最新の観てきた!クチコミ一覧

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華氏マイナス320°

華氏マイナス320°

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2026/04/10 (金) ~ 2026/05/31 (日)上演中

実演鑑賞

満足度★★★★★

深津絵里さんの血管の青スジまで確認出来る6列目で観劇
名作「キル」の姉妹版を体験させる生死の話でした
ラストの背景は・・

人が神の上に住んでるかあ
言うのは易し行っていくのは大変なんだよなあ
ピンポイントで刺さる人にはド直球で刺さる話でした
川上友里さんはいつものまんまメイクの方が持ち味生きると思いました
置きチラシの束は無く物販は本公演パンフのみでした
台本掲載の新潮は5/7発売らしいです

賢治の風

賢治の風

劇団演奏舞台

演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)

2026/04/10 (金) ~ 2026/04/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/04/11 (土) 18:00

 前に1度、劇団演奏舞台の劇は、現代能演出の能『藤戸』を観たことがあったが、今回の宮沢賢治の詩集の朗読や童話『どんぐりと山猫』を中心とした『賢治の風』の舞台とでは、舞台の構造自体が違っていて興味深かった。
 『藤戸』の際には、能舞台を現代化したかのような抽象的なセットで、どこか観ている観客にまで緊迫感と極度の集中力を強いる舞台だったのに対し、今回の『賢治の風』では、宮沢賢治の詩や童話を扱っているせいか、時に耽美さや緊張感、不穏な空気感を与えつつ、電子音楽のような生演奏が付き、照明やスクリーンに映し出される美しい映像が朗読と混じり合うことで不思議な一体感が生まれ、日常と非日常の境目が段々と曖昧になっていく没入感覚に、『藤戸』の時の能舞台を現代に蘇らせた感じとは違った空気感を感じた。

 普通宮沢賢治を取り上げるというと、映画やアニメ、漫画、演劇、朗読劇を問わず、普通は童話中心で、そこに多少詩を織り交ぜることが多いと思うが、今回の朗読劇ではそう言った既成概念に囚われず、宮沢賢治の詩集から、私の知っているものから知らないものまで、数多くの詩を、時に情感豊かに、また、深刻に、そして、耽美さ、切なさ、やり切れなさ、不穏さを含んだ感じまで、それぞれの詩で全然空気感を変えていて面白かった。
 朗読劇の『どんぐりと山猫』では、一般的に山猫がズボラで田舎者だが、憎めず、人の良いキャラとして描かれがちなのを、今回はどこか不気味で、掴み所がなく、ただ威圧的と言うより、超自然的で逆らったらどんな不幸が待っているか分からない存在として、山猫、そして山猫の腰巾着にも見える御者が時にコミカルさやバカバカしさを備えながらも描かれていて、そのバランスと日常に非日常が当たり前に浸食しているシュールさを兼ね備えた、笑えながらも、どこか残酷性が混じった世界観に引き込まれた。
 それと、どんぐりたちのガチャガチャした感じと、山猫に会いに行く少年の妙に純粋無垢な感じのさじ加減が大いに笑え、少ないキャラ1人1人が際立った演出が良かった。
 
 全体として、大人の宮沢賢治という感じがして、こういう視点もあるのかと考えさせられた。

シルヴィア、生きる

シルヴィア、生きる

conSept

ザ・ポケット(東京都)

2026/04/02 (木) ~ 2026/04/26 (日)上演中

実演鑑賞

満足度★★★

く、暗い、、、、。史実とはいえ、もう少し救いがあってほしかった。
(振り付けの中に一瞬、ハレ晴レユカイが入ってたように見えたのは気のせいか、、、)

DUMB SHOW/ダム・ショー

DUMB SHOW/ダム・ショー

インプレッション

紀伊國屋ホール(東京都)

2026/04/11 (土) ~ 2026/04/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/04/14 (火) 14:00

芸能界とマスコミ界の闇をコミカルに(時に胸糞悪く)描いたステージ。スキャンダル製造の裏側。登場人物全員が曲者。

小さな神たちの祭り

小さな神たちの祭り

東京グローブ座/クオラス

東京グローブ座(東京都)

2026/03/30 (月) ~ 2026/04/20 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

東日本大震災で家族を失った青年が主人公の物語なので、胸が苦しくなるような描写も多々ありましたが、所々でクスッと笑ってしまうシーンもあり。ファンタジー的な要素もあり。最後の展開には心が救われるような気持ちになり、あたたかい気持ちで劇場をあとにしました。
とても不思議で素敵な舞台でした。
東京以外にも愛知大阪そして東北での公演もあるようなので、たくさんの人に観てほしい…震災に遭った方に関わらず、大切な人やペットを失った方にも観てほしいなと思いました。

DUMB SHOW/ダム・ショー

DUMB SHOW/ダム・ショー

インプレッション

紀伊國屋ホール(東京都)

2026/04/11 (土) ~ 2026/04/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

口八丁手八丁のスキャンダル攻防戦、コミカルでシニカルで実に面白い。主義主張はよく解らんけど。

HAY FEVER

HAY FEVER

ThanKyou!

