
彼のことを知る旅に出る
ペテカン
赤坂RED/THEATER(東京都)
2011/11/12 (土) ~ 2011/11/20 (日)公演終了
満足度★★★★
個人的な東京遠征観劇にて
私ごとですが、東京への出張に合わせて4芝居観たなかで、最後に選んで観たこの作品が一番良かったです。
タイトルなどから女性受けして男性は置いてきぼりになる心配をしていましたが、見事に笑いあり感動あり、テンポもよく、楽しめました。
良い劇団だなと思いました。関西には来ないかな・・・。

鳥取イヴサンローラン
ロ字ック
シアター711(東京都)
2011/11/08 (火) ~ 2011/11/13 (日)公演終了
満足度★★★★
内容はタフだけれど
冒頭の映像や
台詞がとてもしたたかで、
場に満ちた何とも言えない薄っぺらさのなかに
登場人物たちの抱く
生きることへの感覚が鮮やかに浮かんできました。
、

リライト【終了】
東京アシンメトリー舘【閉舘】
NAVAJO COYOTE(新宿)(東京都)
2011/11/11 (金) ~ 2011/11/23 (水)公演終了
満足度★★★★
まるで白昼夢。。。
空間と内容がはまりすぎてて、まるで昼寝していた時に観る白昼夢のような時間でした。そのバーの客の一人として事の成り行きをのぞき見しているような感覚。そして実際にその夜の夢に登場人物が出てきたほど、脳みそに残りまくる作品。

妻月(さいげつ)☆ご来場ありがとうございました♪
劇団印象-indian elephant-
タイニイアリス(東京都)
2011/11/03 (木) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

アラカン!
劇団テアトル・エコー
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2011/11/11 (金) ~ 2011/11/23 (水)公演終了
満足度★★★★★
王道の喜劇
奇をてらわぬ王道の喜劇。さすがです。
達者な役者さんが集まっているので当然といえば当然ですが、自然な演技で物語に引き込むところは凄いです。本当にアラカン世代の普通の人たちが集まっているかのように見えてしまいます。対する老舗劇団”明星”側の布陣も素晴らしく、いかにもの演出家、演出助手の反応が良いです。
看板女優と演出家の何気ない会話も、思わず「上手いなあ」と唸ってしまいます。プロの芝居です。
最後は笑いながら泣いてしまい、パンフにあった作家さんの文書そのままとなりました。

飛ぶ教室
演劇集団キャラメルボックス
J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)
2011/11/05 (土) ~ 2011/11/06 (日)公演終了
満足度★★
魅力がない
原作の魅力をどこまで削ればいいのだろうか。
演出家は原作を読み込んでいないし、原作を愛してはいないだろうと思われる。
型通りの芝居しかしないのでは何のためにこの原作を選んだのか、この作品を現代に蘇らせる意味はどこにあるのか、全く分からない。
芝居でストーリーを進行させることができず、語り手によってストーリー進行させるとは素人の仕事と言われても仕方ない。
前説の歌は個人的にクスリとさせられ気に入った。

わらいのまち
東京セレソンデラックス
キャナルシティ劇場(福岡県)
2011/11/02 (水) ~ 2011/11/03 (木)公演終了
満足度★★★
サービスはたっぷり
大千秋楽ということもあり、予定時間を大きく上回り、アドリブもたっぷり。
楽しめた人は大いに楽しめたことだろうと思う。
コメディのよくある設定で話に新味はない。
アドリブで共演者を困らせる様子も悪い感じはしない。
だが、「今までに見たことがあるもの」以外は見られなった。

アラカン!
劇団テアトル・エコー
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2011/11/11 (金) ~ 2011/11/23 (水)公演終了
満足度★★★★
新作オセロー
すごく楽しめました!達者な演技とよく出来た構成であっと言う間の2時間20分。劇団の内幕も楽しく、生まれ変わったオセローもすばらしい出来でした。
素人役者を演じる役者さん達の巧いこと。劇中劇でうまく演じるより素人らしく演じるほうがずっと難しいんだろうな、とは思うのですが、あまりに自然な下手さにうなってしまいました。こんな劇団が本当にあるといいなぁ・・・・・。

