
薔薇とダイヤモンド
架空畳
座・高円寺2(東京都)
2011/09/07 (水) ~ 2011/09/08 (木)公演終了
満足度★★
誘われたのだけれど
友人に誘われて観に行った。
劇団の名前は初めて聞くし、知っている役者もいない。
また、作品についての情報も全くない。
ただ、演劇が好きだからという理由で観に行った。
無料だから、批判するのは失礼のような気がする。
しかし、劇団のために少し言わせて貰う。
こんな某大の台詞を語らせるには、まず役者さんたちに
台詞を発する技術を習得させてからにして欲しい。
舞台で台詞を発するということは、ただ台本を間違いなく喋ればいいと
いうことではないことは、もちろん理解していると思うが。

不識の塔
劇団野の上
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
遅くなりましたが
非常に印象の強いお芝居でした。
でも、その強さのなかに、キャラクターたちの味わいがしっかりとあって、
心に残りました。

12人~奇跡の物語~
オフィスコットーネ
Space早稲田(東京都)
2011/06/19 (日) ~ 2011/06/26 (日)公演終了
満足度★
芝居本編はイイが当制スタッフがダメダメ
劇団チョコレートケーキによるかなり忠実なものを観ていたので翻案ぶりや加除した部分もよくワカり面白さ倍増。結果、基本的にはイイがいくつか残念なところ(後述)もアリ。
なお「殺してやる」が殺意の発現か議論する部分に「死んじゃえー」も入れる目配せにニヤリ(謎)
残念なトコ
1) 陪審員に老人がいない
2) 有罪組の「計時」割愛はイイとしても細かい台詞をチョコチョコ削ったのでコクが薄れる
3) 現場が安アパートではなくマンション風(間取図からの印象)にしたのが苦しい
ダメなトコ
1) 千穐樂で満員だからといって、開演が定刻より13分も押したことについて開演前・終演後を通じて全く触れない → 従って満足度の星を1つ減ずる
2) 予約確認メールが来ていたσ(^-^) の名前が当日受付のリストに載っていない → 満足度の星をもう1つ減ずる
3)さらに、整理番号をどこまで発行したか把握していず、「80番までお入り下さい」の後に当日券の客を入れようとする(=83番は存在しないと思っている) → 満足度の星をさらに1つ(=合計3つ)減ずる

七人の侍なんていらねえ
劇団演奏舞台
門仲天井ホール<アート・キッチン>(東京都)
2011/03/18 (金) ~ 2011/03/20 (日)公演終了
満足度★★★
観てきました。
19日(土)夜の回を観劇。
余震が開演前に起き、やや騒然とするが、無事に開演。
手堅い演出と生演奏。
独特のいい空間を作り出していた。
その空間の骨組ともいうべき、役者たちの底上げが必要か?
主要キャストと若いキャストの差が観て、歴然。
その「差」を感じさせなくなった時、素晴らしい飛躍をするのではないのだろうか??

