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うつくしい世界

うつくしい世界

こゆび侍

サンモールスタジオ(東京都)

2011/12/14 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★

なんだか幸せな気持ち
少しダークさのあるファンタジーで
突っ込みどころもいくつかあるんだけど、
それを忘れるくらい私はおもしろかった。
なんだか幸せな気持ちになったなぁ。

かなり個性的な役者さんが揃っていて
ちょっと不思議な、絵本のような感じも。

浅野千鶴さん(味わい堂々)と
猪股和磨さん(ぬいぐるみハンター)がとてもかわいかった。
この2人のやり取りに涙なみだ。
永山智啓さん(elePHANTMoon)のいかがわしい感じも良かったなぁ。
欲を言えば、
大ファンの彼女をもっと違う形でも観たかったことだろうか。

そのうち空気もこうやって扱われるのかも…。

観れて幸せ!ってたしかアンケートにも書いた。
なかなか見終わった後に“観れて幸せ”って思うことは…少ない。

ネタバレBOX

佐藤みゆきさん、
初っぱな表情豊かなやさしい演技で…始まったと思いきや、
ヤドーナ役に変わってからもの凄い熱演と扮装(前髪で口しか顔が見えない+ボロルック)で最初誰だかわからないくらい…。
気がついた時は驚愕…これ…彼女かと。
こんな役もできるんだ…とおどろいたのなんの。
欲を言えば、次回は大ファンの彼女をもっと違う形でも観たい!

帰り際、観客全員にクリスマスのクッキーがプレゼントされました。
紅茶の香りがしておいしかったですよ。ありがとうございました!
星の結び目

星の結び目

時間堂

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/12/22 (木) ~ 2012/01/02 (月)公演終了

満足度★★★★

よかったです。
今年の観劇始め。上質な作品でよかったです。確かに大きな物語で、2時間の中でエッセンスを取り出して飽きさせない。ただ朝の連ドラのダイジェストを観ている気にもなりましたが。

星の結び目

星の結び目

時間堂

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/12/22 (木) ~ 2012/01/02 (月)公演終了

12月29日(木)M
2011年観劇納め。上質な作品でした。

新年工場見学会2012

新年工場見学会2012

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2012/01/02 (月) ~ 2012/01/04 (水)公演終了

満足度★★★★

例年通りで一味違って
今年の作品はどれもしっかりと作りこまれていて、
絶妙に可笑しいのですが、
お正月の座興の域を超えての表現としての切っ先が
それぞれにしっかりと生まれていて。

例年同様盛りだくさん、
少々長めの上演時間ではあったものの
そのことを全く感じることなく観切ってしまいました。

ネタバレBOX

・五反田団
業界人のニセモノ「業界人間クロダ」

肌触りというかテイストはどこか薄っぺらく緩いのですが、
シーンごとに観る側に像を結ばせニュアンスを伝える力があって、
場ごとの空気にするっと飲み込まれてしまう。
ちょっと痛くてビターな業界の内幕ものとも言えるのですが、
そこに差し込まれたウィットには
作者一流の
表層からすっと差し込まれ
深淵に至らないところで漂っているような質感があって
気が付けば舞台の世界の苦みと可笑しさの
双方に捉われている。
作りごとというか嘘っぽさがありながら
透けて見えるようなリアリティが絶妙。

初日にもかかわらずエッジが効いていて
積み重なる時間にも
かくのごとく時がながれていくような
シニカルな感覚があって、
可笑しさの向こうにある
時間への俯瞰がそのまま作品のテイストとして心に残る。

作り手の語り口のしたたかさを
改めて実感することができました。

・ポリスキル
2回登場。
こちらも一定のクオリティが担保されていて・・・。
音楽としてもぐたぐたにならずに効かせるし
意外といっては失礼ですが最初にバックコーラスを演じる
「ポリスラブガール」にもさりげなく曲を膨らませる力があって。

その5人組のバックコーラス、
中央でおにぎり(?)を食べる女性の存在が
ボディーブローのように効いてくる。
こういうことを淡々と、しかも、
しっかり曲のリズムや尺に合わせて
したたかに全うされると
観る側には後からで
嵌り物的な可笑しさが倍返しでやってくる。
演じているのが
去年、他の舞台で拝見して
秀逸な刹那の表現力を感じた女優さんで、
空気の作り方や存在を場になじませるのが
何気に凄く上手い。
作り手にとっては小ネタのひとつであるのでしょうけれど
個人的にはとても強い印象がのこりました。

