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薔薇とダイヤモンド

薔薇とダイヤモンド

架空畳

座・高円寺2(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/08 (木)公演終了

満足度★★

誘われたのだけれど
友人に誘われて観に行った。
劇団の名前は初めて聞くし、知っている役者もいない。
また、作品についての情報も全くない。
ただ、演劇が好きだからという理由で観に行った。

無料だから、批判するのは失礼のような気がする。

しかし、劇団のために少し言わせて貰う。
こんな某大の台詞を語らせるには、まず役者さんたちに
台詞を発する技術を習得させてからにして欲しい。
舞台で台詞を発するということは、ただ台本を間違いなく喋ればいいと
いうことではないことは、もちろん理解していると思うが。

不識の塔

不識の塔

劇団野の上

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

遅くなりましたが
非常に印象の強いお芝居でした。

でも、その強さのなかに、キャラクターたちの味わいがしっかりとあって、
心に残りました。

ネタバレBOX

死の床での呼吸の演じ方が恐ろしくリアルで、
父親の最期のころを思い出す。

正妻や女郎の妾の風情にしても
医者にしても、
どうにもこうにも生々しい実存感があって・・・。

でも、それが、きちんと喜劇の領域をとりこんでいるので
凄惨さだけが残るのではなく、
キャラクターそれぞれの生きる匂いのようなものが
すっと浮かび上がってくる。

役者がきちんと豪胆さと繊細さを作り出していて
観る側がただ委ねるだけのようなかんじになっていることも
作品のインパクトを強くしていて・・・。

ほんと、面白かったです。
12人~奇跡の物語~

12人~奇跡の物語~

オフィスコットーネ

Space早稲田(東京都)

2011/06/19 (日) ~ 2011/06/26 (日)公演終了

満足度

芝居本編はイイが当制スタッフがダメダメ
劇団チョコレートケーキによるかなり忠実なものを観ていたので翻案ぶりや加除した部分もよくワカり面白さ倍増。結果、基本的にはイイがいくつか残念なところ(後述)もアリ。
なお「殺してやる」が殺意の発現か議論する部分に「死んじゃえー」も入れる目配せにニヤリ(謎)

残念なトコ
1) 陪審員に老人がいない
2) 有罪組の「計時」割愛はイイとしても細かい台詞をチョコチョコ削ったのでコクが薄れる
3) 現場が安アパートではなくマンション風(間取図からの印象)にしたのが苦しい

ダメなトコ
1) 千穐樂で満員だからといって、開演が定刻より13分も押したことについて開演前・終演後を通じて全く触れない → 従って満足度の星を1つ減ずる
2) 予約確認メールが来ていたσ(^-^) の名前が当日受付のリストに載っていない → 満足度の星をもう1つ減ずる
3)さらに、整理番号をどこまで発行したか把握していず、「80番までお入り下さい」の後に当日券の客を入れようとする(=83番は存在しないと思っている) → 満足度の星をさらに1つ(=合計3つ)減ずる

七人の侍なんていらねえ

七人の侍なんていらねえ

劇団演奏舞台

門仲天井ホール<アート・キッチン>(東京都)

2011/03/18 (金) ~ 2011/03/20 (日)公演終了

満足度★★★

観てきました。
19日(土)夜の回を観劇。
余震が開演前に起き、やや騒然とするが、無事に開演。
手堅い演出と生演奏。
独特のいい空間を作り出していた。
その空間の骨組ともいうべき、役者たちの底上げが必要か?
主要キャストと若いキャストの差が観て、歴然。
その「差」を感じさせなくなった時、素晴らしい飛躍をするのではないのだろうか??