RAMPO 2011
ヌオヴォ・ヴィルトゥオーゾ
東京オペラシティ・リサイタルホール(東京都)
2011/08/24 (水) ~ 2011/08/24 (水)公演終了
満足度★★★★
坂田守の舞踊が秀逸だった現代オペラ
室内オペラの現代音楽作品という珍しい公演
しかも、4幕作品を4人の作曲家が分担対応するというのも、
あまり聞かない。
(文化大革命の頃の中国では、一時この手法が華やかだったそうだが、
文革が終わるとあっさり捨てられてしまった。)
乱歩の推理小説が素材なので、ネタバレは避けて、
興味のある方は原作かネット等で当たって頂ければと思う。
それで、聴いてみた結果は、やはり、不協和音や特殊奏法が中心の現代音楽とはいえ、
4人の作曲家の個性の違いが出てしまって、良い結果をもたらしたとは思えなかった。
過去の流行歌や民謡を取り入れた人、楽器音のみならず電子音を取り入れた人など様々で、
それを取り入れるかどうかはどちらでも、としても、
ある幕だけある手法が取り入れられ、それがその幕の表現に必然的というよりは、
担当作曲家の好む手法として、というだけでは、どうなのかなあ、と思った。
4人の合作(?)と言えば、「不都合な4日間」を思い出すが、
こちらは、台本作家が、バトンタッチしていき、
後に宿題を押し付けていくことが笑いの要素になっていたわけだが、
音楽の場合、そういう笑いが取れるわけでもなく、
やはり1人で作曲された方が良かったのではないか?
個人的には第1幕の音楽が、これから始まる不気味な世界を巧みに表現しているように感じられ、
好みに思ったが、しかしこれは全く嗜好の問題で、音楽自体の優劣の問題ではない。
演奏は、4人の器楽奏者(笙を含む)と、配役の無い歌唱人4人で、
こちらはいずれも腕達者揃いで、良い演奏をしていたと思う。
まあ現代音楽なので、それなりに腕のある人を集めないと、演奏自体無理であろうが。
ステージ上の前面に指揮者と演奏者が座り、
その奥の一段高くなったところに、歌手が歌うため譜面台が置かれ、
そこで歌手は基本的に歌う。
これは昔からオペラについて言われ続けていることではあるが、
「歌詞が聴き取れない」点は、特に改善の努力が払われているとは思えなかった。
しかし、推理小説を題材としている以上、
歌詞がよく分からないというのは、やはり問題とされるべきではないか?
で、もし、以上のみ、つまり、音楽だけの表現だったら、
多分評価はそれほどでもないと思うが、
今回の公演を素晴らしい表現にさせたのは、
なにより坂田の舞踊であったと思った。
顔は白塗りで、ある時は歌手から離れて、またある時は歌手に絡みついて、
いわゆる(暗黒)舞踏的な動きを繰り広げるのだが、
これによって、この話の奇怪な雰囲気が大いに増幅され、
結果的にこの公演を見応えのあるものにしていたと思う。
ところで、サイトでは、彼の名前が無いのだが、
プログラムによると、当初3/24に公演予定だったところ、
大震災の影響でこの日に延期となり、
その際に歌手を歌に集中させるため、
急遽坂田に出演を依頼したとのこと。
それで、更新の際に彼の名前を入れ忘れたよう・・・。
しかし、これがより良い舞台にさせてしまったのだから、
まあ、不思議な経緯である。

薔薇とダイヤモンド
架空畳
座・高円寺2(東京都)
2011/09/07 (水) ~ 2011/09/08 (木)公演終了
満足度★
受付がひどい
舞台の内容以前に、受付が最悪。要領を得ないのである。今回の公演にまったく関係ない人が担当していたようで、よほど人数が足らなかったのだろう。しろどもどろで話が通じない。こんな不手際は珍しい。で、舞台のほうはといえば、これは好みの問題という感じではなく、つまらない。長いセリフを忘れないように必死で喋る役者。まるで立て板に水を流すがごとく、だが、・・・・まったく演技になっていない。言葉の遊びが見られたが、それだってそれほど面白いわけではない。チラシなどを見る限りでは、「作・演出」者はかなりの自信を持っているように思われるが、それは独りよがりというものだろう。

PRISON
劇団伍季風 ~monsoon~
小劇場 楽園(東京都)
2011/09/02 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了
満足度★★
ちょっといい感じなのではあるが
あまりにも杜撰なストーリー。
現代の日本の刑務所という設定にしてしまったから、ズサンに見えてしまう。
ツッコミどころが多すぎて閉口した。
どうやらコメディらしいけれど、ズサンなストーリーにイラついたせいか、1個所も笑えなかった。
ただし、役者たちはとてもいい感じであった。
キャラの出し方など。

PRISON
劇団伍季風 ~monsoon~
小劇場 楽園(東京都)
2011/09/02 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★
出演者男性の回を見てきました。
お話としては、ベタな話。ギャグもベタ。安心して見れる。
私自身がベタ好きなので、正当な評価を下せる自身が無い・・・ほど、ベタ。
登場人物のキャラが立ってたので、そこは良かった。
ただ、脱走計画&実行の時には、あまりそのキャラは生かされず。
もう少し、山場を上手く作ってたら、かなり燃える展開になってたかな、と。
男同士の熱い友情、脱走劇、という意味では、物足りなかったかも。
それでも、笑えるところはしっかり笑えて、泣けるところもある、いいお芝居でした。
ちなみに、リピーター割引で女性の回も見ようかな、とも思ったんですが、この芝居を女性がやって、果たして面白いのか・・・?というのが正直な所。
私が男だから、ベタな男の友情物に弱いだけなのですが。
あとは、ちょっとだけネタバレで気になるところもあるので、ネタバレの方に。
最後にチケット代。前売り2800円は、ちょっと高かったかな・・・2300円くらいだと、嬉しいです。