後半のコーラスガール達には華があって。
それはスパンコールの衣裳だけではなく
場を染め上げる所作のようなものからより強く感じられる。
役者の方がガチで雰囲気を作ると
やっぱり色が強いなぁと感心。

入り方は地味なのですが、
観る側にとって奥深さのある企画でありました。

・ザ・プーチンズ
「ロボット演劇のニセモノ」

工場見学会を毎年観ていると
テルミンの音色に「春の海」を聴くように
お正月を感じたり。

ただ、今年の彼らは一味違う。
ロボット演劇と称するつくり物の説得力、
そこに重なるクオリティを持った音楽。
そこには単なる茶番だけではない
ひとつの世界観が生まれていて。
それがサゲの展開の切れを創り出すベースになっていく。

音楽にも魅了されたし、
一粒で何度もおいしかったです。

・紅竜会
「七餅」

着物姿の女性というのは、やっぱり艶やかだし、
獅子舞いをみるとお正月を感じる。
まあ、この獅子の面が、どうにも情けなく
それだけでも実に味ワイ深くあるのですが、
役者の方が中に入ると、
動きにしなやかさや豊かさが醸し出されて
その獅子頭の表情にもさらなる                                                               ニュアンスが生まれる。

今年は龍年ということで、
一枚の布を竜に見立てての踊りが加わって
こちらにも見応えがありました。

それと、楽隊が、なんとも言えず良い。
木琴・リコーダー・パーカッションの3pcは
どこか素敵にチープなミザンスなのですが、
楽師たちが壇上できっちりとテンションを作り
過たずに音を舞台に絡ませていく姿にからは
ウィットがあふれ、
それが心地よく感じられて・・・

どこか戯れている態のなかに
洗練されたエンターティメントとしての秀逸を感じました。

・ハイバイ
「金子の退団のニセモノ」

物語の枠組みの語り口がとてもよく
観る側にすいっと物語の構造が入り込んでくる。

自らの劇団のリアリティを借景にして
恣意的とも思える対立軸が作られ
シーンごとの空気感が積み上げられていきます。

個々のシーンごとの
キャラクターたちの個性の貫きのようなものが
ぞくっとくるほどに可笑しい。
上手く言えないのですが、
そこにあるものは柔らかく揺らいでいるのですが
場の中でのや流動性のようなものに欠けていて
しなやかに交わりきらず
しかも個々のベクトルにしなやかな踏み出しや
場の空気をそのままに納めさせない貫きがあって。

シチュエーションはワンアイデアに近いと思うのですが
そこから徹し広がっていくものが
前のめりで観てしまうほどに面白い。

物語の収束の仕方にも
突き抜け感をもったウィットと切れ味があって、
舌を巻く。

別にお正月に演じる必然性があるわけでもないので、
どこかで是非にもう一度観たいと思わせる
作品でありました。

*** *** ***

何年か前に初めてこの催しを観た時には
演劇関係者のファン感謝デー的な匂いも感じていたのですが、
今年の作品は
お正月を寿ぐテイストやユーモアのセンスは残しつつ、
従前より演劇やショーとして
しっかりと作りこまれた感じがあって。
作品ごとに、
ある意味悪ふざけ的な部分があることは間違いなく
観る側にもそこに乗っかって楽しんでしまうのですが、
その、悪ふざけのクオリティが
去年・今年と
より多くのものを生み出すようになったのではと思ったり。

新年早々、がっつりと楽しませていただきました。















深呼吸する惑星

深呼吸する惑星

サードステージ

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2011/12/28 (水) ~ 2011/12/31 (土)公演終了

満足度★★★

初見
これを30年前に見せられたらファンになったと思う。
往年のファンには嬉しいだろう演出も自分には良く分からず距離感があった。
これで解散ということだが、役目を終えたのかもしれない。

【72時間演劇】前人未踏の企画にお付き合いありがとうございました!

【72時間演劇】前人未踏の企画にお付き合いありがとうございました!