RAMPO 2011

RAMPO 2011

ヌオヴォ・ヴィルトゥオーゾ

東京オペラシティ・リサイタルホール(東京都)

2011/08/24 (水) ~ 2011/08/24 (水)公演終了

満足度★★★★

坂田守の舞踊が秀逸だった現代オペラ
室内オペラの現代音楽作品という珍しい公演
しかも、4幕作品を4人の作曲家が分担対応するというのも、
あまり聞かない。
(文化大革命の頃の中国では、一時この手法が華やかだったそうだが、
文革が終わるとあっさり捨てられてしまった。)

乱歩の推理小説が素材なので、ネタバレは避けて、
興味のある方は原作かネット等で当たって頂ければと思う。

それで、聴いてみた結果は、やはり、不協和音や特殊奏法が中心の現代音楽とはいえ、
4人の作曲家の個性の違いが出てしまって、良い結果をもたらしたとは思えなかった。
過去の流行歌や民謡を取り入れた人、楽器音のみならず電子音を取り入れた人など様々で、
それを取り入れるかどうかはどちらでも、としても、
ある幕だけある手法が取り入れられ、それがその幕の表現に必然的というよりは、
担当作曲家の好む手法として、というだけでは、どうなのかなあ、と思った。

4人の合作(?)と言えば、「不都合な4日間」を思い出すが、
こちらは、台本作家が、バトンタッチしていき、
後に宿題を押し付けていくことが笑いの要素になっていたわけだが、
音楽の場合、そういう笑いが取れるわけでもなく、
やはり1人で作曲された方が良かったのではないか?

個人的には第1幕の音楽が、これから始まる不気味な世界を巧みに表現しているように感じられ、
好みに思ったが、しかしこれは全く嗜好の問題で、音楽自体の優劣の問題ではない。

演奏は、4人の器楽奏者(笙を含む)と、配役の無い歌唱人4人で、
こちらはいずれも腕達者揃いで、良い演奏をしていたと思う。
まあ現代音楽なので、それなりに腕のある人を集めないと、演奏自体無理であろうが。

ステージ上の前面に指揮者と演奏者が座り、
その奥の一段高くなったところに、歌手が歌うため譜面台が置かれ、
そこで歌手は基本的に歌う。

これは昔からオペラについて言われ続けていることではあるが、
「歌詞が聴き取れない」点は、特に改善の努力が払われているとは思えなかった。
しかし、推理小説を題材としている以上、
歌詞がよく分からないというのは、やはり問題とされるべきではないか?

で、もし、以上のみ、つまり、音楽だけの表現だったら、
多分評価はそれほどでもないと思うが、
今回の公演を素晴らしい表現にさせたのは、
なにより坂田の舞踊であったと思った。

顔は白塗りで、ある時は歌手から離れて、またある時は歌手に絡みついて、
いわゆる(暗黒)舞踏的な動きを繰り広げるのだが、
これによって、この話の奇怪な雰囲気が大いに増幅され、
結果的にこの公演を見応えのあるものにしていたと思う。

ところで、サイトでは、彼の名前が無いのだが、
プログラムによると、当初3/24に公演予定だったところ、
大震災の影響でこの日に延期となり、
その際に歌手を歌に集中させるため、
急遽坂田に出演を依頼したとのこと。
それで、更新の際に彼の名前を入れ忘れたよう・・・。
しかし、これがより良い舞台にさせてしまったのだから、
まあ、不思議な経緯である。

薔薇とダイヤモンド

薔薇とダイヤモンド

架空畳

座・高円寺2(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/08 (木)公演終了

満足度

受付がひどい
舞台の内容以前に、受付が最悪。要領を得ないのである。今回の公演にまったく関係ない人が担当していたようで、よほど人数が足らなかったのだろう。しろどもどろで話が通じない。こんな不手際は珍しい。で、舞台のほうはといえば、これは好みの問題という感じではなく、つまらない。長いセリフを忘れないように必死で喋る役者。まるで立て板に水を流すがごとく、だが、・・・・まったく演技になっていない。言葉の遊びが見られたが、それだってそれほど面白いわけではない。チラシなどを見る限りでは、「作・演出」者はかなりの自信を持っているように思われるが、それは独りよがりというものだろう。

