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五娯楽 ~誤らなかった五人の話~

五娯楽 ~誤らなかった五人の話~

黒色綺譚カナリア派

西荻窪 +cafe (タスカフェ)(東京都)

2011/10/09 (日) ~ 2011/10/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

期待が膨らむ
この劇団が番外公演の会場に選ぶお店はいつもレトロで素敵な雰囲気の空間。

劇団員全員が白やオフホワイトに茶を組み合わせた色調で統一したそれぞれファッショナブルな衣装を着て朗読を行った。

午後の素敵なひとときだった。

個人的には、この劇団が行ってきた朗読劇の演出のほうが本公演より好みである。

12月の活動停止本公演に先駆けての朗読劇とは面白い試みである。

ネタバレBOX

この劇団の朗読劇の特徴である「前説の人」を本来予定した赤澤ムックから芝原弘に変更し、芝原が朗読するはずだった男性の話を赤澤が代わるという趣向。

トップバッターの「公務員の兄の日記」を読む妹の朗読(牛水里美)にとても興味をひかれた。

あと、次々にリレー朗読が行われる。

話はそれぞれつながっていて、聴くほどに想像が膨らみ、興味が募っていく。

朗読を終えたかたちで、全員が引き上げたなか、升ノゾミが一人残る。

彼女はみんなには姿が見えない設定の役の朗読を受け持つ。

鬼気迫る朗読であった。

公演のあと、アンカーを務めた升が次の本公演には出演せず、これがカナリア派最後の舞台と知り、驚いた。

残念である。

「本編には登場しない役」というのは、彼女が演じた役なのだろうか。


頭痛がするほど、四六時中、スピーカーが鳴り響くという田舎町の物語。

本公演への期待が膨らむ。
【ご来場ありがとうございました】ファミリーコンフューザー/無縁バター

【ご来場ありがとうございました】ファミリーコンフューザー/無縁バター

アガリスクエンターテイメント

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2011/10/06 (木) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

安定した面白さ
現代社会の抱える病理を主題に据えながらも、
コメディとして安定した面白さを実現していた。
簡素な舞台セットも、この劇団のスタイルに合っていると思った。

【ご来場ありがとうございました】ファミリーコンフューザー/無縁バター

【ご来場ありがとうございました】ファミリーコンフューザー/無縁バター

アガリスクエンターテイメント

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2011/10/06 (木) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★

試行錯誤
シチュエーション・コメディ作家の中でも、冨坂優は題材より表現方法で試行錯誤しているように思う。

「みんなのへや」でのセットなしのスケルトン、「大空襲イヴ」での衣裳なしで役柄をタスキに書くなどの手法。

今回の「ファミリーコンフューザー」は、いままでの試行錯誤を生かした作品と言えよう。

「装置に凝り、写実的なセットを組んだ中で観せる」という多くのシチュコメ劇団の常識や先入観を打ち破ったかたちでの上演である。

また、「無縁バター」は再演物でミステリー調の一風変わったコメディー。

以前はル・デコのようなギャラリー空間での番外公演だからこその2本立てかと思っていたら、アフタートークで冨坂は、今後もこのセットなしの2本立て上演を実施したいと語っていた。

これは長編のシチュコメよりも、演劇になじみのない人でも入りやすい手法ともいえる。

ただ、この簡素化上演は諸刃の剣の側面もあり、セットに頼れないぶん、俳優陣がよほど演技の質を向上させないと、演技のアラが見え、単なる手抜き上演のように見えてしまう危険性もはらんでいると思う。

俳優までスケルトンになってしまっては困るのである。

今回は、客演陣の演技がとてもよかった。

アフタートークが最近ありがちな雑談ではなく、簡潔な作品解説になっていたのが評価できる。

ネタバレBOX

「ファミリーコンフューザー」


認知症患者の言動を強く制したり、内容を全否定してはよけい症状を悪化させる、とは介護現場でよく言われることである。

記憶がうすれ始めた母親(大久保千晴)の言動に合わせて、長男(塩原俊之)と長男と離婚し別居中の妻(木村ゆう子)が話を合わせて嘘をつき、それが周囲の家族を混乱させていく。

ヤクルトレディの梁島惇子、長男の妹・いとうえり、その婿の藤田慶輔ら、客演陣の演技が光る。

いとうえりは、暗転の間、家族の状況を独白で説明する場面にリアリティーがあり、藤田は本格的な芝居で役そのものに見える。

というと、おかしな言い方だが、俳優の見た目とか、年齢とかを斟酌しない配役で、胸に役柄の名札を貼って演じているため、普通の芝居のように「その人らしく見える」ということはあまり重視されないのである。

