満足度★★★★
食わず嫌いせず、一度は見ていただきたいです。
まず驚いたのが、すでに他の方も書かれている通り、あまりにも狭い舞台。
6畳程しか無いスペースに、無理矢理1列分の客席を作って、残りが舞台、という感じ。
この狭いスペースを十二分に使い、動きまくる出演者。
目の前で動き回る、走って飛んで踊って戦って。とにかく、迫力満点。心臓バクバク、動悸がするほど震えました。
息遣いどころか、体温までもが伝わってくる舞台というのは初めてです。
「感じる」という意味では、大満足でした。
ただ、「考える」という意味で考えると・・・?
かなり好き嫌いの激しいものだったかな、と。
前半はアクション満点で、直感的に楽しめました。
これが後半になると、かなーり癖の強いギャグが散りばめられた話に。
このギャグというのが、はっきり言ってしまえば馬鹿馬鹿しい物なので、空気の合う人なら、ツボにげしんげしん入るのでしょうが、合わないと・・・「なんじゃそりゃ?」となるかなぁ、と。好みですが。
前半はともかく、後半を含めてみると、決して万人向けのお芝居では無いと思うし、苦手な人の方が多いでしょう。
でも、これが大好物だという人も少なくないはず。私としては、一見の価値ある、見事な舞台でした。
チケット代前売1500円という破格の安さも○。