
『南東の風 やや強く』 『この どうしようもない 1日の終わりに』
いわたかproduce
シアター風姿花伝(東京都)
2011/09/23 (金) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
無題134
◆この どうしようもない 1日の終わりに:
池袋にいたので、時間的にちょうどよい初めての風姿花伝へ、当日券での観劇。舞台が高く、とても一番前の小さな椅子ではみにくいだろうと2列目に座ります。みると屋上のようで、手すりのようなものがあります。舞台下、上手には共同トイレ。
上(屋上、マンション?)と下(公園?)の2箇所でお話がすすみます。短編集のような設定ですが、全体をまとめたものはなさそう。どうも私にはあわなかったようで、面白さがわかりませんでした。
日常使わないようなフレーズで会話。2人、3人の芝居の組み合わせ。ある1日のなかでのそれぞれのお話ではないみたいだし、ではどこからどこへ時間が過ぎ行ったのかがわからず。恋人同志が結婚したこと、夫の症状が改善していること、などから時間が経過したんだなとわかります。淡々と進行、盛り上がる様子もなく終演。この後みたお芝居も上と下という設定でした。どうもこれがダメなのかも。

母語を醸す
カトリ企画ANNEX
MODeL T(東京都)
2011/09/23 (金) ~ 2011/09/23 (金)公演終了
満足度★★★★
無題133
開場すると、すでに4人の方はスタンバイ完了。
入り口入って左側が客席、右、壁際が作家の皆さんの席。
壁沿いに椅子が4席、読むときにはここに座ります。
ロロ、青☆組は公演を、乞局、こゆび侍は他の劇団での客演をみました。
今回、作家によるリーディングということでもっぱらイベントとして
面白そうだなと思いみにきました。
こういうのははっきり書いちゃったほうがいと思うのですが、
吉田さんを除いて、とても上手いとは....。
目をつぶれば情景がまざまざとはならず、たどたどしい
朗読でした。13:00の回でしたので、お店の外は明るく、
車やバイクの音、犬の鳴き声が聞こえますし、晴れてくれば
室内も明るくなります。夕方~夜のほうがいい雰囲気ではなかったのかなと
思いました。
13:00になって時計が一つ鳴り開始。
お話は、これも正直に申し上げると...面白くなかったです。
ぷいと出て行った父親が突然帰ってきても受け入れられず
また出てゆくが...。(今の感覚では)そりぁあ、普通そうでしょ。
そんな身勝手な父親なんて、と思ってしまいました。
ところが、朗読している姿をみるのは、意外と面白かったです。
吉田さんは役者そのもの、他の3人は自信なさげ。それでも
始まってしまったものは最後までやりとげないと。
約50分で終了。その後アフタートーク。
このメンバーによるリーディングの後で、
とても贅沢な設定です。
shelf(SENTIOで観ました)の矢野さんも質問

OKICHI
アブラクサス
劇場MOMO(東京都)
2011/09/15 (木) ~ 2011/09/19 (月)公演終了
満足度★★★★
お吉という女。
『唐人お吉』で知られる伊豆下田の斎藤きちさんの物語。
ボクは会社員時代に、下田に赴任していた時期があって、いろんな話を聞いていただけに、かなり思い入れのある戯曲。
それだけに、期待と不安がないまぜになった状態で劇場に向かったんだけど・・・受付の女性が和服だょ・・・イイじゃん!!!(←正統派の和服に弱い)
劇場内も、香を焚いているかのような、和服の良い匂いが漂っていて・・・雰囲気最高です。
芝居は、しっかりと取材したな、という印象。
お吉さんの人生は、波瀾万丈なだけに、スキャンダラスに描こうと思えば、とことんいけるんだけど・・・丁寧にお吉の人生をなぞっていたな、って思った。
お吉さんに対する尊敬の念を感じたなあ。
酒に溺れ、浮浪の身となる晩年のお吉の舞。
この舞が・・・すばらしい。
「女の情念」という言葉が陳腐に感じられるほど、もう女そのもの。
お吉さんの体から、濃密な女の匂いが放たれていた。。。凄い。。。
丁寧に描写した余り、脇役との交流の場面が物足りなかったのは仕方がないことなのかも。120分で表現するには、お吉さんの人生は強烈すぎるんだろうなあ。
ただ、脇役が魅力的だっただけに、5時間くらい見たかったな、という思いは抱いた。
『OKICHI~番外編』として、お吉と(お吉の計らいで東京でささやかな成功をするお吉の店の元従業員)お富とのつながりをじっくり観たいなあ。
女郎屋を営むことになるお吉の「男と女の話」(という名のワイ談)を一人舞台の形で観てみたいし。。。
ホント、魅力的なお吉さんでした!!!
ま、お吉さんのような女性に、愛情ではなく「情が移った」程度で付き合うと、後々、お互いがとんでもないことになっちゃうんだけどさ。。。