元東京バンビ

タイニイアリス(東京都)

2011/12/27 (火) ~ 2011/12/30 (金)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい挑戦
残り24時間前後、約2時間を観させてもらったが、会場は独特の雰囲気。
観客が舞台上の役者に話しかけたり、一体感が凄い。
TVのバラエティー番組みたいだが、挑戦する事に価値があると思う。

トランジット・コメディアンズのコント集

トランジット・コメディアンズのコント集

トランジット・コメディアンズ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/12/28 (水) ~ 2011/12/29 (木)公演終了

満足度★★★★★

安定感
が、素晴らしい。
お笑いのスキルが高いので安心して観ていられる。
12個の短編オムニバスコントで、とにかく笑った。
ベタなネタあり、シュールなコントありで楽しかった。

ウィリアムの仇討ち

ウィリアムの仇討ち

うさぎ庵

ザ・スズナリ(東京都)

2011/12/27 (火) ~ 2011/12/29 (木)公演終了

満足度★★★★

面白い
説明文にあるように日本語と英語が混ざったり、一幕と二幕で聞き取れるセリフが違って面白い演出。
ただ、ストーリーがやや強引に感じられて残念。
ラストがカッコイイ!

腐れ愛しい

腐れ愛しい

早稲田大学演劇倶楽部

早稲田大学学生会館(東京都)

2011/12/23 (金) ~ 2011/12/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

レベル高い
梅舟惟永さん目当てで観劇。
場内暑くなると注意書きにあったが、本当に物凄く暑かった・・・。
学生の演劇がどのようなものかと思ったが、「犬と串」もだがレベルの高さに驚いた。
若いパワーに圧倒されて観客も若くて元気を貰った。
これで800円は安い。

バンザイ

バンザイ

劇26.25団

駅前劇場(東京都)

2011/12/23 (金) ~ 2011/12/28 (水)公演終了

満足度★★★★

良かった
切ない恋愛のドラマなのだが、今の日本が抱える問題が背景にあって、考えさせられる。
舞台の見せ方が上手くて引き込まれた。
宮本愛美さんが良かった。

あの退屈な日々よ

あの退屈な日々よ

DanieLonely

Cafe Slow Osaka(大阪府)

2011/12/13 (火) ~ 2011/12/14 (水)公演終了

満足度★★★

味わい深い会話劇
ばらばらに客演先で拝見することの多い、ひとりひとりが巧み人たちの。
男性のみたった4人だけのお芝居。
そりゃあもちろんな見応えでした。

今回はカフェ公演。
初めて行く会場でしたが、通常営業もしているカフェの奥の倉庫スペースを劇場として使用しているもよう。
なんだか素敵な空間でした。

その空間で、ひとりと、ひとりと、ふたりが、順番にそれぞれまったく別の話をはじめる。
ひとりと、ひとりは、誰かに語って聞かせるかのように。
ふたりは、仕事の同僚で愚痴のようなものを語り合っている。

この3組がそれぞれまったく別々の話をしているかと思いきや。
徐々に、ほんとに徐々に、会話の中から繋がりを見せ始め。
4人ともに芝居がとても巧みなので、とてもおもしろかったです。

同僚のふたりが、いったいどうなってしまったのか。
ずばっとみせてしまわないのが、無粋でなくよい。
どうなったんだろうな・・・。

ダニエルロンリーさん、今回でまだ二回目でしたが、今回もよかったです。
次回、まだ日程はぼんやりとしか決まってないのですが、楽しみにおうかがいしたいと思います。

そして誰もいなくなった

そして誰もいなくなった

劇団東京乾電池

駅前劇場(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

主力さん片手間・・そして誰も・・。
たまたまなのか?前観作「長屋紳士録」を含め、本作でも感じましたが、「東京乾電池さん」主力の役者さんは、外での御活躍(お忙しいのでしょう)は目立ちますが、本隊公演は・・今一の印象。登場人物がやたら多く、独特の間の取り方なんでしょうが・・中途半端に観え、落ちも予想通りで・・、勿体無~い。劇団員さんが多い為、そこそこの集客力は期待できますが、(元々集客力のある)看板役者さんとのバランスが難しいのかも・・このままでは、観客が・・“そして誰もいなくなった”・・とならぬ様・・祈ってます。。次回作「ハムレット」・・相性の良くない劇場故・・、ん~。月末劇場とは別で、作・演出を含め若手主体(?)の番外企画でもあったら行って観たい・・ってとこかなぁ?

