
バックギャモン・プレイヤード
カムヰヤッセン
京都芸術センター(京都府)
2012/02/24 (金) ~ 2012/02/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
お見事!
石田1967さんから、面白かったとメールを戴き、急遽このサイトでチケットを予約しました。
3.11を描いているようで、描いていない。また描いていないようで、描いている。
人間と経済活動の普遍的な関わり合いを、ユニークな舞台設定で描いておりました。
大抵のアメリカの子ども達が読まされるという、レモネード経済の話(絵本のタイトル忘れました)を皮肉っているようなところが、とても愉快です。
いやぁ、京都まで見に行った甲斐が有りましたよ(^_^)v

昆虫美学
角角ストロガのフ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/02/15 (水) ~ 2012/02/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしかったのだが、しかし重い・・・
これまでの公演も、ドロドロ要素を含みながらも高水準のものだったので、
今回も期待して行きましたが、やはり素晴らしいものでした。
角田さんお得意の手法で、
ステージ上をいくつかのブロックに曖昧ながら分割して、
それらでは、初めは無関係のような別個の話が進行させて行き、
やがてそれらが絡み合って、求心力を高めていく・・・
これが今回も成功しており、印象深いものとなっていたと思います。
そして、(見た目さわやか美人の?)角田さんの
もう1つの持ち味(?)のドロドロ(まあエロとグロです)は、
今回は非常にグロの要素が強く、
しかも、実話が題材ということで、
正直「やりきれない」感も強く残りました。
根っからの犯罪者のような主人公が、
ねちねちと周囲をいじめて行く、
いや、いじめるなんて生易しいものではないのですが、
そのやり口には嫌悪感や恐怖を覚えますし、
気が弱かったり、こういう世界が苦手な方だと、
本当に気分が悪くなってしまうかも。
そういう意味では本当に重い作品です。
そういうわけで、決して万人向けな作品ではないし、
「好み」は大きく分かれるところでしょうが、
例えば「サロメ」が(好みはともかく)芸術作品として認められているように、
この作品も、取り上げられた内容は相当ショッキングなものながら、
しかし、単なるワイドショー的伝達ではなくて、
芸術として表現されるべきものはしっかり表現されていたと思います。
ということで、角田さんの緻密な構成力と、
ドロドロの素材を用いながらも、そこから一段高い世界を創造していく力に、
今後も期待していきたいと思っています。

トリツカレ男
演劇集団キャラメルボックス
赤坂ACTシアター(東京都)
2012/02/16 (木) ~ 2012/02/29 (水)公演終了
満足度★★★
物語に入って行けなくて・・・
久々のキャラメルボックスで、
サービス精神と、分かりやすさと、
それでいて質の高い内容の演劇が見られるのではと、
それなりに期待していきました。
ただ、このお話、再演だそうですが、
(私は今回初めてでしたが)
物語がある意味荒唐無稽なもので、
しかし、演劇の作りはリアリスティックだったので、
正直、演劇のなかに没入できず、
結局冷やかに見ているままで終わってしまった・・・のがちょっと残念。
「そこまでやるかなあ?」「それはありえないでしょう・・・」みたいな。
これは私の勝手な「感じ方」と、それに基づく「考え」ですが、
ファンタジー的な(やや抽象的・象徴的な)表現にして、
話には少々矛盾があっても、
「雰囲気」で何かを観る者に伝えていくか、
それとも(ベタとも言われようが)リアリティーある感動的な話を作っていくか、
どちらかにした方が良いような気がしました。
今後への期待を込めて、少々辛口の投稿でした。。。
それでも、終演後に役者が客席に分け入って、
記念品を配っていくあたりの再ービス精神は中々のものです。

レイプの夜
コマツ企画
小劇場 楽園(東京都)
2012/02/22 (水) ~ 2012/02/29 (水)公演終了
満足度★★
着想は面白かったが・・・
題名のとおり、冒頭、いきなりレイプシーンから始まる。
なので、悲しいお話が続いていくのかと思っていたら・・・、