PRISON

PRISON

劇団伍季風 ~monsoon~

小劇場 楽園(東京都)

2011/09/02 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★

ちょっといい感じなのではあるが
あまりにも杜撰なストーリー。
現代の日本の刑務所という設定にしてしまったから、ズサンに見えてしまう。
ツッコミどころが多すぎて閉口した。
どうやらコメディらしいけれど、ズサンなストーリーにイラついたせいか、1個所も笑えなかった。
ただし、役者たちはとてもいい感じであった。
キャラの出し方など。

ネタバレBOX

冒頭の登場人物の紹介があまりにもスマートでない。
新人が入ってきて、それに紹介するためという設定で、観客に登場人物たちを紹介するというのはよくあるてではあるが、その前のやり取りが活きてきて、紹介することで、さらに何かが得られるというようにしないと、面白くならない。

一番の問題は、ストーリーが杜撰なことである。穴が多いし、ツッコミどころが多すぎる。
刑務所の設定や死刑制度、裁判員制度など、もちろん調べてから脚本を書いているとは思うが、舞台化のためにそれをねじ曲げてしまったのが、とても違和感として残ってしまう。
だったらなぜ、現代の日本の制度に設定したのかが、不明となる。どこか架空の国の話でもよかったのではないか。
日本の制度に対してもの申すという立場ならば、基本はしっかりと押さえた上での展開にしないと、穴ばかりが目立ってしまう。

もし、ねじ曲げてでも面白くしたいと思っているのであれば、批判的な台詞はなくして、バカバカしく笑わせてくれるだけでよかったのではないだろうか。
ちょっと、声高にしてみました、意識高いです、な感じで入れただけの感じで、思想とかポリシーとか、あまり感じないのだ。

例えば、自分の子どもが植物人間状態になっていて、その生命維持装置を外したというだけで死刑にはならないでしょう。
また、死刑囚となった女性の関係者(彼女の事件の関係者)が裁判員に選ばれるなんてことが起こってしまう。
「裁判員が全員男性だったから自分に不利になった」なんて、ストーカーで実刑となった女性に言わせたりしている。
また、「裁判員制度が導入されて数年。刑務所は飽和状態・・・」なんて裁判員制度が導入されたことにより、有罪判決が多くなったような印象を与える説明や、台詞が出てきたりしているが、もし、裁判員制度を批判しているのならば、間違った情報を付け加えて、「裁判員制度は良くない」と言うのでは、本末転倒ではないか。
言いっぱなしなだけで、何が問題なのかには触れようとしない。

死刑制度だって、ラスト近くで、「死刑自体が人殺し」みたいな台詞を、関係ない看守に叫ぶシーンがあるのだが、これにも呆れた。とってつけたような批判で、その台詞を叫ぶ女は、冒頭で、13階段の登り方で、おちゃらけていたのに。しかも、死刑囚の前で。その死刑囚はいつ死刑になるのかわからないのにもかかわらずにだ。
しかも、その死刑囚が死刑になるのはおかしい、と叫ぶのだが、それ自体もともとあり得ない設定なのだし。

また、最初に脱獄すると言い出した女は、動機を深刻そうに言っていたのだが、つまり、彼女の兄を救いたいと、それならば別に脱獄しなくてもいいだろうと思うし、脱獄すれば自由になれる、と考えていることが納得できない。
理由はどうあれ、それぞれに罪があり、入獄しているのだから、不当に逮捕監禁されているわけでもなく、脱獄すれば人生をやり直せると言い合うこと自体が不快ですらある。これって、犯罪者は身勝手な人たちということを強調したかったわけなの? とも思ってしまう。

全員が脱走に加わることになるのだけれど、ここに笑いとか、それぞれの過去とかが出てくる重要なシーンとなるはずなのだが、意外とあっさり。また、ここの場にいる全員の力がないと脱走できない、という前提で話を進めていくとか、そんなふうにすることで、説得しながら、各々の過去が明らかになっていくなどにつながったのではないだろうか。