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2026/04/10 (金) ~ 2026/04/15 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初観劇となるノエル・カワード作品を観たさにキンケロシアターを初訪問。カワード作品は二編ほど戯曲を読んだが、凡そ自分の人生と接点が訪れそうもな人物たちの恋愛沙汰や何かを描きながら、皮肉や人生への達観が台詞回しに横溢して申し分無し。
今回の公演は些か年輩の俳優座俳優を中心に組まれた座組。ある種の懐かしさを感じさせるタッチで作品世界を堪能させてもらった。

グッド、バーニング

グッド、バーニング

焚きびび 

水性(東京都)

2026/04/03 (金) ~ 2026/04/12 (日)公演終了

実演鑑賞

間を置かずして二度目の水性での観劇体験。一度目が良かったので野放図な期待大状態で観劇。
折込にダンス系の公演チラシが多い。そう言えば黒田育世が振付スタッフにあった、と後で思い出したが、冒頭より身体パフォーマンス的要素は見えず、観劇の最中は普通にお芝居と観ていた。
男女二人が主要人物以外も扮装により演じ分けてロードムービー的に芝居を展開。二人芝居の末尾に、踊りというのか、ムーブ的表現で詩情を歌い上げる場面が据えられていた。作演出の益山氏はロマンチストで、この舞台表現の中に様々な「現代」を散りばめたかったようである。だが同時進行的にはその意図を情感をもって汲み取ることは易しくなく、リアルと幻視の風景の境界、人物の根底にある行動の動機は自分には見えづらかった。
劇構造と物語の全体を飲み下すには、観劇後作品を反芻する事を要する感じだが、敢えてそうしなかったのは自分を重ね得る存在として迫って来なかったからかな。

作演出の益山氏の名は10年以上前より認識。もう遙か昔に思えるが震災を挟んだ数年に亘って池袋で開催されていたF/T tokyoなる演劇フェスティバルで初観劇。2週間近いフェスの間に海外からの招聘作品もあり、国内のも様々な会場や広場で開催され、自分にはこれも多くの演劇活動発見の機会となった一つで、賑やかしい劇団子供鉅人(益山氏主宰)舞台をたまたま観られたのはフェス参加団体だったから。その舞台の記憶はほぼ無いが(というか観た直後さえ何を見たのか反芻が難しかった記憶がある。迫力はあったが)、十余年を経た今作とは、テイストは違うが色んな物を舞台にブチ込む作り方は変わらず、という所。狂気が理性に置き換わっている感じがふとしたような、しないような。

ネタバレBOX

話は女性ユーチューバー(アイドル系)と、これにハマった四十男のある種の関係(構築された、のか、どうなのかは確定的には書けない)をめぐる物語。そして「事件」、ナイフと、血。人物と事件、アイテムを並べた時点で凡そ想像される範囲を物語は出ない。演出的工夫により、現象的にはある範囲を出ない「現実」を跳躍した世界を見せる。・・ただしそれが何を象徴し、どのような望みとその具現を予兆するのか、しっかり掴んだとは言えない。
大掴みすることが許されるなら、ネット(仮想現実と紙一重)と現実の混濁が現代人の生活のリアルであり、一方通行的な関係が双方向となる可能性がゼロでない事から生じる「混濁」の中で、真実を巡る危うさと、真実であるとの認識の救済性を炙り出す。救済は「思い込み」によってももたられる(解釈幅が許される段階においては)という構造があり、構造そのものを俯瞰するステージでの対話の可能性も仄めかしつつ、一人の青年の「殺人あるいは対話」の選択肢の存在を描いた。ただし相手の態度次第という現実もあるのであり、必ずしも男の選択次第とは言えない。ここが「ある域を出ない」感じを覚えさせる。・・大真面目に書けばそんな具合になるだろうか。
ガールズ&ボーイズ

ガールズ&ボーイズ

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2026/04/09 (木) ~ 2026/04/26 (日)上演中

実演鑑賞

満足度★★★★★

真飛聖板を観たが、非常に良かった。2時間通してテンション高めでしゃべりまくり、聞き手に向かって語る場面とわんぱくな子どもの世話を焼く場面が交互に現れ、俳優に要求される技量と負担は相当なものと思われるが、見事にこなしている。この手の一人芝居の場合、往々にして展開が抽象的で前衛的であったりナンセンスだったりするという印象があるが、この作品はそうではなく筋が通った展開があり、前述2つの場面も強く関連していて統一感がある。その統一感を、一人の俳優のパフォーマンスのみで創り出しており、その演技の実力は賛嘆せざるをえない。

ハンケイE9

ハンケイE9

THEATRE E9 KYOTO(一般社団法人アーツシード京都)

THEATRE E9 KYOTO(京都府)

2026/04/11 (土) ~ 2026/04/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

演劇 クラッシック🎻ギターそして歌
楽しめました

見上げる魚と目が合うか?