劇団劇場~Act In Rule~vol.4
劇団劇場製作委員会
Glad(東京都)
2011/09/04 (日) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★★★
劇団劇場 初観
ライブハウス渋谷Gladで演劇をやってしまうとは、
お酒も入り粋なイベントで大いに楽しめました!
劇団劇場の演出として、オープニングに参加団体の紹介映像を
カッコよく流したり、演目中もルールを映したりと、スクリーンを
効果的に使っていて観てる側もなんだか盛り上がりました!
ただ(音楽)ライブと違って演劇だと途中であまり帰らないので、
2時間以上スタンディングとなり、特にソワレは超満員だったので
観る側は疲労が大きかった。
あと、Gladは3段構造になっていているから、まだいい方ですが、
ライブハウスだと小さな女子は前が見えなくて、特に演者が
座っているシーンは全く見えなかったりと、演目の内容以外に
不満が多かったと思われます。
演目は、□字ックの「ワールド・ワールド・ワールド」が素晴らしかった!
公演の場所柄をうまく踏まえた内容で、序盤・中盤笑わせつつも
最後は女性を元気付け、殻を破ったような達成感があり、凄く盛り上がった!
小野寺ずるさんのキャラは最強です(笑)

暴れン坊の棒、大いに暴れるの巻
LIVEROCK
ラ・グロット(東京都)
2011/09/02 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★★★
食わず嫌いせず、一度は見ていただきたいです。
まず驚いたのが、すでに他の方も書かれている通り、あまりにも狭い舞台。
6畳程しか無いスペースに、無理矢理1列分の客席を作って、残りが舞台、という感じ。
この狭いスペースを十二分に使い、動きまくる出演者。
目の前で動き回る、走って飛んで踊って戦って。とにかく、迫力満点。心臓バクバク、動悸がするほど震えました。
息遣いどころか、体温までもが伝わってくる舞台というのは初めてです。
「感じる」という意味では、大満足でした。
ただ、「考える」という意味で考えると・・・?
かなり好き嫌いの激しいものだったかな、と。
前半はアクション満点で、直感的に楽しめました。
これが後半になると、かなーり癖の強いギャグが散りばめられた話に。
このギャグというのが、はっきり言ってしまえば馬鹿馬鹿しい物なので、空気の合う人なら、ツボにげしんげしん入るのでしょうが、合わないと・・・「なんじゃそりゃ?」となるかなぁ、と。好みですが。
前半はともかく、後半を含めてみると、決して万人向けのお芝居では無いと思うし、苦手な人の方が多いでしょう。
でも、これが大好物だという人も少なくないはず。私としては、一見の価値ある、見事な舞台でした。
チケット代前売1500円という破格の安さも○。

青い夏、エピローグ
けったマシーン
タイニイアリス(東京都)
2011/09/07 (水) ~ 2011/09/12 (月)公演終了
「青い夏、エピローグ」
劇団けったマシーンは初見。チラシのイラストを見て、爽やかな青春群像を勝手に想像していたが、違いました。
生徒のシーンでは会話のテンポが上々で、楽しく見られました。
望月智和の身のこなし(柔らかい下半身)が気に入った。
他の役者も今後の活躍が楽しみ。

PRISON
劇団伍季風 ~monsoon~
小劇場 楽園(東京都)
2011/09/02 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了
満足度★★
ベタで平均的。
脱獄云々のストーリーよりも、囚人同士のやりとりやキャラクタを楽しむ芝居でした。
笑える場面も泣ける場面も用意されていたのですが、
全体的にテンションがあまり変わらないので(それがこの芝居の、いい意味での軽さになっていると思いますが)、私は途中で少し飽きてしまいました。
だた、一緒に観た人間は笑ったり泣いたりしていたので、
その辺は好みの問題だと思います。
ベタなものが好きなら楽しめるんじゃないでしょうか。
個人的には3000円は高いかも・・・と思ってしましました。

東京
江古田のガールズ
OFF OFFシアター(東京都)
2011/09/07 (水) ~ 2011/09/12 (月)公演終了

全部ホントで全部ウソ
MacGuffins
pit北/区域(東京都)
2011/09/07 (水) ~ 2011/09/11 (日)公演終了
勢いがあってエネルギッシュ、そして…
観せるところはちゃんと静かに魅せる、緩急があって面白い舞台でした。
役者さんたち(特に男性)が最後までパワフルに演じきるのは…う~~ん、すごいですね。
ただ、照明が上からしか吊れなかったせいか、顔の表情が見えない部分があって残念でした。アクティングエリアの工夫だけでは解決出来ないでしょうか?

