
エクソシストたち
渡辺源四郎商店
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/12/02 (金) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
人間って哀しくてこわいけれど…
3.11を経て、なべげんがいい芝居を持ってきてくれました。ひとって哀しくて怖い、けれど希望も感じる、そんな風におもって今日の芝居を観ました。
役者のみなさんがみんな魅力的に描かれています。
青森に続きとてもよかったです。多くの人に観てもらいたい。

傾城反魂香
劇団山の手事情社
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★
モダンなメロドラマ
和洋ミックスの衣装や、シンプルな舞台セットの中に映し出される和の景色が美しく、声がきれいで台詞が聞き易く、文楽人形のような俳優陣の身体能力の型の凄さに目を奪われました。

誤解です。
シアターパントマイム企画maimuima
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2011/12/03 (土) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★
気軽に楽しめて費用対効果高い
チケットプレゼントにて鑑賞。
マイムでのショートショーで90分くらい。パンフにプログラム(タイトル)が乗ってたけど、観なくてもわかるくらいわかりやすく仕上げてくれていた。笑える箇所も結構あって満足度は高い。アイデアも良い。
チラシデザイン○。

ソウル市民五部作連続上演
青年団
吉祥寺シアター(東京都)
2011/10/29 (土) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
『ソウル市民1939 恋愛二重奏』
4部連続上演、最終作。たどり着きました。1939年、日中戦争は泥沼、ノモンハンで日本軍とソ連・モンゴル軍が衝突、ヨーロッパで第二次世界大戦が始まる。そうした状況下のソウル市民の一日。この作品も時代の空気感が本当によく描かれている。滑稽なほどに熱狂的なヒトラー・ユーゲントへの信奉ぶり。快進撃を続けるドイツナチスと「バスに乗り遅れるな」という当時の雰囲気をよく伝えていました。あのバカバカしいまでの熱狂ぶりはまさに当時の雰囲気だと思います(北原白秋がユーゲント賛歌の作詞をするのですから)。哀しい現実です。

Weekly1【マザーフッカー】
アヴァンセ プロデュース
シアター711(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/07 (水)公演終了
POWERと台詞量に圧倒される
現実のデリヘル嬢が、皆こんなにテンション高いとは思えないが、
演出に緩急をつけ、美術に手をかければ
もっと良い芝居になると思う。
川奈栞のアイドルオーラは特筆。

HARD DAYS 騎士
無頼組合
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2011/12/02 (金) ~ 2011/12/05 (月)公演終了
満足度★★★★★
過去
徐々に主要な登場人物の過去がわかってきましたが、まだまだ明かされてない部分がありそう。このシリーズ長続きしてほしいです。歌舞伎町という場所柄にぴったりのストーリー。

ソウル市民五部作連続上演
青年団
吉祥寺シアター(東京都)
2011/10/29 (土) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
『ソウル市民 昭和望郷編』
4連続上演の3作目。連続で観るための手続きに疲れる。
1929年秋、長期不況の中でなんとか切り盛りしていこうとするソウルの一家、私はこの作品が一番好きでした。朝鮮総督府のエリート官僚となった朝鮮人書生の青年とそれに対する日本人家族の対応。ああ、これが当時の善意な人びとの対応だったのだなと改めて感じ入りました。世界恐慌直前、破滅の前の饗宴にかける人びとの哀しい生き方。

誤解です。
シアターパントマイム企画maimuima
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2011/12/03 (土) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
アイデアと力技と、付け焼刃ではないエネルギー。
楽しかった。楽しめた。次回公演も観たいと思った。実力のあるユニットだと思いました。

リア王
室生春カンパニー 劇団 風の森
新宿シアターモリエール(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
リア王の末娘役伊藤衣里、哀切と泪のシェークスピア
リア王、小劇場のノスタルジックな香りがおおいつくす演出を堪能しました。劇団創設29年でも小劇場ミュージカルの雄としてのリア王は哀愁感、エキゾチック、役者さんたちの身体のキレはその歴史を感じるものでした。
そして、俳優たちの一体感、チームワークの良さは輝く笑顔と歌唱に現れてファン心理にひびきます。
末っ子娘コーデリア役の伊藤衣里は小劇場を代表するヒロイン女優です。アイドルマニアは伊藤衣里の可愛らしさにノックアウトされます‼