見上げる魚と目が合うか?

劇団六風館

大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)

2026/04/10 (金) ~ 2026/04/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

突然中止となった作品の再公演
女性2人芝居 面接に来た2人の会話劇
テンポ良く、役者も上手かった
新人が入団する感じでした✨

賢治の風

賢治の風

劇団演奏舞台

演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)

2026/04/10 (金) ~ 2026/04/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/04/10 (金)

朗読でいくつかの有名な詩をとりあえげていましたが、それぞれ演出手法に違いがあって、興味深かったです。
朗読でも…いや、朗読だからこそ、ちゃんと演出が細かくついてる舞台は良いですね。
音や光や言葉を丁寧に扱った効果的な見せ方・聞かせ方にこだわりを感じます。
研ぎ澄まされた感覚で作品の本質を表すことに注力している印象…言葉の音色で繊細に描く絵画のようだな〜と思いました。

ダビダビ

ダビダビ

劇団ヒノイリ

cafe&bar 木星劇場(東京都)

2026/04/10 (金) ~ 2026/04/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても面白かったです。
火葬場を背景としたコメディーでしたが、故人への愛溢れるストーリーでした。
役者さん達は、癖が強い登場人物達を、個性豊かに演じていて、目が釘付けでした。
最初から笑いが絶えませんでしたが、途中で泣きそうになる場面も・・。
愛を感じる素敵なコメディー作品、大満足でした!

賢治の風

賢治の風

劇団演奏舞台

演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)

2026/04/10 (金) ~ 2026/04/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

演技に定評のある劇団さんがあえて朗読劇をやるというのがいいですね。これまでいろんな朗読劇を見てきましたがそのほとんどが声優さんがやるものでした。声優さんがやる朗読劇はもちろんすばらしいのですが、舞台俳優さんがやる朗読劇もこれまたいいですね。甲乙つけがたくどういいのかなかなか言語化できませんが今回の劇団演奏舞台さんの朗読劇もすばらしかったです。まず、今回はフルートの演奏がありましたが、いやはや、舞台にフルートって合いますね。ちょっと意外な発見でした。楽器でいうと、今回は池田さんによるギター演奏があり個人的にめっちゃ嬉しかったです。いつものことながら丁寧に1音1音しっかり音を鳴らしていてすばらしかったです。音作りもすばらしかったです。かなり時間をかけて音作りをされたかと。空間系のエフェクターをうまく使われていたかなと。テンションノートをうまくつかっていて怪しい雰囲気のコードになってましたね。たぶんトライトーンがどのコードにも入っていたかと。何はともあれ、池田さんのギタープレイ、いつものことながらキーボードの浅井さん?と息がちゃんと合っていてすばらしかったです。話の流れで音楽についてもうちょっとふれますが、どの楽曲というか挿入歌もすばらしかったです。たぶん浅井さんのオリジナルかと思うのですがほんとすばらしいです。NHKのみんなのうたで使えるレベルですね。とちゅう浅井さんがアニメぽい声を出していたのですが、あれいいですね^^ たぶん地声でボコーダーを使ってないかとは思いますが。

リコリス・夏水仙

リコリス・夏水仙

東京ストーリーテラー

上野ストアハウス(東京都)

2026/04/01 (水) ~ 2026/04/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/04/04 (土)

立地が良いとは決していえない場所に佇む喫茶店「リコリス」の前でひき逃げ事故が
起こり、犯人は逃走。数日後、店の客であった男性が、事故現場で座り込みを始める。
首には「事故を目撃した人 名乗り出て下さい」の札。
物語が進み、男性の行動の理由が徐々に明らかになっていくが、それを見守る喫茶店の
マスターや近所の人々の優しさが、何より心に沁みる舞台だった。【Aチーム鑑賞】

音楽劇『i』

音楽劇『i』

E-Stage Topia

サンモールスタジオ(東京都)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

非常に癖のある登場人物が織り成す、それぞれにとっての色々な形の愛を表した作品でした。黒い舞台に白い衣装、そして赤い紐。3色で形作られる世界は狂気的な内容も相まって非常に美しく、結末には悲しくも感動を誘うものでした。
観劇する方も覚悟がいりますが、演じる方はより力が入ったのではないでしょうか。
70分程とは思えない非常に濃い舞台でした。
主演の星名美怜さんを観に来たのですが、この演劇を観劇する事が出来て良かったです。