そして、呆れたラスト。死刑執行が延期された、というのは横に置いたとしても(面白くないけどね)、あれだけ深刻になっていた、死刑囚の新入りの問題(兄を助けたい)は解決せず、なんだよそれ、と思ってしまう。

しかも、途中から「ラストとして最悪なパターン」を想像していたら、まさそにそうなった。
つまり、暗転後、脱走した全員がそこにいて、死刑になったはずのアネゴも、なぜかそこにいる、というパターン。
その理由が「ええ??」っいうショボイもの、というところまで想定の範囲内。
だったが、理由が、たいして面白くもなく、コメディなのにラストで笑えない。
だって、脱走の話が出て、実行に移すとなったときから、素人が考えても、そうなるというラストなのだから。
同じラストにしても、「考え抜いた」新しさとか、センスがプラスされてないと。

何かに批判めいた内容がいろいろあるんだけれど、その切り口が曖昧だし、まったく伝わらない。
とにかく、設定やストーリー展開の適当さ、杜撰さにイラついて、笑うことは全然なかった。劇中歌も長すぎだし。
別のブロックに座っている人たちの中には、笑っている人もいたようだけど。

役者たちの雰囲気だけは良かったのが救い。
男性ver.があるので、もう片方は違った印象を受けるかもしれないけれど、同じストーリーならば、あえて見る気はしないなあ。
ここの劇団は、初めて観たけれど、いつもこういう感じなのだろうか。フライヤーの感じが、いつもいいなぁと思っていたんだけれど。
PRISON

PRISON

劇団伍季風 ~monsoon~

小劇場 楽園(東京都)

2011/09/02 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★

出演者男性の回を見てきました。
お話としては、ベタな話。ギャグもベタ。安心して見れる。
私自身がベタ好きなので、正当な評価を下せる自身が無い・・・ほど、ベタ。

登場人物のキャラが立ってたので、そこは良かった。
ただ、脱走計画&実行の時には、あまりそのキャラは生かされず。
もう少し、山場を上手く作ってたら、かなり燃える展開になってたかな、と。
男同士の熱い友情、脱走劇、という意味では、物足りなかったかも。

それでも、笑えるところはしっかり笑えて、泣けるところもある、いいお芝居でした。
ちなみに、リピーター割引で女性の回も見ようかな、とも思ったんですが、この芝居を女性がやって、果たして面白いのか・・・?というのが正直な所。
私が男だから、ベタな男の友情物に弱いだけなのですが。
あとは、ちょっとだけネタバレで気になるところもあるので、ネタバレの方に。

最後にチケット代。前売り2800円は、ちょっと高かったかな・・・2300円くらいだと、嬉しいです。

ネタバレBOX

脱走する日時を、アイドルの慰問コンサートの日の夜にするのですが、このアイドルを演じるのが、男性回は女性の出演者。女性回は男性の出演者が演じます。
演じるというよりは、歌って踊るのですが。

僕が見てきたのは男性回なので、女性がアイドルとなって歌ってました。
モデルはAKB48なのかな?
ただ、狙ってなのか違うのか、歌も踊りもクオリティがかなり低く、そこが逆に面白かった。ただ、1曲丸々歌うのははちょっと長い。

個人的に、男性の方がどんなアイドルをやるのかすごく気になるので、これだけの為にリピーター割引1000円で女性回を見るのは、アリかな・・・とも、思ってしまいます。
劇団劇場~Act In Rule~vol.4

劇団劇場~Act In Rule~vol.4

劇団劇場製作委員会

Glad(東京都)

2011/09/04 (日) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★

劇団劇場 初観
ライブハウス渋谷Gladで演劇をやってしまうとは、
お酒も入り粋なイベントで大いに楽しめました! 

劇団劇場の演出として、オープニングに参加団体の紹介映像を
カッコよく流したり、演目中もルールを映したりと、スクリーンを
効果的に使っていて観てる側もなんだか盛り上がりました! 