すると、俳優に演技力がなければ、興ざめしかねないのだ。

母親の言動やその場の状況に合わせて、名札の役名もころころ変わり、「白紙」の場合もあるのである。

長男の息子役の淺越岳人が居直ったように、「俺はいま、清(長男)だから」と言う。

淺越は演技だか素だかわからない芝居をする人で、SETの小倉久寛を思わせるのだが、このあたり、いかにも楽天的な感じで、実際の認知症家族もこんなふうに深刻にとらえずに行けたらな、などと思ってしまった。

周囲が夏服に変わっても、母親は同じカーディガンとズボンなのは気になった。


「無縁バター」

初演の際、詳しく感想を書いたので省略します。

今回はより、溶けた遺体を明確にしたことで、区域が一種のバリアになっている面白さがある。

ストーリー展開も面白いし、「孤独死」をめぐる人々のエゴや本音、宇宙人との遭遇など考えさせられる内容になっている。

斉藤コータの住人が巧く、彼の登場から俄然、芝居が面白くなっていく。

大家の菊池奈緒も好演。

債権回収業者の望月雅行も分別ゴミの指示のくだりで前回同様、爆笑してしまう。

前回気になった細かい点が改善されたのも評価できる。

照明の使い方が効果的でよかった。

Re:サイクリング

Re:サイクリング

明治学院大学演劇研究部

ART THEATER かもめ座(東京都)

2011/10/07 (金) ~ 2011/10/09 (日)公演終了

満足度★★★

良くも悪くも若い芝居
自分には、青臭くて苦いからと言って、必ずしも不味くは無いんだなあと思わせる舞台でした。
話も演技もギャグも良い意味で完成されていなくて不完全な分、それが味になっていたと思う。
とにかく一生懸命な必死さが伝わる舞台でしたよ。

陛下に届け

陛下に届け

ポップンマッシュルームチキン野郎

Geki地下Liberty(東京都)

2011/10/07 (金) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

癒しのブラックコメディ
看板にある通りです! 高貴なお方たちを彷彿させる、結構失礼な設定の登場人物が多数登場し、まさにブラックな笑いを堪能。でも、最後はちょっとホロリ。落ち目のアイドル、源氏物語のメンバーの藤壷ちゃんがインパクトありすぎて、最後のシリアスなシーンでふと思い出し、吹き出してしまいそうになった程です。たぶん今後しばらくは電車の中で思い出し笑いをしてしまうでしょう。

引き際

引き際

metro

赤坂RED/THEATER(東京都)

2011/10/06 (木) ~ 2011/10/13 (木)公演終了

満足度★★★★★

予想外のmetroっぷり
震災後のもうひとつの日本をブラックかつ痛烈に描いたコメディ作品。

ある意味、荒唐無稽だが本当にそう言えるのか・・・既成概念が打ち破られたこの世界を思うと不気味なリアル感さえ浮かび上がってくる。

各役者の怪演が際立っているし、ショー的センスも、客を楽しませることにも長けた快作だった。

月船さららも魅力爆発だ!!!

ネタバレBOX

月船さららが演じる蝉時雨蝶子のシャンソンショーをかぶりつきで観られただけで十分かも!?
「BABALESQUE~ババレスク~」大入りにて終了しました。ご来場の皆さまありがとうございました。

「BABALESQUE~ババレスク~」大入りにて終了しました。ご来場の皆さまありがとうございました。

junkiesista×junkiebros.

六本木BEE HIVE(東京都)

2011/10/05 (水) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★

ぶっとび!
いやはや、今回はぶっ飛んでたなぁ。想像力をふくらませて観たからある意味怖かった。ダンスはキレがあって最高、シュールな歌詞にも笑った!

三鷹の化け物

三鷹の化け物

ろりえ

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/09/30 (金) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★

三鷹にばけもの
無意味と思えるくだりもあるんですが、なぜかまったく飽きないで最後までどーんと観てしまいました。

ただ梅舟さんじゃなければ長いと感じた可能性はあるな。



ネタバレBOX

チケット発売日にはだいたいの上演時間を告知しといてほしいっす。

まあこれはすべての舞台に関していつも思うことです、はい。

オーマイ ゴッド ウイルス

オーマイ ゴッド ウイルス

劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2010/10/01 (金) ~ 2010/10/17 (日)公演終了

満足度★★

観ました。
チケットはもらい物でした。

柔らかいモザイクの街

柔らかいモザイクの街

サラダボール

アトリエ春風舎(東京都)