鉄の都
柿喰う客
枝光本町商店街アイアンシアター(福岡県)
2011/10/21 (金) ~ 2011/10/23 (日)公演終了
満足度★★
表面をなぞっただけ
1時間程度の短い芝居だったがその短さを感じさせなかった。むしろ、「まだ終わらないのか。」と長く感じた。
北原白秋と八幡製鉄の係わりを表面的になぞっただけ。
確かに、以外と地元の人は知らないかもしれないが、芝居を見に来たわけで、表面的なだけの勉強をしに来たわけではない。
歌を多く使っているがこれも不発。
以前このカンパニヘーを観て面白かったので期待していただけに残念。

熱帯樹
シアターオルト Theatre Ort
枝光本町商店街アイアンシアター(福岡県)
2011/10/08 (土) ~ 2011/10/09 (日)公演終了
満足度★★
もっと原作の理解を
過剰な演技、気狂いをいかにも気狂いとして出す演出、と、いかにもまずいことばかりやっている。
演出の方は「三島の美しい日本語を感じてもらいたい」と言われていたが、それを感じることはできなかった。
後半はややましになったが、前半の苦痛は並ではなかった。

音楽劇『夏の夜の夢』『十二夜』
Studio Life(劇団スタジオライフ)
サンケイホールブリーゼ(大阪府)
2011/11/12 (土) ~ 2011/11/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
久しぶりの
シェークスピア作品はとても楽しかった。喜劇ものでありますが、人としてどうあるべきか、みたいな事を教えられたようにも感じながら、、、本当に楽しかった♪音楽劇またやって貰いたいです(#^.^#)

山田恵理香の祝祭劇セカンドシーズン W.B.イェイツ三部作 (福岡公演)
空間再生事業 劇団GIGA
atelier SENTIO(東京都)
2011/11/11 (金) ~ 2011/11/13 (日)公演終了
アイルランド気分
福岡公演を見損ね、気づけば東京公演があるというので行ってみた。住宅街の中にある、民家の1階。ちょっとシアポケを思わせる空間で、20人くらいのお客さんが円になって降霊会。

夏嵐~げらん~
激富/GEKITONG
ABCホール (大阪府)
2011/11/11 (金) ~ 2011/11/13 (日)公演終了
満足度★★★★
笑えない事
現代社会において必要不可欠になっている携帯電話。それに纏わる社会派的なお話。あれば便利だけどそれに頼りすぎてしまうと、、、観ていて考えさせられる事がありすぎました。それからアクションがとても多くて、それは迫力があり見応えがあってよかったです。

秋涙
劇団だるい
東京アポロシアター(東京都)
2011/11/04 (金) ~ 2011/11/06 (日)公演終了
満足度★★★★
危機感のあるドタバタ遊び
前半は興味深かったり面白い感じでした。
後半は役者さん達のスリルに満ちた遊びに付き合わされた感じ。
伝えたいのが笑いなのか、もっとずっとシリアスなものか、わからないままに終わってしまった言う感じでしたが、それでもあっという間の時間で、もっと観たかったなぁと言うのが観想です。次回に期待しています。

僕の部屋は戦場になった。
トツゲキ倶楽部
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2011/11/12 (土) ~ 2011/11/16 (水)公演終了
満足度★★
気になってしまった
タイトルと『心優しき日本人ならではの《みんなで相談しよう》型サバイバル・コメディ!』っていうあおり文句に惹かれて行ったのだけど期待しすぎたかな。
まぁ好みでしょうか。