ただ(音楽)ライブと違って演劇だと途中であまり帰らないので、
2時間以上スタンディングとなり、特にソワレは超満員だったので
観る側は疲労が大きかった。 

あと、Gladは3段構造になっていているから、まだいい方ですが、
ライブハウスだと小さな女子は前が見えなくて、特に演者が
座っているシーンは全く見えなかったりと、演目の内容以外に
不満が多かったと思われます。 

演目は、□字ックの「ワールド・ワールド・ワールド」が素晴らしかった!
公演の場所柄をうまく踏まえた内容で、序盤・中盤笑わせつつも
最後は女性を元気付け、殻を破ったような達成感があり、凄く盛り上がった!
小野寺ずるさんのキャラは最強です(笑) 

ネタバレBOX

東京ペンギン:
観客、ライブハウス全体を巻き込んで、劇団劇場ならではの
内容で構成され、トップバッターに相応しかった!

トレモロ:
初見でしたが、+1(たすいち) 目崎さんの一味? と
パッと見思ってしまうほど、出演者に馴染みがありました(笑)
ハムレットを15分間でやってしまうとはチャレンジャー!

あんかけフラミンゴ:
若いパワーでとにかく劇団劇場というお祭りを盛り上げてました!
トマトのぶつけ合いはカオス!

はちみつシアター:
三段落ちのトリのように、見事に落としてくれてました(笑)

暴れン坊の棒、大いに暴れるの巻

暴れン坊の棒、大いに暴れるの巻

LIVEROCK

ラ・グロット(東京都)

2011/09/02 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★

食わず嫌いせず、一度は見ていただきたいです。
まず驚いたのが、すでに他の方も書かれている通り、あまりにも狭い舞台。
6畳程しか無いスペースに、無理矢理1列分の客席を作って、残りが舞台、という感じ。
この狭いスペースを十二分に使い、動きまくる出演者。
目の前で動き回る、走って飛んで踊って戦って。とにかく、迫力満点。心臓バクバク、動悸がするほど震えました。
息遣いどころか、体温までもが伝わってくる舞台というのは初めてです。

「感じる」という意味では、大満足でした。
ただ、「考える」という意味で考えると・・・?
かなり好き嫌いの激しいものだったかな、と。

前半はアクション満点で、直感的に楽しめました。
これが後半になると、かなーり癖の強いギャグが散りばめられた話に。

このギャグというのが、はっきり言ってしまえば馬鹿馬鹿しい物なので、空気の合う人なら、ツボにげしんげしん入るのでしょうが、合わないと・・・「なんじゃそりゃ?」となるかなぁ、と。好みですが。

前半はともかく、後半を含めてみると、決して万人向けのお芝居では無いと思うし、苦手な人の方が多いでしょう。
でも、これが大好物だという人も少なくないはず。私としては、一見の価値ある、見事な舞台でした。
チケット代前売1500円という破格の安さも○。

青い夏、エピローグ

青い夏、エピローグ

けったマシーン

タイニイアリス(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/12 (月)公演終了

「青い夏、エピローグ」
劇団けったマシーンは初見。チラシのイラストを見て、爽やかな青春群像を勝手に想像していたが、違いました。
生徒のシーンでは会話のテンポが上々で、楽しく見られました。
望月智和の身のこなし(柔らかい下半身)が気に入った。
他の役者も今後の活躍が楽しみ。

ネタバレBOX


教師役の高山五月の滑舌の悪いしゃべりは、役にあわせての演技だろうか?
PRISON

PRISON

劇団伍季風 ~monsoon~

小劇場 楽園(東京都)

2011/09/02 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★

ベタで平均的。
脱獄云々のストーリーよりも、囚人同士のやりとりやキャラクタを楽しむ芝居でした。


笑える場面も泣ける場面も用意されていたのですが、
全体的にテンションがあまり変わらないので(それがこの芝居の、いい意味での軽さになっていると思いますが)、私は途中で少し飽きてしまいました。