少しはみ出て殴られた
MONO
吉祥寺シアター(東京都)
2012/02/17 (金) ~ 2012/02/26 (日)公演終了

ベルが鳴る前に
ペンギンプルペイルパイルズ
本多劇場(東京都)
2012/02/16 (木) ~ 2012/02/22 (水)公演終了
満足度★★★
ちょっと混乱
話の内容と登場人物の多さにちょっと混乱。
善人の行動やホムンクルスの活躍、片腕銃の暴発とか、印象に残るシーンは多々あったけど、異世界に放り込まれたまま終ってしまったような感じ。苦い寓話のような造形。以前見た「機械」を思い出した。

ロマンサー-夜明峠編-
モダンスイマーズ
シアタートラム(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★
三部作の第一弾
峠に暮らす人達の元へ、里から来た熊退治のマタギ一行。
凍てつく集落で暮らしていくルールと欲と変化への一歩。
オドとスズ夫婦の絶叫夫唱婦随ぷりが愛嬌あって良かった。
千葉さんのマタギ姿が妙にカッコ良い。
んーでも、松永さん贔屓派としてはちょっと出番少なくって物足りなさもあり。

女王の器
サンプル
川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)
2012/02/17 (金) ~ 2012/02/26 (日)公演終了

トリツカレ男
演劇集団キャラメルボックス
赤坂ACTシアター(東京都)
2012/02/16 (木) ~ 2012/02/29 (水)公演終了

昆虫美学
角角ストロガのフ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/02/15 (水) ~ 2012/02/20 (月)公演終了

君には頭がさがる
電動夏子安置システム
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/02/28 (火)公演終了
満足度★★★★★
あるところのおはなし
劇場に入ってから 出るまで 楽しませていただきました。
雰囲気が どんどん 変化していって おもしろかったです。

狂おしき怠惰
TRASHMASTERS
駅前劇場(東京都)
2012/02/18 (土) ~ 2012/02/29 (水)公演終了
満足度★★★★
緊張と集中
大学病院で繰広げられる人間模様。
仕事の倫理観は職種により様々だろうけど、今の日本を取り巻く濃い現場が痛い位伝わってくる。
女は嫉妬と逆風の断片を跳ね返したら、より一層強くなると実感。
一幕終了間際〜司の発言挿入シーンが一番響いて印象に残ったかな。
演じてる役者さんの年代が見事にその年代を生きて来たような造形で更に驚く。

ニトロ
ゲキバカ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2012/01/19 (木) ~ 2012/01/23 (月)公演終了
満足度★★★★
ゲキバカ!
まさしく「ゲキバカ!」です。正直言うと下ネタ系は控えてほしいのですが、首都圏の劇団なのに、関西で上演して、「ゲーキバカ!、 ゲーキバカ!」、のコールがかかるって嬉しすぎる劇団です♪

雪やこんこん
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2012/02/19 (日) ~ 2012/03/11 (日)公演終了
満足度★★★★
お芝居
芝居・芝居・芝居。
どのシーンをとっても芝居が好きで、芝居がしたくて、また芝居を見るのがとても楽しい舞台でした。
話が二転三転するけど、驚かせるのを目的としているわけではないので、そうだったのかと驚くよりすんなり入ってきました。
女座長・中村梅子を演じる高畑淳子さんに惚れ惚れして、旅館女将のキムラ緑子さんがとても可愛らしかったです。
ただ、幕が開いてから入ってきた後ろの席の関係者らしき人がいつまでもごそごそうるさかったり、遅延客を案内する時のスタッフのドアの開け閉めのうるささ・足音の高さと、舞台を楽しんでもらいたくないような環境が非常に残念でした。

白球の記憶~STEAL DREAMS~
劇団カッコカリ
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/02/26 (日)公演終了
満足度★★★
見に行ってよかったです
スピード感のある展開でした。映像がある演劇は初めてでした。慣れるといい感じでした。ただ、戦時中なのにちょっと緊張感がないかなという印象です。もっとピリピリしてたり言葉遣いがもっとびしっとしていたのではないかなと思いました。後半主人公が成長していくのを見れたのはよかったです。