ガチゲキ!!
出会ったら企画
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/09/17 (土) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
満足度★★★★
4団体観劇
4団体観ました。 東京パリ帝国も、クロカワタナカ&Co. も、だるめしあん企画も、ぬいぐるみハンターも面白い!!!
みんな面白いので一般審査の投票は贔屓かどうかで決まる気がします。
だるめしあん企画は、男子がイケメン&マッチョで女子必見!
そして、清楚を演じる小泉真希さんと色香を演じる御影桃香さんに男子必見!
クロカワタナカ&Co. は、はやり清水久美子さんのジュリエットが、
繊細さと大胆さが伝わってきていい。
それをさらに山田宏平さんと吉川靖子さんの強力な演技で
釘付けにされます!
言わずと知れた、ぬいぐるみハンターは今回もカワイイ!
観た回のジュリエットは森川晴香さん、、ぬいぐるみらしいジュリエット。
そして少年?ボーイッシュな少女?でピュアな役の丸石彩乃さんは、
さすがというべきか面白かった!!!
東京パリ帝国「ロミオとジュリエットと私」は、
ロスリスバーガーの森口美樹さんがタイヘンなことに!!!
しかし観た4団体の演者さんの中で一番光っておりました。
森口さんスゴイ!

新宿ラブダンディ/新宿ラブプリティ(2演目同時期上演!)
劇団虎のこ
新宿シアターモリエール(東京都)
2011/09/22 (木) ~ 2011/09/26 (月)公演終了
満足度★★★
【ラブダンディ】なかなか楽しめた
ラブプリティに続き、ラブダンディを観劇。
同じ脚本を男女逆転させた内容。
ラブプリティと比べると、ラブダンディの方がしっくりきて面白かった!
役者陣では長男が面白かったかな。
お母さんもコメディー全開な感じ(笑)

アパッチ砦の攻防
劇団東京ヴォードヴィルショー
紀伊國屋ホール(東京都)
2011/09/23 (金) ~ 2011/09/28 (水)公演終了
満足度★★★★★
13年ぶりに見ても、やっぱり「笑」
面白い。これこそが“面白い”作品だと思う。この作品に立ち向かおうする気概なくして、面白いコメディなんて作れるわけがない!そう思えるだけの魅力を秘めた「THE・笑える芝居」。必見。

合唱曲第58番
田上パル
富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)
2011/09/21 (水) ~ 2011/09/24 (土)公演終了
満足度★★★★
大河ドラマ!!!
演出家の子供時代のエピソードを元に、それを膨らませて作った大河ドラマ!小劇場タイプの作品でこれだけの大河ドラマを描き出すのは難しい。演出家の魂が見えた作品◎

ハリーポタ子【5年ぶりの東京。たくさんのご来場、ありがとうございました。】
石原正一ショー
シアター711(東京都)
2011/09/23 (金) ~ 2011/09/26 (月)公演終了
満足度★★★★★
石原氏の頭の中
テレビのB級番組とマンガと暑苦しい系ロックのコラージュ的作品。超おふざけで高尚さとは無縁なんだけど、作・演出の石原氏と同じものを見て育った人間として、どこか憎めない。共感すらする。このうるささ、観客を難聴にするつもりか?!パワーに押し切られた。

沼辺者
浮世企画
ワーサルシアター(東京都)
2011/09/22 (木) ~ 2011/09/26 (月)公演終了
満足度★★★★
ウキヨウエスタン
確かにフォーマットは西部劇(任侠映画)。
それがどんどん逸脱というか似て非なるものに。
異才を放ってるなぁ今城文恵。
前作とは全く違う印象。

ホットパーティクル
ミナモザ
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2011/09/21 (水) ~ 2011/09/27 (火)公演終了
満足度★★★★
ドキュメンタリー
説明に「ドキュメンタリー演劇が幕を開ける。」とあるように、
ずばり瀬戸山美咲さんそのものでした。
そして福島出身の佐藤みゆきさんがいたからこそ成り立ったと、
それほど危うさが伴ってたと思いましたが、
でも逆に瀬戸山さんと佐藤さんのお二人だからこそ、
公演できたのだと同時に思いました。
終演後、自分の内と向き合うことになる、そんなお芝居。
エモーショナルレイバーのアフタートークで話す瀬戸山さん、
elePHANTMoon「劣る人」で演じる瀬戸山さんしか、
存じ上げてませんでしたが、今回プライベートが丸裸!
そう、丸裸だからこそ内面を深く掘り下げ、他人へ問うことができる。
このホットパーティクルを撒き散らしている事態に、
あなたは何を考えるかを突きつけられました。
中田顕史郎さんの今回のキャラクター好きです笑

新宿ラブダンディ/新宿ラブプリティ(2演目同時期上演!)
劇団虎のこ
新宿シアターモリエール(東京都)
2011/09/22 (木) ~ 2011/09/26 (月)公演終了
満足度★★★
【ラブプリティ】期待したほど笑えず
楽しみにしていたのだが、あまり笑えなかった。
ハイテンポコメディではあるのだが、ドタバタ感が強く、
落ち着いてみれなかった。
ただ、末娘役の役者さんの「あばずれ娘」への変身振りが
とても印象的であった(笑)。
ちなみに、一緒に行った連れ(観劇初心者)は、面白かったと言っていた。

山
劇団ヨロタミ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2011/09/21 (水) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