薔薇とダイヤモンド
架空畳
座・高円寺2(東京都)
2011/09/07 (水) ~ 2011/09/08 (木)公演終了
満足度★
初見でしたが。
まず感じたのは、受付の方の無愛想な感じになんだか悲しくなりました。
第十三回公演だそうですが、客席は全然埋まっていなく、なんだか不安になりました。
ちょこちょこ、あ、これ、あの戯曲と言葉が同じだ、とか、引用しているのかと疑うこともありました。
役者さんたちは一生懸命だったのですが、どうしても台詞が頭にはいってこず、どんどん流れていき、眠くなってしまいました。
何を伝えたいのかも、わかりませんでしたし、わかろうとも思えませんでした。
時間が長く感じられました。

新宿コントレックス Vol.1
新宿コントレックス実行委員
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2011/09/08 (木) ~ 2011/09/08 (木)公演終了
満足度★★★
企画としてはもう一歩かな。
『演劇』と『人を笑わせること』を自負する団体が複数登場するというショーケース的公演という意味では15minuts Madeの喜劇版、といった趣で、お気に入りの団体を見つけるいい機会になりそうな感じだけれど、これから継続していくイヴェントなら会期ごとにテーマ性を設けるとか、劇団劇場みたいにルールをつくるとか、連作風につづきは次回劇場で!とか何かプラスαの要素があるともっと楽しめるような気がした。
あと個人的にはピンで参戦する役者がみたいです。

もんぞもんぞ
ジャイアント・キリング
Geki地下Liberty(東京都)
2011/09/08 (木) ~ 2011/09/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
好みでした(杮落とし観劇)
こーゆーわかりやすくて楽しい芝居は大好きです(^^)
さまざまな性格付けの登場人物を役者さん方、嫌味無く演じられており。
立体的な舞台を上手に作って、効果のライトや音で盛り上げてました。
食事やお茶なども、ちゃんと本物食べ飲みしてるし。
(こーゆー小道具の配慮も好みです)
女優さん達も楽しげに無邪気な演技が明るくて良かった。
(まぁ男性からの欲目かな・・・)

I'm ボカン
クリタマキ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/09/06 (火) ~ 2011/09/07 (水)公演終了
満足度★★★
一人立つ
一途に思いを伝えたいと踊る、まっすぐな公演だった。梶井作品に、近づき、飲み込み、体現して見せようとする。ダンスというより素の動きがまじり、どこか不統一でぎこちなさが生々しさをかもし出す。そしてそして、とっっにかく魅力的な過剰な顔の表情の豊かさ!この動きと表情でクリタマキ自身が見えて、それがとても良かった。ただ一人、見られ続けるという事。始まって終わるまで舞台に在り続ける事。一人舞台に立つというその特異性を、何だか改めて考えてしまいました。
ダンスを見慣れてない者としては、テーマや内容が明示された上で、ダンサーの存在感を感じれたのが嬉しく楽しかったです。

薔薇とダイヤモンド
架空畳
座・高円寺2(東京都)
2011/09/07 (水) ~ 2011/09/08 (木)公演終了
満足度★
マシンガントークは凄かったケド・・・
内容が伴っていなく感じた、
テンションが一定すぎて眠気が生じた。
丸々2時間、役者さんの熱量は凄かった。
受付は今ひとつだった、
芝居の内容は、よくわからなかった・・・・。

雪のひとひら(終了いたしました。皆様のご来場を心から感謝いたします)
THEATRE MOMENTS
アドリブ小劇場(東京都)
2011/09/08 (木) ~ 2011/09/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
子供に観せたい演劇ですね。
感受性の強い小学生位の子供が見るのに最高の舞台だと思います。話は親しみやすい内容で単純でわかりやすいし、見ていて楽しい舞台です。
何より、そこに「なぜ生まれてきて存在しているのか?」、「子供たちはなぜ離れていくのか?」、「どうして死んで終わりなのか?」という問いが大きく表現されているからです。子供には、それは大きな謎として心の中にしっかりと刻まれることでしょう。本で読むより舞台の俳優さんたちと時間を共有する観劇体験のほうが、ずーっと心に残りますよ。理科系の学科では必ず実験をするでしょう?それと同じです。 私みたいな大人で原作も読んでしまった自分としては、「人間、そんなものでしょう」と納得してすぐに忘れてしまう気持ちがもの悲しいですね。 俳優では尾身さんが光ってましたね。演劇パンフレットの中で佐川氏が「ゴールド」と表現していましたが当たりです。舞台を降りると小さくて目立たないのに、光が当たる舞台に上がると輝く、そんな人に見えました。