ハッピー・ジャーニー

ハッピー・ジャーニー

劇団フライングステージ

OFF OFFシアター(東京都)

2011/08/17 (水) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★

坦々と拝観。
可も無く、不可も無く、坦々と まったりとした舞台でした。母親役の“石関さん”終演後のジャージ姿も(女性っぽく)成りきりで、“篠井さん”を彷彿させる様な振舞いをされてたのが、印象的でした。
開演前、会場のあちらこちらにレインボーフラッグがはためき・・若人男子3人組の二丁目界隈のお姉言葉での声高な談笑、カイミングアウトされてる関係者がおられたりで、・・(一部)独特な空気感&番外物語の続き等・・に、少し興味が引かれ(耳がダンボに・・)、人生の機微を感じました。とさ。。

天使は瞳を閉じて

天使は瞳を閉じて

虚構の劇団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/08/02 (火) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★

「第三舞台」さすがの代表作でした
7年ぶりの再演。その当時 本作は構想が広大で、3D/TVを予見させる様な独創的な演出もありで、大変大きなインパクトを与えた作品であったと思われます。今の観客はピンと来なかった様に感じましたが“電通太郎”も大いに受けたものと思います。テンポもストリーも面白く、間違いなく前作より役者さん目は生き生きと輝いていた様に(も)、観えました。
とても便利な「中二階の部屋」(ドラエモンのポケットの如しorブラックホールの様に便利な空間)の中で一体何が起こったのか?気に成った儘の終幕、客席の想像力に任せる・・もありかと思われますが、部分的ぶち抜きで(公演時間に影響無き様、本編並行進行にて・・)多少チラリズムのサービスがあってもと・・、贅沢を言わせて戴けたら・れば・・。。☆4.4

範宙遊泳の宇宙冒険記3D

範宙遊泳の宇宙冒険記3D

範宙遊泳

新宿眼科画廊(東京都)

2011/08/13 (土) ~ 2011/08/17 (水)公演終了

満足度★★★★

へぇ~3Dだぁ~。。?
ナビゲーター役のアンドロイド、異次元での冒険が行き詰ると、伝家の宝刀「リセット」ボタンで、前のセーブポイント場面迄、遡る事が出来るゲーム感覚での進行・・。途中、宇宙生物との戦闘シーンあり、透明な宇宙人との戦闘・融和・共闘場面あり、床に横たわり(寝そベティー)壁面に両足を着け、歩き、回る(?)、正に“3D”シーンあり、の範宙らしい作品でした。
“埜本さん”が演じた「アンドロイド」⇒他人家のを観ている分には楽しいが、我家に入らないかなぁ。。 ☆3.5

さよなら また逢う日まで

さよなら また逢う日まで

ブラジル

紀伊國屋ホール(東京都)

2011/08/14 (日) ~ 2011/08/16 (火)公演終了

満足度★★★★

これぞ「ブラジル」さんなのでしょう。きっと。。
この箱で「ブラジル」さんの公演?と思いましたが・・。舞台に目をやると、人気の無い廃工場、中央にテーブル、下手壁面の縦長ロッカーがやけにタッパがあって、奥壁面は下手側に出入り口、右手に工場窓が連なり、外は雑草の生い茂りが視界の一部を遮り、屋外の陽差しの眩しさと相まって、工場内へは陽がささない為、存在(アジト)そのものの隠微さが更に強調され・・セットはシックリと収まった感あり・・。お芝居は4(?)年前、盗みに失敗し、仲間の一人が捕まり・・服役後に、廃工場に召集がかかり、それぞれの思惑・経緯に駆り出され、結果欠員無く懲りずに再集結した7人に加え、新たにムショ仲間と、現金輸送車の運転手を巻き込み、再びの強奪計画へ・・。幸運にも比較的前の席で、緊迫感・臨場感、心理戦、「静」から「動」への転換、大どんでん返し等々・・芝居の醍醐味を共有出来、正に『悪事身にとまる』これぞ“クライムサスペンス!”「ブラジル」さんらしさが際立つ作品を堪能・・大満足の巻きでした。(ここは「鰻の寝床」故、後方列で観た場合、作品の印象が全く変わって感じ、過去遠巻きに眺める感・・の作品も・・。)
“信國さん”の危うさ、“服部さん”の無念さ、“中川さん・高山さん”クールな かっこ良さ、が印象に残りました。

学生版日本の問題

学生版日本の問題

日本の問題

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/12/21 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★

続けて【A】も観劇
学生版日本の問題【B】のあと続けて【A】観劇。
こちらも見応えある組み合わせで、
こういうことを問題としてあげるのかと興味深かった。
学生版6団体とても自由な発想、表現があふれていた。

