オオカミトラム ●望という名の電車 公演情報 UDATSU「オオカミトラム ●望という名の電車」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    100万円。
    おもしろかった!

    爆笑するってんじゃないんだけど、観劇中ずっ~と楽しかったあ。

    いわゆるドタバタコメディ。
    キャラの設定もコロコロ変わるし、ご都合主義というか・・・まったくもって、リアリティのない進行をするんだけど・・・「あり」なんだよなー。

    とっても楽しんだけど、ちょっと後悔してるのは、前説をすべて聞けなかったこと。席を取ってから、差し入れの買い出しでコンビニに行ってる時に、出演者全員(!)の前説、というかトークショーが始まっており・・・これが、けっこうオモシロイ。

    演劇祭に参加している団体の芝居は、それなりの数観てるけど・・・「賞金100万円をゲットしたら、どうする?」というお題に、出演者全員が回答する&観客に「100万円への道筋」を、思いっきり懇願するって・・・なんでもないようで、てか、かなりバカバカしいことなんだけど・・・驚異的に凄いことなんだよなあ。

    でも、100万円は無理だと思う(笑)

    審査員が、「グリーンフェスタ審査員」のプライドをかけて、この作品を大賞にしないような気がするさ。
    でも、オーディエンス賞があれば、メダルくらい獲れるんじゃない?

    ・・・と、初めて観る役者さんばかりの芝居だったけど、それぞれの次回公演が気になって仕方ないほど、良い雰囲気の舞台でした!

    あっそうそう。奇抜でも目新しくもないんだけど、照明が良かった。
    あと、受付の対応(雰囲気)も良かったなあ。

    もう一度、観る予定です。

    ネタバレBOX

    ちんちん電車ジャックをする2人が、たまらなく可笑しい!

    とくにBの方。彼が絡むシーンは、どれもこれもおもしろかった。
    ・・・ということは、Aもオモシロイということだから、やっぱ両方ともオモシロイ!笑

    1mmも年寄っぽく見えない老夫婦もイイ感じのキャラ。
    老婆の方は、徳光和夫の次男の嫁に似てるなぁ。

    親子もヨカッタ。2人の設定は、ややもすると目を背けたくなっちゃうことがあるんだけど・・・じっくりと見られる。
    認めたくはないが、作・演出に「品がある」からなのか・・・いや、品はね~か(笑)

    オタク&サラリーマンの2人も大活躍(?)
    この2人の活躍には、カタルシスさえ感じる!笑

    女子高生&画家。この2人の女がクセ者。この芝居のテーマ(というほど高尚なものではないけどさ)の一つである「モノゴトの裏表」を一身に背負うキャラ。

    車掌もイイ。唯一の「常識人(たぶん)」なんだけど、やや鬱陶しく感じちゃう瞬間があったのは、それだけボクが、この芝居にハマったことの証拠でしょう(笑)

    未来人。おい!あのモッコリは、一体なんだったんだ!!!笑

    オチ(?)も、こんな感じで良いんだろうなあ。

    不思議なもので、この芝居のように、「せつねーなー」なんて思っちゃう人がいるかもしれないようなラストのほうが、「明日も頑張るかっ!これからイイコトたくさんあるぜっ!!」って元気が出ちゃう。

    緩くて、ドタバタなコメディだったけど・・・次回公演が楽しみな劇団が増えました。

    0

    2012/01/21 01:34

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大