悩殺ハムレット
柿喰う客
シアタートラム(東京都)
2011/09/16 (金) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
満足度★★★★
魅力的な女優達
ホストクラブの様な設定で繰り広げられる女優だけで演じられるシェイクスピアは、かなりラフな若者言葉や極端な身体表現が物語に上手くマッチしていて、大音量のテクノミュージックに乗せたスピード感のある展開が爽快でした。
中心にソファが置かれただけのシンプルな舞台で15人の女優達が入れ替わり立ち替わり現れてテンポ良く進行し、物語が分かり易く90分にまとめられていました。半狂乱になったオフィーリアが歌うシーンの扱い方が面白かったです。所々にネタを差し挟み、悲劇ながらも笑える場面も沢山あり楽しかったです。
「〜系」や「〜じゃね?」など現代的な台詞は文体こそ全く異なりますが、元の戯曲を上手くアレンジしていて、あの台詞をこう変えたのかと楽しめました。一見悪ふざけの様でいて、しっかり戯曲を読み込んで各キャラクターが性格づけられ、現代演劇に対しての問題意識も感じさせる、ちゃんとした作品に仕上がっていたと思います。
どの女優も個性があって存在感があり、良かったです。柿喰う客のメンバーは中屋敷さんの台詞回しが板についていて、フィクション性が強いながらも強度のあるリアリティが強く感じられました。オフィーリアを演じた新良エツコさんの歌が素晴らしかったです。テンションの高いキャラクターが多い中、真面目でほんわりとしたホレイシオを演じた荻野友里さんも魅力的でした。
次回は『マクベス』とのことで悲劇が続きますが、喜劇作品だとどのような演出・演技になるのか楽しみです。ぜひシェイクスピア作品コンプリートを達成して欲しいです(年2本ペースでも20年近くかかりますが…)。

ホットパーティクル
ミナモザ
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2011/09/21 (水) ~ 2011/09/27 (火)公演終了
満足度★★
「原発付近まで
物見遊山にいった」っていう
私戯曲を上演して
社会派を騙る羊頭狗肉。
一億二千万人に一億二千万の地震、原発のドラマがある状態で
「自分のドラマだけは特別で、上演して金をとる価値がある」
と判断する傲慢!

100年のI love you
ショウビズ
三越劇場(東京都)
2011/09/06 (火) ~ 2011/09/11 (日)公演終了
満足度★★★
ふ~ん
そういうものか。
と、なんか期待と違う方向のショーだった。
ところどころはいいけど、全体としてのまとまりがなんか弱い気がしました。

八犬伝―疾風異聞録―
ルドビコ★
原宿クエストホール(東京都)
2011/09/16 (金) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

Dogs 7days
Double Spin
pit北/区域(東京都)
2011/09/22 (木) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
満足度★★
想定内の物語
ヨーロッパ諸国、ドイツ、イギリス、アメリカ、オーストラリアなどの多くの先進国では日本のようにペットショップでの生体展示販売をしていないので、この物語は日本の独特な制度から発したものだ。
以下はネタばれBOXにて。。

キス・アンド・クライ
劇団活劇工房
明治大学和泉校舎第二学生会館地下アトリエ(東京都)
2011/09/20 (火) ~ 2011/09/23 (金)公演終了
満足度★★★
役者も良く発想も良いが
中盤までのシナリオは終盤での展開の下地になっているのだが、関係性や状況をしっかり気づけていないので、ドタバタだけが単純に繰り返されているように見えて飽きてしまう。終盤の展開は非常に考えられていて大変楽しめるものになっている為に惜しい。
キスアンドクライの泣いて、喜んでという状況をもっとデフォルメしたほうがよかったと思う。
幕の場面の「本当は」という説明場面は不要に思う。やるなら、ここで泣いて喜んでキスアンドクライといってほしかった。
カオル役の落ち着いた演技が光っている。自分を捨てられればさらに良い。

『南東の風 やや強く』 『この どうしようもない 1日の終わりに』
いわたかproduce
シアター風姿花伝(東京都)
2011/09/23 (金) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
満足度★★★★
いわたか 初観劇
2作品それぞれ1時間半づつですが、最後まで集中して観れて心地良い時間だった。(2作品見ると400円割引きでした)【南東の風】では、前半病院の屋上での患者たちの楽しいひととき。と思いきや、それぞれが死と向かい合って、不安の中限られた人生を送っている事に気付かされる。
生きる事について考えさせられる物語。役者さんも熱演で、特に無い高市さんが良かったです。
【このどうしようもない1日】では、不幸な者たちが最後に少し希望が見える心が豊かになる物語。
尚、いわたか この公演の後少しお休みするらしいので、迷ってるなら観といた方がいいですよ。

30&40
劇団東京ドラマハウス
萬劇場(東京都)
2011/09/22 (木) ~ 2011/09/26 (月)公演終了
満足度★★★★★
リアル
先日クラス会があったばかり。
今日の舞台の出来事は本当にリアルでした。
あの出来事はあの人に当てはまるという例?がたくさんありました。
50代はどうなるのか?帰りにお友達と話ました。