以下、観た順。 

ミームの心臓『vital signs』

四次元ボックス 『あんのーん』

声を出すと気持ちいいの会『役者乞食』

ネタバレBOX

詳しくは後日書く予定。


ミームの心臓は3作目の観劇。『vital signs』は「安楽死」がテーマ。

四次元ボックスは初観劇。 『あんのーん』は「幸不幸」がテーマ。

声を出すと気持ちいいの会は2作目の観劇。『役者乞食』は「農業」…がテーマに見せかけての…?
学生版日本の問題

学生版日本の問題

日本の問題

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/12/21 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★

【B】から観劇
学生版日本の問題【B】観劇。
なかなかおもしろい組み合わせで、
こういうことを問題としてあげるのかと興味深かった。
すごく良い企画だと思います。

以下、観た順。

思出横丁は初観劇。『鼻曲りの残象』アングラな匂いのする作風。
舞台美術が凝っていて印象的。橋本さん、存在感あるなぁ。

荒川チョモランマは2作目の観劇。『独り、だなんて言わせない』
なんだかんだ楽しいかんじもあり、異星人まで現れて…
でも深刻なんだよな…この問題。クリスマスカードありがとう!

劇団けったマシーンは4作目の観劇。『喫茶しののめ』
社会派をうたっている劇団だけあり
非常にまっすぐに問題に立ち向かう作品に仕上がっていたのでは。
細部はすこし気になったけれど見応えがあり。
コーヒー飲んでゆったりとした時間、クールダウン。
落ち着いてホッとできる場所や時間…たしかに大切かも。

ネタバレBOX

思出横丁は「人生指針の喪失」がテーマ。
舞台美術も和のテイストが。なかなか凝っていて印象的。
棺桶?に「身体の部分を表す漢字」が無数に貼られている。
途中で裏返すとそこには「」の文字が。
この棺桶には手紙が無数に入っていて、
真ん中にはへその緒のような腸のような編んだ太い組紐が出ている。
これに3人の女が同じく少し細い編んだ紐で繋がっている。
そして棺桶の周りをめぐり嘆き、周りの缶の中で手紙を焼いたりもするのだけれども…ちょっと後半は煙かったかなぁ。
始まる前から流れていた演説?の声けっこう効いてた。


荒川チョモランマは「孤独死」がテーマ。だったのね。
クリスマスがらみの…恋愛事情がらみの…精神的な病…
異星人まで現れて…でもたしかに深刻なんだよなこの問題。
「もうすぐ死ぬんだから、いいよ」と自分の彼女を男が女友達に自分の彼女を貸していたけれどいまいちそこがわかりにくかったかな。レズビアンなのかと途中まで思って観てました。でもそれも関係してた?違うかな?ミームの心臓の旗揚げ公演【ヴィジョン】で観た令奈さんが
今回コミカルでとぼけていてすごく良かった。


劇団けったマシーンは「入国管理」がテーマ。
今回しっかりとした演技ができる俳優さんが集まったようでとても見応えがありました。でも…この回の小澤さんはすごく硬かったような印象が。わざとかもしれませんが。長瀬さんはぬいぐるみハンターで観た時の印象とはまた違ったかわいいだけではない強さや良さがあったように思います。すこし気になったのは私だけかもしれないけれど犯人の「捨てぜりふ」。主宰の鳥越さんから理由をお聞きしましたが少し違和感が残ったかな。ラストに解決方法とまでは行かないけれど光を思わせるストーリーでなかなか良かった。
紅夢漂流譚(くれないゆめひょうりゅうたん)

紅夢漂流譚(くれないゆめひょうりゅうたん)

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2011/12/12 (月) ~ 2011/12/28 (水)公演終了

満足度★★★★★

「国枝史郎LOVE」なんで・・
・・ついさっきこりっちで時間堂の感想を書いていたら、
桟敷童子のことを思い出してしまった(笑

同じ歴史ものでも、あちらは静かな演劇、こちらは伝記もの、
あちらは歴史の波に翻弄される女性、
こちらはぶっ飛んだ男前女子野郎ども(←男表記のほうが多くなったが女性のことです(笑)

・・どちらも悪くはないけれど、
自分はやっぱり血沸き肉躍る伝奇ものの方が好きかな。
・・まぁ、男子ですから。
でも、まぁ花も好きだし・・たまにはお袋に花を買って帰ったりもします(苦笑

星の結び目

星の結び目

時間堂

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/12/22 (木) ~ 2012/01/02 (月)公演終了

満足度★★★★

実は好みが分かれるかも
登場人物(特に男性)は類型的です。
ただし、この物語の主眼は、多様な男性像を描くことではないのです。

むしろ、女性(や子供)の存在によって、
奥さんを思いやる言葉を覚えたり
はたまた振られて癇癪を起したり
愛人に甘えたりする
男性というものの様々な側面(作者が観察した)を描くことにあるように思われます。

