。何を考えているんだか・・・ 芝居の方だが、どうやら学校でイジメにあっていた子供が言葉の海に逃げ込んで作り上げた王国らしい。私のような凡人には理解不能だが、台詞はまるで現代詩のようだ。これは演劇として発表すべきものかどうか考えた方がいいように思う。早口でまくしたてて言い放つだけでは何かもったいないような気がする。星は作者の言葉に対する才能を祝してひとつオマケ。

クレイジーハニー

クレイジーハニー

パルコ・プロデュース

ももちパレス(福岡県)

2011/09/06 (火) ~ 2011/09/07 (水)公演終了

満足度★★

つまり、ひとことで言えば幼稚なのだ。
人の繋がりの良い面と悪い面を描いた。と本谷さんは仰っていた。
だが、それはあまり感じられなかった。
人の悪意や善意のふりをした悪意というものはどこにでも転がっているものだろうし、一度人気を得た作家ともなれば、当然勝手なファンはいるものだろう。
しかし、作家のファンたちを憎む姿を見ていると、「まだそんなところにいるのか」としか思えないし、ファンたちのあまりに薄っぺらな人間性を見ていると「この程度作家になら、確かにこの程度のファンしか付かないだろう」と思えてしまう。

登場人物に誰ひとりまともな人間がいない。
なのにイカレた話では決してない。
おかしな話ではないのに、おかしな人間しか出ないというのでは観客を拒否した状態にあると言わざるを得ないと思う。
それはわざとなのかもしれないが、いい年をして思春期かと思うような自己主張に客が合わせる義理はないと思う。

ドリームダン第6回 『キサマが地獄に堕ちるまで』

ドリームダン第6回 『キサマが地獄に堕ちるまで』

散歩道楽

サンモールスタジオ(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

めちゃくちゃ面白い
今回の散歩道楽の公演はものすっごく面白かった。その描写はちょっと不思議な感じなのだけれど、過去と現在を交錯させながらも、序盤と終盤に訪れる風景は原始的でもあり、はたまた、起こりうる未来予想図を想定させ、迷い込んだジャングルの中での妄想劇のようでもあった。ワタクシの大好きな菊池美里が相変わらず素敵だ。ぽわわ~ん・・とした不思議なキャラクターは立ってるだけで、ひどく可笑しみを感じてしまうのだから、やはり凄い。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

ジャングルにいそうな鳥の鳴き声が木霊して響く。朝もやのような霧の風景。その描写はたっぷりと観客を異次元の世界に導く。
伊達部品廃工跡にやってきた岸和田(郷志郎)。彼は殺された工場長・伊達(久我真希人)の復讐をする為に野呂覚(安東圭吾)を探していた。一方でかつての事務員・山口薫(菊池美里)は今は野呂夫人に収まり、夫の野呂は病に臥せってはいたが、この廃工跡で暮らしていた。そして岸和田は野呂を見つけると戦いを挑む。

格闘しながら過去の情景にフラッシュバックする。そこはかつて賑やかで活気溢れる部品工場。いわゆる下町風情の緩やかで人情味帯びた人間臭さが存在する。そこでやけにエロ可愛い喪服の女・森美月(笹峰愛)に伊達や片桐(立浪伸一)らが関わった事で、伊達が殺されるに至るのだが、美月は誰とでも寝る女で、まるで寄生虫のように男を利用しながら、利用価値が無くなった伊達を殺してしまうのだった。

そんな事情を知らぬ岸和田は死んだ伊達の近くでナイフを持った野呂を犯人と決め付け、追うことになる。違う!と言いながら逃げる野呂。かくして岸和田は「キサマが地獄に堕ちるまで」野呂を追い続けることになるのだが、現在、過去、そして現在、と描写しながら、終盤では現在と過去の交錯、つまり登場人物をダブルに配置させる巧妙さが秀逸だった。

そして合間に、コミカルな情景をたっぷりと投入し、笑いに溢れ楽しかった。ターザンになった二人は、これからの未来に起こりうる風景を予想させ、ファンタジーな絵図も想像することが出来た。五代雪之の丞の登場はただただコメディなのだけれど、これに絡む菊池の表情が楽しい。
青い夏、エピローグ

青い夏、エピローグ

けったマシーン

タイニイアリス(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/12 (月)公演終了

満足度★★★

初見
もっと変化球の多い舞台かと思ったら、意に反して(笑)ごく普通の、直球のストーリー展開。名古屋と聞いていたのでちょっと拍子抜け。ただ、演出がまどろっこしくて、時間の経過が異常に長く感じたのが名古屋風なのかなあ。

フリキル

フリキル

COLLOL

ギャラリーSite(東京都)

2011/09/01 (木) ~ 2011/09/06 (火)公演終了

満足度★★★

現代芸術
誰が演者なのかが分からなくなり、なんだか自分たちはアートをしているんだという雰囲気が伝わってきました。オリジナリティはあったけれど、そのせいで少し見づらくなっていたようにおもう。

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