だた、一緒に観た人間は笑ったり泣いたりしていたので、
その辺は好みの問題だと思います。
ベタなものが好きなら楽しめるんじゃないでしょうか。

個人的には3000円は高いかも・・・と思ってしましました。


東京

東京

江古田のガールズ

OFF OFFシアター(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

アトラクション
楽しかったです。
積極的に巻き込まれると いいな と 思います。 

全部ホントで全部ウソ

全部ホントで全部ウソ

MacGuffins

pit北/区域(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

勢いがあってエネルギッシュ、そして…
観せるところはちゃんと静かに魅せる、緩急があって面白い舞台でした。
役者さんたち(特に男性)が最後までパワフルに演じきるのは…う~~ん、すごいですね。
ただ、照明が上からしか吊れなかったせいか、顔の表情が見えない部分があって残念でした。アクティングエリアの工夫だけでは解決出来ないでしょうか?

薔薇とダイヤモンド

薔薇とダイヤモンド

架空畳

座・高円寺2(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/08 (木)公演終了

満足度

初見でしたが。
まず感じたのは、受付の方の無愛想な感じになんだか悲しくなりました。
第十三回公演だそうですが、客席は全然埋まっていなく、なんだか不安になりました。
ちょこちょこ、あ、これ、あの戯曲と言葉が同じだ、とか、引用しているのかと疑うこともありました。
役者さんたちは一生懸命だったのですが、どうしても台詞が頭にはいってこず、どんどん流れていき、眠くなってしまいました。
何を伝えたいのかも、わかりませんでしたし、わかろうとも思えませんでした。
時間が長く感じられました。

新宿コントレックス Vol.1

新宿コントレックス Vol.1

新宿コントレックス実行委員

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2011/09/08 (木) ~ 2011/09/08 (木)公演終了

満足度★★★

企画としてはもう一歩かな。
『演劇』と『人を笑わせること』を自負する団体が複数登場するというショーケース的公演という意味では15minuts Madeの喜劇版、といった趣で、お気に入りの団体を見つけるいい機会になりそうな感じだけれど、これから継続していくイヴェントなら会期ごとにテーマ性を設けるとか、劇団劇場みたいにルールをつくるとか、連作風につづきは次回劇場で!とか何かプラスαの要素があるともっと楽しめるような気がした。

あと個人的にはピンで参戦する役者がみたいです。

ネタバレBOX

以下、覚えている範囲で。

■Agaーrisk Entertainment

『AC』
日本人夫婦の間に生まれた子供は黒人だったため、自分の子供ではないんじゃないかと疑う夫と愛さえあればなんだっていいじゃん!っていう奔放な妻との相いれなさをジェンダーフリー入門編的な体裁でわかりやすく解説。目のつけどころはハッとするものの、尺が短いのが玉に傷。

『Junk And Point』
とある場末のバーカウンター。カードゲームで勝負しようとするカーボーイ風の男ふたり。そのうちのひとりが突然おもむろにカードを投げ捨てじゃんけんぽん!とさけぶ。
じゃんけんぽん=Junk And Point。
しょーもな!としか言いようのない、シュールな四コママンガ的作風。

『カウント』
1から60までの数字に気持ちをなぞらえ愛を告白、後半はなぜかお料理教室のワンシーンに。そして〆(カウント60)は墨汁を並べまくるという飛躍っぷりに脱帽。


作品ごとにみると劇的な瞬間はあったのだけれども、10分〰15分程度のロジカルな脚本のコメディ1本に絞ってみせた方が団体の良さが伝わるんじゃないかとおもった。


■トリコロールケーキ

『命乞い』
男から拳銃を向けられる女。
恋愛関係のもつれから殺されるシチュエーションか?と思いきや、それがなんとプロポーズ!のワンシーンであることが男の脅迫内容から徐々に明らかになっていく。
ラストは拳銃を向けながら男は女の薬指に指輪をはめるという、サプライズ!