あの日 ママがくれたもの
メガバックスコレクション
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
素敵な贈り物でした。
メガバさんの役者力はとても高いのだが、今回も子役さんの名演に、大笑いしたり号泣でした。当パンに、今回は変化球と書いてあり、今までとは違う趣の前半は、私も場内も、かなり笑ったので、今回はコメディなんだぁ~と、私が緩み始めた頃、ママがくれたものの真実が、見えてきて、感動と号泣でした。それはそれは、とってもとっても素敵な真実で、場内すすり泣き、、、私の前方の年配男性も、号泣でした。公演が明日迄とは、もったいないです。

あゆみ TOUR
ままごと
森下スタジオ(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題210
19:30の回。整理番号付前売(手にするまで知らなかった)、20番毎に入場、この劇団は初めて、劇場(C)も。座席は対面式(椅子席)、その間の空間でお芝居。左右の壁際に照明(人の背より高いの5と、膝の高さ4)、それぞれ3つの車止め(?)、もちろん天井にも照明。劇中、床面にチョークで図形が描かれ(正方形、長方形)、そこに照明がピッタリと当てられているのでびっくり。音楽はなく(波の音はあったみたい)、役者さんのセリフ、息づかい、足音にあわせ、シーンは常に流れ、役者さんによって紡がれ、セリフは語り継がれ、少女は成長し、世代が代わっても子への想いは変わらず。「わが星」はみることができなかった、ロビーでDVDをみていたけど、小さな画面なのでピンとこなかった…が、会場に足を踏み入れ見渡すと、Liveなんだ、という気持ちが高まるのでした。19:35開演、20:50終演。
![Bonehead -ボーンヘッド[失策]- 【再演】](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/241/stage24196_1.jpg)
Bonehead -ボーンヘッド[失策]- 【再演】
演劇レーベルBo″-tanz
d-倉庫(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/05 (月)公演終了
満足度★★★★
警察関係者が多すぎる!
偶然にしてはゴスロリバンドに警察関係者が多すぎるような・・・・。ゴスロリとやくざってデカダンスな雰囲気が共通していて意外と合いますね。稲森会の若衆、いいやくざさんで、後半泣きそうになりました。警察関係者のほうがよっぽど憎さ気なやくざに見える。(笑)饒舌な台詞回し、今回も堪能しました。でもやっぱり本編の緊迫感とは違いますね。

キネカ メモリア
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2011/11/25 (金) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★
内容も形式もレトロ
古びた小さな映画館のロビーを舞台に、色々な人の思いが描かれる物語でした。チラシや説明文から、しっとりとした雰囲気を予想していたのですが、ドタバタや笑いを狙ったシーン等、賑やかな感じでした。
独身の中年男性が経営する映画館に、学生運動に加わっていた女、1人で観に来る男子高校生、隣のストリップ劇場で踊っている女、再開発事業の為に土地を買おうとするデベロッパーなどが行き来し、それぞれの夢が語られるのと共に、夢を描く映画の素晴らしさを讃える内容でした。
分かり易い脚本と演出で安心して観ることの出来る作品でしたが、全体的に古臭さを感じました。昭和時代のレトロな雰囲気の内容でも、演出や演技はもっと新鮮さを見せて欲しかったです。
それぞれの役が典型的なキャラクターで、人物の描き方が単純過ぎると思いました。しつこいボケやハリセンで叩く等の古典的なネタも間が良くなくて笑えませんでした。日替わりゲストによるアドリブのシーンはグダグダで、物語の展開にも関係がなかったので不要だと思いました。
下ネタが多く、不快に思ったわけではありませんが、必要性が感じられませんでした。
作り込んでいるわけではないけど寂れた感じが良く出た美術が良く、ステージ袖の階段や劇場の下の階までも上手く取り込んだ空間の使い方が面白かったです。