男性が物語の出発点として展開する劇が好きな人には、不満が残ることでしょう・・。

また、積極的に誰かが主人公として展開する物語でもないです。

むしろ、この物語に主人公のようなものがあるのだとしたら、
それは、時代の流れとは無関係に日々うつりかわる日本の季節の美しさや、
座布団を干した時の香りや、天気雨を狐の嫁入りと表現した日本の言葉の美しさとか、
日々の生活の中に感じる喜びや瑞々しさみたいなもの
                    (小津安二郎的?)
・・・人間というよりは、
かつて日本にあった、美しい、人間と人間との間にあった何か。
・・コミュニケーションの形式やある種の感覚とでも言うようなものでしょうか。

(坂本竜馬的な)人間が歴史を動かしている、というような物語を好む人には、
なかなかとっつきにくい歴史劇ともいえるかな、と。
(ソウル市民に女性的な感性が混じったもの?)


(以下、ネタばれへ・・)

ネタバレBOX

一家の風景としては・・
男性が商売をまとめて、女性が家を形作っている、という感じです。
(戦前はみんなこうだったんでしょうが・・)

男性陣の中では、実は父親の愛人の子供であったことが後でわかる次男の信夫の人生が象徴的です。

若いころは星に詳しい感受性の豊かな青年でした。

それが時がたつと、妾の子であるコンプレックスを払しょくしようとするあまりか、
社会(家)のなかで認められようと金儲けの話に熱中し、
焦ってもがいている中で、本来持っていたはずの自然に対する純粋さを失って、
石油などの資源にばかり目が行くようになる様子が、
第二次世界大戦の進展とともに描かれていて
物語の描写が非常に洗練されているな、と、感じたりしました。

また、物語にほとんど登場しませんが、
静子の早くに亡くなった旦那さんが
非常に純粋な人だったんじゃないか、というのも、
以前に静子から貰った恋文を大事に保存していたという話が終盤にでてくることから、
うっすらと想像されたりもします。

男性を直接描くのではなく、物語の終盤に差し掛かってから、
女性の語りから人物像をうっすらと浮かび上がらせるところ、
物語の救いにもなっているようで、非常に上手いな、と、思ったりしました。

ただ、女郎になった梅子と戦争から帰還してきた辰男のラストシーンだけは・・
作者が男性にこうであって欲しいと願うあまり?なのかは分かりませんが、
雰囲気が甘過ぎるようにも観えたりして
ちょっとリアリティに欠けたやり取りのようにも(自分には)見えなくもなく、
それがちょっと残念だったかな、と、思ったりはしました。


ちなみに、自分の感想としては、
若いんだから、舞台から川の匂いの漂ってきそうな感じなど、感性は素晴らしいんだし、
あとは、分かるものだけを入れて小さくまとめようとしないで、
物語の破たんを恐れずにもっと勢いよく、好きなだけ色んなものをつめ込んで、
それで混沌とした色彩の中から、何かをつかみ出してほしいな、と、思ったりもしました。

歴史の写真なんか、今見るからセピア色なんでしょうけど、
タイムマシンに乗って当時を見に行けば、
きっとみんな原色含めた色んな色に満ち溢れてたんでしょうから・・。

(・・例えば、ミジンコターボのカラフルで燃える織田信長物なんかと比べれば、
やっぱりあっちの方が自分にはテンション上がります。でもそれは、自分が男ってことと無関係ではないのかも・・まぁ種類が違うっていえばそれまでなんですけど(汗)

あと、丁寧に描いていればもっともっと長くなりそうな物語を、
語りをザクザク切りつめながら、役者の表情や仕草に委ねられるところは委ねて、
あとは観客の想像に任せているところなど、非常に素晴らしいな、と、思いました。
(自分はここは長所だったと思います)

あと(補足ばかりですみません)、自分が観た感じでは、
役者さんたちの演技はみなさん素晴らしかったように思います。

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ちなみに、公演の後に書けば書くほど他の人の感想をしっかり読まなければならなくなるので(それらを生かせたかは分かりませんが・・汗)
自分はやっぱり最初の方に観て感想を書くのが楽だな・・などと今更ながらに思ってしまいました(苦笑

でも・・みなさん頑張って書いてますしね。
・・自分も少しは足しになったのかはよく分かりませんが(汗

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