『離婚』
『命乞い』で結婚したふたりだったものの、今度は離婚の危機に直面してしまう。
向かい合うふたりの精神的な辛さが空気椅子をすることによる肉体的な辛さも上乗せさせられ、二進も三進もいかない状態。夫婦の価値観のずれによる会話の不成立さからおかしみと人間の切なさのようなものを丁寧に抽出する、傑作コント。

『ネコの思い出』
教師ふたりによる職員室での一幕。そのうちのひとりが生徒に対し潜在的な性的欲求を持つことを打ち明ける。

3作品とも、純粋に歪んでいるひとたちが軽やかに描かれていたとおもうのだけれども、悪意からつくる笑いではなく、ささやかな幸せを目指すがゆえの歪みや軋み、些細な感情の揺れ動きが、ほんの小さな目配せだったり、間だったりで表現されていて、すてきだった。
ただ、『ネコの思い出』に関しては場面設定からしてちょっと誇張されすぎているような気がして、会話が白々しく感じられた。

■コント集団 神と仏

『幼稚園』
5歳の幼稚園児が4歳の幼稚園児に人生とは何たるかを説教したり、入れ知恵を仕込んだりする。
5歳児がやたらませてるのが面白い。『親の前では子供のフリをしている。』というまるでこの世のすべてを知り尽くしたかのような傲慢ぶりなのだが、そこがいい。
「いくらドラえもんの声がダミ声だからって大人の前では大山のぶ代を非難しちゃだめだ。」なんてあながち嘘ともいいきれないし。

『大人の優しさ』
名探偵コナンが毛利小五郎になって事件を解き明かすシーンを完全にパロディ化。
しかし残念ながらわたしのなかではオリジナル超えはなかった。
少なくともあともうひとひねり気の利いたアイデアがほしいところ。


■黒薔薇少女地獄

『水面に映るシェイクスピア』
稚魚の頃、川で一緒に遊んでいたサケコとマスジロウであったが、
大きくなってふたりは互いの住む世界が違うことを知り、サケコはマスジロウを残し海へと渡る。
運命によって引き裂かれたふたり。マスジロウのサケコへの想いは募る。
そして、サケコを追っていざ海へ!
これは淡水魚が回遊魚に恋をしてしまったことからはじまる悲劇。
鱒と鮭による禁断の愛の物語!!

もしもロミオとジュリエットが鮭と鱒だった場合の生きざまを真剣にふざけて描いたのかな、という印象の作品。
セリフのひとうひとつが妙にポエティックで、エモーショナルで、それでいてドラマティック。
衣装はゴシック調でなんとなく格式が高い感じなのに、頭には魚のかぶりものというアンバランスさ。ラストは愛と生死を綺麗に描き、笑いのなかにも胸がつかえるような確かな余韻に燻られた。


■ゾンビジャパン

『男たちの挽歌』
チャイニーズマフィアのアジトを舞台にしたコメディドラマ。
拳銃のなかに玉を一発いれてロシアンルーレットで殺し合いをしようとする男ふたりの間に
日本人の男が割って入り、さび入り寿司のロシアンルーレットをやろうと言い出す。
でもやっぱりリアクション芸の本家は出川哲郎だよね!とおもった次第。

『TSUTAYA』
会社の同僚ふたりのオフィスでの他愛ない会話。TSUTAYAで借りたテープがみれなかったから店員を自宅に呼んだ日のことを再現しようとするものの、脱線してばかりでなかなか本題にはいれない。ゴドーを待ってるような、なんだか歯がゆい感じだった。