粛々と運針

粛々と運針

iaku

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2026/04/09 (木) ~ 2026/04/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/04/12 (日) 13:00

座席1階

宿ったかもしれない命、消えていくことを決断した命。2つの家族の物語が融合していく見事な会話劇だった。極めて緻密に練られたと思われる脚本、そして構成。8年前の初演というこの舞台は、いまも輝いている。

3度目の上演で、台本をチェックして練り直し、これまでとは趣きの違う演出がなされたという。自分は今回が初見だが、生と死をクロスさせる2人の女性を階段で上がる高い位置に置き、時計の針を進める踊り場とした舞台装置は見事だった。

物語は母親が命に関わる病で入院した二人の息子、子どもは作らないという前提で家を新築した夫婦の会話が交互になされる形で進行する。その中で、それぞれが置かれた立場、胸の中にしまい込んでいた思いが少しずつ明らかにされる。同時進行だから、物語の進行のスピード、セリフの分量などをかなり綿密に考えて組み立てたことが伝わってくる。

横山劇の特徴である、世相をうまく捉えた群像劇が今作では映えた。親密な間柄であっても、血を分けた兄弟でも、実際に言葉に出さないと相手には通じないし、思いを受け取ることはできない。それは言葉をまだ持たない生まれようとする命にも、これまで懸命に生きてきた命にとっても同じである。リアリティが涙を誘う、秀作と言ってよい。
これが当代人気劇作家の原点かな、とも思った。三鷹まで遠征しても絶対に損はない。

賢治の風

賢治の風

劇団演奏舞台

演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)

2026/04/10 (金) ~ 2026/04/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

素朴なのに幻想的な風景の中、役者の台詞ひとつひとつが静かに胸に沁みてくる。観終わったあと、自分もあの森の中に迷い込んだような気持ちになる作品でした。

歌わせたい男たち

歌わせたい男たち

演劇企画Periodista

cafe&bar 木星劇場(東京都)

2026/03/20 (金) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

初見の劇団です。作品自体は二兎社での初演を観ています。3月22日まで cafe & bar 木星劇場。1h40。

https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2026/04/post-758e62.html

賢治の風

賢治の風

劇団演奏舞台

演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)

2026/04/10 (金) ~ 2026/04/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い。
演奏舞台らしく端正に丁寧に描いた公演。プログラムとしては、宮沢賢治の詩集(8編)の朗読と朗読(音楽)劇「どんぐりと山猫」という構成。光と影と言葉が融合した作品。朗読と朗読劇とでは敢えて演出というか発声を変えたのであろうか。素晴らしい ということを前提に、自分のちょっとした拘りが…観客の好みの問題である。
(上演時間1時間15分)

ネタバレBOX

舞台美術は、正面に白幕状の衝立と幾つかの丸椅子、天井には白紗幕。下手はいつも通りの演奏スペースで、今回はフルート演奏もある。役者は全員 黒衣裳で統一。演奏舞台は 音楽と照明が特長だが、今回は冒頭からプロジェクション マッピングを用い悠久/自然/宇宙といった 言葉では言い表し難いことを映像表現している。アトリエという小さな空間が壮大な世界へ、その表現方法・技術が巧い。

役者は、ドドド ドドドと言いながら登場するが、その時の後景 映像は幾何学的(宇宙空間のよう)で、そこにどのような意味を込めたのだろうか。宮沢賢治というと 農耕といったイメージ、そして作品群は自然や宇宙といったことを連想する。そう考えたとき、土 土 土であり自然を表現しているよう。宮沢賢治の世界観 そのイメージの膨らませ方も巧い。

役者は黒衣裳で統一し、性別や役割を固定化させない。朗読は発声が明瞭で聞き取りやすい。照明は上半身 というか顔だけ照らし、まるで光と影と言葉の世界にいるよう。顔の陰影が印象的だ。詩は「春と修羅(序)」「雨ニモマケズ」など四季、いや自然の在りようや恵みといった作品を読む。そして演奏舞台の新人2人による「永訣の朝」は、賢治と妹 トシ子の悲しい別れ、勿論「松の針」の中でも家族愛を歌っており情感たっぷり。

朗読劇は、詩の朗読の発声とは異なり、自由にのびのびとしていた 少なくとも自分はそう感じた。コミカルな動きもあり物語の面白さも伝わる。勿論、山猫の裁判のラストに表れるテーマ性も解り易い。一郎を演じた池田純美さんの演技に負うところが大きい。
詩の朗読でも感情を込めた読み方をしているが、一義的にはハッキリ明瞭な発声を意識しているようで、感情表現が窮屈に思えた。朗読劇に比べると自由度が…。
次回公演も楽しみにしております。

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