2010/09/23 (木) ~ 2010/10/06 (水)公演終了

満足度★★★★

おもしろい。
演出っておもしろいですね。

今の私をカバンにつめて

今の私をカバンにつめて

ネルケプランニング

青山円形劇場(東京都)

2010/09/25 (土) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★★

私はすきです
なかなかよい作品だったと思います。楽しみました。

【東京バンビ】ピクルス ご来場ありがとうございました☆

【東京バンビ】ピクルス ご来場ありがとうございました☆

元東京バンビ

OFF OFFシアター(東京都)

2011/09/28 (水) ~ 2011/10/03 (月)公演終了

満足度★★★★

東京バンビ3作品目の観劇
過去に見た笑いに笑いを重ねたようなコメディとはちがい、ちょっと重苦しいドラマな内容に仕上がっていました。

もちろん笑いもばっちり散りばめられていてメリハリのある作品でした。

つぎはどんなものを見せてくれるのか期待しましょ。

ネタバレBOX

なんかしつこいトコがあったけどマジハプニングだったんですね。
砂と兵隊/Sables & Soldats

砂と兵隊/Sables & Soldats

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/09/16 (木) ~ 2010/10/06 (水)公演終了

満足度★★★★

圧巻の砂の山
ただただ砂の山を進む兵隊……

竹本住大夫 素浄瑠璃の会

竹本住大夫 素浄瑠璃の会

日本経済新聞社

日経ホール&カンファレンスルーム(東京都)

2011/09/22 (木) ~ 2011/09/22 (木)公演終了

満足度★★★★

土砂降りの雨の中
聴いてきました。竹本住大夫さんいいですねえ。

コントロールZ

コントロールZ

劇団お魚レモンパイ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2011/10/05 (水) ~ 2011/10/09 (日)公演終了

満足度★★★

おはつです
なんかセーラームーンのイメージが強すぎて・・・馬鹿げたセーラームーンネタがなんか最後にちょっと感動的な要素を盛り込んできたのはズルイなあ

まわりを見回すと、どうも客層に合わなさそうなシモネタですが大丈夫?

表に出ろいっ!

表に出ろいっ!

NODA・MAP

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2010/09/05 (日) ~ 2010/09/28 (火)公演終了

満足度★★★★★

ザ・キャラクターだ。
すごいねえ!勘三郎にこれやらせるなんて。

木の皿

木の皿

加藤健一事務所

本多劇場(東京都)

2010/09/08 (水) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★★★

いつも考えさせられる。
しみじみと、また笑いながら、人生を生きることを考える。

ヨコハマアパートメント

ヨコハマアパートメント

studio salt

ヨコハマアパートメント(神奈川県)

2011/10/08 (土) ~ 2011/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

日差しが暖かかった
階段の上に座っていたのですが、役者さんの顔がよくみえるし、舞台の一部にいる訳だからなんだか自分も住人の一部になったようで楽しかった。何より日差しがあったかくて雰囲気がとってもよかったです。カレーの香りもとっても美味しそうで(笑)

ネタバレBOX

途中久美が酔いだしてから空気が重くなってまた何か言われるんじゃないかとハラハラドキドキ。重い空気の作り方が上手いなぁと思いました。 
後半はじーん。自殺した人に気付かなくて、普通に食事に参加している様だったので知ってからびっくり。その点でまわりとの関わり方をもう一回最初から観てチェックしたいと思いました。 あと芝居がスタートしたのに自分がバカだったからかもしれませんが、いまいちわかんなかったのがちょっと残念でした。
ジャンケンポン

ジャンケンポン

GENKI Produce

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/10/05 (水) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

オムニバス作品
3本とも楽しめましたが個人的な好みは2本目ですね。

内容もシンプルゆえにしっかりしたものだったし、それぞれのパフォーマンスもかなり楽しめました。

特に前回の出演でも好演されてた香子さん、今回は見事なステージを見せてくれて印象高し!!

陛下に届け

陛下に届け

ポップンマッシュルームチキン野郎

Geki地下Liberty(東京都)

2011/10/07 (金) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった
次の公演も観に行きたいと思わせてくれました。
話のテンポもいいし、序盤からギャグが細かくて、最後にはジーンとくるし。
何より脚本がしっかりしてるなぁと思った。
けどギャグパートは結構人を選ぶタイプのものですよね、私は大丈夫でしたけど。
イブラヒム君のところが…ちょっと心配になって全力で楽しめなかったのが残念。
くだらないシュールな笑いは好きなんですけどね。
でも面白かったです!観て良かったと思いました^^

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