『SAY YOU』
声優養成所での一幕。先生がお題を出し、生徒がそれにこたえていくというスタイルのコント。
日本語の吹き替えと、トトロの真似をさせようとして、ジブリ愛が募ってだんだん先生が暴走していく辺りはおもしろかった。カンタがさつきにん!って傘渡すシーン。当時、6歳のわたしも胸キュンでした。
でも。全体的にちょっと完成度にムラがある感じ。それが持ち味なのかもしれませんが・・・。汗臭そうなおじさんが頑張ってる姿は結構心を打たれました。あとゾンビジャパンと名乗りながら、ゾンビ映画のパロディに走らなかったことはすごい。
余談だけど、ようつべで観た『アジアチャンピョン』はおもしろい。身近な癖と無駄にでかいスケール感の組み合わせから教則ビデオの盲点をつき、コントがYoutube(映像表現)でできることに革命をもたらしたと言っても過言ではない。リフレイン二度見はもはや伝説!!笑
もんぞもんぞ

もんぞもんぞ

ジャイアント・キリング

Geki地下Liberty(東京都)

2011/09/08 (木) ~ 2011/09/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

好みでした(杮落とし観劇)
こーゆーわかりやすくて楽しい芝居は大好きです(^^)
さまざまな性格付けの登場人物を役者さん方、嫌味無く演じられており。
立体的な舞台を上手に作って、効果のライトや音で盛り上げてました。
食事やお茶なども、ちゃんと本物食べ飲みしてるし。
(こーゆー小道具の配慮も好みです)
女優さん達も楽しげに無邪気な演技が明るくて良かった。
(まぁ男性からの欲目かな・・・)

I'm ボカン

I'm ボカン

クリタマキ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/09/06 (火) ~ 2011/09/07 (水)公演終了

満足度★★★

一人立つ
一途に思いを伝えたいと踊る、まっすぐな公演だった。梶井作品に、近づき、飲み込み、体現して見せようとする。ダンスというより素の動きがまじり、どこか不統一でぎこちなさが生々しさをかもし出す。そしてそして、とっっにかく魅力的な過剰な顔の表情の豊かさ!この動きと表情でクリタマキ自身が見えて、それがとても良かった。ただ一人、見られ続けるという事。始まって終わるまで舞台に在り続ける事。一人舞台に立つというその特異性を、何だか改めて考えてしまいました。

ダンスを見慣れてない者としては、テーマや内容が明示された上で、ダンサーの存在感を感じれたのが嬉しく楽しかったです。

薔薇とダイヤモンド

薔薇とダイヤモンド

架空畳

座・高円寺2(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/08 (木)公演終了

満足度

マシンガントークは凄かったケド・・・
内容が伴っていなく感じた、
テンションが一定すぎて眠気が生じた。
丸々2時間、役者さんの熱量は凄かった。
受付は今ひとつだった、
芝居の内容は、よくわからなかった・・・・。

雪のひとひら(終了いたしました。皆様のご来場を心から感謝いたします)

雪のひとひら(終了いたしました。皆様のご来場を心から感謝いたします)

THEATRE MOMENTS

アドリブ小劇場(東京都)

2011/09/08 (木) ~ 2011/09/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

子供に観せたい演劇ですね。
感受性の強い小学生位の子供が見るのに最高の舞台だと思います。話は親しみやすい内容で単純でわかりやすいし、見ていて楽しい舞台です。
何より、そこに「なぜ生まれてきて存在しているのか?」、「子供たちはなぜ離れていくのか?」、「どうして死んで終わりなのか?」という問いが大きく表現されているからです。子供には、それは大きな謎として心の中にしっかりと刻まれることでしょう。本で読むより舞台の俳優さんたちと時間を共有する観劇体験のほうが、ずーっと心に残りますよ。理科系の学科では必ず実験をするでしょう?それと同じです。                                    私みたいな大人で原作も読んでしまった自分としては、「人間、そんなものでしょう」と納得してすぐに忘れてしまう気持ちがもの悲しいですね。       俳優では尾身さんが光ってましたね。演劇パンフレットの中で佐川氏が「ゴールド」と表現していましたが当たりです。舞台を降りると小さくて目立たないのに、光が当たる舞台に上がると輝く、そんな人に見えました。

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