リライト【終了】
東京アシンメトリー舘【閉舘】
NAVAJO COYOTE(新宿)(東京都)
2011/11/11 (金) ~ 2011/11/23 (水)公演終了
よかった
丁寧に作られた作品。最後のどんでん返しですべての謎がとけ、ぐっと泣きそうになった。劇の半ばごろはパワーをもらい、最後に感動をもらった。
これを最後に閉館はもったいない気がするが、また新しいことにどんどん挑戦していいものを見せてほしい。

法王庁の避妊法【全公演終演致しました!ありがとうございました!!】
ファルスシアター
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
勉強になりました!
難しい内容なのかなぁ?と心配してましたが、分かりやすく面白かったです。
セットも衣装も素敵でした。
研究や妊娠、出産に対しての周りからの意見の違い…どれも正しい気がするし、自分ならどうするだろう?と考えながら観てました。
最初の、お見合い相手と勘違いしていくシーンがお気に入りです。

桐の林で二十日鼠を殺すには
東京ストーリーテラー
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2011/12/03 (土) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
満足度★★★
少し怪奇っぽく感じた
本作品の時代設定から医学の進歩は目覚ましいものがあり、そのため少々怪奇物のような印象を受けてしまったのは残念でした。とは言え丁寧に作られたお芝居で、2時間飽きることなく楽しませていただいた。
開演前の作者の挨拶は、誠実な人柄を感じさせるものて、劇団員の皆様が一生懸命作品を作りあげてこられたことが想像された。

二手目8七飛車成り戦法
劇団鋼鉄村松
ザムザ阿佐谷(東京都)
2011/12/02 (金) ~ 2011/12/05 (月)公演終了
満足度★★★★★
登場人物の一人一人が魅力的。
ボス村松の将棋愛、演劇愛が詰まった物語がまず素敵。飛躍に次ぐ飛躍で、時々今ここはどこなのかわからないくらいの展開の早さと発想の面白さに感動する。
役者は端役に至るまで芸達者で、この役の人がこんな演技ができるんだと驚く。実に贅沢なキャスティングだ。
ムラマツベスの上手さは圧倒的だが、それに対する後藤祐哉もなかなかだ。後藤祐哉という新しいスターの名がが小劇場に刻み込まれる記念碑的作品となった。

A-1グランプリ予選Vol.4
劇団福耳
四谷アウトブレイク!(東京都)
2011/11/11 (金) ~ 2011/11/11 (金)公演終了
満足度★★★★★
しかと観てきた
赤坂炎上以前から知っている福耳の主催イベント。 なるほどグイグイきている団体が出演することもあってか客席は超満員。
ハコ的には演劇をやるには「比較的不向き」といったところか。(※大体のライヴハウスは演劇をやるには「絶対的に不向き」だが)
ということでみんなコントとかお笑い系の出し物だった。
舞台袖なし、タッパなし、舞台幅・奥行き狭、の割に、どの団体も工夫した出し物を上演していた。 が、
脚本のワードセンス等からも決勝進出を決めた団体が一歩上だったのかも。
個人的にはバンビを応援していたが、やはりホームとアウェイでは具合が違ったようで、観客の笑いは取っていたものの次点に甘んじた。
なにより福耳がリーグ戦に参戦してほしい(笑)福耳ファンなだけに。
このイベントを観に行こうかどうか迷っている人向けに、事後報告的な実況風コメントでした。
是非観に行ってみたらいいと思う。打ち上げも参加できるよ。

検察官
柿喰う客
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/11/12 (土) ~ 2011/11/28 (月)公演終了
満足度★★★★
スピード感
余計な部分が無く、でもユーモアは忘れず、
言葉や体の動きでの表現も十分に配慮されてました。
まぁ、惜しいところとしては
字幕を移す個所をもう少し低くしてくれたら
ありがたかったですが。

太陽
イキウメ
青山円形劇場(東京都)
2011/11/10 (木) ~ 2011/11/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
流石前川作品
この劇団をこれで5作品目かな、観てますが、
いつもながらに流石な品質を保っていますね。
導入部分の緊迫感にはすぐに引き込まれ
円形劇場内が作品の世界観にバシっと切り替わったところなど
前川演出の良さを感じます。