天守物語
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2011/11/05 (土) ~ 2011/11/20 (日)公演終了
満足度★★★
平岡図書之助はなかなかでした
『天守物語」は、子供の頃から、歌舞伎や新派等で、何度か観ているのですが、正直言って、あまり面白いと思ったことがありません。
だいたい、亀姫のあたりが退屈で、図書之助登場まで、眠ってしまうことが多くて…。
でも、さすが白井演出!厭きさせませんでした。
奥村亀姫はチャーミングだし、御付の田根さん、坂元さんの演技も愉快。
腰元達も、いつもの歌舞伎上演以上に活躍場面があるように感じ、それぞれの個性も出て、存在感がありました。
鏡花芝居は、主要キャストに、華や色香がないとつまらない場合が多いですが、その点、平岡図書は、及第点だったと思います。

盲人書簡
劇団☆A・P・B-Tokyo
ザムザ阿佐谷(東京都)
2011/11/11 (金) ~ 2011/11/15 (火)公演終了

May be blue&B・HAPPY
劇団ポトフ
多賀城市 山王地区公民館(宮城県)
2011/11/12 (土) ~ 2011/11/13 (日)公演終了
満足度★★★★
人ではない者の悲しみ
今回 無料で2作品公演でしたが、どちらか1作品でも、有料にしても満足な観劇でした。
May be blueは人型ロボットのアイがだんだんサキチの感情にシンクロして無表情から変わる過程が楽しめましたが、最初のナレーションが過去形だったので、アイの最後のセリフで泣きそうになりました。
B・HAPPYは母親の幽霊が出ますが、笑いどころ満載でこのまま終わると思いながら見ていたら、こちらも最後に・・・・。
タカシとナツミのドキッとする会話があったり、大量の唐揚げが出てきたり面白い展開でした。

酉谷家の人々〜ブラザーズ・シスターズ〜
82-party
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2011/11/10 (木) ~ 2011/11/13 (日)公演終了
満足度★★★★
家族の肖像~
舞台ひとつで、個々の役者の方が演じるキャラが分かりやすく、家族の肖像の秘密が覗けてなかなかの好演だったように思いました。。

鳥取イヴサンローラン
ロ字ック
シアター711(東京都)
2011/11/08 (火) ~ 2011/11/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
恐るべきしかし普遍的な風景
公開ゲネで観賞しました…すごくよかった。
演劇的ファンタジーをまったく使わず描く女の生理が凄まじい。
たしかにある意味で表現上は暴力的でもあるが、これを見て「普段目にすることの無い女の側面だと本気で思う男」がいるとすれば、悪いことは言わないのでその男とは別れた方が良い。
男側が自分を誤魔化さずに女をよく観察していればそんなに物珍しい側面ではないはずである。が、「それを隠すべきが女である」という価値観に生きる男が多いのも確かではある。
それは「見ないようにしている」「見えないことにしている」のである。
なんかこの辺で感じたのは「結局は放射能漏れてる」という事実を「(あるのに)ないことにしている」という人間心理などと通底している点である。
また、終盤に至ってもけたたましく笑っている男性客の様子を見て思うのは、こういう場合、男ってのは反射的に対象を嘲笑して自己防衛するということ。
この演目は「それらの男性客を観て笑う芝居」かもしれぬということ。深読み過ぎか?
また、これを観て「結構普通の女の風景」と感じる女性と「露悪的な風景」と感じる女性がいると思うんだが、男は上記も含めて押し並べて「静かな悪意の圧迫」と感じるのではないか。
男(金山)が端的なステレオタイプに集約して「モノ化」してあるのもあるのだが、そもそもこの芝居は「女」や「男」を「真面目にやってない人」には男女問わず意味不明で下品なだけに感じるかもしれない。
男性客におせっかいをするならば、ある部分については「そこで笑ったらアンタ負けだよ」って芝居かも(人生勝ち負けだけではないが)。
もしくは「場違いに笑う男性客」を観ていろいろ感じろと。
そういう意味ではまあなんと観客と一体になって創っている芝居だろう。
ロ字ックの芝居は、男を連れて行って反応や感想からそいつのレベルを判定するのにちょうどいいツールにもなると思う。
女性側も「相手に対してわかっているけどみないことにしていること」が明白になるのではないだろうか。