百年の雪
十七戦地(2026年1月31日に解散)
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/02/27 (月)公演終了

わだつみのこえ
ミュージカル座
博品館劇場(東京都)
2012/02/25 (土) ~ 2012/02/26 (日)公演終了
満足度★★★
戦時中と現代の大学生
学徒出兵した大学生達の手紙や手記をまとめた本『きけ、わだつみのこえ』が原作のミュージカルで、戦場にて悩む若者の姿がドラマティックに描かれていました。
現代の大学生7人が読書会のサークルで『きけ、わだつみのこえ』を読むことにし、朗読から次第に再現ドラマに移行していく構成で、現在の大学生と過去の大学生を対比させることによって、戦争の悲惨さや「明日」のかけがえのなさを共感させながら伝える作品でした。
男性6人と女性1人のキャストは、現代の学生、当時の学生、現地の中国人、といくつもの役を次々に演じ分け、歌も熱唱でした。
テーブルを組み合わせて零戦に見立て、舞台奥から客席側に打たれる照明を用いて、空を飛んでいるのを表したシーンが美しかったです。
曲自体は悪くなかったのですが、打ち込み音源による伴奏がいかにも機械的なノリ・音色だったのが残念でした。打ち込みでオーケストラを模すよりも、ピアノ1台だけの生演奏の方が音楽的に盛り上がると思いました。

愛と平和。【ご来場ありがとうございました!!】
バジリコFバジオ
駅前劇場(東京都)
2012/01/19 (木) ~ 2012/01/23 (月)公演終了
満足度★★★★
初見
バジリコFバジオさん初見。人形が出るということで子供用人形劇みたいなのを想像してましたが全く違ってました。人形が出ることで異化を含む感じですかね。長尺を感じさせぬ面白さでした。次公演も観たいと思わせる出来。出会いの感謝。

君には頭がさがる
電動夏子安置システム
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/02/28 (火)公演終了
満足度★★★★
わらたぁ
テンポとか、間とか、うまいねぇこのぉ!って楽しみました。なんか客席の雰囲気もアットホームでこういう舞台を求めているのかぁ、って感じたりもしました。

再/生
東京デスロック
ぽんプラザホール(福岡県)
2012/02/18 (土) ~ 2012/02/19 (日)公演終了
満足度★★★★
再生・再生・再生・再生・再生…・・・
観劇に際しては、できるだけ先入観を持たずに見ようと心がけてはいるのだが、この『再/生』にはかなり意表を突かれた。
最初にモノローグ、途中にちょっとした会話が行われはするものの、80分間、男二人、女四人の役者は、伴奏に合わせてただひたすら踊りまくるだけなのだ。しかしそれは決して無秩序というわけではなく、綿密に計算されていることに少しずつ気付かされていく。
すると、最初は「踊っているだけ」に見えていた舞台が、俄然面白くなってくる。そこに演劇的な仕掛けがちゃんとあって、人間やら人生やら世界やらを象徴するものも見えてくるようになるのだ。
実際、よくこんな変な演出を思い付いたものだ。客によっては「これは演劇なのか」と憤慨するのではないかと、余計な心配までしたくなってしまう。斬新と言うよりは「勇気がある」と呼んだ方がいいのではないか。
この舞台には無駄な説明は一切無い。独白や会話は必要最小限に抑えられている。それはつまり客に媚びていないということである。だからと言って、前衛を気取って抽象的すぎる演出を施しているわけでもない。基本は単純なのだ。ただ「踊り続けること」。それだけで観客に伝わるものはきっとあると、演出の多田淳之介は信じているのだろう。それは、演出が「演劇の効力」を信じているということであり、またそれによって喚起される「観客の想像力」を信頼しているということでもある。
我々は信頼されているのだ。これを愉悦と呼ばずして何と呼ぼうか。この舞台から何を受け取るか、あとは我々観客の側の問題である。